●来たるべき
夏の電力不足に備えて。
企業も個人も、いろいろ節電のアイディアを練っているようですね。

ソニーが、夏の完全休業を2週間・・・と聞いて、「さすがグローバル企業、2週間の夏休み(=当然これは有給であるという理解です)だなんて、太っ腹!」と感心したら。
・・・あとで聞くところによると、それ以外の時期に点在する祝祭日などを代わりに稼働日にして、年間の有給日数の帳尻を合わせる、ということみたいですね。
そりゃそうだよなあ、と納得しつつも、なんだかちょっと残念にも思ってしまいました(笑)。
「お上」がいろいろ注文をつけてくる前に、という意図もあるのかもしれないけど、こういうところでまず先陣を切って方針をまとめ、一番乗りで発表するあたり、ソニーらしいなあ。

意思決定のスピードが見事だし、ニュースを通じた宣伝効果もありますよね。
おまけに、政府やライバル企業を牽制することもできるし、まず(模範となるであろう)スタンダードを示すことで、業界のリーダー顔をしていられますもの。

・・・もっとも、一番乗りはいつだってリスクを伴います。
ソニーの「ベータ」を、今さら持ち出すのは気の毒かもしれませんが、同じ業界のライバルたちが、ソニーの節電ビジョンを踏襲するとは限らないものねえ。
そんなところも、やっぱりソニーらしいと思います。

一方、同じくらい印象的だったのが、ローソンやセブンイレブン。
店舗の照明をLEDに替えると、どちらも発表しましたよね。
個人の家ですら、初期コストがかかるので普及がイマイチすすんでいないLED照明ですが、震災の後の日本の救世主になりそうな勢いですね。
なにしろ、コンビニは店舗数が多いから、コストも莫大なものです。
日経新聞によれば、セブンイレブンで約100億円(東電管内の店舗数がなんと6000店)、すでにある程度はLEDを導入しているローソンでも、70億円以上かかるそうです(全国の店舗)。

節電はエコですし、長期的にはコスト削減につながりますが・・・大変だよなあ。
設備投資額としては大きいので(コンビニ業界では他にも、低燃費の冷蔵庫などを導入するそうな)、フツーの状態ならば、なかなか株主のOKが出ない―――んだろうな。
でも、今は、フツーじゃないから。
そういえば。。。
清涼飲料などの自動販売機の使用についても、変化が起きそうですね。
昨日のNHKニュースの受け売りですが、ふつうの自販機が2台あると、平均的な家庭の1年分!に匹敵する電力を消費するんですってね。
さて、首都圏にいったいどれだけの自販機があるか・・・?
繁華街などで、幾らでもコンビニやスーパーで飲み物が買える状態ならば、「自販機とめろ」的な流れになるのは、やむを得ないだろうと思いました。

耐震工事や地震保険の加入などもそうですが、
「必要性はわかってはいても、なかなかポンとは出せない出費」
に足踏みをしていた個人や企業が、今なら、そのお金をなんとか工面しようとしているんじゃないかしら。
今さらながら、価値観をガラリと変えた震災の影響に瞠目するばかりです。
●さて
サブリミナル映像(笑)のような変な写真は、鈴蘭水仙です。
(と、それをいろいろ加工して遊んだ画像いっぱい!)
スノーフレークとも呼ばれますが・・・雪どころか、春の花なんですけどねえ。
なんとも可憐で、いとおしくなるお花です♪
たとえば、桜の大木が青空を覆い尽くすように咲いている、その足元に。
あでやかな大輪の椿が咲き誇って衆目を楽しませる、その陰で。
ふと気づくと、そおっと咲いてるんですよ、スノーフレークが。
タンポポほどの強さもないけど、でも、そこがいじらしい。
花言葉が、「みんなを惹きつける魅力」だというのも・・・頷けますね☆
●最後に
くだらないですが、最近すごくはまってるもの(笑)。

北川製菓という会社の「牧場のドーナツ」。
このあたりでは、成城石井にしか置いてませんが・・・これがもう、美味しいんだ♪
超がつくシンプルな味なんですが、しっとりもちもち感がけっこうクセになります(笑)。
震災後しばらくはお店に並んでいなかったので、ひそかに気になっていたのですが、最近ふと気づいたら、いつの間にか商品棚に復活していました。
食べすぎがコワイですけどね・・・(爆)。