●もうとっくに
気分は晩秋・・・いや、冬って感じなんですけどね(苦笑)。
でも10月28日、イギリスのサマータイム(British Summer Time)は終わりました。時計を1時間ぶん巻き戻して、イギリスはグリニッジ標準時に戻ったことになります。日本との時差は、9時間。
これからしばらくは、夜がものすご~く早い季節が続きます。仕事をしてて、ふっと顔をあげて窓の外を見ると、まだ午後4時なのにとっぷり暮れて・・・なんてのも、もうすぐです。あ~あ。
まるで夏時間の終わりを強調するかのように、日曜日はずっと雨でした。冷たい雨が降って、空がどんより暗くて。ほんの夕方だってのに、真っ暗で・・・あうう。北ヨーロッパに何年住んでいても、こればっかりは(慣れても)イヤですね。
●レビューを
読んでくださったみなさま、ありがとうございました♪
予想外の更新に、自分でも呆れてます。なのに、あんなにたくさん拍手をいただけるなんて、初めてのことでびっくりです(笑)。っていうか、ほとんど放置プレイ状態のブログですから、ふだんは日にお客さんがひとり、ふたりなんですよね。それが昨日は、なんと前日の360倍!(笑)
この記録はおそらく生涯、抜かれることはないだろうと思っております。うふふ。
相変わらずの暴走レビューですが、翌朝ゆっくり読み直して、文章のおかしな箇所や、説明不足をいくつも発見(苦笑)。そのままにしておけなくて、さらに加筆・修正をいたしました。。。
岩城さんの、右手。思い出すだけで、妄想がスパークして大変です。しばらくはあの、「壮絶なまでに妖艶」な岩城さんの細い腰と、なめらかな背中と、下肢をつるりと伝わってこぼれるシャンパンのビジョンに、悩まされそうです・・・♪♪♪
●クラリッジズ
というのは、そりゃもうめちゃくちゃ有名な、ロンドンの超☆高級ホテルです。これよりランクが上のホテルを探すのは難しいってくらい、格式の高いホテルでございます(笑)。
http://www.claridges.co.uk/home/home.asp一見ね、地味だって思えるほどの、こじんまりとしたたたずまいなんですよ。うっかり見落としてしまいそう・・・ってのは大げさだけど、でも「知る人ぞ知る」的な存在かもしれません。
だけど一歩中に入れば、そこは絢爛豪華な別世界。ああいう場所で、さらりと自然体で過ごせるようになるには・・・ああ、あと何年かかるんでしょうねえ。
まあ、だからこそ、ジェイドの天才ヴァイオリニスト・香藤くんが、当然のように定宿にしてるんですね(笑)。しかもスイート・・・いったいどのくらいスゴイのか、おヒマな方は、上記のURLから調べてみてくださいね。
で、お茶です(笑)。
以前も書きましたが、「ロンドンでもっとも素晴らしいアフタヌーン・ティー」を出すことで知られるクラリッジズ。お安くはないけど、一度はやっぱり経験してみたい・・・ってことで、一張羅を着込んで、おめかしして出かけました(笑)。
たかがお茶ですが、実は、予約を入れるのにものすご~く苦労しまして。だって最初に電話したとき、テーブルが何ヶ月も先まで埋まってるって、とんでもないことを言われたんですもの(笑)。
そこをなんとか、とねばって交渉したのですが・・・その際、イロイロ言ったのよね~。ええもう、人気のお店にテーブルを確保するための常套手段を、ありったけ使いましたとも(職業柄、交渉ごとは得意だったりします、笑)。この件では、それが思わぬカタチで返って来まして。。。詳細は、小鳥さんのブログをご覧くださいませ☆

正面から入ったフォアイエを上から見ると、こんな感じ。


お茶をするのは、こんな綺羅の空間でした(笑)。それほど広い場所ではなくて、ざわざわと(とてもお上品な)おしゃべりが心地よい・・・って感じでしょうか。
高級ホテルだなあ、って実感するのは、とにかく給仕スタッフの数が多いこと。常にお客さん全員に目を配っていて、ちょっと身じろぎするだけで、担当のボーイさん(←って表現でいいのかなあ)が、すっ飛んでくる感じなんです(笑)。
「・・・放っておいてくれてもいいのにね」
「そうだけど。でも、この行き届いたところがクラス感なんじゃ?」
「ほほ、なるほろ~」
「自分でお茶くらい注げるけど、しない(笑)」
「ああ、上流階級の人はそうだろうなあ」
「当然のように、給仕にやらせるわけね」
「そうそう。メイドが近くに何人いようと、気にならない」
「うざいなんて思ってたら、人を使えないから」
「人だと思ってない?」
「昔の貴族は、そうじゃないかな」

適当なおしゃべりをしながら、こんなスコーンを食べました。これがねえ、とにかく絶品で(笑)。こんなに美味しいスコーンは、生まれて初めてかもしれないと、マジで思いましたね。マルコポーロ・ゼリーという名前の、いい香りのジャムも格別でした。
●でも、エミリアーノ
みなさま、かのハロッズに勤めていた、ジェノヴァ出身のエミリアーノを覚えていらっしゃいますか(笑)。
※ものすご~くおヒマな方は、6月の日記を検索してみてくださいね。
いろんな意味で、非常に特殊な、面白い体験をしたと・・・あのときは、思っていたんですけどね。でも、クラリッジズにもいましたよ、エミリアーノが(笑)。あんまりのことに、小鳥さんもわたしも、うっかり大声を出して笑い転げそうになりました。(先輩でマネージャーらしき人=「マルコ」までいたので、余計にね。)
わたしたちの言う「エミリアーノ」ってのは、すでにもう、ひとりの個人ではなくって、ほとんど一般名詞だったりします(笑)。
新米ウェイターで、高級ホテル・レストランに勤務(アルバイトかも)。若い男の子で、どう見てもガイジン(イギリス人じゃないという意味です)。ラテン系の濃い外見と、人懐っこいカワイイ笑顔。善良で一所懸命なんだけど、どこかちょっと頼りなくって、ときにウロウロ立ち往生。彼の英語力が(たまに)アヤシイせいで、オーダーを間違えたりしちゃう。。。
サービスのプロとしては「どうよ?」かもしれませんが、まあ、愛嬌とかわい子ぶりっこでなんとかなっちゃう。エミリアーノって、ある意味、ちゃっかりくんなのかも?
で、クラリッジズの「エミリアーノ」くんは、フランス人でした(笑)。ホントの名前は知りません。メニューを説明するときに、キュウリ(=cucumber)って単語が思い出せなくって、オタオタしながら「concombre」って言ったから。。。そりゃたぶん、フランス人だろうと(笑)。

ケーキはこんな感じ。とにかくリッチで美味でした。
これだけ見ると、山ほど・・・って思わないかもしれませんが(おかわり自由です)。でもここに至る前の段階で、すでにフィンガーサンドイッチをいっぱい、それから絶品のスコーンもたっぷり、食べてるんですよね~(苦笑)。いくらでもお替わりしてくださいね、って言われても、そうそう甘いものばっかり、食べられるもんじゃありません。

肝心のお茶ですが・・・なんだろう、選んだお茶のせいかなあ(クラリッジズ・ロイヤルブレンド)。イギリスの紅茶としては物足りないくらい、薄めでした(笑)。それなりに美味しかったけど、お茶に関しては、ハロッズに軍配が上がると思います。。。
でもまあ、とっても優雅な体験でした(笑)。
「この次は、ここに泊まりに来よう!」
「・・・いくらするんだ?」
「さあ?」
「貯金しなくちゃな~」
「うんうん」
ちなみに、どこに行っても何をしてても、やっぱり話題は岩城さんでした。日本語だからね、平気でえっちな話もできちゃいますし(笑)。おまけにわたし、うっかり、シャンパンを頼んでしまったよ~。岩城さんの白い太腿に流れこぼれる、黄金のシャンパン・・・って極上の快楽ビジョンが、脳内にあったからだと思います(笑)。
ちゃんちゃん!