●お祝い
だったりします(笑)。

・・・え、オカマの日?(爆) ちがうってば~(笑)。わたしに関係ない・・・とは言えないですけど。でも、自分のためのお祝いではありません。ほほ。
●今回はなぜか
どうしても、気になってしまって・・・。能登地震の被災地の方々にとって、連日のテレビや紙面から「能登」が姿を消してからが、本当に大変なんだと思います。
政府や地方自治体が、いろいろ支援策を打ち出してますけど、でも。どんなにがんばっても、自宅が全壊してしまったようなご家族でも、最高で400万円くらいしか出ないんだそうですね。・・・もちろんこれだって大金だし、納税者全員のお金なんですが。
でもきっと、家やビジネスを建て直すのには、もっともっとかかるよね。家が潰れなかったおうちだって、地震で構造的に脆弱化してたら、結局そこには住めなくて、壊して建て直すしかない・・・というケースもあるでしょう。
(精神面など、お金ではあがなえない部分も多いと思いますが、ここではとりあえず、赤の他人にも貢献できるものに限定しますね。)
そんなわけで、こちらが石川県の公式サイト。義援金についての説明です。
http://www.pref.ishikawa.jp/http://www.pref.ishikawa.jp/kousei/gienkinbussi/uketuke.html手を出さない代わりに、金を出すのか・・・って言われると、返事のしようがないけど。でも現実的には、お金がないと始まらないことっていっぱいあると思うので。
●このところ
この関係の記事、多いですよねえ。
http://www.asahi.com/politics/update/0403/TKY200704030178.html772条の改正は、本当にもう当然のことで・・・むしろ遅すぎるくらいですよね。
昔むかしその昔、東京で某大学の法学部に通ってたころから、「遺伝子でも血液型でも、子供の生物学上の父親を確かめる方法はあるだろうに、イマドキ、そりゃあねえだろ~」と思ってましたからねえ。
もちろん、民法がバカなわけじゃなくて(笑)。単に古いってだけのことです(1898年施行だもんね)。かつては、「どっちが父親?」を解決する科学的な方法がなかったから、300日で推定するしかなかった。どっかで線を引かなくちゃいけなかったから、しょうがないんだろうと思います。
その300日というのも、きっと特に、科学的根拠があるわけじゃなくて。たぶん「このくらいあればいいだろう」的に、ランダムに選ばれた数字なんだろうなあ・・・。
でも、もうひとつのほう!
民法733条については、まだ改正案がまとまってないらしいですね。これは、女性の離婚が確定してから、半年間は再婚できない・・・って条項です。
●男性には
こういう時間的な制約はないのよね(苦笑)。
どう考えても性差別だと思うんですが、まだ撤廃される気配はないようです。ぐるる~。民法ができた当時なら、まあ社会的に、こういう考え方も許されたんでしょうけど、今は21世紀だよ~? アナクロもいいとこ!
理屈では、これも「父親の推定」がらみなんですが・・・どうでしょうね?
わたしにはちょっと、説得力に欠けるように思います。女性が妊娠してるかもしれない状態で離婚・再婚をするとは限らないし、子供を産まない・産めない・産みたくない人もいますよね。
離婚の場合、法律的に関係を清算する以前に、すでに夫婦関係は気持ちの上で終わっていることが多いので。だから、「あんたが万が一妊娠してた場合、父親が誰だかわからなくなると困るから」しばらく再婚するな、ってのは・・・それを女性だけに要求するのは、理不尽だって気がします。(ま、要するに男性サイドの理屈なんだわね、これ。)
まして、これについては、民法の見直しを検討してる自民党のプロジェクトチームのトップがこう言ってる。
「離婚には大変なエネルギーが必要とされるなか、女性の再チャレンジのチャンスを減らしているのがこの規定だ。女性だけにこの期間が残っていることが、そもそもおかしい」
※再チャレンジって言葉は嫌いです、相変わらず(笑)。
それがわかってるのに、「再婚禁止期間を、半年から100日程度に引き下げよう」ってのは、論理的に破綻してるよね。100日だろうが1週間だろうが、制約を維持する合理性はどこにもありません。
どうしてもなくしたくないなら、いっそ、男性にも同じような再婚禁止期間を設けたら?(笑) 少なくてもそれなら、フェアだよね。
・・・っていうか。
納得のいかない、妥当性のない法律ってのは、法治国家を危うくします。大げさかもしれないけど、国民が「なんでそんなヘンな法律、守んなくちゃいけないの?」って疑問を感じるようになったら、その他の(もっと大事な)法律を守ろうって気持ちも、いずれは薄れてくるからね。
「法律は法律なの!」だけじゃ、済まない(笑)。たしかに悪法も法ですが、それは誰のためにもなりません。いつか必ず、ほころびが出てくる。早く政治家が、それに気づいてくれないかなあ。