あっという間に6月ですねえ。
島流しの憂き目を見て、そろそろ二ヶ月になります(笑)。この頃ロンドンに放ってきたフラットの様子が、実はとても気になりますが・・・ま、ここにいてはどうしようもありません。
ヒマを見つけてはチェックしに行ってくれているという友人を、信じるしかないもの(笑)。っていうか、そんな面倒くさいことをしてくれる人がいるってだけで、感謝すべきなのかもしれません。
さて、先日久しぶりに更新した、黒川さんと保坂さんの不器用な?愛の一夜は、何とか無事に(笑)一線を越えました。越えちゃいました。続きを今、とろとろと書いてますが・・・なかなか忙しくて、じっくりと腰を落ち着けて書く時間がないのが問題です。
実はね(笑)。
このウブじゃないけど初めてのおっさん二人(笑)の物語、ここまでさんざん焦らしておいて、結局は挿入なし・・・っていう展開の予定だったんです(笑)。黒川さんがあんまり痛がるから、保坂さん、それこそ最後の最後であきらめてしまうんですね。あきらめるというか、可哀想でそれ以上進めなくなったというか。
☆ ☆ ☆
BL的にはそれってどうよ? ってのはありますが(笑)。実際、ゲイの方々の閨の作法(←こういう表現って?)として、挿れる、って「当然のこと」じゃありませんからね。なくてもいい、と思ってたんです(笑)。いずれはそうなるにせよ、最初からフルコースじゃなくってもいいよね、って。
何しろ『December Love』は、「BLの常識」(=ゲイの世界では非常識だったりするんですが)を踏襲しないことにこだわった(笑)、なかなかチャレンジャーなお話として書いていたので、そういうのもアリかなあ・・・って。
書きたかったのは、二人の結びつきです。
痛くても、「いいよ」って言ってしまう黒川さんと、それに首を縦に振らない保坂さん。セックスとしては中途半端?かもしれないけど、そこまでの会話をするようになったら、もう本当に恋人です。心の繋がりは、生まれるわけだから。・・・そういう初夜でも、いいんじゃないかなって、思ってたんですよ。
だって、考えてみて? それまで30数年ふつ~の男をやってた人間が、自分を押し倒してる男に、いいよ、って言うんです。自分が辛いのも、恥ずかしいのも、それこそ取り返しのつかない世界(笑)に足を踏み入れてしまうのも、わかっていて。恐いし、できれば逃げ出したいだろうなあ・・・と思うけど。
でも黒川さんは、来いよ、って言っちゃう。保坂さん優先なんですよね。その思考に、わたしはもう、うっとり・・・(ばか)。(これが岩城さんだったら、その自己犠牲ぶりに痛々しさを感じるところですが。黒川さんはもっと骨太なので、悲壮感はありませんね。抱かれてるけど、とっても男らしいです。)
☆ ☆ ☆
でも、さ(笑)。
負けました。何に?って、自分のトロさにです(笑)。
前回のアップから二ヶ月近く待たせておいて、それで「な~んちゃって♪ 今回はこれでおしま~い」なんて書いたら・・・ねえ(爆)。どっかから苦情が来そうですからね;
そのせいで、黒川さんにはずいぶん気の毒なことをしました(笑)。ごめんね、弓ちゃん。辛かったろうね。・・・めくるめく愛と官能の世界をあなたが見るのは、まだまだ先のことみたいです。