●わたしだけでなく
周囲にも、この症状が出ている人がいっぱいいます。
地震でもないのに揺れてる…「地震酔い」 リラックスを被災したわけでもないのに、と思われるかもしれませんが、でも本当。
一日いったい何度、「あれ、揺れてる?」とドキリとし(実際そのとき身体は「グラリ!」を感じている)、あわてて天井や窓の外をチェックして、「ありり?」(=おかしいなあ、地震じゃないらしい)と思うことか。
これだけ毎日のように余震が来ていたら、それも当然かもしれません。
一種の、「予期不安」と呼ばれるもの・・・なのかな、と自分では勝手に思っていますが、要するに地震に対する恐怖、また起こるのではないかという不安が、幻覚のような症状を引き起こしている感じ。
自分ではそう意識してないんですが、神経が常に高ぶっていて、夜もしっかり眠れていない(どこか緊張したままの状態が続いている)のが原因なのかしら。
どうしようもないですものね、こればっかりは。
わたしのような、震源地からはるかに離れた場所にいる人間ですらそうなのだから、本当に被災された方々の心労は如何ばかりかと、あらためて慄然とする次第です。
あの巨大地震から、今日で一週間。
世の中、何もかも変わってしまった・・・そんな気持ちです。
●停電のさなか
花粉症の悪化がひどいので耐えきれずに、医者に行きました。
以前からロンドンから一時帰国中に何度か、風邪をひくたびにお世話になっているお医者さんです。
運悪く、その医院のあるエリアも停電中。
それでもなんとか診てくれた先生に、まずは感謝!
いよっ、色男!(笑)
(よほど切羽詰まっていたのが、一目瞭然だったんだと思いますが。)
「コンピュータが動いてないと清算もできないから」という理由で、とりあえず一銭も払わずに、その場では処方箋だけ頂いてきました。
「まあ、この辺を次に通りかかったときに払ってください」
って、まあ、のどかなお話。
薬局でも状況は同じで、同じくお金も払っていないのに、いっぱいお薬を持たされました。
本当にありがたいことです。。。
計画停電中の診療や処方箋の扱いについて、医療従事者にとっては当然の措置なのかもしれませんし、もしかしたら「患者最優先」という取り決めがあるのかもしれませんが、それにしてもみなさん、とてもいい人ばっかりだなあ。
今日はとにかく寒かったけど、それでも暖かい気持ちになりました。
(あとでお支払いに行ったのは、むろん言うまでもありません。)
●これは
あんまり報道されていないような。
傾く家・使えぬトイレ 首都圏の水辺、液状化のつめ跡巨大なきのこのオブジェのようにも見える、この奇怪なコンクリート管、飛び出したマンホール・・・巨大地震の爪痕でなかったら、どんなセンスの悪い現代アートかと悪態をついてしまいそう。
親戚がまさに、このエリアに住んでいます。
家が傾き、庭が沈み込んでいるそうで・・・どうすればいいのか、途方に暮れています。
すごく綺麗なマイホームなのに、なんてこと。
東京ディズニーランドなど21日以降も休園 再開は未定浦安のTDRも、事態はかなり深刻のようですね。
テクニカラーの夢を、キズひとつないきれいなファンタジーを売る場所ですので、不完全な姿をお客さんに見せるわけにいかない、というのは当然だろうと思います。
再開を待ち望んでいる人は多いだろうと思うので、頑張ってほしいですが・・・時間がかかりそうだなあ。
(今はまだ大震災の直後で、日本全体が沈んでいて、とても娯楽を求めるムードではないかもしれませんが、レジャー産業そのものは必要だと思います。立ち直るには、救いも夢も、なくてはならないはずだから。)
それにしても、地震の破壊力。
凄まじさに、今でもおそろしくなります。