●今日は
本当に、真冬みたいに寒いですね。
温暖な湘南でもこれだけ寒いのですから(昼間の最高気温がやっと10度に届くかどうか)、他のエリアはきっともっともっと、しびれるほど寒いことでしょう。
ましてや、東北や北関東の被災地ではなおさら。
早く、この寒気が去って欲しいものです。
●節電を
考えるとき。
たとえば、PCや外付けHDD電源のコンセントを、使用しないときは抜いておく。
(実はこれは以前から、こまめにやってるんですが。)
たとえば、洗浄機能つきトイレのフタを、常に閉じておく。
(こちらもしかり。)
たとえば、いつもの習慣で(何も考えてなくても、必要かどうかにかかわらず手が勝手に動いて)つけてしまうそのスイッチを、ふと意識してオフしてみる。
たとえば、エアコンの設定温度を1度だけ、下げてみる。
個人が家でできることなんて、まあ正直その程度・・・かもしれませんが、いやいや、それでも塵も積もって(みんなでやれば)幾らかの節電になるはず!
で、しみじみ、思うわけですよ。
それこそ湯水のごとく、わたしたちって何気ない日常生活の中で、浪費や贅沢をしているという意識もないのに、これほどまでに電気を消費してるんだなあって。
毎日の停電くらい、まあ、なんてことはないんです。
今のところは少なくとも、せいぜい数時間のことですしね。
でもさ、いったん電気が来なくなると、電灯がつかないだけじゃないのよね。
インターネットも繋がらない、電話も使えない、トイレすら流せない。
我が実家の場合は、両親が古風?にも石油ストーブを使い(灯油は今なかなか手に入りませんが)、ふつうにガスコンロがあるからまだましですが、調理するのも暖を取るのも、お風呂を焚くのにも電気が必須という家も、もちろん相当数にのぼるはずです。
電気がないと、なにもできないんだなあ。
あったりまえのことですが、電気が通じない生活は久しぶりなので、いろいろと考えてしまいます。
計画停電は、しばらく続くでしょう。
数ヶ月どころか、もっと長い期間になるかもしれません。
まあ、「不便を強いられる」といえばそうなんですが、この際、今の電気依存社会を少しでも脱却する方法を、どうにか考えたほうがいいのかしら。
原発があんな危機的な状態で、中東政変が続いて原油も高騰していますから、今こそ真剣に、電気に頼らない社会を目指した方がいいのかも。
そして、原子炉にも石油にも頼らないエネルギー供給について、本腰を入れて考えるべきなのかも。
「まあ、いつかはね」
って、産業界も政府も、電力会社も、今までまともに「今日の命題」として取り組んでは来なかったように思いますが、もう、待ったなしなのでは・・・?
・・・絵空事、ではもはや済まないような気がします。
●実はね
明日の今頃、わたしはイギリスからの友人を迎えているはずでした。
親しい友人夫妻で、彼らは一昨年の秋に京都を訪れて以来、すっかり日本に恋してしまって(笑)。
コツコツと日本語を勉強し、今度は桜のシーズンに東京を訪れるのだと、一年も前から計画を練っていたのに。
でも、この大震災です。
津波も余震ももちろん恐怖ですが、やはり最終的には、放射能汚染リスクがいちばんでしょうか。
「ものすごく行きたい、行きたいけど」
泣く泣く、飛行機の予約をキャンセルしたそうです。
たぶん、(日本への)渡航自粛勧告も出ているんじゃないかなあ。
原発事故に加えて、
計画停電で交通網が乱れに乱れている状態では、とてもじゃないけど、心から「おいで」とは言えませんでした。
今かりに日本に来ても、のんびりと楽しい旅にはならないだろうから。
「それでも、桜は忘れずに咲くけどね・・・」
わたしとしても、とても残念ですが、理性的に考えれば当然の決断だろうと思います。
せっかく日本に来るのなら、ベストの状態の日本の春を見てほしい。
・・・ってね、言いはしたけど、友人に会えないのは寂しい。
自分がいちばんがっかりしてるのかも、とひそかに思った次第です。