抑圧的な社会のあだ花

●あつう・・・

日本全国、ものすごく暑いようですね。

どうかみなさん、体力を過信せずに、ゆったり日陰ですごしてくださいませ。

一方、ロンドンでは。。。たかが27度程度で、文句を言っちゃいけないよね(苦笑)。わかってはいますが、でも暑~いのです。いやあ、暑くてへろへろです。エアコンなんてありませんので、外が27度なら、室内はそれ以上です。イギリスのおうちは冬仕様というか、室内の熱を外に逃がさないように設計されてるんですね(苦笑)。

空気をかき回してくれる扇風機は、まあ、あることはあるんですが。日本製品みたいに性能がよくないので、「微風」モードなんてありませんし(なので書類が飛んでいきます)、だいたい五月蝿いので、そのうち騒音にガマンできなくなって止めちゃうんです(苦笑)。

そのうえ、ノートPCってかなり放熱しますよね~。

というわけで、すみません(苦笑)。これってすっかり、愚痴ですね。


●日本人らしい?

・・・そういう大学の課題って、楽しそうでいいなあ(笑)。

日本人らしいラブソング、ラブストーリー

ぱっと思い浮かぶのは、悲恋の歌が多いこと(演歌とか)、片恋の歌が多いこと、「男は~」「女は~」みたいな、総論的な「恋愛観」をうたう歌が多いこと・・・くらいでしょうか?

あ、年齢に非常にこだわるのも、日本人の特徴ですね(笑)。年上の女性、年下の男の子、そういうテーマのラブソングも多いなあ。

それから、男性歌手が女性の気持ちを、女性一人称で(つまり女になりきって)歌うパターンも、あんまりこっちでは見ない気がします。演歌に多いけど、でもフォークソングや歌謡曲の世界でも、けっこうありますよね、こういうの。(そういえば、ジュリーの「さよならをいう気もない」もそうだなあ。)

・・・って、なんか歌の話ばっかりですね。

日本人らしいラブストーリーというと、当然ですが、「BL」(笑)。

ふざけてるわけじゃ、ないですよ(笑)。なにしろ世界中どこを見ても、女性の、女性による、女性のための「男同士のラブストーリー」がここまで隆盛を誇る国は、おそらくないと思います(笑)。なぜそうなのか、マジメに検討されていいと思います。(いや、すでにある程度は検討されてますが、「なぜ日本だけ?」という問いは、あんまり聞かないので。)

ちなみに試案ですが、「社会的抑圧」がひとつのヒントだと思ってます(笑)。

日本で流行ってるアニメ(美少女もの)や、女性アイドルの類を見ていてもそうなんですが、まだな~んにも世の中のことを知らない、幼い無垢な少女像って、今でも根強く人気ですよね。それは極端な例ですが、大人の女性になっても、守ってあげたくなるような可愛らしさ、あどけなさ、無邪気さ・・・そういった要素を好ましいと思ってる男性は、とっても多いような気がします。

そういう女性がもてる世の中ってことは、大人の女性の官能には分が悪い(苦笑)。とりわけ、女性の積極的な性欲なんてのは、めったに表に出してはいけない・・・というか出しちゃいけない、それどころか、そもそも存在しちゃいけないモノみたいに、無意識に思ってる女性は多いんじゃないかな。

それが社会的抑圧で、BLはそのはけ口じゃないかなあ、と(笑)。

だってアレです。BLには「少女マンガ」としての、ロマンティックな恋愛モノとしての側面と、過激なえっちシーンを包含する(場合もある)という、「女性向けポ○ノ」としての側面がありますものね。ポ○ノ雑誌はさすがに買えない女性でも、BL雑誌は買えるのよ(笑)。

女性にも当然存在する、えっちなものを見たいという欲望は、それで叶えられるんですね。しかも内容は、場合によってはひどく即物的、暴力的だったりしますけど・・・そこでは性の対象が男性なので、女性は安心して読めるんじゃないかと思います。つまり、

☆男なんだから、いきなり寝るのもアリ
☆男なんだから、恥ずかしがらずに大胆なカッコ/要求もあり
☆男なんだから、本気でイヤなら相手を殴って逃げられるハズ
☆男なんだから、結婚や出産に焦ることなく恋愛のみに集中できる
☆男なんだから、どれだけ遍歴があっても「キズモノ」にならない
☆男なんだから、受けと攻めが対等な関係でいられるハズ

・・・って感じ?

ね、ヒロイン(受け)が女性だと、こうはいきません(笑)。スーパー彼氏を手に入れた女性に嫉妬したり、大胆なえっちシーンを演じる女性に「はしたない」って感じちゃったり。要するに、自分にとって卑近に感じられるヒロインがいたんじゃ、ファンタジー兼えろとして、純粋に楽しめないんじゃないかな、と。

ラブストーリーなのに、女性が登場しない。

その画期的な発想の逆転のおかげで、こんなにも想像は自由奔放に、豊かに広がる・・・ってのが、今のBLではないかと思います(笑)。


【27/07/2008 07:59】 書籍・マンガ | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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