●昨日は
かな~り寒かったけど、見事な晴天でした。
晩秋というより、初冬と呼ぶほうが相応しい一日。夕方には、東京都心の高層ビルから眺める、燃えるような夕焼け。息を呑むほどに鮮烈な、ゴージャスな光と色のショーに見入っていたのは、わたしだけじゃなかったと思います。
写真、たくさん撮ったんですけど、でも、さすがにブログに載せられないなあ(苦笑)。どこから撮影したのか、わかる人が見ればかなり特定できちゃうと思うので。。。って、今さら?
●パスワード
っていったいわたしたち、幾つ持ってるんでしょうね。
やぶられにくいパスワードとはメルアド(オフィス用とプライベート専用は最低限?)や携帯、それらのセキュリティソフトやクレジット機能、お買い物や各種の情報サイト。何らかの会員ネットワークや、インターネット・バンキング。新幹線やオペラのチケットの予約だって、なんでもみ~んな!オンラインで予約できて便利ですが、その分だけ、いつもいつも、ユーザーIDだのパスワードだのが必要になるわけです。
ぜ~んぶいつも同じパスワードなら、覚えるのが楽でいいですが、でもこれはオンライン・セキュリティ上は非常に危険。漏洩のリスクがものすご~く高くなるので、そして万が一リークしたときに被害が拡大するだけなので、ぜひぜひ止めたほうがいいです。
(昔わたしもできるなら、全部同じパスワードにしたかったのですが、これは無理でした。サイトによっては文字数制限があるし、数字や大文字の組み合わせを要求することもあるので、汎用性のあるパスワードを考えるほうが大変なんだもん。うるる。)
ましてそれが、自分や同居の家族の名前、誕生日、住所や電話番号などをもじったものである・・・なんて、賢明なみなさんにはあり得ないと思いますが、それはほとんどダブル・ワミーです。本気でヤバイ、です。脅しじゃなくてホントです。
おまけに、同じコトバや文字列を、うっかり銀行の暗証番号にしてたりしたら、もう絶対に笑えませんよね(誰も笑ってないけど)。マジで危ないので、というかそれじゃあ、暗証番号としての機能を果たしていないので、今すぐに変更したほうがいいです。。。
「わたしはいつも同じパスワードだけど、でも想像しにくいやつだから平気♪」
ってのも、止めたほうがいいらしい。
なんらかのきっかけで漏れてしまったら、やっぱり、芋づる式に被害が広がるからです。わたしはインターネット・セキュリティの専門家でも何でもないので、どのくらい説得力があるか疑問ですが、でもパスワードなどの設定のコツは、ただひとつ。
「本人とはなんの縁もゆかりもない文字列」
・・・コロンブスの卵みたいですが、これしかないんですって(笑)。
つまり、わたしという人間が社会に向けて発信しているさまざまな自己認識データのどこを見ても、連想できない数字や文字であればいいんですよね。
というわけで、岩城さんや香藤くんの名前とか、お誕生日とか、そういうのはけっこうアリだと思います(笑)。実際もう、そういうのを使ってる方は多いと思います。・・・そうね、彼らの(たとえば)お誕生日を、携帯のカレンダーだの手帳だのに書きまくっていたら意味がないですが、そうじゃない限り、おそらく推測不能の文字列になるんじゃないかと♪
ちなみにわたしの場合は、岩城さんや香藤くん関連もありますが、あとは昔住んでいた(外国の)住所や電話番号・・・かなあ。
たとえば、ロンドンで使ってるとあるパスワードは、実家の電話番号をひねったものだったりします(笑)。わたしの持ち運んでいるデータのどこを見てもまず、実家の住所や電話番号は出てこないので(あたりまえだけど丸暗記してるのでアドレス帳などにも入ってません)、ランダムに英数字を組み合わせてそれを探し当てるのは、相当大変なんじゃないか、と。。。
まあ、これでも甘いのかもしれませんが、精一杯の自己防衛のつもり。
もっとも、怖がる必要はありませんよね(苦笑)。
要するに、「わたしはフツーの庶民だもん、わたしのPCにわざわざ盗む価値のあるものなんて、あるわけじゃないし~」って、油断しなければいいんだと思います。ウィルスは相手が誰だろうと関係ないから、セキュリティの甘いPCにどんどん入り込んでしまうから。。。
●さて、
ジェネラル・モーターズ、フォード、クライスラー。
正直なところ、日本でこの「ビッグ・スリー」がどの程度本当に「ビッグ」なのか、疑問ですけど。疑問というか、実感がないというのが本音かと思いますけど。
米ビッグスリーCEOが議会で業界支援を訴え、議員から厳しい声もでも、有名ですよね。腐っても鯛というか・・・アメリカ経済にとって、長い間ずっと製造業の牽引役を担ってきた自動車業界の最大手。歴史的にも、精神的にも、良くも悪くも「メイド・イン・アメリカ」ブランドの代名詞ですね。その三社が、冗談ではなく倒産一歩手前まで来ているというのは、やっぱり衝撃なんじゃないかと思います。
なんでか?
そりゃあ今、景気が後退してるってのもありますが。でもそれだけのことなら、今までだってあったことだと思います。減収、減益はしょうがなくても、ただちに会社の存続が危ういってとこまで、行かなくてもいいはず。世の中が不景気なときには、クルマは売れない。それはもう、彼らはよくわかってるはずですから。
でも三社が危機的状況にあるのは、不景気だけが理由じゃないんですね。
まず、過去の放漫経営のツケがやってきてること。従業員や退職者の待遇は、羨ましいほどいいらしいです、彼らの場合。恵まれた待遇や充実した福利厚生は、社員にとっては素晴らしい話ですが、経営者にとっては、それだけ負担が重いってことですよね。
次に、戦略的ミス。アメリカというと、やたらバカでかくて燃費の悪いモンスターみたいなクルマが主流、ってイメージがありますよね(苦笑)。そのアメリカ人ですら、最近は価値観が変わってきてるそうな。よりエコなクルマ、より燃費のいい車。
・・・ええ、何十年にもわたって、日本車がちょっとずつアメリカ市場に食い込んで行って、クルマ選びの基準を揺るがしてしまった、そんな感じかもしれません。お陰で、ビッグ・スリーのでっかいクルマはかなり売れ行きが悪いそうです。結局はメーカーが、消費者のニーズにあったものを作らなかった、ってことですね。
で、最後にこれは不運、かなあ。。。この夏の空前のガソリン高(今はずいぶん下落しましたけど)にしろ、ご存知世界的な金融危機(特に貸し渋り)にしろ、まさにサイアクのタイミングで起きた事態。三社が引き起こした現象じゃないから、その点はお気の毒だと思います。
ガソリンが高いときにあえて燃費の悪い車を買う人はあんまりいないし、仮にいたとしても、ローンを組めない(貸してもらえない)、貸してもらえても異常に利子が高い。・・・それじゃあ、モノはますます売れません。
じゃあ、アメリカ政府は資金援助をすべきなのか?
さて、どうでしょう。基幹産業だけに、ビッグ・スリーが次々と潰れていくのは、誰も見たくないでしょうけど(失業率とかへのインパクトが怖い)、でも・・・大きな会社が傾きかけるたびに、政府が助けてあげるのか?
ビジネスってのは成功すればバンバン儲かる代わりに、ダメなときは潰れちゃうもの。アメリカの経済ってのは本来、そういう発想が基本です。
マイクロソフトが大成功し、ビル・ゲイツが大富豪になった裏で、マイクロソフトとの競争に敗れて消滅したIT企業はたぶん、10も20も、いやもっとあるでしょう。マイクロソフトだって、いつまで大企業でいられるかわかりません。かつて世界に君臨していたビッグ・スリーが、今ヨロヨロしてるみたいに、ビジネスには栄枯盛衰がある・・・んだと思います。
さて、どうなるんでしょうね。。。