●同人誌!
今週末までに代金のご入金が確認できたみなさまに、本をお送りしました。お手元に届くまで、もう少し待ってくださいね。
●そろそろ桜も
使用期限切れギリギリ、でしょうかね~(笑)。
って、サイトのあちこちを艶(あで)やかに飾ってくれる、色とりどりのさくらの画像たちのことです。ロンドンではまだ咲いてますけど、日本ではもうじき、時期はずれになる・・・みたいで。(山桜とか、葉桜とか、まだチョイスはいろいろですが♪)
年明けから春にかけて、わたしの大好きな日本の木に咲くお花たち(椿、梅、桃、桜など)が、代わる代わるオン・シーズンになりますよね。だからその時期は、サイトをいじるのがとっても楽しいんですけど(笑)。さくらが散ってしまうと、夏にかけて、けっこう苦労することになります(苦笑)。
ちなみに、「さくら」「桜」「サクラ」と、表記のしかたによってずいぶん印象が違うので、自分では、TPOで使い分けているつもり(笑)。
●5月の連休の
計画を、いそいそと立てています(笑)。
リクエストにより、とりあえずはこれ。実際に訪れるのは、たぶん3年ぶり・・・いや、5年ぶりくらいでしょうか(笑)。

そう、ご存知、謎の古代巨石遺跡☆ストーンヘンジです。ロンドンから、西に向かって3時間ほどドライブしたところにあります。
いちばん最初に見に行ったときは、実際にこの巨石にさわることもできたんですが。その後、いたずら(落書きするバカがいるんだね)防止と、世界遺産保護のため、周囲にロープが張られるようになりました。まあ実際、石によじ登って怪我をしたり、巨石が倒れたりしたら、危険ですしね・・・。

もっともイギリスには、他にも数多くの巨石遺跡があります。これは、その中でもけっこう有名なエイヴベリーの遺跡。なかなか迫力があるし、これはまだ、観光客が手で触れることができるんですよ(たぶん)。


こちらは、近くにあるソールズベリー大聖堂。ご覧のとおり、優美な尖塔が見事な、13世紀イングランド・ゴシック建築の傑作です。750年にわたる歴史と伝統・・・ここには、かの有名な「マグナ・カルタ」もあるんですよ(笑)。
http://www.salisburycathedral.org.uk/index.php歴史オタクによる、歴史オタクのための「マグナ・カルタ」うんちく(笑)>>
「マグナ・カルタ」(大憲章)は、手っ取り早い話、イギリス最古(1215年)の憲法のカケラです(笑)。カケラというのは、イギリスには「憲法」という名前のひとつの文書がないので、歴史上重要な王様のオコトバや議会の法律から、国家・国政に関係のある部分を抜粋して、「憲法」っていうコンセプトのもとにまとめてるんだね。つまり、「これが憲法よ!」ってモノは、存在しないんです。(世界でも、成文憲法を持たない国はほんのわずかしかないらしい。・・・イギリスって変。)
まあ、それはともかく(笑)。
この「マグナ・カルタ」がなぜ重要かというと、歴史上初めて、王様の権利を制限する内容だったからです。議会の承認なしに、王様の一存で税金を取っちゃいけない。教会の自治に、王様がちょっかいを出してはいけない。ロンドンなどの自由都市に、貿易の権利を認める・・・っていう内容。
そう、これは、現代のわたしたちが当然だと思う「憲法コンセプト」の素になった憲章。フランス革命よりも500年以上前に、これほど革命的な法律があった、ってことです。
何しろまだ、13世紀のお話ですからね~。
(日本では、思いっきり鎌倉時代。源実朝が公暁に暗殺されたのが、1219年です。「マグナ・カルタ」の4年後ですね。そう考えると、憲法コンセプトがどれほど時代を先取りしてたか、わかりますよね。)
神様の祝福を受けた王様が、国を好き勝手にいじってよかった時代のことです。戦争をしようが、気に入らない部下を殺そうが、なんでもアリだった時代です。もちろん、基本的人権も民主主義もありません(笑)。
それだけに、「マグナ・カルタ」がどれほど画期的だったか・・・イギリスが世界に与えた影響のうち、もっとも重要なもの、かもしれませんね。
ちなみに、議会に強制されて、この「マグナ・カルタ」を渋々認めざるを得なかったのが、イングランド史でも「最悪の君主」といわれるジョン王。
不幸にも、戦争には負けるわ、ローマ教皇には頭が上がらないわ、議会には押し切られるわ、ヨーロッパの領土は失うわで、あんまりいいところがありません(苦笑)。・・・お気の毒ですが、まあそれで、アナタの名前は永遠に語り継がれるんだから・・・(爆)。
(うんちくはここで終わり!)
・・・なんだか、ソールズベリー大聖堂に行く話から、ずいぶん脱線してしまいました(笑)。