●うわ~
※またしてもスポーツネタですみません。
ワールドカップの陰で、妙に地味に今年のウィンブルドンは始まっていました(笑)。
ウィンブルドン驚嘆の粘戦、10時間経っても終わらずひえ~・・・!
ちょっと想像できない10時間の熱戦ですが、このあとどちらが勝ったとしても、次の試合にスタミナが残っているのか?
もちろん、これだけの大一番を演じたことは記録に、そして記憶に残るだろうと思いますが、10時間を超える戦いに最終的に負けたほうも、どれだけ悔しいことか。
人間の身体的能力って、本当に驚異ですね。
●勝てば官軍
負ければ賊軍・・・?
うっかり(ちょっと違うだろうと思いつつ)そんな言葉を連想してしまったくらい、イングランドとフランスのふたつの試合は対照的でした。
いや、試合結果、というべきかな。
World Cup 2010: England spirit delights Capello薄氷を踏むような思いで、なんとかギリギリ逃げ切ったイングランド(FIFA世界ランキング8位)。
World Cup 2010: Nicolas Sarkozy to probe French failureチーム内紛から悪夢のスパイラルに陥り、まさかの敗退を喫したフランス(ランキング9位)の選手たちは、エコノミークラスで南アを去ったとか。
まとまりのないチーム、監督と主力選手の確執、精彩を欠く試合運び・・・と、ふたつの国は皮肉にも、けっこう似たようなヤバい状況にあったと思います。
でも、最後に差が出たのは・・・なんだろう?
ピューリタン(清教徒)の国だから、かどうかはさておき、イングランドの選手は土壇場で、エゴ丸出しの自己チューなプライドを封印し、滅私奉公をしてみせたんですね。
カッコ悪くても何でもいいから、しがみついてでも勝つ、というプリミティブな執念というか意地というか、そんなクオリティ。イギリス人気質といってもいい、大義名分や建前が、最終的には優先されるんだなあ、と思いました。
伝統的に外敵に対峙して一致団結できる国の、ふだんあんまり見せてくれない凄まじい迫力があった、そんな気がします。
結果、あれほど不和が取り沙汰された監督と選手が、とにもかくにも試合後に握手を交わし、健闘を讃えあって・・・あはは、オトナの対応、できるんじゃないの(笑)。
一方、フランスは。。。
混迷を極めるというか、泥沼化してますよね、こっちは。
監督との確執を抱えた選手の「意地」が悪い方向に働き、どうしようもないエゴの嵐に、チーム全体が呑み込まれてしまった感じ。
ファンの深い失望が見えていないのか、みんなバラバラに自己正当化に走っているみたいで、寂しいというか、もう笑うしかないというか。
「そりゃチームよりも個、理性よりも感情でしょう。ラテンだもん」
・・・なんて意地悪をいう友人もいまして、それって、一理あるかもなあ(苦笑)。
といっても、バッシングしたいわけじゃありません。
言い訳めいてますが、フランスのフットボールが好きなのはホントです。だからこそ、早く立ち直って、あの華麗なプレイを見せてほしいです。
ホント、フランスの伝統が泣くよ・・・(涙)。
●またしても
真夏の選挙ですね。
去年の「政権交代」選挙から、まだたったの一年なのに。
参院選の競争率3・62倍、前回を上回る個人的には、立候補者の名簿の中に、ちらほらと知人、元同僚の名前を見かけたのが・・・なんとも、ね。
「本気でキャリア転換したんだ、あの人!」
驚きというほどの意外性はないものの、やっぱりちょっと衝撃的かな(笑)。どういう人間だったのか知っているだけに、少しばかり心配というか、複雑な気分です。
で、消費税ね。
突然ある日、いちばんの争点に浮上してきたような気がするんですけど、いきなり10%云々って、いくらなんでも先走りしすぎてはいませんか。
菅首相が、「自民党がそう言ってるし」と口にするたびに、あまりにあからさまな便乗、責任転嫁に目眩がします。
消費税の増税が必須だと真剣に考えているのなら、「去年のマニフェストでは上げないと言いましたが、こういうわけで必要なんです」って、値上げ幅や使途も含めて、堂々と国民に訴えればいいのにね。
(世論調査では、有権者の思いは割れているようです。断固反対できないのは、国家の財政がどのくらい逼迫しているのかわかっている国民が、現実的・・・というか、冷めた諦念を抱えているからだと思いますが。)
①国の赤字をどうするか議論する。
②国の支出を抑える政策を目いっぱい打ち出す。実行する。
③それでも不足してるなら増税する。
・・・という手順を経ずに、一足飛びに「だってお金ないもん、消費税を上げないとしょうがないじゃない」って流れを作り出し、(それでも民主党に投票した)有権者から言質をとるようなやり方は、フェアじゃないよ。
(ハトヤマ政権下ですでに①と②は済んだと思ってるのならば、それは甘いと思います。事業仕分けも議員数の削減もこれからでしょう。)
なんか、すっきりしない選挙になりそう。。。