LIFEの後にLOVEが来るわけね(笑)

●なんだか

こんなものばっかり、つくってる気が・・・(笑)。

neko 3

のんびりと日だまりでまどろんでいる姿は、たしかに可愛いんだもんなあ。


●久しぶりに

ひとに勧められて、本を読んだのですが。

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ (新潮文庫)
(2006/06)
伊坂 幸太郎

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ましゅまろんどんのおススメ度=☆☆

これがねえ、もう、どうしましょう(笑)。

今とても人気のあるミステリ作家さんだということで、期待していたのに、思いっきり肩透かしを食らいました。

連続放火事件。謎のグラフィティ。ガンジー。仲の良い兄弟。ストーカー少女。遺伝子の二重螺旋。ジャン・リュック・ゴダール。

これだけ魅力的な、どう繋がっていくのかわくわくするようなキーワードを随所に散りばめておいて、

「・・・へ? これでおしまい?」

というのが正直な感想。そりゃあないよ~(笑)。

ものすご~く不完全燃焼というか、不可解な読後感でした。あっと驚く大どんでん返しを待って待って、待ち焦がれていたというのに、最終章がごっそり抜け落ちたんじゃないかって気分です。。。

あまりに(最初から予期できる)セオリー通りの展開に、むしろこれは、

「どう見てもアヤシイ奴は犯人じゃない、というセオリーを敢えて覆し、敢えてまったく意外性のないストーリーを書こうとしたのか?」

などと、究極の邪推をしてしまうほどです(笑)。

きっとミステリだと思わずに、ミステリ風味の(やや特殊な)青春群像だと思えばいいのかもしれないけど、う~ん。

これだけ書いてナンですが、「駄作」じゃないのだと思います。酷い作品だと思ったら、普通に酷評をして終わりですが、そうじゃないから困る。ジャンル違いというか、わたしの期待のほうが筋違いだったのかも・・・?

以上、扱いに困る作品でした。


●もうひとつ

西田東さんの新作。

LIFE,LOVE 2 (花音コミックス)LIFE,LOVE 2 (花音コミックス)
(2009/12/26)
西田 東

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ましゅまろんどんのおススメ度=☆☆☆☆

前回、昨年のことですが、1巻を読んで久しぶりに、

「来たよ、来た来た~!」(笑)

なんちゃって、西田さん会心の新作にひそかに心を躍らせたものでした。なんせテンポの速い展開も、なにか引きずってそうな主役キャラ(ちなみに訳ありの黒髪、美形じゃないけど)も、実にオイシイ設定でしたからねえ。

続きが早く読みたいとワクワクするなんて、『春抱き』以外では、もうずいぶん感じたことがない興奮を味わわせてくれたので、感謝したくらいです(笑)。

で、これが続編、完結編。

感想はというと・・・あれ~?

「こんなキャラだったっけ?」

という、美形のガイジン攻めキャラ(けっこいカワイイんですけどね)へのかすかな違和感(あくまでかすかなので、そのうち霧散しますが)と、もうひとつ。

「おいおいおい、主題が逸れてないかい?」

という、ビミョーな困惑がありました。



※以下、若干のネタバレを含みます。



訳あり黒髪くん(といってもオジサンに近いけど)は、相変わらずオイシイ設定なのです。彼の心のゆらぎ、ゆらめきが2巻の要なので、そういう意味ではとってもいい。

※念のため・・・とうにご存知だと思いますので、ホントに老婆心で申し上げますが、西田東さんの作品ってのは『春抱き』の美学からははるか遠くかけ離れています。

ドライでカッコ悪くてイヤになるくらい現実的で、ドタバタで、そして中年は容赦なくオッサンとして描写されちゃいます(笑)。要するに、「オジサン年代の訳アリ黒髪くん」に岩城さん的な萌えを期待すると、激しく動揺することになると思いますので、どうぞご了承ください・・・(笑)。

(たとえていえば、木原敏江さんを崇拝するわたしが、同時に川原泉を絶賛するようなものです。)


ま、それはともかく!(笑)

2巻を読んだわたしの微妙な「あれれ?」感はおそらく、主役の彼とその父親(今ニュースで渦中の某政治家を彷彿とさせますね)との関係が、もっといえば彼のオイディプス(エディプス)・コンプレックスが、実質的にストーリーの中心に据えられていたことが原因だろうと思います。

「おやおや、そっちが描きたかったことなの?」

って思っちゃったけど、たぶん作者は違うって言うだろうな。

おそらくこの父親の存在は、単純なラブストーリーを複雑にするための要素のひとつだったんだろうと思いますが、いつの間にかひとり歩きを始めて、予想外に重要なサブプロットになっていった・・・そんな気がします。

それはそれで悪くないのですが、結果として、このたった2巻の物語の中で「父と息子の関係」が思わぬ比重を占めてしまった為に、肝心のラブストーリーが食われてしまっている。印象が薄くなってしまっている。

それが惜しいなあ、と思いました。もったいない。

というか、1巻のノリのまんまの続編(けっこう綱渡りのシチュエーションでのスリリングな恋愛)を期待していたファンには、ちょっと意外だったんじゃないかな。

父子の物語をも描きたいなら、もっと長編にする必要があったのかもしれません。エディプス的葛藤を抜け出す中で、恋人との関係の成熟があって・・・ってとこまで、徹底的に描いてくれたら嬉しかったんだけどな~(笑)。

というわけで、☆は4つ。

十分に面白いですけど、もっと面白くなり得たと思います。


【19/01/2010 05:50】 書籍・マンガ | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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