☆GOLD雑記は、のちほど☆
●買っちゃった(笑)
とうとう、手を出しちゃった・・・って感じですね(笑)。
わたしには、イラストレーターをやってる10年来の親友がいるのですが(笑)。彼女がね、一緒にソフトを買いに行ってくれるというので、先走ってこの本を買いました。(彼女は、わたしのやりたいと思ってる加工のやりかたを、見せてくれるみたいですけどね。)
おたくです、ええ。。。
●ところで
これも、読みましたよ~♪
表題の作品は、相変わらずよかった(笑)。
よかったのですが・・・でも今回ちょっと、なんて言うのかなあ。「これだ!」って突き抜けたような爽快感というか、山田ユギちゃんらしさというか。そういったもの、いわば「唯一無二、これぞ山田ユギ!」なパンチ・・・っていうのかな? そういったものに、やや欠ける気がしちゃいました。これは、偽らざる感想です。
ダメだとか、やだとか、楽しくなかったとか・・・そういうことじゃ、ないんですよ(笑)。上手いなあ、って思うし、絵もキレイだし、ツボもあるんですけど。でもでもでも、なんでしょうね。弱い印象・・・たぶん、「これは山田ユギじゃなくっちゃ、絶対に描けないよなあ」って確信するポイント、それが薄かったんだと思います。
意外な設定(ここではネタバレなしなので伏せますね)の意外性も、なぜだかインパクトが(いつもよりほんのちょっとだけ)弱かったのは、気のせいかなあ。。。
きっとわたし、山田ユギさん大好きなので、過大な?期待をしてるのかもしれません(苦笑)。彼女の尋常ではないレベルの高さに馴れてしまって、もっともっと、どんどん上を求めてしまうのかも・・・だとしたら、それって勝手な話ですよね(苦笑)。
でもでも!!
それを遥かに上回って、ものすごいインパクトで読者の心を鷲掴み(笑)にしちゃうのが、わたしのイチオシ、「ああ爆弾」シリーズです(笑)。これぞ、まさに山田ユギさんの真骨頂!
もう何年も前に、小説シャレードに不定期に連載されていて・・・そりゃもう、とにかく、ずっとず~っと、コミックスになるのを待っていたんですよ(笑)。欲を言えば、まだまだ続きが読みたいくらい。
なにしろ、設定が美味しすぎます(笑)。ワケアリの黒髪、美貌の青年バーテンダー(家事能力ゼロ)と、彼に惚れて惚れて惚れまくって、ひたすら猪突猛進しちゃうスポーツジムの若いインストラクター(5歳年下、ヘタレ攻め)。
・・・これで、「春抱き」変換するなってほうが無理でしょ?(笑)
これをねえ、かつてもちろん、岩城さんを知らない頃に読んで、ものすご~くストライクな設定に萌えたわけですよね(笑)。それを今回、「春抱き」に脳内侵食された頭で読み返してみて、しみじみと悟りましたとも(笑)。
まさに、三つ子の魂百まで。
こういう関係性、こういうキャラの設定・絡みが、わたしは昔から好きだったんだなあ、って(笑)。
ああ、そっか(笑)。そう考えると、どうして「ありえない二人」にイマイチ激しく反応しなかったのかも、わかるかもしれません。あっちのお話は、黒髪で根暗(系)のほうが攻めなんですよね~・・・ああ、なるほど。(と、自分ひとり勝手に納得しています。)
もひとつ>>
同時収録の「檻」は、ユギさんには非常に珍しいお話です。びっくりしました。
ミステリー仕立て、って言えないこともない。で、基本トーンがシリアス・・・なんですよね。いや、ユギさんのすごいところは、どんなギャグ炸裂コメディでも、恋する男たちのせつない思い(=シリアスな要素)を、きっちり盛り込むところなんですけど。でもこれは、ギャグ炸裂どころか、最後まで不安定でハラハラさせるの。
このお題(伏せてますが、想像はつくかも?)を扱いかねた・・・のか、あえてテリトリーを越えた場所で、らしくない「違う」ストーリーを描いてみたかったのか。なんだか、そんなことが気になってしまいました。