●TBのお題から
「ケンカの仲直りは自分から? 相手から?」
ケンカと呼べるようなまともなケンカは、もう何年も、いや10年以上、してないかも。。。
したことがあるかもしれませんが、まるっきり記憶に残っていません(笑)。
10代、20代のころは、弟や友だちと、ストレートに喧嘩してましたけどねえ。なんでだろう、真正面からぶつかりあうことって、歳をとるとともに少なくなっていくのかも。
ある程度の正直さ、親しさ、近さがないとケンカってしないと思うので、「ケンカをしない」というのは必ずしも自慢じゃなくって、それだけずるくなった、ということかもしれませんね。
「オトナになった」といえば聞こえはいいですが、めんどうな正面衝突を避けるテクを身につけ、人間関係にほどほどの距離感を持たせておくことに長けただけ、かも。もちろん、それだけじゃなくて、包容力とか許容力がついたって、そう思いたいですけどね(笑)。
そんなわけで、小鳥さんともケンカをしたことはありません。(たぶん。)
ケンカをしない、いや、ケンカにならないのは、彼女が非常に気性の安定した人間で、気分のムラというものがほとんどないからです。これは女性として、稀有の特性じゃないかしら(笑)。ちょっと機嫌が悪いときもありますが、その理由が常にわかっているので(寝不足か空腹かタバコ欠乏症)、とっても平和的だと思います。
わたしの場合・・・自分ではけっこうクールなつもりなのですが、小鳥さんに言わせると、十分に気分屋みたいですよ(笑)。
ときどき自分で勝手に不機嫌になりますが、イマイチ根性がないので、むくれても数時間ですぐに忘れちゃう程度。その間は、きっぱり小鳥さんに放置されています(笑)。
「正直もう、ケンカする体力も気力もないよ~」
ってのが、本音かもしれません。
●『春抱き』コミックス14巻
えっと、まずは、「スタンドオン・ベッセル」(後編)の加筆・修正部分について。
以下、レビューと呼ぶほどでもないですが、簡単に気づいたことを書きますね。
※GOLDに掲載された部分については、すでにレビューを書いてますので、よろしかったら「ゆすらうめ恋歌」をご覧になってくださいね。
お断り>>
(昨日のブログのお断りと同じ文章です)
※ここに書くことは、あくまでわたしの私見であり、今の時点での一方的な、個人的な感想にすぎません。人それぞれ意見がちがうって、当たり前のことだとは思いますが、どうぞご了承ください。
※ファン心理にはいろいろあって、中には、好きな作品や作家への疑問や批判をいっさい受け付けない(そういうものに怒りを感じたり、傷ついてしまう)、という人もいると思います。そういう繊細な方には、わたしのツッコミや疑問、冗談は不愉快かもしれません。
※わたしは実は、新田祐克先生のファンと『春抱き』ファンは、必ずしもイコールではないと思っています(イコールであることも多い)。特定の作品世界を愛している人と、自分の感性が共鳴する作家さんの生み出すものなら何でも愛せる人とでは、やはり価値観おちうか、見ている場所がちがうように思うからです。わたしの感想は、『春抱き』ファンとしてのものが大半なので、それはご理解くださいね。
☆台詞、モノローグ
GOLD掲載時と、「ことば」がずいぶん変わっていますね。
これだけ本格的に変わっていると、まったく別バージョンのように読めるので、読み比べをする楽しみがあります。作者の言わんとしていたこと、あとで追加したくなったことが如実にわかるので、とても興味深いと思いました。
でも、こっそりつぶやいちゃう(笑)。
香藤くんの、「俺は生きてる・・・俺は今、生きてんでしょ」という台詞と、「俺っていうゆるがない場所をあげることだけ」・・・という台詞は、とっても気に入っていたので、なくなってしまってちょっと残念!(笑)
どっちも彼らしい、強く印象的で、ひとつ間違えると傲慢にすら聞こえかねない台詞ですよね。でも、あの憔悴していた(弱気の)岩城さんには、そのカンフル剤が必要だったと思うので。
というか、別に理屈はいいんですよ(笑)。
ああいう緊迫した場面で、ああいう大見栄を切れちゃう自信に満ちたダンナってのが素敵だし、あの強引さがいつだって、岩城さんにとって香藤くんの最大の魅力(のひとつ)だと思うので、消えてしまったのが惜しいのです。
(で、それだけ豪語しておいて、あとになって俺みたいな若造には・・・って、さらっと岩城さんに一歩譲ってみせるあたりが、ホントに絶妙な力関係だなあって思ってたんですね。今回、それもなくなっちゃいましたけど。)
あ、愚痴っぽくてごめんなさい。悪口じゃなくて、単にもったいないなあ、と思って。
それから、元社長の追加された台詞。
親としての贖罪。責任。酌量を乞う。恥ずかしくないように。
このあたり、かなり重たい言葉が並びますね。深読みは危険ですが、なんというか、否が応にもいろいろと想像をかき立てる言葉だなあ、と思いました。
香藤くんの、
「守ってるつもりの人に 守られるってこともあるんだね」
という言葉。考えてみれば、『春抱き』において守る、守られるというコンセプトは何度か登場しますよね。たしか7巻くらいから、たびたび出てくる言葉だと思います。
と、とりあえずこのくらいかな。
全部拾い出すと大変なので、ごく一部をピックアップしてみました。
で。。。
以下、「問題の」加筆部分なので、折りたたみます・・・(笑)。
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☆スーパーえっち加筆(爆)
※以下、ストーリーのシリアスさを度外視したえろコメントです。ご注意ください。というか、冗談がわかる人だけ、読んでくださると嬉しいです。。。
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な、な、何なんですか、あの
ヒワイ なえっちは・・・っ!?
昨日のブログでも触れたとおり、このホテル(室内描写もすべて差し替えられてますね)でのえっちに加筆があるだろうとは、思っていたのですよ(笑)。思ってたというより、希望していた、かもしれませんけど。だってほら、いかにもコマが飛んでいる感じがしたので、ね?
だけど、こんなことになろうとは・・・!
あまりに濃厚なえろくささに、わたしは思わず倒れそうになりました。(ちなみに、このシーンを読んでいたのは、東海道線の上り電車の中でした・・・いいのか、ホント。)
「もう・・・我慢できない 意地悪しないでくれ・・・」
って岩城さん、それはわたしの台詞ですってば~(爆)。
のっけからいきなり、とろとろ溶けそうに甘いえろ顔で、挿入を懇願する岩城さんですものねえ。その吐息の熱さすら、感じられそうなヤバい表情に釘付けです。
(ここでにやり、とする香藤くんもいいですね。瞳が見えないのが、いっそうイヤラシイ!)
で、わくわくドキドキしながら、ページをめくると。。。
どえ~!!!見開き2ページにわたって延々と、じっくりと、あくまで挿入シーンのみ!
そのねっとりと絡みつくような、まるで視×するようなカメラアングルといい、パンする岩城さんの恍惚の表情といい、激しい快感に痙攣を起こしそうな身体の緊迫したラインといい、めちゃくちゃいやらしいトーンワークといい。
「神だ。新田祐克はゴッドだよ」
って、かつてどこかで三浦しをんが書いていたのを、まざまざと思い出しました(笑)。
だってアナタ、香藤くんの視線も言葉もヒワイすぎるし!
岩城さんのすでにぶっ飛んでいる表情が、ほんの先っぽがようやく挿いってきた途端に、感極まって(安堵して?)涙をこぼしちゃうって描写もスゴイし!
自分の中に満ちてくる熱い香藤くんを感じて、ゆるやかにのけ反る岩城さんの甘いかすれ声も、吐息も、思わず踊る濡れた舌も、なんだか目の前でライヴでお届けされちゃってるリアリティがあって、とにかくもう・・・!!
いまだかつて、ここまで緻密にしてひわい、かつ圧倒的に美しい挿入シーンってあっただろうか?
つうか、この見開き2ページですでにわたし、
垂涎のあまり心臓バクバクしちゃって(笑)。
「い、い、インサートだけでこんだけスゴイって、そのあとはどうなっちゃうの!?」
・・・そりゃもう、期待しちゃうよね(笑)。
ええ、そうなんですよ。
単なるひわいなマンガだったとしても、これだけ見事に描写されてれば秀逸だと思うけれど、『春抱き』の場合はもちろん、「単なるひわいなマンガ」じゃないわけです。
そこに岩城京介と、香藤洋二というふたりの稀有な存在があって、そのふたりの人生の様相、愛のあり方が、全世界1000億人のファンをぐいぐい引っぱっていく。このえっちシーンだって、その延長上にあるからこそ、意味があるわけですよね。
だって、ここにいる岩城さんは、他のどんなシーンよりも美しい・・・悔しいけど(笑)。
香藤くんの腕に抱かれている岩城さんがいちばん美しいという、『春抱き』的にはあまりに当然なことを、こうやって今なお斬新に、衝撃的なまでに描けるってすごいなあ、と。
そう、思うよりほかに言葉がありません。
で、またページをめくると、ねえ。。。
今さらこの歳になって、というか『春抱き』ファンを何年もやっていれば、ふたりのえっちが尋常でなく激しいなんてあたりまえで、もう驚かない(驚きようがない)って、そう思っていたはずなのに、やっぱり度肝を抜かれてしまうんだよね(笑)。
まずは、ハンターの眼をした香藤くん。
思いっきりオスでいるときの彼の鋭い視線(と凶器のマグナムさま)は、ホントに好きです。しびれます。・・・コワイと思うときもあるけど(爆)。
で、岩城さんの場合はここ何年かずっとそうですが、まるっきり素顔を晒して、ぶっ飛んで快感を貪欲に享受するときの彼の女(受け)顔、ホントにホントにやばい。ヤバすぎる・・・!
体位もスゴイですが、岩城さんの身体の描写が凄まじいですよね。
ほとばしる法悦に身を任せ、全身にエネルギーをみなぎらせて、そそけだっているであろう肌の火照り、敏感さまで感じ取れるような、そんな気がしませんか?
そんなとんでもないえろ全開!状態なのに、でも身体は完全に成人男子。
身体の線の太さ、筋肉の質感も、明らかに女性とはちがいます。(ちなみに小鳥さんによれば、岩城さんの開いた太ももの内股のくぼみ、が萌えツボだそうです。)
ここもまた、あふれるほどの臨場感があって、覗き見してる気分120%ですよね。
とまあ、そんなわけで。
非常にえろ純度の高い、大満足のえっちシーン加筆なんですが、でも、しかし!
これで注文をつけるのは欲張りなのはわかるけど、でもでも、ひとつ言ってもいいですか?
それは、あの。。。
なんというか。。。
乳首、さびしがってるよ?(爆)香藤くんがいつ苛めてくれる、もとい、吸いついてくれるのか、わたしは首を長~くして待っていたのですが、とうとう最後まで、可愛いあの子は触れられず仕舞い。
すぐそこにツンと尖がった、たぶんちょっと指ではじくだけでジンジン痛いくらいに感じちゃうであろう岩城さんの乳首があるのに、何もしないって、そりゃ~ないぜ(爆)。
なんて、なんて、なんてもったいないの~!?
(さらに言うと、この14巻では一度も、岩城さんの乳首はまともに顧みられていないのです。わたし的には、これは由々しき問題かも。)
以上、です(笑)。
なんというか、岩城さんの乳首への並々ならぬ執着に気づいてしまって、ちょっと動揺してるましゅまろんどんでした。てへv
2009年11月12日