●菊花の約(ちかい)
一日遅れてしまいましたが、9月9日は重陽の節句・・・って、もしかしたら、昨年のブログにも同じようなことを書いたかも(爆)。
何しろ基本、発想がワンパターンなもので(歳をとってその傾向がますます顕著になりました、うぐぐ~)。自分では、違うことを書いてるつもりですが、ちょっと内容が重複してたらゴメンなさい(汗)。
萌え・・・と呼ぶには美しすぎるというか、まあ淡すぎますが。でもわたしの思考回路上、この日になるとどうしても連想してしまうのが、コレです(笑)。
あうう、大好きな大好きな作家さん(世界でいちばん好きな漫画家かもしれない)の、宝物みたいに大事なコミックスなので、ご紹介できるのが幸せです。あは、涙が出ちゃいます・・・(笑)。
このコミックスに収録されてる「花伝ツァ」(カデンツァ)が、わたしにとっての悲しい「重陽の節句」の決定版です。(この「花伝ツァ」自体、かつて白泉社でコミックスになってますが、今でも手に入るのかどうか。)
●雨月物語
もちろん「菊花の約」というのは、上田秋成の「雨月物語」が原典となっています。こちらも、木原さんがマンガにしてますので、ご興味がありましたらどうぞ♪
●木原敏江さんのこと
えっとね、ちなみに。
木原敏江さんに関しては、サイトのプロフィールでもさんざん?書いているせいか、「ましゅまさんがそんなに好きなのなら」という感じで興味を持って、読んでくださる方もいらっしゃるらしいのですね。(ときどきそういうメールをいただきます。)
ホント、それってすご~くありがたいことです。20年来の木原さん信者(なのか?・・・会ったこともありますが)としては、これほど嬉しいことはありません(笑)。まして彼女の世界観に共鳴して、同志になってくださったら、もっと嬉しいと思います。
何しろ、「花の24年組」のひとり(←イマドキ実感のわかないコトバですけどね)。三大JUNE漫画家のひとり・・・だってウィキに書いてあるけど、それって、竹宮恵子と萩尾望都と並んでってことでしょうか。(木原敏江とJUNE、そしてBLについては、そのうちまた書けるといいなあと思ってます。大論文になりそうなので;)
でも、やっぱり、時代っていうかね~(笑)。
初期の作品(これには「摩利と新吾」の最初の何冊かも含まれます)の絵柄は、今から見ると、照れて正視できないくらい古いです(笑)。顔の半分がオメメで、マジで瞳にお星さまがキラキラ(笑)。何しろ1969年デビューの作家さんなので(今調べて自分でもびっくり!)、無理もありませんが。
(ちなみに、わたしが彼女を初めて読んだのは、もう「摩利と新吾」の連載が終わりかけている頃でした。わりと最近、って言ったら語弊がありますかね?)
相当なファンを自認するわたしですら、「いやあ、最初のころの絵はツライかもね~」って、思わざるを得ないのですから。ましてや、今の時代に始めて遭遇する場合は、けっこうなカルチャー・ショックを受けるかも・・・というのは、否定できません(笑)。
もちろん、だからと言って、彼女の経歴をけなすわけじゃありません(笑)。それで、「木原敏江」というブランドの価値が下がるわけでもありません。時代が変わって行った、それだけのことです。
って、要するに、何が言いたいのかって言うと!
木原さんは、もちろん!自信を持ってお勧めしますけど(笑)。でもできれば、最初に手にするのは、たとえば「夢の碑」シリーズあたりのほうがいいかなあ、と。・・・余計なお世話ですが、個人的には、そう思ってたりします。
このシリーズ、今では文庫になってるようですけどね(笑)。
●昨日ご紹介した
YouTubeの(えらく画質の悪い)デイヴィッド・ボウイさま&ミック・ジャガー。それから、裏ブログで叫んでる(笑)某・天才シンガーについて、いろいろコメントをいただきました☆
ありがとうございます♪♪♪
追体験、擬似体験。お互い知らない人同士だったのに、同世代を生きていた証、って感じがしますよね(笑)。あのころってホント、国産ポップス&フォーク音楽よりも、「洋楽」がわたしたちの日常に入り込み、ヒットチャートを独占し、日本中を席捲した(ような気がする)、ひどく特殊な時代だったのかな~、と今になって思います。
ああ、ノスタルジアだなあ(笑)。