●なんで、今頃になって
と、誰もが思ったことでしょうね。
Japanese prime minister resigns安倍首相、辞任表明相次いだ不祥事 「政治とカネ」揺れ続けひと言で言えば、無責任だなあ、と思いました。辞めてほしくないわけじゃないけど、でも、なんで今???
自分勝手というか、こうなると本当にワガママですよね。要するに、あんまりにも政局が八方ふさがりなので、いい加減すべてイヤになって、「ぼくちゃん、もうイヤ~!!」って、癇癪を起こしてオモチャを投げ出しちゃった感じです。
・・・おまえ、何歳なんだよ~?
それってつまり、責任放棄。敵前逃亡。仮にも一国を率いる立場にいて、ちょっと情けないですね。
「参院選挙の結果を受けて」
「改革が進まない」
「国会運営が行き詰った」
「国民の強い怒り、不満」
「私がいることでマイナスに」
あたりが辞任の理由だそうですが、さてねえ。
引き際を間違えたリーダーの哀れさを感じますが、正直なところ、同情する気にはなれません。閣僚の失言や、政治とカネのスキャンダル。それから、今も根深い年金問題。そのあたりを示唆してるのなら、もっともっと早く、それこそ選挙の前に、辞めているのが本筋でしょう。
参議院選挙の厳しい結果、つきつけられた「国民の真意」を理由にするのなら、あの選挙のあとで、きっちり引責辞任すべきだったでしょう。実際、世論も自民党内も、「辞めれば?」って意見がけっこう多かったわけですから。
そう、世間的にはもうとっくに、「私がいたらマイナス」な状態になってたのにね(笑)。
それでもなお、頑なに首相の座にしがみつき、「辞めずに、改革を実現させるのが使命だ」って、安倍さんは主張したわけですよね。それはそれで、ひとつの考え方でしょうから、アリだろうと思います(支持はしないけど)。だからこその内閣改造だったわけだし、つい先日は、所信表明までしたわけでしょう。
そんなふうに、世の中の趨勢がどうあろうと、見ないふり、知らないふりをして、なんとか政権の維持に努めたわけです。サバイバル至上の政治、って感じかなあ。別にそれを「エライ」とは思いませんが、それならそれで、(少なくても玉座から蹴り落とされるまでは)初志貫徹すべきじゃないの???
なのに結局、ダメなのね。イヤになっちゃったのね。
表向きは、国会での、テロ対策法案(自衛隊の国際協力など)の迅速な可決が難しい・・・ってことみたいですが。そのために自らを犠牲にする、と言わんばかりですが。でもねえ、それって、参議院選挙で負けたときから、わかっていたことじゃない?
なんとかなると思っていたのなら、危機意識が低すぎた・・・ってか、甘いでしょう、それ(笑)。気づかなかったのなら、愚かでしょう。誰も諫言をしてくれなかったのなら、その程度の人物しか周りに置いておかなかった、自分の浅はかさを恥じるべきでしょう。
なんだかね、言い訳ばっかりに聞こえます。
閣僚の失言やずさんなカネの管理は、自分のせいじゃないし。年金問題だって、たまたま運悪く、自分が首相のときに発覚しただけで、自分が引き起こしたわけじゃないし。自民党の地方組織が瓦解して、ものすごく選挙で苦労したのだって、小泉改革の「負の遺産」であって、自分が何かやったわけじゃないし・・・!
って、安倍さんは思ってるような気がしちゃいます。
すべて首相である自分の責任だ、って言ってるときもありますが、申し訳ない、恥ずかしいとマジで思っているようには、とうてい見えませんでしたから。
・・・なんだかなあ。
今になって辞めるのは、辞めないことよりずっと、周囲に迷惑をかけるって(だって内閣・中央官庁の人事やり直しだし)わかるだろうに。ご本人は、カッコイイことを言って、潔く身を引いたつもりかもしれませんが。要するに最後まで、世の中の空気が読めない人だったんだなあ、と呆れるばかりです。
「晩節を汚す」、というコトバがありますが。
安倍さんの場合、それ以前の問題じゃないのかしら、と思ってます。いいところだってあったはずなのに(中国外交とかね)、今の安倍さんは、どこを取っても美しくない。どっかにあるはずの理想も、信念も、残念ながら見えて来ません。・・・美しい国、つくるはずだったんでしょう?(笑)
総理になって、わずか1年。中途半端にがんばって、中途半端で投げ出してしまったって言われても、しょうがないでしょうね。きっと最後まで、「運がなかった」「時期が悪すぎた」「俺は被害者だ」って、思ってるんじゃないかな・・・。
●木原敏江さん
に、反応してくださったすべてのみなさま、本当にありがとうございます。とってもとっても、嬉しいです♪
いかに「春抱き」にはまろうとも、岩城さんにうつつを抜かそうとも(それ自体は永遠に醒めない恋だと思ってますが、笑)。それでもなお、ひたすら魔利くんに傾倒し、鬼夜叉に恋し、フィリップに涙し、土方さんに憧れた、そんな若き日の自分は不滅です(笑)。輝かしい青春の記憶です(笑)。
木原さんの作品を知って、人生が豊かになりました。モノの見方が変わりました。それは多分、一生変わらないと思います。彼女に導かれたその延長に、岩城さんがいると思ってます(終着駅ですよ、笑)。