●役所広司さん
久々に、いいニュースですね。
役所広司さん カンヌ映画祭で最優秀男優賞https://news.livedoor.com/article/detail/24318585/織田信長役で大河ドラマデビューしたときから、ずっと応援してる(笑)。
ある意味、ながーいつき合いです。
(*´艸`)
いいおっさんになったよなあ。
※褒めてます。
●ごくふつうの、
少しおとなしい感じの青年。
―――このパターンって、本当に多いですよね。
口数が少なめだったり、人づきあいが得意じゃなかったりするけど、
「どこにでもいる、ごくふつうの青年」
が、何かのきっかけでブチ切れる。
ある日いきなり暴発して、とんでもない惨劇を引き起す。
どういうことなのか。
〈長野たてこもり〉「ぼっちとばかにされたから殺した」他人がしゃべってると、自分の悪口じゃないかと疑心暗鬼になる。
不安になり、不安定になる。
他者が自分をどう評価しているのか、過剰に気になる。
学生のころなら、わかります。
痛いぐらいよくわかる。
自意識過剰な、神経が全方位にとんがってる青春時代。
ティーンエイジャーならありがちな心理ですが、彼は30歳をすぎてる。
残酷ないいかたをすれば、大人になり切れていない。
肥大化した自尊心を、持てあますんでしょうね。
「残念なひと」 扱い(という自己認識)を受け入れられず、怒りをため込む。
そういう感じかなあ、と思いました。
実は世の中の人は、自分自身の人生に忙しすぎてね。
アナタが何をしてるどういう人間なのか、さして関心がないのだよ。
他人なんかどうでもいい。
仮にうわさ話をしたとしても、5分後には忘れてる。
「他人は自分にそれほど興味はない」
気づいていたら、こんな事件は起こさなかったかもね。
●いろいろと
ネットの記事を見てると、ため息しか出ない。
あることないこと、いや、ほぼ9割はないことないこと。
好き放題、書かれ放題。
あるわけねえだろ的な下劣な作り話ふくめて、酷すぎ。
不祥事は不祥事として、事実は事実として。
それを報道するのは、何も思わない。
そこに文句をいうつもりはないし、隠蔽はダメです。
悪いものは、悪い。
業界の常識が世の中の非常識というのは、よくあることです。
だけど、だけど。
いくら対象が芸能人だからって、何でもあり?
ウソでもテキトーな憶測でも、マユツバものの噂でもいいわけ?
それで大勢の人を傷つけても、プライバシーを暴露してもいいわけ?
(それも事実じゃないことを、さも事実であるかのように。)
そんなわけないだろ。
ただ叩きたいだけ、炎上を煽りたいだけ。
PVを稼ぎたいだけ。
今ならどんないい加減なことを書いても許される、とでも?
やらかした人間なら、いくら愚弄してもいいの?
んなわけない。
歌舞伎の世界はちょっと特殊だから、いろいろ知らないのはしょうがない。
ある程度はね。
でも、そういうレベルじゃないでしょう。
いやしくも芸能レポーターなら、すこしは勉強しろよ。
(((((((;´д`)))))))
なんかね。
暴力的な、無責任な記事ばかり目についてしまうの。
|||(-_-;)||||||
歌舞伎を愛する人間として、バイアスがあるのは認める。
肩入れしてるのは、確かにある。
でも、フェアではいるつもりなのよ。
無理やり正当化しようとか、それはない。
だけどマスコミのクオリティには、正直いらつく。
真実を暴くというなら、納得する。
それがしんどい内容でも。
だけど 「太陽が西から上りました」 並みの非常識なことを、平気で書くんだもの。
呆れるよりほかない。
あることないこと、ないことないこと。
いい加減にせえよ。
で、
歌舞伎ファンのわれわれです。
まったく関係ない外野なのに、おかしな方向から流れ矢が飛んでくる。
とばっちりもいいところです。
(^~^;)
役者がどんな罪をおかしても気にしない、的な。
非常識にも犯罪者をかくまう、的な。
んなわけあるかい。
個人的に贔屓かどうかに関係なく、彼は天才役者です。
それはたぶん、みんな認める。
今回のことで非常にショックなのも事実。
自分の立場をわかってたら絶対にできない行為、のはずだから。
(座長公演の最中にみずから穴を開けるってのは、特に信じがたい。)
良識ある大人の判断として、ありえない。
わけがわからない、そこは同じなのです。
でもね。
心のどこかで、祈ってもいるのだ。
諸事情が許して彼がいつか、いつか舞台に帰ってきてくれたら。
―――ええ。
おかしいかもしれない。
でもあれほどの才能だ。
失われるのを惜しむ、その思いは止めようがない。
歌舞伎役者って、そもそも人数が限られてますしね。
でも、だけど。
それは難しいだろうな、ともふつうに思うわけです。
世の中の感覚に照らしたら、当然です。
そこを見失ってるつもりはない。
いつか・・・世間がそれを許すのか?
いつかって、いつ?
正直、そんな日が来るかどうかもわからない。
永遠に来ないかもしれない。
それ以上は辛いので、もう考えない。
今は考えない。
では、またね。。。