糸口すら見えない

●いったいいつから

始まったんでしょうね。。。

雪印。
ウナギ。
不二家。
ミートホープ社。
白い恋人。
赤福。
名古屋コーチン。
比内地鶏。

順不同。もしかして、他にも忘れてるのがあるかもしれません。あまり考えたくないけど、これからもっと、増えていくかもしれません。

http://www.asahi.com/life/update/1024/TKY200710240561.html

高級品だったり、地方の特産品だったり、全国に名を知られた老舗だったり。そういった「ブランド」のイメージそのものが、品質安全のバッファーだったはずなのに。今や、何にも信頼できない、って思ってしまいますよね。毎日口に入れるものなのに、「ホントに大丈夫なんだろうか」って疑心暗鬼になりながら、賭けのような気分で食事をする・・・って感じですもの。

わたしは基本的に、自由経済、資本主義の信奉者です(苦笑)。でも・・・昨今の世の中では、あんまり説得力がないので大声で言えないけど、「金儲けのためなら、人間はどんなひどいことでもする」とは、実は思ってないです。いや、思ってなかったです。

それは経済学的には、金儲けのためにこそ、企業は品質をしっかり管理するはずだから。お客さまの期待を裏切らない、ちゃんとした製品を世の中に送り出すことが、結局はビジネスの成功につながる・・・はずだから、です。ああ、なんだかひどく楽観的に聞こえますね(苦笑)。

顧客の信頼ってのは、商売をする上でいっちばん大事なもの。

ブランドの威力ってのは、それが基礎だと思うから。だって、信頼を築くのには、ものすご~く時間がかかります。長い年月、綿々といいものをつくり続けて、そのうちやっと手にすることができる、目に見えない宝ものです。企業にとって、「この会社の商品なら大丈夫」と、お客さんに思ってもらうことが「勝ち」・・・じゃない???

・・・いや、そのはず、なんですが。


●でも、最近の

食べ物に関するスキャンダルを見ていると、わたしのお気楽な自由主義経済論は、跡形もなく吹っ飛びますね(爆)。ええもう、木っ端みじんです。情けなくて、たまに涙が出そうになるほどです。(自分の理想論が甘いからというよりも、その程度の基本ロジックすら通じない、こすっからい世の中だからです。)

今、とりあえず売れればそれでよくって。

今すぐに、お金が入ってくることが大事で。

あとで起こるかもしれないトラブルは、見ないふり?

お客さんがお腹をこわそうが、いいわけ?

そんなせつな的な、短絡的なビジネス・モデルが永続するはずがないのに。なんで、分からないんでしょう。代々築き上げてきた老舗ブランドの付加価値が、いい加減な(というより違法な)ものづくりのせいで失われる。。。それがなぜ、予測できないんでしょう。いや、わかってるくせに、モラルが麻痺してるのかもしれませんね。

ばれなきゃ、何をやってもいいのか~!?

自分の家族や恋人たちに、堂々と胸を張って食べさせられるものをつくろうって、そんな自負はないのか・・・?

この類のスキャンダルは、もう何年も(もっと前からあったような)あっちこっちで噴出してるのに、なんで「警告」にならないんでしょうね。どっかの会社が、賞味期限の切れた原材料を使ってたり、表示された原材料とはちがうモノを混入させてたり。。。そういうニュースが流れたら、「うちもヤバイ偽装をしてる。ばれないうちに止めないと!」とか、せめて思わないものでしょうかね。

いやもう、絶望的に理解不能です。あまりにも志が低いし、世間がまったく見えてない。こ~いう考えかたは「拝金主義」であって、これは正しいフリー・エコノミーの姿じゃないと思います。

【25/10/2007 00:33】 社会・時事ニュース | CM (-)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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