ふらり夏の北野へ

●覚えているのは

去年のこの日、7月31日。

ローカルな長野電鉄にトコトコ揺られて、はるばる小布施に行ったのでした。

蝉しぐれの小布施、とにかくかなり暑かったのを覚えています。

さて、月日はめぐって。

今年はというと・・・同じ7月31日ですが、湘南は夏とは思えない冷たい雨の一日でした。

といっても、最高気温で24度はありましたけど、でもねえ。

涼しいといえはそのとおりで、汗もかかないし、身体にはとっても優しい。

(朝からぐんぐん気温が上がるということがないので、不快な蒸し暑さに目が覚めることなく、すっかり寝坊しちゃいました。)

でも、なんか・・・ヘンな感じ。

薄気味が悪い、というか。

あ、ホントは暑くないと寂しいとか、そういうのじゃありません。

しいていえば、

「このまま涼しくなるならいいけど、どうせまた酷い暑さが戻ってくるんでしょ?」

・・・みたいな感じでしょうか。

(なんか八つ当たりモードですね、これ。)

数日前からやっと蝉が鳴くようになったけど、数も声も少なくて、弱々しい限り。

暑いの大キライですので、決して文句はないのに、おかしいですよね・・・(苦笑)。



●先日の

写真を、ちょこっとだけ。

大阪で歌舞伎を観た翌日、ダラダラと京都を歩いたときの画像です。

(この日は最高気温が30度を下回り、夏の京都としては稀有の過ごしやすさでした。)


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で、京に立ち寄ったらご挨拶は欠かせない、北野天満宮(笑)。

今年は2月に続き、すでに二度目です。

おまけに今年は、(同じく菅公をお祀りしている)亀戸天神や太宰府天満宮も行ってますから・・・がんばりすぎ?(笑)


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・・・まあ、勝手に懐かれて、天神様のほうがいい迷惑かも(爆)。


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そういえば参道の灯籠に、なんとハートマーク!を発見しました。

見えますか―――向かって右側に、ちょこんと乗っている苔のハート。

人工的に描かれたものじゃないし、もちろん画像加工もしてません(笑)。

偶然としかいいようがないけど、それにしても、なんか・・・可愛いですよね。

灯籠つながりで、もうひとつ。


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境内の入口付近の灯籠なんですが、その後ろの縦書きの張り紙、見えるかな?

「まりなげ禁止」

・・・って、書いてあるんです・・・(笑)。

まず位置が高すぎて、子供どころか大人も相当な背伸びをして見上げないと、気づかないと思うけど。

でもそれ以上に、「まりなげ」という言葉のアンティークな響きに痺れました。

鞠投げ、と漢字で書くとわかりますが、なんともレトロで典雅で・・・時代遅れ(苦笑)。

(それとも「毬」・・・?)

いいなあ、こういうの。


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さて、天満宮の本殿の傍では、こんなふうに梅干しがつくられていました。

飛梅の由来を再び書くまでもなく、天神様といえば梅。

境内にはかなりの数の梅の木がありますから、たしかに実もいっぱい採れることでしょう。

天神様の梅干しかあ。

ひょっとして宮司さんたちが、手作りしてるんでしょうか。

どこかに奉納されるのか、売られるのか、ご自分たちの朝ごはんに出るのか。

知らないけど、こういうのを発見する楽しみってありますね(笑)。

だから、毎回ここに来ちゃうのかも。。。


オマケ>>

京都つながりで、もうひとつ。

自転車でブラリと巡る古都

京都を自転車で・・・ぜひとも、まわってみたいです!

あのくらいのサイズの町なら、自転車はすっごくいいと思う。

この記事には、鞍馬の木の根道を自転車を担いで登る場面がありますが、それだけはナシ!(笑)

絶対にそれはカンベンですが、あとはイケそうですね。

いいなあ、涼しくなったらやってみたい・・・(笑)。

(小鳥さんが自転車はイヤだ、乗れないと頑迷に主張するので、まずは彼女にコロつきサイクルを覚えてもらわなくちゃ♪)



●拍手コメントを

くださった某さま。

富士山愛好家(?)の同志とは、心強い限りです(笑)。

貴女にぴったりの本は、もちろんコレ♪


「富士見」の謎――一番遠くから富士山が見えるのはどこか?(祥伝社新書239)「富士見」の謎――一番遠くから富士山が見えるのはどこか?(祥伝社新書239)
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何を隠そう、わたし自身が今すごく欲しい本だったりします・・・(笑)。





【31/07/2011 21:24】 旅★たべもの | Comments (0)

Beyond words

●豪雨

記録的な、という言葉は不吉です。

延々と流れ続ける臨時ニュースも同じ。

今年はもう、自然が時としてもたらす恐るべき破壊力に、すでに遭遇しているのに。

豪雨、死者2人不明4人に 一時43万人に避難呼びかけ

それなのにまた、こんな無慈悲なことが起きるなんて。

新潟の河川の氾濫も凄まじい様相でしたが、只見線のあれは、衝撃的でした。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110730/t10014578731000.html

福島県、どこまで災難が続くんだろう。

新潟県の、青々と実をつけた稲が濁流になぎ倒されるのに、言葉もありませんでした。

死傷者はいうまでもなく、何十万人もの人が今も避難を強いられているそうです。

あんまりだ。。。



●今はなにも

できないけど、せめて。

これ以上の被害が出ませんように。



【30/07/2011 22:27】 社会・時事ニュース | Comments (0)

他人事ではないという気持ちで

●湿度、高すぎ

カメラたちを収納しているドライボックスを、ふと見たら。


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ボックス内に備えつけの湿度計が、80%を超えていました。

「ひえ~!」

カメラに湿度は、もちろん大敵。

たとえ「防水(防滴)機能」つきのカメラでも、やっぱり保管は乾いた場所が原則です。

じゃないとホント、レンズがカビで曇ってしまったりするし(爆)。

「乾燥剤、取り変えなくちゃ!」

あわてて買い置きの乾燥剤を入れたら、湿度はなんとか40%くらいに下がりました。

だいたい適切な数字、ではないかと思います。

さて、ドライボックスね(笑)。

カメラ専用のもの(上記)でなくても、フツーのタッパーに乾燥剤、でも代用できます。

100円ショップでも揃えられるってことですね(笑)。

適正な湿度は・・・人のアドバイスによれば、だいたい30~50%くらいかなあ。

(あんまり乾燥しすぎると、今度は機材や皮のストラップなどを痛めます。)

いちいち面倒だとは思いますが、可能ならばそうやって、まあ言わばカラリと爽やかな環境に置いておくほうが、カメラが絶好調でいい仕事をしてくれます(笑)。

ホントは、デジタル機器全般に、これは言えることなのかもしれませんね。



●口さがないネットでは

一部でこれを、バカ発見器、と称しているそうですね。

「軽率ツイート」大騒動に 高級ホテル、有名メーカー相次ぐ謝罪

深夜、飲酒運転をしたと自ら告白した大学生とか。

(ホントは自転車に乗ってたみたいだけど、騒ぎのせいで停学になったとか。)

軽~い気持ちで見学者を募った航空管制官までいると聞いては、なんかもうね。

たぶん・・・わたしはツイッター未経験なので想像ですが、メールの感覚なんじゃないかと思ってます。

携帯端末で短い文章を打ち込んで送信する、というプロセス自体が、ケータイのメールと同じだから。

有名人でもない限り、自分のツイートを見てくれる人も反応してくれる人も、(たぶん基本的に)知り合いばかりで(オンラインのみの知り合いもいるだろうけど)、オーディエンスがほぼ決まっているから、特定のグループに「一斉メール」をしてる感覚なのかも。

ちがうかな???

実際には、いつどこで、誰がどんなきっかけで目にするか、それを読んでどう思うか、わからないのにね。

それも、昨日今日はじまったことじゃなくて、もう何年も前から、ブログなりYouTube動画なりで、似たようなことをして手痛い目に遭った人たちが、大勢いるのにね。

結果を予測できないとんだオコチャマでも、かなり偏った危険思想の持ち主も、そしてわたしみたいな立派に腐ったオバチャンも。

誰もがカンタンに世界に向けて発信できるのが、インターネット。

その威力と、秘められた危険を、忘れたくないと思いました。

あ、ところで>>

「ツイート」を日本では、つぶやく(つぶやき)、って訳してますよね。

明らかな誤訳だとは思いませんが、英語の「tweet」とは、若干ニュアンスが違うような・・・?

チュンチュンとか、ピーチクパーチクとか(笑)、どちらかというともっと明るい印象。

さえずり、おしゃべり。

・・・そんな感じじゃないかなあ。

「呟く」っていうと、誰かが聞こうが聞くまいが、ひとりポツンと発言するイメージじゃない?

ブツブツとか、ボソボソとか。

だからいけないってわけじゃないけど、なんかこう、少し根暗なのが気になります(苦笑)。



【29/07/2011 21:59】 社会・時事ニュース | Comments (0)

暑くないけど暑い

●少しばかり

冷たいものを食べすぎたせいか、調子がイマイチ。

終日だる~い感じです。

素麺とか・・スイカとか・・・桃とか・・・アイスクリームとか・・・アイスラテとか。

なんかね、香藤くんの(岩城さんに対する)小言が聞こえてきそうです(苦笑)。

そういえば、いつも蒸し暑いと文句はいうものの、このところ未明になると寒さ!で目が覚めますねえ。

寒いって・・・いや、ホントに寒いわけじゃないんだけど、コットンのブランケット必須です。

ありがたいのか、よくないのか。

(去年はたぶん、7~8月に掛け布団なんていっさい使ってなかったと思います。)

あぐぐ、だるだる~。

みなさま、どうぞご自愛ください。

夏はまだまだ、続くはずですから(苦笑)。



●そんなわけで

脱力中につき、また後ほど。。。


【28/07/2011 22:34】 島流し生活2008~ | Comments (0)

なにしろ不二の山、ですから

●TBのお題から

「好きな自然は?」

・・・これって、海か山か、みたいな質問なんでしょうかね(笑)。

海は好きだけど、夏に海岸にいると火ぶくれするし、ベッタベタの潮風も到底さわやかじゃないからなあ。

山は美しいけど、汗だくになって登山とかって、どう考えてもわたし好みじゃないし。

涼しげな渓流のほとりならば良さそうだけど、そもそも虫がいそうな場所は苦手。

・・・って、要するにダメじゃん(笑)。

熱と汗が嫌いな人間は、引っこんでろってことですね(爆)。

これでも、灼熱の8月生まれなんだけどなあ。

(あ、秋冬なら海辺でも富士山でも、喜んで出かけます!)



●富士山を

世界文化遺産に登録しようって動き、なるほどなあ、と思いました。

世界遺産:富士山と鎌倉を文化庁が推薦へ

あ、日本人は「世界遺産」にこだわりすぎだ(登録の価値を過大評価する傾向がある)とは思いますが、それはさておきね。

「え、富士山? 山だよね? なんで自然遺産じゃないわけ?」

これにはまあ、いろいろ困難な事情もあるようですが、なんというか、

「じゃあ、文化遺産ってことで行きましょう」

という流れは(安易かもしれないけど)、それほど可笑しくはないかなあ、という気がします。

というのも、多くの日本人が富士山に見い出している価値観、富士山に寄せる思いは、かなり特殊ですよね。

すでに自然遺産として登録されている屋久島や、小笠原諸島などと比べてみるとはっきりします。

屋久島や小笠原の貴重な自然が、手つかずの美しさが、富士山に劣るとか言うわけじゃないですよ?

だけど。。。

富士山って、多くの日本人が古来から思いをはせ、そこに信仰なり誇りなり恐れなり、いろんな感情を反映させ、日本(ふるさと)のシンボルとも仰ぎ、詩歌や文学、絵画や演劇、その他あらゆる文化、芸術表現の素材となっている。

それって、貴重な自然だから、だけじゃないですよね。

「富士は日本一の山」

というのは、決して高さだけのことじゃない。

もっとなんというか、濃い人間とのかかわりがあるというか、精神的に投影するものがある。

・・・と、まあ、エラソーに思ったりするわけです(笑)。

もっともこれは、生まれたときからずっと窓の向こうに富士山を見て育ったから・・・なのかも?

このあたりに暮らしていれば、小学校から高校までずっと、校歌の歌詞に必ず「富士(霊峰富嶽とか)」と「海」がセットで入ってるってのは、もうお約束ですしね。

はたして、ふだん富士山が見えないところに住んでいる日本人も、こういうふうにどこか特別な、意識せずとも感傷的な思いを、あの山に抱いたりするんでしょうか?

そうだといいなあ。。。



●さても

夏の合宿まで、あと10日ほどとなりました。

旅の手配や、課題や検定問題(爆)の準備で、毎日たのしくバタバタしてます(笑)。

泊まりの企画は、実に、かの『春抱き』パラレル☆ツアー以来。

予定通り、すべてスムーズに行くことを、神様にお祈りしておこうっと・・・(笑)。


【27/07/2011 22:47】 社会・時事ニュース | Comments (0)

なんともはや

●なんだか

終日、不機嫌な空でしたねえ。


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最高気温は30度にもいかないくらいだったので、この時期としてはラッキーなんでしょうけど、湿度が高いせいかどうにもベタベタの風(苦笑)。

「不快指数」って、そういえば最近は聞かなくなりましたよね~。

なんでだろう。

その「不快指数」、今日あたりはけっこう高いんじゃないかと思いました。

蝉・・・そういえば、鳴いてますか?

ここら辺では、まだほとんど蝉の声が聞こえてきません。


ここ最近の三種の神器(笑)>>


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シーブリーズの似たようなラインもありますが、個人的にはこっちのほうが好みです(笑)。

オレンジの香り、はまってます。


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同じく、自室にもカバンの中にも、なくてはならないコレ。

ビオレがいちばんメジャーな気がしますが(イチオシはオレンジかシトラス)、たまにマツキヨに寄ると、安いPB商品もついつい買ってしまいますねえ。

(ところで、尾籠な話で恐縮ですが、トシのせいでなにしろ靴や足がにおわなくなって・・・ええ、かつて、ひどく悩んでいたのがウソみたいです。オバチャン万歳!?)


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わたしは汗っかきなので、この時期、お化粧ってしてもムダ。

美醜に関係なく、お洒落のセンスの有無にかかわらず、お化粧したくないんじゃなくて、どんなに頑張っても、お化粧なんてたぶん15分もすれば汗で落ちて・・・しまうもんなあ・・・(涙)。

でも、だからといって、じゃあ諦めて何もしないのか?

ってねえ、そんな度胸?もあるわけないので、苦しまぎれのコレ。

うっすら化粧をしたような効果のあるBBクリーム、いろんなメーカーの製品を試してみたのですが、わたしにはこれがいちばんフィットするようです。

(冬用の茶色いパッケージのも、けっこう気に入ってます。)

まあ、ないよりはマシというか、信ずるものは救われる・・・ってノリ(笑)。

化粧水と乳液のあとに、ニベアの日焼け止め(ウォータージェル)を塗って、それからコレです。

ややテカるので、パウダーか紙おしろいで押さえたりしますが・・・まあ、その効果も、ほんの一時しのぎにすぎませんけどね(苦笑)。

いやもう、気休め、気休め。

「えっ、ましゅまさんって、お化粧してたの?」

って思ったそこのアナタ!(笑)

一応ね、人並みの・・・身だしなみというか、気づかいをしようという努力はしてるんです(爆)。

それが不発に終わってるのは、まったく不徳の致すところ。

・・・です。

うぐぐ~。



●電車を

埋めた次の日には、掘り出したんですって?

埋めた運転席掘り返し 脱線車両、一転調査 隠滅批判で

ここ掘れわんわん!

・・・ってか(爆)。

いったい、なにをしてるんだか。

本気で事故の原因を究明しようとしないのも、もちろんですが。

事故からたったの1日半で、むりやり運行を再開したこととか。

死傷者の捜索終了後に、たまたま助け出された女の子の話とか。

賠償金を上積みするから、早くもらって後は黙ってろと遺族に迫る姿勢とか。

・・・これじゃあ、誰だって不気味なものを感じます。

日本の旅行会社が、高速鉄道を利用するツアーを見直すってのも、当然だよ~。

実はこういう危機のときこそ、きちんと対応して不安と疑問を払拭するチャンスなのに、彼らはことごとく対応を誤っている。

本当にもう、ため息しか出てきません。。。



●では、

またね。



【26/07/2011 22:58】 社会・時事ニュース | Comments (0)

埋めちゃうんだ・・・

●ひょえ~

月並みですが、文字通り、「あり得ない!」

・・・ただ呆然と、問題の映像を見ていたわたしです。

中国:高速鉄道脱線 先頭車両、砕き埋める 「証拠隠滅」批判の声

事故自体は、もちろん大惨事ではあるけれど、どこでも起こり得ると思っています。

「日本の新幹線システムではあり得ない」、と専門家は言っているし、それを信頼したい(疑う理由があるわけじゃない)けど、「鉄道事故」そのものはどれほど技術が発達した国でも、ゼロにはなっていないもの。

だから、リスクとして存在するとは思います。

でも、事故車両を壊して、その場に埋めてしまうのはナイ。

絶対に、それはあり得ない。

それも、事故の直後に?

・・・ド素人でもわかる、世界の常識を調べるまでもなく、考えられない暴挙です。

信じられない、非常識にもほどがあるよね。。。

「う・・・埋めちゃうんだ・・・」

事故原因の解明、しようって気持ちがないんですね。

隠蔽というか、とにかく臭いものには蓋。

都合の悪い出来事は、なかったことにしたいんでしょうね。

不幸にも被害に遭った死傷者の持ち物だって、そこにはあったはずなのに。

(というか、埋めたその土地はフツーの野菜畑みたいに見えたけど、土地の権利者はどうなってるんだろう。)

で、今日はもうあの線路の上を、電車が走っているんですってね。

「中国の価値観って、わからない・・・」

それで誰が、喜ぶんでしょうか?

何もなかったかのように、あっという間に運転再開して、それが良いことだという価値観がわからない~。

・・・国のプライド???

国家の威信を賭けるのならば、堂々と事故現場を世界の専門家に解放して、誰にも文句のつけようのない徹底した事故調査レポートをつくって、「事故を受けてこう改善したから、同じ事故は二度と起こらない!」と宣言するほうが、よっぽどかっこいいと思うけど。

で、遺族やけが人を手厚く補償してください。

「中国、いつか行く予定なんだけどなあ・・・」

さすがの小鳥さんも、今回の事件の展開には衝撃を受けていました。

そうだよね、敦煌とか兵馬俑とか、ずっと前から「行きたいリスト」に入っていたもの。

電車か飛行機か、というレベルの話ではなく、なんというか・・・少なからず気持ちが萎えてしまうというか、意気消沈、というのが正しい感じ。

衝突事故じゃなくて、その後の当局の対応に覚えた違和感は、半端じゃなかったということでしょう。

ああ、やだやだ。。。



●相馬野馬追

いつかきっと、実際に見に行きたいです。

この3日間の映像を見て、よけいにそう思いました。



●街頭アート?

見たかったかもしれません・・・(笑)。

御堂筋「赤い服」ミステリー 夜中にせっせと着せ替えか

一種のゲリラ的アート表現、パフォーマンス・・・なんだろうか?

あるいは、お地蔵さんに赤い前掛けをつくってあげる感覚?

写真で見る限りは、悪意(あるいは政治的メッセージ?)は感じられないですよねえ。

・・・そっか、もう撤去されちゃったのかあ。



●ご覧になりました?

今日発表された、気象庁の3ヶ月予報。

8月平年並み暑さ、9月は東・西日本厳しい残暑

・・・要するに、今年も10月までず~っと暑いってことね(爆)。

ああ、やってらんな~い。

あついんじゃ~!!(ノ-_-)ノ ~┻━┻


【25/07/2011 21:57】 社会・時事ニュース | Comments (0)

怠惰な日曜日でした

●暑いような

暑くないような・・・?

このくらいなら御の字なんでしょうけどね、たぶん。


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本日の一枚・・・というほどじゃないですが(笑)。

これは先日、東名高速の足柄サービスエリアで見つけたクルマです。

模型じゃなくて、日本人の某選手がインディーズ?(すみません、アメリカのレースらしいですが、わたしはまったく疎いもので)で実際に駆っていたマシンのディスプレイ。

この手のクルマというのは、本当にうっとりするほど美しいですね。


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で、こんなふうにしてみたら(ポスタライズ加工)、わりとイケました(笑)。


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こっちはもっと意味のない・・・脈絡もない、フツーの東京駅のホームからの風景。


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なんだか不思議ですよねえ。

こうやってちょっと手を加えるだけで、毎日ぼ~っと見ている日常のひとコマが、どこか非現実的な・・・あやしげな雰囲気に早変わりしますもの(笑)。



●エイミー・ワインハウス

が亡くなったときいて、驚いたというか、なんというか。

Obituary: Amy Winehouse

驚かなかったといえばウソになるけど、さもありなん、な最期ではあると思いました。。。

個人的に、さほど思い入れのあった歌手ではありませんが、なんというか、ある種の過去の大歌手(圧倒的な天賦の才と、自己破滅に近い哀しすぎる末路)を彷彿とさせる存在だと、ずっと思っていたんですよね。

麻薬や酒に溺れて何もかも失う。

・・・といった、キツイ言い方をしてしまえば前世紀の遺物みたいなお定まりの悲劇ですら、彼女の人生劇場の「演出」にして見せてしまうような、そういう芸能人って今では珍しいから。

ジャニス・ジョップリンとか、シド・ヴィシャスとか・・・?

皮肉な見方をすれば、大時代かかったヒロイン的なのかもしれません。

今の世の中って、こういう破滅型の天才を、どこか冷めた目で見る傾向がありますよね。

自己管理のできないダメ人間。

どれほど才能があっても、それをきちんと商業化できるストリートサヴィがあってナンボ。

・・・みたいな。

エイミーのような人には、たとえある程度の成功を収めていたとしても、究極には生きにくい時代だったのかもしれない、と思いました。

ご冥福をお祈りします。



【24/07/2011 23:28】 島流し生活2008~ | Comments (0)

つかの間の

●涼しい日々

は、そろそろおしまい・・・?

なにしろ大阪や京都で、この時期としては感動的な?やさしい気温(よくわからないけど、体感的には30度未満)を味わった、とてもラッキーなわたしです。

まして戻って来た湘南は、夜の気温が20度を割っていて、うすら寒くすら感じました。

(いやいや、ロンドン的には、それでも十分に暑いはずなんですが。)

お布団をかぶって眠れる幸せは、今日かぎりかも(苦笑)。



●大阪の件(笑)


☆お詫びと訂正

昨日のブログ、「この素敵なホテルはいったいどこ?」って、混乱した方もいらっしゃるかも。

というのもアレです、間違ってうっかり「道頓堀沿い」って書いちゃいましたけど、自分では「御堂筋沿い」のつもりでした(苦笑)。

・・・道頓堀っていうと東西だけど、御堂筋って南北に走るんですよねえ。

いやはや、面目ないです。

(教えてくださった某さま、ありがとうございました♪)

あれは本町にあるお洒落なセントレジスホテル大阪、の1階ビストロ。

デザート・ビュッフェはかなりおススメです(笑)。


☆おちょくっとんのか、コラァ(爆)

なにしろイナカモノ、というかよそ者なので、地下鉄の駅構内や地下街では迷ってばかり。

なにしろ心斎橋もなんばも、慣れない人間には相当ハードルが高いんですもの・・・(苦笑)。

うろうろと辺りをふらつき、なんとか地下街や周辺エリアの案内図を探すのですが、これがね~。

1枚目の案内図。

まっすぐ上下(南北)に御堂筋が通ってるのはわかるけど、なんか変。

素人目にもわかるくらい、どこかヘン。

「ありり・・・?」

よく見たら、左下の端っこの、「N」を差した矢印が下向き。

地図の上が南、下が北・・・だったんです。

「ここは南半球かい(爆)」

思わず、その案内板を蹴りたくなりました。

で、気を取り直して2枚目の案内図。

とりとめなく、ひたすら拡張されたとしか思えない、迷宮=なんばにて。

「えっと・・・大阪松竹座に出るには・・・」

地下鉄の出口案内の地図を見ても、なんだかどうも、よくわからない。

※基本わたしは、地図や方角に強いほうなんですけどね(笑)。

で、戎橋(えびすばし)と松竹座の位置関係を見て、かろうじて気づきました。

「・・・この地図、左手が北じゃんか(爆)」

向かって左が北(ふつうは西だろう)、右手の方向が南(一般的には東のはず)。

「なんかもう、ヤダ~(涙)」

こんな地図、アリなのか~(笑)。

※その時点では焦っていたので、写真を撮ってないのが残念!

「いやいやましゅまさん、これはきっと、このほうが実はわかりやすいと、地元の人がそう思う理由がどこかにあるんですよ~」

同道してくれた某お嬢さんは、一生懸命なだめてくれたけど、でもさあ。

それって、余計におかしくない?(笑)

地図とか案内板って、その場所に不慣れな人のためのものでしょう・・・?

毎回ランダムに北の方角が変わっていたら、必要以上に混乱すると思うんだけど(笑)。

「うむむ、わからな~い!」

・・・相変わらず大阪は、正体不明の謎の街でした(笑)。



●では、

またね~。


【23/07/2011 21:43】 島流し生活2008~ | Comments (0)

大阪 盛夏の野望編(笑)

●そういえば

土用の鰻、食べてないや・・・(笑)。

東京に戻ったら、美味しいのを食べに行きたいなあ。

(小鳥さんいわく、野田岩と前川の一騎打ちだそうですが。)

※あまりにそれも定番すぎる気がするので、その他のアイディア募集中。



●さて

毎度おなじみ、関西に来ています。

台風の進路に悩み、さんざん大騒ぎした挙句、予定通りの旅となりました。


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あ、このマークは、昨日の朝のお天気ね。

朝はまだ台風の名残りの雨が降っていましたが、あとは終日、曇り空でした。

4時に起きて、5時すぎの電車に乗ったのですが・・・風が冷たかった!

あとで調べたら18度くらいだったそうで、びっくりです(苦笑)。

(いつもそのくらいだといいのに!)

小田原からの新幹線はガラガラでしたが、定刻どおりに動いてくれれば問題ナシ♪

どうせ爆睡してましたので、何もわかりません(苦笑)。

京都駅でドア故障で数分ロスしたのを除けば、予定通り新大阪に到着しました。

朝も早くから、出迎えてくださった某お嬢さんに感謝!

で、なんでそんなに頑張ったのかというと。


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ええ、またしても、孝夫ちゃんです。

今年はすっかり、彼の追っかけと化しているような・・・(爆)。


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孝夫ちゃん、もとい天下の色男・片岡仁左衛門丈と、そのご兄弟(兄上の我當、秀太郎)、息子と甥っ子たち(孝太郎、進之介、愛之助)が珍しく揃い踏みするとあっては、観ないわけにはいきません。

演目もいずれも人気の名品ばかりで、昼の部と夜の部、できれば両方見たいくらい(笑)。

「ったく、こんなにお金を遣わせて・・・!」

そう、責任は他者に転嫁しましょう♪

・・・(爆)。

結局は、夏ならではの怪談狂言が観たくて、昼の部に行きました。


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おまけの鉄ブタ、大阪バージョン(笑)。

鉄ブタは地方色が出ていて楽しいので、気づけばどこでもけっこう撮影してますね~。


★播州皿屋敷(ばんしゅうさらやしき)

ご存知、「いちま~い、にま~い・・・」のお菊さんです。

非道の悪役に愛之助、彼になぶり殺しにされるお菊さんに孝太郎。

怪談ですし、歌舞伎ですので、様式美の世界の中ではあるのですが・・・いやあ、もう。

外は真っ昼間だというのに、思いっきり妖しげなSMワールド全開!(爆)

詰る、貶める、叩く、蹴る、縛る、水で責める、突く、切る、貫く。

無実の罪を被せられ、振られて逆上した悪い男に責め殺されるお菊さん。

・・・残虐ですが、どこか悠然としたペースで美しく、おまけにすすり泣く胡弓の音がBGM。

苛めるほうが何しろ、うっとりするほど美形の愛之助ですので、たちが悪いですね(苦笑)。

幽霊と化した(そりゃそうだ)お菊さんの宙吊りという仕掛けもあり、異色の作品です。

これでもか、のサービス精神にあふれている・・・かも(笑)。


★素襖落(すおうおとし)

新歌舞伎十八番=つまり古典、いわゆる松羽目ものの舞踊劇です。

(松羽目ものというのは、文字通り、舞台背景に大きな松の絵が描かれているお芝居で、能や狂言の作品を歌舞伎に持ってきたものが多いです。)

・・・って書くと堅苦しそうですが、大笑いできるコメディです(笑)。

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/osaka/2011/07/post_27-Highlight.html

芸達者な三津五郎さんが、酔った間抜けの太郎冠者を、楽しそうに演じてました。

もっとも。。。

正直にいうと、舞踊劇ってのは往々にして、現代の感覚でいうと非常にスロー。

お話の展開が遅いので(ストーリーは二の次なので当然ですが)、たまに眠くなります(苦笑)。


★江戸唄情節(えどのうたなさけのひとふし)

がらりと変わって、これは世話物。

情感たっぷりの悲劇なので、最後には涙うるうるしちゃうと思います(苦笑)。

あらすじは上記リンクを追っかけてもらうとして、思った以上に良いお芝居でした。

元やくざで今は天才的な三味線弾き・弥市に、孝夫ちゃん。

彼の恋人(後に女房)できっぷのいい柳橋の芸者に、時蔵さん。

弥市の腕前に惚れて何かと面倒を見る人気歌舞伎役者に、三津五郎さん。

同じく、若手の人気役者に愛之助。

(劇中劇として、三津五郎さんと愛之助の連獅子が見られる特典つき!)

孝夫ちゃんの三味線の腕前は、一度は(うんと若い頃、役者で食べていけなかったので)それでプロになろうと思っただけのことはあって、さすがにお見事でした。

でも、それよりも、

「おまえがいなかったら、俺も生きてはいられないよ」

と病床の妻を抱いては繰り返す、弥市の愛情深さが素晴らしい。

二人あんまりらぶらぶなので、これで悲劇じゃなかったら、ばかっぷる!と突っ込むところです。

(色っぽい時蔵さん大好きですが、この役はやはり玉三郎で見たいぞ~!)

ラストシーンは「冬蝉」とか、あるいは「ウェストサイドストーリー」を髣髴とさせました。

ぜひもっと、上演してほしいです。



●そのあとは

なんとも涼しい道頓堀沿いに、お洒落なレストランへ♪


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歌舞伎のあとでうるうるモードのまま、大阪お茶会です(笑)。

大阪のお姉さま方が、わざわざわたしに会うために時間をつくってくれました。


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そして悪夢、いや悪魔の誘惑、デザート・ビュッフェ(笑)。

正直、これだけレベルの高いケーキや軽食のバイキングは、めったにお目にかかれません。


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これでも、並んでいたデザートの一部なんです・・・(苦笑)。


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そしてアヒルと目が合い・・・ダメだ、ごめん、ホテルオークラ惨敗(爆)。

※先日、小鳥さんと行ったアフタヌーン・ティーのこと。

たいへん美味でした・・・食べすぎたけど。


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これ、なんだと思います?

このレストランのおトイレ(への通路)です。

なんか・・・すでに異世界!(笑)

大阪って、面白いなあ(あれ?)。


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レストランのあるホテルのフロントには、これ。

幻想的・・・?

シルバーとクリスタルでできた、現代アート風の・・・盆栽?(爆)

見上げるほどの大きな作品で、ものすごく綺麗でした。

では、また♪



【22/07/2011 11:19】 旅★たべもの | Comments (0)

映画 「小川の辺」を観て

●やっと

台風一過・・・かな?


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やれやれ。。。



●さても

映画「小川の辺」を観て思ったこと、気になったことをつらつらと書こうと思います。

http://www.ogawa-no-hotori.com/index.html


※かなりのネタバレを含みます。

※わたしは藤沢周平の原作を読んでいません。故に物語の展開に関する疑問などは、あくまでこの映画を観た限りでは・・・ということになります。


あらすじ自体は、わりとシンプルです。


☆江戸時代、とある藩があった。

☆ひとりの藩士(これが佐久間森衛=愛ちゃん)が、「殿様の誤った農業政策のせいで凶作が続き、民が苦しんでいる」と厳しく批判した。諫言には、藩主に多大な影響力を持つ侍医を排除する狙いがあった。

☆佐久間はこの後、妻を連れて脱藩する。

☆藩主は激怒するが、家老らの進言もあって最終的には(佐久間の言い分を取り入れた)新政策を打ち出し、侍医を遠ざける。

☆ただし、脱藩者は処罰されなくてはならない。かくて戌井朔之助(ヒガシ)は上意により、親友かつ妹婿でもある佐久間を討つための旅に出る―――。

と、こんな感じです。



●映画は

半ば和風ロードムービー的で、美しい日本の風景をたっぷり、そこを黙々と歩くヒガシの憂愁とともに見せてくれます。

じゃあ、基本的に上意討ちの話かというと・・・どうなんでしょう。

そのわりには、クライマックスであるべき真剣勝負のシーンはやけにあっさり、拍子抜けするほど早く終わっちゃうからなあ(笑)。

「脱藩した佐久間を討つ」、というのが話の縦糸とすれば、横糸にあるのは一種の「三角関係」なんですね。

朔之助と、その妹・田鶴(たず)と、奉公人ながら幼い頃からふたりと一緒に育った新蔵。

いかにも優等生タイプの長男・朔之助に対して、田鶴は気が強くて負けず嫌い。助け起こそうとする兄の手を振り払って睨みつけるような、激しい気性です。

兄にしてみれば可愛げのない、扱いにくい妹だったらしく、この兄妹の関係は必ずしもうまく行ってないという印象。

たぶん―――愛情がないわけではなく、そりが合わないんでしょうね。

お兄ちゃんはもっともっと(お兄ちゃん風を吹かせて)妹を可愛がりたいのに、子供の頃からそれをさせてもらえず、言ってみれば「片思い」に近い感覚だったんだと思います。

(兄妹でどうこう、という疾しい意味じゃないですよ。)

その田鶴は、本当は新蔵が好きだった。

新蔵になら(兄とは違って)素直になれたし、実際お嫁に行く前には、かなり大胆に新蔵に迫ってもいる。

そこで二人が道ならぬ契りを交わしたかどうか、映画では描かれていませんが、多分そこで終わり=未遂だったんじゃないかなあ。

新蔵もおそらく田鶴に想いを寄せていたのでしょうが、身分の差を乗り越えて(=主家を裏切って)一緒になることはできない、と思いとどまったように見えました。

その辺の二人の感情のひだを、朔之助がどこまで知っていたのか―――すべて気づいていたとは、ちょっと思えないけど―――ともあれ、彼は新蔵を供に連れて旅をする。

やがて二人は、佐久間が田鶴と隠れ住んでいる、小川の辺のあばら家を見つけるわけです。



●この映画を

ひと言でいうと、物足りない、でした(笑)。

いや、もったいない、かなあ。

いい役者をずらり揃えて、素晴らしい映像に恵まれ、世界観も何も本当にいいんですよ。

いいからこそ、惜しい、と思ってしまうのね。

さんざんバカにしていた(失礼!)ジャニタレ・・・といっても、ヒガシはもうオジサンですが、彼の演技も、武士としての佇まい(特に横顔、横からの立ち姿)も美しくストイックで、実にはまっていました。

声がいいなあ、と思ったのも初めてです(笑)。

愛之助は当然ながら、江戸時代の武士にしか見えない存在感で(意外と出番は少ないんですが)、地味に素晴らしかった(笑)。

特に、最初に登場するシーンの低い、ひく~い声!

ゾクリと来るほどの、まるで初めて岩城さんの声を聴いたときみたいな衝撃を味わいましたよ・・・うふふ。

ホント、あれはお勧めです(笑)。

菊地凛子も、その他の役者さんも、あるいは子役に至るまで、みんなとてもよかった。

だから余計に、惜しいのです。



●この映画の

問題点・疑問点は以下のとおり。


☆朔之助と佐久間の関係

映画CMによれば「親友」であるはずの、この二人。

世代の近い同僚であり、剣の好敵手であり、姻戚でもあるはずなんですが、残念ながら映画を見る限りでは、この二人にそれだけの強い友情、絆があるようには見えないんですよ。

幼馴染み、親友という設定なのかもしれないけど(原作にはそう書いてあるのかもしれないけど)、映像ではそれは殆ど伝わって来ない。

そこを丁寧に描いておかないと、佐久間を討てという命を受けた朔之助の苦悩が、わからないですよね。


☆朔之助と田鶴の関係

どうやら子供の頃から、ぎこちなかった二人の関係。

上記のとおり、わたしはこれを「真面目で親の敷いたレールの上をきっちり歩く良い子の長男と、そのことに無性に苛立ち、何かと反発してしまう妹」だと解釈しましたが、さて。

本当にそうなのか、それとも確執に特別の理由があるのかは、いまひとつはっきりしません。

田鶴が兄と同じように剣術を習い、いざとなれば(夫の仇としての)兄と対峙することも辞さない―――というのは、この時代、かなり「普通じゃない」気がするので、もっと根深い原因があるのかなあ。

(実際、ヒガシを見る菊地凛子の目はほとんど憎しみをたたえていたので、余計にそう思います。)

勝手に想像すればすむことですが、できればこれも、緻密に描いて欲しかったと思います。


☆佐久間のキャラと脱藩の謎

曲がったことが嫌いで、堂々と正論を口にする佐久間。

―――という設定なんですが、それにしても、どこか矛盾を感じるんですよね。

いきなり過激な政道批判なんてしたら、自分や家族にお咎めがあるばかりか、自分の意見を受け入れてもらえない=間違った政策はそのまま、になりかねません。

それじゃ文字通り、不毛ですよね。

もっとクレバーな解決策があっただろう、と思わずにはいられませんが、これはまあ・・・彼は直情型なのだ、と言われたらおしまいかな(笑)。

少なくとも、彼の行動があまりにも突飛に見えないように、佐久間が以前から民百姓の苦境に心を痛めていたとか、ご政道を正そうともっと穏便な手段を講じていた(でも上手くいかなかった)とか・・・あればよかったかも、とは思います。

で、もっと謎なのが、彼の出奔。

命も惜しまず(自分だけでなく家族にも累が及ぶリスクも覚悟の上だったはず)、お殿様への意見書を出した彼が、どうして脱藩するんでしょう・・・?

脱藩は死罪。

死罪を恐れて―――のわけ、ないですよね。

お咎めを恐れる人ならば、そもそもあんな命知らずの意見書は書いてないでしょうから。

(それに脱藩なんかしたら、それこそ親兄弟までがその罰を受けるかもしれません。)

しかも、いろいろあったものの、最終的には佐久間の意見が正しかったことを、藩主自らが認めているんですよ?

藩のために諫言をした張本人が、今さら嫌気がさして逃げ出した・・・なんてことも、非常に考えにくい。

じゃあ、なぜ???

つまり、こういうことです(笑)。

藩主の怒りを買うことを承知の上で、命を投げ出して厳しい政策批判をした侍が、どうしてスタコラと逃げ出すんでしょう・・・?

はて、原作を読めばわかるのかなあ。


☆佐久間と田鶴の関係

これはまあ、なんというか・・・(笑)。

この時代、自由な恋愛なんてそうそうないでしょうから、(新蔵に恋している)田鶴が佐久間に嫁いだのは、おかしいこととは思いません。

でも、田鶴ほど気性の激しい女性が、「妻だから」という理由だけで脱藩者に同行し、あまつさえ兄に刃を向けるものかなあ。

なにかそこに、通い合う情があってほしいと思うのは身勝手でしょうか(笑)。

じゃないと、ほら、新蔵の腕の中で泣き崩れる田鶴を観てさ、なんだか・・・愛ちゃんが可哀相になってしまったので(汗)。



●え、

文句ばかり?

いやいやいや、そんなつもりはないです(苦笑)。

この映画はとにかく、静謐な美しさに満ちている。

淡々と言葉すくなに、とある侍の人生の苦渋に満ちたひとコマを、さらりと描いている。

派手なアクションも、わざとらしい盛り上がりも極力避けて、ミニマムな説明だけで物語をあぶり出そうとしている。

・・・それは、わかるんですよ。

でも、あっさりしすぎてるんじゃないかと、そんな気がしたんですよね。

登場人物の押さえた感情表現、それはいいんだけど、「何を」押さえているのかは、きちんと背景を書きこんでくれないと深みが出ないよ、という感じでしょうか。

観客の想像にゆだねるのもいいけど、もっと丁寧に、人物を浮き彫りにするエピソードを積み重ねてくれたらよかったのに、と思います。

(ほかにも、小さな伏線の取りこぼしが幾つか。知りたい欲求だけが膨らんでいきます。)

ああ、もったいない・・・(笑)。

―――と思ってしまうのは、もしかしたらわたしが、非常に濃い、あまりにも濃すぎる『春抱き』の信奉者だから、かもしれません(爆)。



おススメ度=★★★

キャストおいしい度=★★★★

萌え度=★

情感たっぷりの映像度=★★★★


【21/07/2011 18:26】 オペラ・演劇・映画 | Comments (0)

移動中かもしれない、そうじゃないかもしれない

●さてさて

とろとろと目的地に向かうはず・・・ですが・・・うぐぐ~。

今日のうちに発った方がいいのか、明日の方がいいのか、まだ迷い中。

優柔不断って・・・いうのかしら、こういうのも?(笑)

さいわいにも、関東地方は(今のところ)直撃を避けそうだけど、それでも土砂災害や浸水など、大きな影響をもたらしている台風6号。

本当に、いや~な天気ですね。

http://www.jma.go.jp/jp/typh/

天気図と、JR東海の運行状況案内とにらめっこです。

新幹線の予約は、EX-ICで何度でも自由にネットで(あるいはケータイで)できるので、そこは便利でいいなあと感謝してます。

ホテルの予約はギリギリまで入れずに、右往左往です(苦笑)。

相手が自然じゃ、何をするにも限りがありますけどね。



●それでは

できれば後ほど、また書きにきます。

みなさま、どうぞご無事で!



【20/07/2011 18:07】 社会・時事ニュース | Comments (0)

台風6号が

●接近して

いますね。。。

大変な勢いを持っているそうですので、どうかみなさまご無事で。

大雨も暴風も、荒れた海もとても恐ろしいです。

暴風域から遠いここでも、すでに昨夜から断続的に雨が降っています。

台風特有のパターン、ざあ~っと一気に降っては止み、強い風の音が響き、またしばらくするとバタバタ音を立てて・・・の繰り返し。

気温は若干いつもより低いけど、100%近い湿度のせいで、あまり涼しくは感じません。

やな感じですね。

実を言うと、明後日あたり関西に行く用事があるのですが、ううむ~。

台風の進路にもよりますが、なんだか朝イチで、新幹線ですれ違いそうな気も・・・?

時間の決まっていることなので、電車が徐行(遅延)や運休したらもうアウト。

万全を期すにはどうするのがベストか、思案中です。。。

(先月も熊本で、ものすごい豪雨に祟られましたので、なんで再び・・・って気分です。とほほ。わたしは雨女じゃないはず、なんだけどなあ。)



●いろいろと

書こうと思っていたのですが、やめておきます(苦笑)。

また、後日。。。



【19/07/2011 23:26】 社会・時事ニュース | Comments (0)

ミラクル☆なでしこに祝杯を

●今日の天気は

こんな感じ。。。


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ほとんど一日中くもっていたわりには蒸し暑かったけど、それでも昨日よりはマシでした。

さて、台風6号の進路が気になりますね。

西日本に上陸するという噂もありますので、本当に気がかりです。

あまりひどい被害が出ないといいのですが。



●さてさて

いいじゃないの、にわかファンだって。

Women's World Cup final: Japan beat USA on penalties

Japan edge USA for maiden title

ほんの数週間前までは、主力選手の名前や顔どころか、女子フットボールのワールドカップがあることすら知らなかった人、手を挙げて?(笑)

それでも別に、いいんじゃないかしら。

なでしこジャパンの快進撃には、誰もが素直に感動したもの。

サッカーのルールも知らない我が母ですら、うるうるしながら最後まで試合に釘づけでした(笑)。

圧倒的な運動量とクレバーな戦略と、そして不屈の闘志をもって、体格や経験値で上回る強敵を次々と倒し、勢いに乗って頂点に達した―――これだけのドラマに、反応しないほうが変ですよ~。

ワールドカップ・チャンピオンズ。

・・・なんて、うっとりする響きなんでしょう(笑)。

まさか日本が、「サッカー世界一」を輩出する日が来るなんて。

「はあ? 女の子がサッカー?」

と懐疑的だった人達も、あの決勝戦の死闘を見たら、自らの偏見を恥じるんじゃないかなあ。

(見事な精神力、体力、技術・・・両チームともに、ね。)

実際、凄かったですものねえ。

全体的に見れば、アメリカが有利だったと思うのですが、時の運というのは恐ろしい。

(「運」だの「流れ」だの言うと、とかく嫌がる人もいますが、運を引き寄せるパワー=強運も実力のうちだと個人的には思います。)

特に延長戦のおわりギリギリに、沢選手が決めた起死回生のシュートね。

低いコーナーに合わせて身体を左へ跳ばしながら、旋回しつつの右足フリック。

あそこしかない、というゴールキーパー右脇のほんのわずかなすき間に押し込んだ、あのテクは凄い。

自分自身は身体が回転してしまって、ボールの行方が見えてないのに。

「なんじゃありゃ!?」

瞬間のワザですが、そのレベルの高さに驚嘆しました。

偶然じゃないですよ、もちろん(笑)。

彼女のゴールはもとより、彼女がお膳立てしたシュートの数の多さを見れば、あの人のプレイを、相手の心理をとっさに読む目の確かさは明らかです。

いやあ、すごかった~。

なでしこ、米破り初の世界一 PK戦3-1 沢がMVP

そういえば、なでしこの快挙を讃えて、練習中に取材を受けたカズが、

「彼女たち全員に、バラの花を贈りたいですね」

なんて、アホなことを言ってました(笑)。

にっこりさらりと、そんなクサイことが言えるのは、日本では彼しかいないだろうなあ。

ホントに成田に、花束持って駆けつけて欲しいかも。

彼ならば、逞しくオトコマエなワールドチャンプ・なでしこの面々に、そんな態度で接しても失礼だと言われない・・・ような気がします。

あ、それから、どこかのニュースで、小学生くらいの男の子が、

「ぼくも将来、なでしこみたいになりたい!」

って興奮気味に言ってました。

これって・・・凄くない?

(フェミニストは大喜びするかも、笑)

サッカー少年がなでしこに憧れるという構図に、くらくらしたわたしです。



●ちなみに

今日のブログのタイトル、なんか美少女系アニメのタイトルみたいですね(爆)。

そんなつもりないんですけど。。。



【18/07/2011 23:44】 社会・時事ニュース | Comments (0)

へろへろ~

●今日も元気に

暑かったぜ~。


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お日さま、まったく容赦ないですね。

銀座プランタンの前あたりを、朝の11時前に通った時点で、すでにそこは灼熱でした(苦笑)。

信号待ちの人たちは、みんな近くのビルの日陰に入っていて、人がいるのにいない、奇妙な空間が。

「あ~あ・・・まあ、あちいからねえ」

特殊加工をほどこした涼しい日傘が、まさに命綱。

それがなければ、とてもサバイバルできません・・・(笑)。

タクシーに乗るのに、向こう側の車線で空車を拾ったほうが都合がよいとわかっていても、それでも「信号を待って大通りを渡る」だけのことが、とても大儀に感じてしまったりね。

※なんで朝から有楽町にいたのかというと、映画「小川の辺」を見に行ったからです。レビューは後日!



●映画のあとは

某・老舗高級ホテルのティールームへ。


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古いといえば、たしかに古い(笑)。

イマドキの、クールでオシャレな超高級ホテル(主に外資系、都心と大阪に多い)には、こけおどしファクターでは到底かなわないでしょうね。

(そのかわり、徹底した社員教育を武器に、どこまでも丁寧なサービスは一級品です。)

この内装も、なんというか、これはこれで和洋折衷、味があります(笑)。

昭和レトロ・・・と、言ってもいいのかも。


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さて、ちょっと贅沢なアフタヌーン・ティー。

小鳥さんはピュア・アッサム、わたしはアフタヌーン・ダージリンを注文しました。

(ちなみに茶葉は、英国のテイラーズです。・・・まあ、わりといいほうですね。)

www.taylorsofharrogate.co.uk/


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フィンガーサンドイッチが、本当にフィンガーサイズだったのに、まず驚き。

美味しかったけど・・・なんか、ごめん、小さすぎ(笑)。

サイズのせいかもしれないけど、ちょっと物足りなく感じてしまいました。

同じことは、ミニミニサイズのスコーン(に似た雰囲気の別の美味しい食べ物)と、真っ白いクロテッド・クリームにも言えますね。

イギリスと同じものを期待してもダメだって、わかってるんですけど。

これはこれで十分に美味しいし、ケチをつけたいわけじゃないんですけど。

お店の雰囲気も、店員さんの気遣いもとってもよかったんだけど。

「でも、でも、なあ・・・」

いっそまったく内容の異なる、オリジナル・メニューのアフタヌーン・ティーだったら良かったのに。

・・・グチですね、これ(苦笑)。



●では、

またね~♪



【17/07/2011 23:54】 旅★たべもの | Comments (0)

カンペキコジリ(爆)

●外に出て

通りを散歩していると、行き交う人たちのうち、

①男性の約4割が、上半身ハダカ

②成人の約1割がサーフボード片手に、自転車に乗っている

ことに気づきました(笑)。

※上半身ハダカのオジサン&お兄さんのボトムは、ハーフパンツか腰まで剥いたウェットスーツ。

※水着姿で闊歩する女性もいますが・・・まあ、そっちは少ないですね。


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夏の湘南なんて、そんなもんです(笑)。

わたしの通る道路は、まっすぐ行くと1km弱で海岸に出るところなので、よけいにね。

「いや、それ、普通じゃないよ~」

いくら言われても、見慣れてしまってると何も感じません(笑)。


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で、これは、駅の観光協会で買えるローカルな団扇です(笑)。

※厳密にいうと、買うんじゃなくて、100円以上の花火募金をするともらえるんですけど。

なんともベタな、「サザンビーチちがさき」のロゴ入り。

わりと使いやすいので知り合いにあげたら、お土産として意外に好評でした。

「さすが茅ヶ崎、オシャレなもんつくるよね~」

・・・???

お、オシャレかなあ、これ・・・(汗)。



●もうひとつ

本日の一枚・・・?(笑)


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「完璧小尻~!?」

意味深な漢字四文字に、思わず興奮して(こらこら)足を止めてしまいました(爆)。

「いやいや、完璧小尻っつたら、ひとりしかいないでしょう!」

・・・うっふっふ(意味不明)。

これ、駅ビルにあるエステサロンの広告なんですよ。

こんな看板に激しく反応して、カメラを取り出すわたしって・・・(汗)。

周囲の人たちの冷たい視線は、気づかないふり。

歳をとって、だんだん恥も外聞もなくなってくる・・・んでしょうか(爆)。



●では、

また。。。



【16/07/2011 21:25】 写真☆カメラ | Comments (0)

今夜は満月

●毎晩

ベッドからぴかぴかのお月さまを見てますが・・・ほら、夜も窓を閉めてないから(笑)。

どうやら今晩は満月のようです。

月はたしかに涼しげですが、実際には、熱い空気が冷めることはないからなあ。


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イギリスではさ、前にも書いたけど、夜の気温が15度より下がらないようなとき、

「今晩はずっと蒸し暑く、寝苦しい夜になるでしょう」

って、お天気のおじさんが言うんだよね・・・(笑)。

ああ、なんであの国を離れてしまったんでしょう、わたしのバカ。

夏はどうしても、帰りたいモードになります。

あぐぐ~。



●気になる

ノンフィクション本を2冊ほど。

http://book.asahi.com/review/TKY201107120285.html

困ってるひと困ってるひと
(2011/06/16)
大野 更紗

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こっちも、根底には同じテーマがあるように思います。

http://book.asahi.com/shinsho/TKY201107110093.html

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(2011/06/01)
菊本 裕三 (聞き上手倶楽部 代表)

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国家(というか国益)の呪縛、「イエ」の縛りから逃れ、数世代の同居もなるべく避け、隣り近所とのかかわりの少ない都会へ、集合住宅へ、ミニマムな核家族へ、いっそのこと別居婚、いやむしろ独居へ。

直接の「生々しい」コミュニケーションを避け、電話すらリアルすぎるから、メールやインターネットでゆるく繋がる、薄氷を踏むような希薄な人間関係。

乱暴にいっちゃうと、日本人がここ数十年で歩んできた道というのは、ひたすら「おひとりさま社会」へ向かう一本道だったのか・・・?

一部のマスコミが大騒ぎ?する「無縁社会」というのは、その当然の帰結なのかも?

わずらわしいことを回避しまくり、ひとりでいるのがいちばん(誰も傷つけない、誰にも傷つけられない)安心な状態だというのなら、いざというときのセーフティ・ネットがないのも当然・・・?

ソーシャル・サービスがどれほど発達したとしても、家族の代わりにはなってくれないよねえ。

突き詰めて言えば、お金で愛情は買えない、ってことでもあるから。

・・・なんて、いろいろ、考えてしまいました。



●孝夫ちゃんは

大好きだし、ぽよよん笑顔も可愛いんですが。

仁左衛門「義経千本桜」 21都市で

※この地方巡業も、埼玉まで追っかけして見ます(笑)。

でも、このジャケットとズボンの取り合わせは変。

どう見ても、圧倒的に、ヘン!(笑)

なにか間違えたのか、あわてて上着だけ人から借りたのか(まさか)・・・?

ホンマ、ええ男が台無しやわ(苦笑)。



【15/07/2011 17:58】 島流し生活2008~ | Comments (0)

男前イレブンに乾杯

●今日も

あついぜ!


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小鳥さんは、仕事で真っ昼間に外出しなくちゃいけないとき、同僚に

「気をつけてね、ひからびないでね!」

と声をかけられるそうです。

小鳥さんがいい感じに乾燥すると、鶏ガラ・・・?(爆)

そういえばわたしも、母が出かける際にはよく、

「行き倒れないでね!」

・・・とか、言っちゃいますね(苦笑)。

自分自身、毎朝きっちり持ち物チェックは欠かせません。

PETボトルのお茶、保冷剤入りのランチバッグ。

ハンカチタオルと、タオルマフラーと、サングラスと、日焼け止め。

(正確には、サングラスをはずしたとき用のフツーの眼鏡の入ったメガネケース、かも。)

汗ふきシートと、除菌シートと、クールスプレー。

ただでさえ荷物が多いのに、夏はよけいに重たいのなんのって。

「あと最低でも二ヶ月は、こんな状態・・・?」

ああ、うんざり。。。



●なでしこジャパン

快進撃、見ていて気持ちがいいですね~。

なにが良いって、彼女たちが決然と、堂々としてるところ。

見せかけの謙虚さなんかなしに、ストレートに貪欲なところ。

オトコマエ、なんだよね(笑)。

女々しいところ、カワイコぶりっこなところが見えなくて、いっそ清々しい。

ゴール前の猛攻、あれは男子チームよりもはるかに精神的にタフで、容赦がない。

「なでしこどころか、こっちのほうがずっとサムライじゃんか・・・!」

素晴らしく自信過剰で、それでいいんだよなあって思っちゃう(笑)。

ほんと、女は強いです。



●九州電力のやらせメール

お粗末ですよねえ。

やらせメール、組織的な世論工作…九電社長謝罪

バレないと、本気で思ってたんでしょうか。

日本企業にコンプライアンスの概念なんかないって、そんなのとっくに知ってる。

・・・と、思っていたわたしですら、びっくりするレベルだもんなあ。

視野が狭いとしか、言いようがないですね。

なにがコワイって、その罪悪感のなさ。

会社のために、社員(のお給料)と株主のために、一生懸命に取り組んだ・・・って感じでしょう?

それが一般常識に照らしてどれほどダメなことか、露見したらどれだけヤバいのか、本気でわかってないとしか思えない「努力」ですよね。

裏工作というには、あまりにもオープンすぎるもの(苦笑)。

福島の、放射線量が多いだろうとわかっている干し草を肉牛に与えていた畜産農家の件でもそうですが、

「いつかはばれる。ばれたら、自分自身の首を絞めることになってしまう」

(自分自身ばかりか、自分の周囲の仲間や同僚、自分を応援してくれてる人たちをも巻き込んでしまう。)

って・・・考えないものなのでしょうか。

今はごまかせてもずっとは続かないって、そのときにこうむる損害と不名誉のほうが、今の苦境よりもずっと恐ろしいって、想像しないものなのかなあ。

その発想があれば、たぶん「利己的な」理由で、悪いことを慎むと思うんですが。

(ホントはもちろん、消費者やユーザーの利益を最優先して誠実なビジネスをしてほしいですが、仮にそこまで良い子になりきれなくても、自分が可愛ければ・・・という意味です。)

当事者には、それは見えないものなのでしょうか。

窮地に立っているから、あるいは大義名分があるから、正当化してしまうんでしょうか。

他人事だから、こんな冷静な?ことを言えるんだろうか。

・・・考えさせられてしまいます。


【14/07/2011 22:18】 社会・時事ニュース | Comments (0)

避けるに限る話題でした

●今日も

あついぜ~!


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まったくもう。

Mじゃなくちゃ住めない国、ニッポン・・・?(笑)



●あはは~

「婚活なき結婚」はありえない時代

先日、たまたま電話がかかってきた仲良しのイトコと話した際に、「婚活」の話題になりました。

いや、婚活というか、結婚ネタですね。

「結婚しない人と、結婚できない人の差はどこにあるのか?」

・・・という、おそろしく不毛な話題です(笑)。

(ちなみにイトコは15歳年下、女性、未婚、実家暮らし。国家資格を持ち、たぶん一生食べていくのに困らないだろう安定した職業に就いています。)

http://beauty.oricon.co.jp/news/89281/full/

「結婚したいのに相手がいない、恋人がその気になってくれない人が、普通に考えて、結婚できない人では?」

(言外の意味=積極的に結婚を望まない人が独身でいたとして、それは「結婚しない人」である。)

という、あまりにもつまらないわたしの答えは、彼女に一蹴されました。

「それは、短略的では?」
「なんで?」

彼女いわく、そもそも結婚しようという意志に乏しく、だから婚活をしていなかったり、身だしなみに無頓着だったり、周囲(同僚、友人)の動向に疎い人は、「自称」結婚しない人。

でも、他人から見たらそれは十分に、「できない」類だ・・・ということらしいです。

なるほど・・・一理あるかもね(笑)。

でもそれって、

「誰も絶対に、例外なく、本当は結婚したい(あるいはすべき)ものだ」

という思い込みが前提になってない?

「じゃあ△△ちゃん(=わたしのこと)は、本当の本当にしたくないの?」

うん、したくないよ(笑)。

というか、非現実的な妄想はあっても、現実的に望んだことはほとんどないんだよ・・・(笑)。

「ほとんど?」

つっこまれて、昔むかしの例外的な事象を説明させられたわたしですが、さて。

マジレスすると、結婚したいと思った相手はいたことがあるけど、単に「結婚したい」って思ったことはないの、ホントなの(笑)。

「またそんな、理屈っぽいことを」

あれれ~?(笑)

自称へたれ甘々ロマンティスト(爆笑)・・・なんだけど、これってへそ曲がりなの?

何が言いたいかというと、具体的に「あの人と」という対象がない状態で、抽象的に「結婚」という制度、システムに憧れたことは一度もない・・・ってことですね。

「××さんと結婚したい!」

ならわかるけど、

「誰かいい人を探して結婚したい!」

は分からない、ってこと(笑)。

そこにいない=顔の見えない、どんな性格かもわからない未来の相手との共同生活を、どうやって夢見ろと・・・?

こういうふうに考える人間は、まずもって「婚活」ができませんから、今の世の中、結婚するチャンスは巡ってこないでしょう。

それはそれで、いいんじゃないかなあ。

「そんな悲観しなくても」

イトコは言いますが、いや、別に、あんまり悲観してないんだよ~(笑)。

「アタシはね、フツーの人ならいいの。イケメンとか、高収入とか、高望みはしないよ」

と彼女が言うので、ああ・・・と思った次第です。

この発言は危険。

女性のいう「フツーの男」は、ちっともフツーの男じゃないですものね(笑)。

こんな感じ(笑)>>

「普通の男」に何を求める? 結婚できない女たちに緊急提言!

ほらね。

自分では「いい男がいないから結婚しないだけ」って思ってても、はたから見たら、「理想的な条件にこだわるあまり結婚できない女性」かもしれないんだよ・・・?

と、イトコに言ったらスルーされました(苦笑)。

この手の話題って、難しい。。。




【13/07/2011 22:23】 社会・時事ニュース | Comments (0)

クレマティスの妄想(笑)

●TBのお題から

「自分をひとことで言うと?」

・・・やな質問だなあ・・・(笑)。

ぐうたら。

夏場は特に。

他に、思い当たるフシがないです(爆)。



●それにしても

暑いですねえ。


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今年は、すでにもう1万人以上の人が、熱中症と見られる症状で救急搬送されたとか。

亡くなった方も70人以上。

ふつうのオバサンも、元気な高校球児も、みんな等しく熱中症の脅威にさらされているんですよねえ。


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おまけに今日は、こんな記事まで>>

ペットボトル症候群に注意 「絶えず糖分意識して」

し、知らなかった・・・!

たっぷり水分さえ摂ってればいいと、思いがちですものねえ。

幸いわたしは甘い飲み物をあまり摂らないので、わりと大丈夫だと思うけど・・・なるほど。


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たしかに暑いと、炭酸飲料とか飲みたくなるし、コーヒーだってスポーツドリンクだって糖分、入ってることが多いですものね。

こわい話だな。。。



●昨日のつづき

再び、クレマティスの丘です。

きれいな広いお庭で、存分にお花を堪能したあとは、お昼ですよね(笑)。


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ここには複数のレストランがあるのですが、いちばんカジュアルな場所でもこんな感じ♪

・・・実際にはお客さんがほぼ満員で、外に行列ができてましたけどね。

※わたしが書いた小説の中で、岩城さんと香藤くんがご飯を食べたレストランとは別物なんですが・・・イメージ的には、十分アリだと思いました(笑)。


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パスタとピッツァのお店なんですが、これが美味しかった!(笑)

そんなに期待していなかったんですけど(失礼!)、思いがけない拾いものでした。


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そしてこれが、併設のフラワーショップです。

かなりの種類のクレマティスを販売していて、店員さんが丁寧にアドバイスをしてくれました。

(それ以外にも、紫陽花とかバラとか。)

花の育て方や咲くタイミングなど、教わらないとわかりませんからねえ。

「ここで、岩城さんも・・・」

なんて、不埒な妄想をするのも楽しいものでした(笑)。

では、また。


【12/07/2011 22:00】 旅★たべもの | Comments (0)

夏、クレマティスの丘にて

●暑い・・・

って、言わないでおこうと努力はするんですけど。

でもでも、ダメですね~。

「あっぢいよ~!」

気がつくと、口にしてるもの。

「梅雨が明けて、そろそろ夏の暑さも本格的に・・・」

お天気予報のお兄さんの言葉にすら、つっかかりたくなります(笑)。

「そろそろ本格的だあ!?」

なにを、寝ぼけたことを。

6月のうちから、とっくに真夏の気温じゃんか~。

※脳みそが半ば溶けて、年相応の?品位というか、最低限のインテリジェンスがすでに崩壊しています(爆)。

え、もともとナイ・・・!?

そういうのって、サプリ呑んで補えるものじゃないからなあ。。。



●もうひとつ

「地デジ化はお済みですか?」

これも、あっちこっちで聞くたびに相当うんざりします(苦笑)。

http://digisuppo.jp/

(公式サイト、一応・・・リンク貼ってみました。)

うちは何年も前からとうに移行してるよ、ってのもあるけど、それ以前の問題。

「あのさ、テレビ、見なくない・・・?」

「若者のテレビ離れが加速」実感するネット住民

こんな記事を読むまでもなく、いまどき本気で「テレビがないと日常生活に差し支える」と思う人って、かなり少なくなってるような気がします。

実際、ブラウン管が映らなくなってパニックを起こすような(それほどテレビを必要としている)人なら、大半はすでにデジタルに切り替えてると思うけどなあ。

テレビの役割って、

①リアルタイム(に近い)情報の提供

②エンターテイメント

③教育の副資材

・・・かと思いますが、

①に関しては今や、ありとあらゆる携帯(モバイル)端末が発達して、いつでもどこでも、欲しい情報を欲しいときに、があたりまえ。

かつてテレビ「だけ」の特権だった動画・映像の伝達ですら、手のひらの小さな機器で、時と場所に縛られることなく視聴できますからねえ。

②はアレです、「つまんない」「劣化」が指摘されて久しいですよねえ。

みんなが見ないからスポンサーもつかない、だからお金のかかる番組はつくれない、よって低予算の、変わり映えのしない番組(あるいは今でもテレビを見る層を喜ばせるための番組?)ばかりが並ぶ・・・という悪循環。

エンターテイメントとしてのテレビって、特に若い世代にとっては、正直すでに死に体だと思います。

同じもの、PCでもケータイでもスマートフォンでも見られちゃうし、それ以前に、ゲーム機のほうに比重が行くのかも。

③は、まあ、存続するとは思いますが、ほとんどNHK受信料頼みですよね。

わたし自身・・・若い世代とはとうてい言い難いですが、そこにあればNHKニュースくらいは見るけど、正直なところ、見なくてもまったく困らないですもの(笑)。

テレビも新聞も、今たまたま実家に暮らして、70代の両親が必要としているから(そこにあるから、ついでに)オコボレにあずかっている、というのが真実。

「あれば見るけど、別になくてもいい」

が、今後どんどん、増えるんじゃないかしら。



●さてさて

先日、こんなところに行きました。


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静岡県にあるクレマチスの丘、です。

http://www.clematis-no-oka.co.jp/

沼津というか、三島というか、その辺です。

え、それが何だって?(笑)

まあ、なんというか、その・・・あはは~。

わたしが「ゆすらうめ異聞」を開設したごくごく初期に、つまり今からずいぶん昔にアップした、しょうもない甘々小説「Autumn Romance」の舞台になったところ、です・・・(笑)。


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実は、クレマチスの丘を訪れるのは10ン年ぶり。

お庭も美術館も、ずいぶん綺麗になっていました―――記憶ではもっと地味だったんですが、長い間かけて発展し続けたのでしょうね。


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で、肝心のクレマティスたち。

ご覧の通り、圧倒的な規模のお庭なんですが、しっとりと慎ましやかな美しさで・・・いい感じ、なんだなあ。

紫のグラデーションが基本だからでしょうけど、派手でもなく、無駄にゴージャスでもなく、気品があって大人っぽい。


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いかにも岩城さんが好みそうな花だし、香藤くんとのお忍びデートにもぴったり!

・・・ということを今さらながら確信し、勝手にニヤニヤしちゃいました。

あぐぐ、なんという自己満足。

(両親と一緒に出かけたんですけどね・・・汗。)


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今はもう、花は終わってると思います(撮影は6月20日ごろ)。

秋にはもう一回、きれいな花を咲かせるはずなので、暑さが一段落したら、また行きたいかも(笑)。

・・・ゆす茶会の秋の企画になるかな・・・(爆)。

では、また♪



【11/07/2011 18:46】 旅★たべもの | Comments (0)

星空の記憶

●TBのお題から

「天の川を見たことがありますか?」

覚えているのは、だいたい2回、いや3回・・・かなあ。

ほかにもあるのかもしれないけど、イマイチ記憶が不鮮明です。

一度目。

祖母の実家のある、栃木県のものすご~い田舎町を訪れたとき。

母の母の実家で、その昔、母が疎開していた町(というか村)です。

いや、集落からもはずれていたような・・・?

わたしはまだ小学生くらいだったと思いますが、お星様がきれいでびっくりしたなあ。

(夜の闇の濃さが、ホントにこわかったけど。)

二度目。

20代のころ、フランスの田舎町で。

たしかソーミュールの郊外の、どこだかよくわからない一軒家レストランでディナーを食べた後のことでした。

(主体性がないのは、そのころ在学していたパリの語学学校が主催する週末バスツアーで、「ただ連れて行かれた」という感じだからです。)

灯りひとつ点いてない暗いくらい農道で、ふと見上げると、満天の星空。

(生徒たち20名ほどがぞろぞろバス駐車場へと歩いているところだったので、午前1時くらいだったけど、これは怖くはありませんでした。・・・つうか、ディナー終わったら日付が変わってるなんて、フランスじゃなくちゃあり得ないような。)

こぼれ落ちるほどの星なんて、あれがはじめてだったかも。

天の川って、ホントに星がいっぱい集まってるんだ、と実感しました(笑)。

三度目。

ロンドン郊外、サリー州の片田舎。

通っていた学校があった町ですが、ロンドンから電車で30分くらいしか離れてないのに、これがまあ、びっくりするほど緑の深い場所なんですよね。

ある冬の日、終電でロンドンから返って来て、ひとっこ一人いない駅で降りて、誰もいない真っ暗の細道を、おそるおそる下宿先に向かって歩いていた・・・そんなとき。

※地元の人にとってはそれがあたりまえですが、やはり危険な行為であることには変わりありません。わりとお上品な郊外とはいえ、本来なら、こういうことはしちゃダメだと思います。

緊張感をみなぎらせて早足に歩いていて、偶然、空が視界に入ったんですね。

濃紺の空に、きらきら満天のお星様。

宝石箱をぶちまけたような・・・ってのは、ああいうのを言うんだろうなあ。

足を思わず止めて、呆然と見惚れたのを覚えています。

日本は・・・どうなんでしょう。

空気が澄んでいるかどうかよりも、本当に暗い夜があるかどうか、がキーだって気がします。

日本で、周囲に人家もコンビニも何もなく、本当に真っ暗の夜空が望める場所って・・・けっこう、山奥に入らないと無理だという気がします。

夜空が明るいと、星は見えないものね。。。



●では、

また。。。



【10/07/2011 23:06】 島流し生活2008~ | Comments (0)

遠い日のクラスメートを思う

●さて

関東でも梅雨が明けたそうですね。

ようやくというか、もうというか・・・でも実際のところ、今年はあんまり雨が降っていないような気がします。

大丈夫かなあ。

それにしても、暑いですね。

今日もニュースでは、熱中症で病院に搬送された人たちが何人もいた、と聞きました。

だいたいこういうとき、

「そのうち60歳以上のお年寄りは・・・」

ってわざわざ数字を示して、いかに高齢者にとって熱中症リスクが高いか、繰り返し強調するけれど。

(イマドキの60代を「お年寄り」呼ばわりなんて、とてもじゃないけど、わたしは怖くてできないけどなあ。)

でも、倒れてるのは、老人だけじゃないですよね。

県大会に出場していた高校球児が、目眩やけいれんの症状で入院したり、体育館で部活をやってた女の子たちが倒れたり―――本当に、こわいことになってます。

そういう子たちは、もしかしたら(倒れなかった子たちに)からかわれたり、「軟弱者」呼ばわりされてるかもしれないけど、冗談じゃない!

スポーツをやってそれなりに鍛えてる若い子でも、そうやって熱中症に見舞われることがあるって、本当にもっと、誰もが危機感を抱かないとね。

「そのうち、夏の甲子園がなくなるんじゃ・・・?」

危険すぎるから、という理由で。

※間違っても、なくなって欲しいわけじゃないですよ。

ギラギラ太陽と、灼熱のグラウンドと、カチワリと、真っ黒に日焼けした高校生と、真っ白にまぶしいユニフォーム。

・・・夏の全国高校野球大会のイメージは、多くの日本人にとってなくてはならない夏の風物詩、ある種の郷愁を呼び起こす大事なイベントだけど。

でも、これだけ異常な酷暑が続くと・・・?

さわやかな青空と入道雲が、きらめく青春どころか、生命を脅かす危険のイメージになるのも、そう遠い先のことではないかも。



●南スーダン独立

に寄せて。

南スーダン独立 2度の内戦経てアフリカ54番目の国に

あざやかに、思い出したことがあります。

昔むかし、わたしがまだロンドンで大学院(国際公法専攻)に通っていたころ。

取っていたゼミのひとつに、ひょろりと背の高い、真っ黒い肌のスーダン人のクラスメートがいました。

※肌の色に言及したのは、ご存知のとおり、ひと口にアフリカ人といっても、民族によって肌の色や顔立ち、体格までけっこうな差があるからです。

たぶん当時すでに、彼は30歳くらいだったんじゃないかなあ。

穏やかな口調と静かなインテリジェンス―――それと対照的に、なかなか過激な政治思想。

その彼がいつも、それこそ季節を問わず、室内屋外にかかわらず濃いサングラスをしているのが不思議で、一度なにげなく、理由を聞いたことがあります。

(今ならやらないと誓ってもいいけど、当時はまあ、わたし自身が世間知らずのコドモだったんだと思います。)

なんでいつもサングラスなのか?

・・・まあ、「ファッションの嗜好について尋ねた」って程度の、わたしにとっては他愛のないスモール・トーク(のつもり)だったんですね。

彼は明るく笑って、

「顔を見られたら、暗殺されるかもしれないから。それに、銃痕で片目が見えないんだよ」

・・・って。

―――さて、みなさん。

あなたが平和ボケの国からやって来た、たまたまちょっとガッコの成績がよかった程度の、20歳そこそこのフツーの女の子だった、として。

この彼の回答に、どういう反応を返しますか・・・?

ええ、そうです。

もちろんわたしは、予想だにしなかった答えに対処しきれず、ただ絶句しただけでした。

衝撃と、悔恨ですね。

そしてどうしようもなく、恥ずかしかった。

隣りでそれを聞いていたわたしの親友(といってもいいと思います)で、同じく30歳くらいのアフリカ某国の外交官が、わたしの「窮地」を悟って上手に、さらりと助け舟を出してくれなかったら、会話はそこで不自然に強制終了していたことでしょう。

あああ、今考えても、赤面です。

どんだけ無神経だったのか、自分でも呆れちゃう。

スーダン人の彼は、能天気なわたしを懲らしめようとして、そんなことを言ったわけじゃないと思います(そんな人間じゃなかった)。

もちろん嘘でも、誇張でもない。

ただ、独立運動の志士であった彼(←あとでそれを知りました)にしてみれば、遠いアジアから来たとはいえ、わたしが彼の国の状況を何も知らなかった(知ろうともしなかった、だから政治的な事情があると想像することすらできなかった)ことが、悲しかったんじゃないかな。

(若さゆえの)無垢というより、わたしは無知だったのだと思います。

世界が狭かった、と言ってもいい。

ともかく、遠い日の、ほろ苦い記憶です。

・・・で、そして今。

彼の支持していた運動が実を結び、とうとう独立を勝ち得たということに、なんともいえない感慨を覚えます。

あの彼は、元気でいるんでしょうか?

この日を、新しい祖国で祝っているのかな。

これまでの激しい闘争で、多くの命が失われたと聞いていますので、そうであってほしいと心から祈っています。



【09/07/2011 22:25】 社会・時事ニュース | Comments (0)

一回おやすみ(文字通り)

●危ないあぶない

・・・やっちまいました(苦笑)。

昨日と今日で、立て続けに三度のめまい、立ちくらみ。

「え、え、ええ~!?」

って感じで、自分でもびっくり。

くるくると視界がふらつき、頭が座らない乳児みたいな・・・お酒に酔った感じ?

熱中症のごく軽い、初期症状のようですね。

なぜなる!?熱中症のメカニズム

階段を降りているときにめまいがして、さすがに少々あせりましたが、もちろん大事なし。

それだけのことなんですが、自分の身に起こるとやっぱり嫌な感じですよね。

決して炎天下にいたわけではなく、それどころか身体を動かしていたわけですらなく、おまけに神奈川は酷暑スポットじゃないのに・・・!

室内でじっとしていても起きるというのは、知識としてはもちろん知っていましたが、ホントにたいした自覚がなくてもあり得るんだと・・・ええ、実感しました。

温度と湿度、たしかにこのところ高いですものね。

立ちくらみも目眩も、ふだんはまったく縁のない生活をしてるんだけどなあ。

(あまりに縁がないので、昨日くらりと来たときは、単におろしたばかりのパンプスのヒールが高いせいでぐらついたんだと思ってました。とほほ~。)

慌ててエアコンをつけ、お水を補給して・・・そっか、塩もいるんだっけ?

いわゆる、「暑気あたり」なんでしょう。

※単に温度や湿度の問題だけでなく、食べてないとか寝てないとか、気にかかることがあるとか、そういうコンディションが影響するのだと痛感しています。

いちいち騒ぐほどのことじゃないのかもしれないけど、やっぱり不気味です。

熱中症、他人事じゃないですよ~!(笑)

そんなわけで、どうぞみなさま、いっそうのご自愛を。



●本当は

今日は、平塚の七夕祭りの撮影に行ってるはず、だったんですが。

すっかり体調に自信をなくしたので、というかこわくなったので、今晩は止めました(苦笑)。

一晩くらい、おとなしくしています。。。

うぐぐ。


【08/07/2011 21:09】 島流し生活2008~ | Comments (0)

素朴な欲望

●七夕なので

ちょっとばかり本気で、星に願いを・・・!

震災の爪痕、原発の不安が、少しでも和らぎますように。

豪雨も猛暑もさっさと過ぎ去って、暮らしやすい気候になりますように。

それから、これは都合のいいお願いですが、

自分のなりたい状態に少しでも近づけますように!(笑)



●ランダムな

ニュースを何本か。


☆ダニエル・ラドクリフがアルコール依存を告白

「誰それ?」

と思わず首をひねる人も、ハリー・ポッターを演じてるあの黒髪メガネの子だよ、といえばわかるはず。

正確にいうと、「過去にウィスキーにはまってた時期があった」・・・というような内容でした。

あの可愛いハリーくんが!?

・・・という驚きよりも、すでにそれが過去のトラブルとして語られていることに、なんだか複雑な心境になりました。

だって、まだ21歳なのに。

子供たちのアイドルなのにねえ。

(イギリスでは、芸能人がやや唐突に、自分に都合の悪い事実を「自主的に」カミングアウトする場合、実はそのネタをタブロイド紙に嗅ぎつけられていて、スクープとしてすっぱ抜かれるよりは・・・ってパターンも多いのですが、さて、どうなんでしょうね?)


☆日清のカップヌードルごはん

いよいよ、関東にもやってくるそうです(笑)。

どう考えてもシュミがいいかどうか微妙な食べ物ですが、ひそかにずっと気になっていたので、楽しみかも。

(実はこの春、大阪のコンビニで見かけて一旦は手に取ったのですが、食べるタイミングがなくて断念しました。・・・惜しかった!)


☆茅ヶ崎の小学校で熱中症

これはもう、完全に笑えないニュース。

地元だからというわけじゃ、ないんですよ。

これだけ毎夏、熱中症の危険性が指摘されているのに、いまだに「自分にも起こり得る生々しいリスク」だと認識している人が、どうにも少ないような気がするのね。

老若男女、室内・屋外、昼夜、関係ないのに。

「これまでの日常生活と、同じことをしてるだけなんだから」
「大げさに騒ぎすぎ!」

が通用しない世界なんだと、日本の夏のありようは変わってしまったのだと、そう思うしかないですよね。



●イベント情報?

この夏、気になるものを。


☆小川の辺

http://www.ogawa-no-hotori.com/index.html

あまりにも地味な映画のタイトルだけど・・・(笑)。

でも、見たいです。

お目当てはもちろん、愛之助ですとも(笑)。

去年はなぜか、見たいと思った邦画を2本とも見逃しているのですが(小鳥さんがいやがるんだもん)、これにはようやくOKが出ました。

ヒガシに関しては・・・うぐぐ。

たまたま、何年か前の某男性誌に載ったヌードが感動的だった・・・とかいうのは、あくまで『春抱き』妄想ゆえのタワゴトです(爆)。


☆密教萌え?

いやいや、そんなわけないけど(笑)。

http://kukai2011.jp/

空海と密教美術展。

いやあ、なんとも派手、いや魅力的なサイトですね。

マンダラ・パワーを浴びるとか何とか、ややミーハーなノリのPRに苦笑しましたが、やっぱりこれだけ質の高い仏像が揃うとなると、間近で見てみたいです。

(開催者側は、かの阿修羅ブームの再来を願っているんだろうと思いますが。)

真夏の上野、暑そうだけどねえ・・・(苦笑)。


そういえば>>

同じ会場で、秋には「法然と親鸞」展をやるんですね。

これでもか、の仏教ブームを巻き起こしたい・・・?

ちょうど今、かの「逆説の日本史」(6巻)で浄土宗、浄土真宗の教義と歴史的意義について読んでいるところなので、ひときわ興味深いと思いました。

※このシリーズの筆者、井沢元彦の主義主張や価値観に関しては、まあいろいろと反発を覚える部分もあるのですが、それでも尚この本は面白いです。ときどきツッコミを入れつつも、歴史好きならやめられない、止まらない・・・と思います(笑)。

お金、いくらあっても足りないよね・・・(泣)。



●留学の意義

とか、そんな偉そうなことじゃなくて。

海外留学を考えていますが、就職に不利になりますか?

「若い世代の内向き志向」なんて言うけど、そうさせてるのは今の社会のあり方で、それを構成しているわたしたちにも、間接的に責任があるんだろうなあ。

率直にいって、留学にはお金がかかります。

どこで何を学ぶかにもよるけど、100万円、200万円程度じゃすまない、もっともっと大きな金額(1年あたり)になることも珍しくない。

奨学金をもらえるような幸運なケース(それでも生活費など全てをまかなえるとは思えないけど)はともかく、私費留学の場合、誰がそれを出すんでしょう?

バイトで1000万円単位のお金、貯められる?

たぶん、それはかなり難しいから、やっぱり親がかりになりますよね。

親の経済レベルが、まずここで第一のハードルになる。

たまたま親が海外生活に憧れていたり、自身が体験していたりして理解があればいいですが、必ずしもそうとは限らない。

反対しないまでも、それだけの額を投資するのだから、親としては子供の将来にプラスになる、というリターンを期待するのが当然だと思います。

就職に有利になる、って言えればいいけど、そうじゃないのが現実だからなあ・・・(汗)。

じゃあ、なぜ、留学するのか?

向学心とか好奇心とか探究心とか、視野が広がるとか幅広い経験だとか、語学力の向上だとか、いろいろ上手い言い方はありますが、結局のところ、

「そこに外国があるから」

・・・ではないかと、わたし自身は思います(笑)。

行く必要はないんだけど、行きたいってこと。

未知の世界に飛び出してみたいと思うってのは、なんだろう、けっこうファンダメンタルな人間の欲求なんじゃないかと思うのですね。

学位とか資格とか語学ってのは、後づけの理由じゃないかと・・・すみません、少なくともわたしにとってはそうなんです(爆)。

海外なんて、ネットで見れば十分???

いやいやいや、それは違う~(笑)。

実際にその場に自分の足で立ち、そこの空気に触れ、においを嗅ぎ、そこの人間と話をし、そこでご飯を食べなければ、「体験」になりません。

体験ばかりは、知識では補えません。

(それでも1泊じゃ足りない、1週間で何がわかる、1年いた程度でいばるな・・・とか言い出すと、キリがないのでやめます。)

たとえば、

「イギリスって、食べ物まずいんでしょ?」

なんて、行ったこともない人に言われると、心の底から腹が立ちますよ~。

イマドキ、どこに行っても間違いなく、例外なく、確実に必ず美味しくない食事ばかりが提供される国(街)なんて・・・ねえ、普通に考えてあり得ないでしょう(笑)。

それがホントなら、ミシュラン・ガイドのロンドン版が、なぜあるんでしょう?(笑)

「実際ホント、ロンドンで安い飯屋ばっかり行ってたんだけど、どこもまずかったわ~」

って言われたのなら、別に文句は言わないんですけどね。

※相当ひどい場所ばっかり行ってた上に、かなり運が悪かったんだろうなあ、とは思うけど。

で、つまり(笑)。

イギリスの食の援護をしたいわけじゃなくて、要するに、「実際に体験する」ことには、何にも代えがたい意味があるんですよね。

単純に、知らなかった世界を知ること。

そこに行かなければ知りあえなかった人たちと、知り合いになること。

負荷(距離、時差)を与えてはじめてわかる、家族や友人、恋人との絆。

海外に出てはじめて、自分と祖国について、今まで当然だと思っていた自分の考えや価値観について、客観的に見ることを覚えたりもします。

もちろん、留学した結果、その国が好きになるとは限らないけど、それだって貴重な経験ですよね。

孤独や挫折とのつきあいも、自分の限界も、たぶん否応なく知ることになるでしょう。

そういうのを全部ひっくるめて、できれば若いうちに、なるべく多くの人に体験してもらえたら・・・なんて、オバチャンの勝手な願い・・・なんだろうなあ。



【07/07/2011 20:42】 London Life | Comments (0)

語るだけの歴史があるってことよね

●今さらですが

大宰府天満宮の写真(その2)を少し。


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天神様の本殿。

何を撮りたいのかわからない、なんて言われることもありますが(苦笑)、こういうのって好きなんだよなあ。

雰囲気、というか。

(素材として、あとで何かに使えるかもしれない、と思ってシャッターを切るときも多いですが。)


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そしてこれは、手水舎から東にそれたところにある菖蒲池の写真です。

わたしたちがお参りした6月半ばは、ちょうど菖蒲(と紫陽花)の花の盛りで、それはそれは綺麗でした。

池の中にぽつぽつと、まるで小さな菖蒲の桶が浮かんでいるような感じなので、ボリュームをもたせて写真を撮るのは難しかったけど・・・(笑)。

夢中になってパチパチ撮っていたら、そのうち小鳥さんを見失いました(爆)。

「あれれ・・・?」


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彼女、めちゃくちゃ疲れていたようで・・・へろへろと、心字池のほう(出口)を目指して歩いていました。

・・・ご、ごめん!

カメラと戯れ始めると、疲れもなにもすっ飛んでしまうので、慣れている小鳥さんでもときどき、うんざり・・・するんだろうなあ(汗)。


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お参りのあとは、ひと休みが必要だったので(笑)、参道の食堂に寄りました。

いかにも観光客相手の商売をする、フツーのお店。

・・・なんていうのかしら、蕎麦とかうどんとか、かやくご飯とか天丼とか、テキトーに何でもアリの、表でお饅頭なんか売ってる感じのお店ね(笑)。

しかし・・・いやいや、おみそれしました。

冴えない外見のお店にテキトーに入ったつもりだったのですが、つるつる半透明のおうどんも、シャキシャキに揚げたての天ぷらも、びっくりするほど美味!(笑)

「・・・美味しい!」
「・・・うん!」

目を丸くして・・・って、どんだけ失礼なんでしょう(爆)。

ごめんなさい、ホント。


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お食事も、それから焼きたてアツアツの梅が枝餅も、添えられていた梅ジュースも、みんな美味しかった♪

天神様の細道は、さすがに奥が深い。

見るところも考えるところも、いっぱいあります。

また来たいなあ、と心から思った次第でした。



●気になる

本、ですね(笑)。

悲劇の名門 團十郎十二代 中川右介さん

この人の書いた「歌右衛門と玉三郎」は、すでに読みました(けっこうはまった)。

半分はコツコツ資料をまとめたもので、残りの半分はゴシップ混じりの梨園裏話(笑)。

・・・想像だけど、この本も同じスタイルなのではないかと思います。

特定のひとりの俳優を追いかけるのではなく、市川家、特に団十郎という名前を背負った歴代の俳優たちをひもとく・・・ってのは、それをゴシップ目線込みでやるってのは、新鮮かもしれません。

特に、以前にも何度も書きましたけど、わたしにとっては、杉本苑子さんの「傾く滝」という大河小説の悲劇の主人公、八代目団十郎が・・・なんだろう、歌舞伎萌えの原点・・・?

(萌え、なんて軽い言葉で表現できるような、お気楽な小説じゃないんですけど、でも、名作だよ~!)

どうしても、「傾く滝」を連想してしまうせいか、やはり気になる団十郎の系譜(笑)。

読んでみたいなあ。

※ちなみに、この筆者の「美形の俳優に魅かれる心理」というのは、ものすごくよくわかります(笑)。世間でいういわゆる歌舞伎通、いわゆる劇評家はそういう見方を鼻で嗤いますが、お芝居が肉体芸術である以上、精神論だけでは歌舞伎はファンに見放されます。見た目にこだわるのは、だから当然だと思ってます。

(容姿さえよければそれでいい、という意味じゃないですよ~!)



●もうひとつ

なんか、昔なつかしい名前があったので(笑)。

「耽美」から「ボーイズラブ」へ! 「JUNE」系とは何だったのか

今や大御所となった柿沼さんと、佐川さん・・・(笑)。

さすがにわたしにとっても、この二人の語る世界は古すぎるきらいもありますが、それにしてもお懐かしい顔ぶれ、古き良き時代?の生き字引ですねえ。

本来ならば、ここに中島梓女史も加わったはず、と思うと少しさびしい気がします。

彼女たちのJUNE観(あるいは萌えの対象)は、必ずしもわたし個人の価値観とシンクロするわけじゃないんですが、それでもなお、彼女たちの活動がなかったら、今の自分はいないものね。

(わたしだけじゃなくて、彼女たち先駆者があったからこそ、現在のBLビジネスが存在するわけで。)

「受けと攻め」のコンセプトが登場したあたりから、耽美/JUNE系が「BL」に変わったのでは、という示唆は、なかなかおもしろかったです。

これについては、たしかにそのとおり―――というか、わたしが「摩利と新吾」などに夢中になっていたころは、誰が受け(女性役)、誰が攻め・・・という発想自体がありませんでした。

なんでだろうね、ほんと、思いつきもしなかった(笑)。

その観念をあてはめると、たとえば夢殿さんはバリタチ(100%攻め)でいいんだけど、摩利くんはけっこう難しい・・・!

※「摩利と新吾」を知らないみなさん、ごめんなさい!

このネタ、いつかまとめて論文にしてみたいですね。

・・・最後に、この記事を読んでひとつだけ、注文をつけたい点があります>>

お願いだから、「24年組」を説明するなら、そこに木原敏江さんも忘れずに入れてください!(笑)



【06/07/2011 22:08】 書籍・マンガ | Comments (0)

あっちもこっちも揺れて

●久しぶりに

緊急地震速報を聞きました。

(ケータイの通知ではなく、たまたま見ていた7時のNHKニュースの最中でした。)

あの音を聞くだけで、心臓がどきんと跳ね上がる―――精神衛生上よくないですね。

和歌山を震源地に、震度5強(マグニチュード5.4)の地震があったそうです。

一瞬ふと身構えて、すぐに弛緩して、それから再び、思いがけないエリアを襲った大きな揺れにびっくり。

あちら方面に住んでいる親族や知人の顔が、やはり脳裏をよぎりました。

速報で見る限りでは、大きな被害は出ていない模様ですので、とりあえずほっとしたけど、

「なんか日本中、あっちこっちで揺れてない・・・?」

って、思ってしまいますよねえ。

東北~北関東の余震はもとより、北海道から九州まで、ここ数カ月でずいぶん揺れたような気がします。

あれだけ大きな地震が東北を襲ったのだから、日本の(アジアの?)他の場所でも、プレートだの地殻だのにむずむずと影響が出るのも、無理ないのかなあ。

なんとなく、不気味な感じです。



●昨日

すっ飛んだ記事というのは、この人のことでした。

松本龍復興相が辞任 就任9日、被災地問題発言で引責

放言というか、暴言というか。

「知恵を出さないやつは」云々という、お粗末な問題発言もさることながら、あの横柄で無礼な物言いに唖然とした・・・というようなことを、延々と書いたのですね。

もう一度、同じことを書く気力は残っていませんが(苦笑)、簡単にいうと、

「わけがわからん・・・」

だったんですよ。

人間として、おなじ日本人として、大変な災害に見舞われた人たちへのシンパシーも配慮のかけらもない、まるで相手(被災県の知事たち)に、

「はは~っ、ありがたき幸せ!」

と恭しく平伏されて当然だと言わんばかりの、尊大な言動。

人としての品格はもはや求めないにしても、政治家としての才覚(あるいは社会人としての常識)がちょっとでもあれば、そういうのは得策でないと―――なぜ気づかないのか、それがわからない。

・・・と、思っていたんですが。

どうやらわたしの想像をはるかに超えて、ホンモノだったようですね。

辞任に先駆けて、言うに事欠いて、「九州人だから言葉づかいが荒い」とか、「血液型がB型だから短絡的」だとか・・・って(爆)。

そういう言い訳、言ってて恥ずかしくないのかしら。

だいいち九州の人に、そしてB型の人間に、それはあまりに失礼ではないでしょうか。

「うりゃ! なに言うんだよ!」

・・・と、思いっきりB型の小鳥さんも、えらく憤慨していました(苦笑)。

そもそも、自らの発言を批判されて、それを方言やお国柄のせいで誤解された―――と強弁すること自体、ニュースを受け取る側(マスコミの記者のみならず、わたしたち視聴者すべて)のインテリジェンスを過小評価した、はなはだ失礼なことですよね。

(ま、それ以外に弁明のしようがなかったんだろうけど。)

言葉づかいがどうあれ、訛りがあろうがなかろうが、もしも大臣が真剣に、真摯に被災者のために最善を尽くそうとしていたのであれば、それはきちんと伝わったはずです。

そこに「まこと」があったならば、被災地のみなさんは傷ついたりはしなかった。

そういうことを我々が認識できないと本気で思ってるとしたら、国民を馬鹿にするにもほどがある!

「ホント、民主党って、信じられないくらい有能な人材が豊富な政党だね」

冷やかに言ったら、

「それも事実かもしれないけど、要するに、誰も菅さんのもとで大臣をやりたくないんだよ」

・・・だそうです。

うむ、末期的・・・ですね。



●ところで

がらりと変わって。

猛暑からパソコンを守る方法は?

節電はいいけれど、下手をすると熱中症にかかり、場合によっては取り返しのつかない悲劇を引き起こしてしまう・・・というのは、人間に限ったことではありません。

わたしの知り合いには、密閉性の高いマンションに平日、一日中PCを置きっぱなしにするのが怖くて(室内温度は軽く35度を超えますから)、わざわざ毎日オフィスに持って行く人もいれば、ウレタンケースとビニール袋でぐるぐる巻きにして冷蔵庫(野菜室)に突っ込む人もいます。

おととしくらいまでなら、そこまでする人が身近にいたら鼻で笑った(失礼!)かもしれませんが、去年のあの酷暑を体験した後では、まったく笑えません。

PCってね、ある程度の不具合やフリーズ癖なんかがあって当然、みたいなところがあるので(本来はそうじゃないはずですが)、長いこと使っていると、ユーザーが「なんか調子が悪い状態」に馴れてしまうんですよ。

で、それが「普通の状態」だと錯覚してしまうのです。

もちろん、なんだかんだ言いながら何年も持ってしまうPCもありますが、みんなが同じようにラッキーとは限らない(笑)。

ある日突然、何の前触れもなく、いきなり、

「・・・」

PCが立ち上がらなくなったり、極端にスローモーションになったりするわけです・・・(経験者はちょっと語る)。

そうなってからでは遅いのよ、ホント。

ですから、

①PC(特にノートPC)のお掃除
②定期的なデータのバックアップ
③冷却

とにかく、高温多湿で密閉された場所に放置しない。

なかなか大変ですが、壊れてから泣くよりも、今のうちにどうぞ真剣に対策を。



【05/07/2011 22:08】 社会・時事ニュース | Comments (0)

胃が痛い・・・

●2時間かけて

150行ほど書いたブログ記事が、保存の瞬間に吹っ飛びました。

「・・・!」

たまにあることなんですが、本当に辛い。

たくさん書きたいことがあって、何時間も調べて書いたときは尚更。

書いた文章、消えちゃうんですよ。

跡形もなく、どこかに行ってリカバーできなくなるの。

キャッシュも履歴も残らない。

ショックのあまり、わたしは口もきけなくなり、しばらくは胃がしくしく痛みます。

大げさでなく、一晩くらいは眠れなくなります。

ブログのプロバイダを、心底恨んだりもします。

文章を失うのは、それくらい辛いです。



●そんなわけで

もう駄目。

書きなおす気力もないので、またね。


【04/07/2011 22:26】 島流し生活2008~ | Comments (0)

Home is where the heart is, but

●ひええ~

いくらなんでも、これは・・・(爆)。

あつべえ (熊谷市のサイト)

いくら日本一暑い(かもしれない)街とはいえ、やけくそ気味の開き直り?とはいえ、これは・・・(笑)。

市役所の人、暑さにやられて脳みそが半分、とけちゃったのかも?

だってほら、なんと市役所で、あつべえのお面!まで販売してるし(爆)。

見てるだけでなんとも暑苦しくなる(いかにも汗だくオヤジ風だし)、微妙なシンボル・キャラクターですね。

市民はそれでいいのか・・・?

たとえば。。。

比較の対象として適切かどうかはさておき、奈良の「せんとくん」の場合は、あれがかわいいのか可愛くないのか、キモイのかブサかわいいのか、ゆるキャラと言っていいのかどうか、それなりに議論の余地があったと思うけど、「あつべえ」は・・・うぐぐ~。

「もはやここまで暑いと、笑うしかない!」

・・・という、悲壮な覚悟なのかも。

熊谷市役所には申し訳ないけど、あつべえがあんまり活躍しないでくれることを、切に祈ります。

だって・・・暑そうだもん(苦笑)。



●京都に

行きたい。。。

と、最近すごく思います(苦笑)。

「もうずいぶん、行ってないような気がする」

・・・とは小鳥さんの弁。

わ、わかるなあ。

(今年の2月に、ちょっとだけ行ってるんですけどね。)

これだけしょっちゅう(たぶん季節の変わり目ごとに)出かけてて、今さら何を恋しいのかって感じですが、京都はなぜか特別。

http://souda-kyoto.jp/

ホント、どういうんでしょうね。

今からのシーズンは死ぬほど暑いってわかってますが、それでもやっぱり行きたくなる(笑)。

「そんなお金も時間もないよ~」

うん、今年は義援金とか、福島の旅とか、夏合宿とか、すでに目いっぱい散財してるので、このうえ無理だと思うんですけどね・・・(笑)。

「まあ涼しくなったら、考えようよね?」

などと慰められつつ、それでも内心、

「うむ・・・あのレンズをあきらめて、あのカメラを買うのをやめて、持ってる古い一眼レフを売って・・・」

気づくと、勝手に頭の中で資金繰りをしてるのがコワイ。

アホですね、ほんと。



●もっというと

ロンドンに帰りたい。

ものすご~く帰りたいんですよね。

理屈じゃなくて、心がもうホームシックでどうしようもない感じ(笑)。

(日本の夏は暑いからってのもあるけど、多分それだけじゃないです。そして原発から逃げたいわけでは、決してありません。)

毎日ね、脳裏にロンドンが思い浮かぶんですよ。

あの小路とか、あのお店とか、あの友だちとか、ランダムに。

うぐぐ、帰りたいよ~~~。



【03/07/2011 14:22】 島流し生活2008~ | Comments (0)

ここにも高齢化の波?

●最近

気になるのが、ここ湘南の海で見かけるサーファーの高齢化。

・・・うぐぐ(笑)。

かつて、これこそいかにも昭和バブル的、かもしれませんが、流行を気にする若者(←この言い方がすでに古くさい!)はこぞって夏はサーフィン、冬はスキーに興じたものです。

(と、思ってるんですが、もしかしてこの前提がすでに間違ってるかも?)

クルマと、サークルと、スキーと、サーフィン。

あああ、なんてバブルな時代だったんでしょうね~(笑)。

たまたま湘南に暮らしていて、週末の浜辺(と周辺の道路)の混雑ぶりを目の当たりにし、家々の軒先に干されたボードやウェットスーツをあたりまえのように見ていたので、そう思っただけかもしれません。

(以前も書いたと思いますが、ハーフパンツ+上半身ハダカのお兄ちゃんが、街中をうようよと闊歩していても当然すぎて、特に何も感じないというのは、この辺の住民の特徴です。小鳥さんあたりは、それはオカシイと指摘していますが。)

だってほら、誰だって、自分が育った環境が普通だと思いますものね(笑)。

まあ、そんなわけで。

駅前でも海でも、正直にいうと季節を問わず、数多くのサーファーを見かけますが、さて。

※ローカル的に「正統な」サーファーは、背中のジッパーを下ろしたウェットスーツ姿のまま、悠然とチャリでボードを海に運びます。自転車にはボード専用のキャリアが取りつけられています。

若いお兄ちゃんたちが圧倒的に多かったはずのサーファー集団が、気がついたら、なんだかみんなオッサンになっていました(苦笑)。

お腹がぽこんと出ていたり、限りなくうっすらとした髪の毛を海風になびかせていたり。

小学生くらいの子供を連れて、一緒にやってくるサーファーも多いですね。

日に焼けた赤銅色の笑顔は、年齢にかかわらずまぶしいけど、そこに刻まれた深い皺は・・・やっぱり、寄る年波を感じさせます。

あ、もちろん、オッサンがいけないって言いたいわけじゃないですよ?

サーフィンに年齢制限があるわけじゃありません、あたりまえですが。

(性別による制限もありませんが、女性サーファーを見かける確率はかなり低いです。)

でも、上に書いたとおり、顕著な高齢化を感じるのはホント。

要するに、イマドキの若いもんがサーフィンをしていないように見える、それが気になるんですね。

どこに行っても、いつ行っても、見かけるのは元気な中年サーファーばかり。

(写真を撮りによく出かけるので、サーファーの多いスポットはけっこう知ってるつもりです。)

若い人たちは、どこか他の場所でサーフィンしてるのか?

それとも、そもそも今はサーフィンなんて流行ってないのか?

お金がかかるスポーツだし、道具の置き場所にも困るだろうし、(海のあるところに)遠征しなくちゃいけないからクルマも要るので、たしかにイマドキの感覚に合わないのかも?

っていうか、実際のところ、浜辺に行っても若者ってあんまりいないのよね・・・くう。

ビーチ・リゾートとか、マリン・スポーツ自体がイマドキじゃないのかな?

・・・なんて、とりとめもなく考えていたりします。



●文句なしに

面白いです、これ。


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篠田 節子

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たしか昨年か一昨年か、「このミステリーがすごい!」で上位にランクインしていて、そのときから気になっていたんですよね。

※内容的にはミステリーというよりも、社会派サスペンスです。

今回、やっと文庫化されたので、さっそく買って読み始めました。

上下巻あわせて相当なボリュームがあるのですが(最近は文庫も高いし!)、なにしろ面白くて、恐ろしくて、圧倒的なリーダビリティがあるので、やめられない止まらない、の世界でした。

中身は、「宗教」です。

・・・って書くと、それだけで敬遠する人がいそうですが、思想・哲学の話ではなくって、「宗教ビジネス」をめぐるきわめて生臭い詐欺師のお話です。

金もうけのために、ネットでエセ宗教集団を立ち上げた中年の男がふたり。

テキトーに名前を決め、教義をつくり、それらしくあやしげな祭壇を準備して、まるでクモの巣にかかってくる獲物を待つように、少しずつやってくる「何かを探している人たち」から、お布施をまきあげる。

最初は1000円、2000円なんですけどね。

やがて「教団」は思わぬ発展を遂げ、詐欺師たちは大金を手にするようになるわけですが・・・ねえ、そのまま、済むわけがないでしょう?(笑)

病んだ心、怯えた心、救いを求めるどこか壊れた人間を多数、抱えているわけだから―――そこには、リアルな人間がいるわけだから。

いかにもともとが「虚業」であっても、人の心を弄んだ以上、「教祖」がコントロールしきれないモンスターがそこに生まれても、文句を言えないだろうという感じです。

そういう実体を持った集団が、狂気に蝕まれたらどうなるか・・・?

なんというかね、読んでいて、「フランケンシュタイン」を連想しました。

お話がリアリズムに徹しているうえに、主人公たちが、これが笑っちゃうほどの「常識人」なんですよ。

元をただせばセコイ詐欺師ではあるけど、教祖がいちばん社会が、現実が見えている(読者は彼の感覚に共感できる)・・・というのが、実に皮肉です。

不透明な宗教ビジネスの恐ろしさ。

そしてそれ以上に、人間の心の闇みたいなもの。

なまじのホラー小説よりも、よほど怖いと思いました。

「社会派サスペンス」ってナニよ? という人にも、十分に楽しめる内容だと思いますので、ご興味がありましたらぜひご一読を。

夢中になって読んで、気づいたら夜が明けた・・・なんてことになりませんように(笑)。



【02/07/2011 23:57】 書籍・マンガ | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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