●ホントは
いつもどおり、日付が変わってから、レビューを上げようと思っていたのですが。
でも、カウンタの数字が久しぶりに猛スピードでぐるぐる回り続けているので、早めに置いておきます(笑)。
こんな興奮は、久しぶりですから。
初めての方もいつもの方も、いっぱいの応援コメント、ありがとうございました!
しょうもなくゆるい感想ですが、よろしかったら読んでやってください。
(あとで、この日記の日付を4月29日付に直すと思いますが、ご了承ください。)
なお、うだうだしてる部分もありますが、大らかに見守ってくださると嬉しいです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
●今日は夏!
完全にもう、夏の陽気でした。
GWスタートに相応しい、というか何と言うか。
すでにわたしの服装は、真夏仕様です。
半袖と、強力日傘と、タオルマフラーと、日焼け止めべ~ったり(笑)。
最近は日膨れがヒドイので、こうでもしないと危険なのです・・・(汗)。
●さてさて
お待ちかね、です(笑)。
早起きして行って参りました、駅前の本屋。
来た見た勝った、じゃなくて買った!(笑)
開店早々(午前10時5分)の書店は、今日発売の雑誌の荷解きすら始まったばかりでした。
人もまばらで照明も暗め、まだまだ眠た~い雰囲気。
「雑誌、予約してるんですが!」
勢い込むおばちゃん二人の真剣さに、きっとお店のお姉さんも引いただろうなあ。
「少々お待ちください」
(心の声:なんだよ、朝っぱらから高齢腐女子かよ~。)
バイトちゃん(とおぼしき女の子)が取り置きの棚を焦って探してる間に、床に積み上げられた雑誌の山から、あっさりゴールドを見つけ出したわたしたち。
―――表紙、チラリと見えてたからね。
普段はトロいくせに、こういうときは異常に目ざとい(笑)。
「あの、ここにあるんですけど」
いいから早く寄越せモード、全開でした(爆)。
※店員さん、ごめんなさい。
まあ、そんなわけで。
無事に、be-boy GOLD6月号を手に入れました。
あああああ、よかった~。
(心配してくださったみなさま、ありがとうございました!)
うちに帰るまで待・て・な・い、待ちたくない♪
とばかり、そのまま近くのドトールにしけ込み。
モーニング・セットを頼むのももどかしく、最奥のテーブル席に陣取って、おもむろに読書スタートです(笑)。
いい歳の大人がみっともない・・・と言われたら、ぐうの音も出ない状況ですけど、気にしない。
『春抱き』の前には、世間体もなにも虚しい。
―――小鳥さんもわたしも無言で、ひさびさの『春抱き』に没頭しました。
静かな幸せ。
67ページ分の幸せ。
うっふっふ。
●ここからは
ほんのちょっとですが、レビューめいたものを。
※以下、結構ネタバレを含みますので、ストーリーを知りたくない方はここで止めてください。
※あたりまえですが、ここに書く感想・コメント・ツッコミはすべて、わたし個人の独断と偏見によるものです。気に入らなかったら・・・ごめんなさい、スルーしてね。
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まず、全体の印象。
『春抱き』が帰って来た!
それだけで、まずは幸せです(笑)。
絵もすっかり戻ってるし、登場人物も(某だれかさんを除き)相変わらず。
この「相変わらず」というのは、もともとの、休載以前のあの『春抱き』ワールドが戻って来た、という意味です。
これだけでもう、十分すぎるほど嬉しい。
いろいろとまあ、勝手に危惧していたので(苦笑)。
長かった休載期間をまったく感じさせない、まるで先月のお話の続きだよ、みたいなさらっとした滑り出しでした。
見事な平常運転だよなあ。
(一応は読み切りってことになってるけど、そんなわけないじゃん! 次は12月ですか?)
次に、岩城さん=信長ね(笑)。
※これ自体がストーリーの中心となるわけではありません。
大河ドラマの脇役(主役はどうやら千利休らしい・・・これはこれで、気になるかも)として、織田信長役で登場し、どうやらかなり話題になっている模様。
意外性のあるキャスティングだと言われてるらしいですが、そうかなあ(笑)。
むしろ、これ以上ないひらめきのキャスティングだと思うけど。
ご存知のとおり、わたしは昔から岩城さんが歴史上の人物をやるなら(他にもいろいろ、マイナーながら個性的なキャラは思いつくものの)、絶対に信長だと思ってましたから♪
念願の、カラーで信長岩城さんを見られて、うっとり・・・(笑)。
センセ、本当にありがとう!!
(・・・って、テメエのために描いたんじゃねえって!)
『春抱き』で、まさかの信長萌えです。
いやあ、もうね、口ひげが似合いすぎてクラクラしました。
「これで、髭の岩城さんも解禁かな~?」
「やめれ(爆)」
小鳥さんには、たしなめられましたけどね(汗)。
それから、えっち。
・・・これは、また後ほど。
(つづく)
(つづきです)
そして一番は、香藤くんの現状。
何しろあの14巻の後日譚なので、能天気な話にはなりませんよね。
彼の体験した凄まじい出来事が、今の彼にどういう影を落としているか―――というのが今回のテーマ。
厳密にいうと、その影響から抜け出し、再び羽ばたこうとしつつある香藤くん、かな。
・・・正直なところ、これをどう捉えるか、わたしはまだ決めかねています。
これまでとは違う、違いすぎる彼に、もしかしたら戸惑うファンもいるかも?
太陽のように明るくポジティブで、強引なまでに自己を貫く強さを持った香藤くん。
おバカな部分も甘えんぼの部分も、訳のわからない香藤ロジックで周囲をあわてさせる部分も、びっくりするほど達観したオトナの部分も。
そしてもちろん、岩城さんに注がれる熱い熱い愛情も、思いがけない優しさや骨太の男らしさも。
香藤くんのすべてを、わたしたちはこれまでに見て来た、愛してきた・・・と、思ってました。
でも、この香藤くんは違いますよね。
彼の新しい側面だと、そう思うべきなのか。
あれだけの過酷な体験を経て、変わらないほうがおかしいと思うべきなのか。
ストーリーにある通り、病気なのだと納得するべきなのか。
―――イヤ、なんじゃないですよ。
文句を言ってるわけじゃないんです。
どんな香藤くんも好きだし、その彼を愛おしく思う岩城さんの気持ちも痛いほどにわかるけど、それでもこの香藤くんは、「ストーリーを牽引していない」。
若干の違和感を覚えるのは、そこなんだろうなあ。
病気のせいとはいえ、少し世界に対して臆病になっている香藤くんというのは、見ていてちょっと辛い。
香藤くんがいつもの傍若無人なスーパーポジティブ人間じゃないと、きっとね、さびしいんですね。
『春抱き』はご存知のとおり、(それまで停滞気味だった)岩城さんの人生に香藤くんがバーンと登場し、その果てしないパワーと存在感で、二人の人生を新たな世界へといざなっていく物語です。
良くも悪くも、香藤くんが動くことによって、新しい局面が生まれる。
どこか、『春抱き』の黄金パターンはそういうものだ、と思っていたわたしとしては、今回の展開に
「おやあ?」
変わってるなあ、という感覚なのかもしれません。
生死の境目を彷徨ったのだから、「いつもの」「これまで通りの」香藤くんでいられるほうが可笑しい。
―――うん、わかるんですけどね。
彼以外のキャラがほぼ「平常運転」なだけに(岩城さんなんて特に)、余計に、香藤くんの及び腰なところが目立つのかも。
どれほどの体験をしたとしても、傍らに岩城さんがいる限り、香藤くんは香藤くんでいてほしい、という欲張りな願望があるのかも。
香藤くんならこうするはずだ、という勝手な思い込みが強すぎるのかも。
雄々しく誇り高く、岩城さんを包み込んで安心させるオトナの香藤くんが好きだから、なのかも。
・・・だから、迷うんですね(苦笑)。
もちろん、今はもがき苦しんでいる香藤くんも、まもなくそこから抜け出すでしょう。
その片鱗は、今回の話の後半に見えている。
ここから脱皮して、今回の葛藤を肥やしに、さらにひとまわり大きな男になるのを、今は見守るばかりです。
(・・・ほかにもまあ、いろいろ思うところはあるけど、ここには書けないなあ。)
なお、小鳥さんは、一種の隠喩を感じると言います。
今までの幸せな生活を一変させる大事件が起こって、そこで身体に、心に大きな傷を負い、これまで感じたことのなかった大きな不安と直面せざるを得ない香藤くん。
そこに作者自身の思いを重ね合わせると、ゆるぎない岩城さんの暖かい存在ってのは、
「ファンのことじゃない?」
ってね。
ああ、そうだといいな。
そういう感じは以前の話から持っていたので、そうかもね、と思います。
●それに比べて
岩城さんは、どっしり安心感がありました(笑)。
はっきり言って、岩城さんがあまりにも岩城さんだったのが、今回なによりの救いであり、アンカーでもあったと思います。
役者として、非常に充実している。
社長としての仕事ぶりも、堂々たるもの。
香藤くんとの関係も、むろん揺らぎない。
―――いやあ、絶好調じゃないの(笑)。
もともとこの夫婦は、岩城さんが落ち込んでいるときは香藤くんが引っ張り上げ、香藤くんが迷っているときは岩城さんが優しくラビリンスから導き出す・・・という、上手い具合に役割分担が出来ていますから。
そういう意味では、今回の姉さんらしい岩城さんは、当然なのかもしれません。
美しく、強く、逞しく。
しなやかに、かつ凛として。
言葉を惜しまず、あくまで献身的に旦那を包み込む。
羨ましすぎて、もう、ため息しか出ませんって(笑)。
「すっごいお姉さんなんだなあ」
今回はしみじみ、そう思いました。
いい意味で、線が太くなったなあ。
甘~い笑顔にも、旦那を手の上で転がすような余裕が感じられる。
これまでの聖母ともちょっと違う、やっぱり姉さん女房なのよね(笑)。
(岩城さんが非常に安定しているので、よけいにつまずいている香藤くんの意外性が際立つのかもねえ。)
今回、彼が社長として処理する某・案件は、もうちょっと前の彼ならば、自分の身に置き換えて少しばかり動揺してもおかしくないような、そんな性質なんですが。
岩城さんは丸っきり、気にしてないみたいでした。
迷いのない澄んだ瞳が、眩しかった・・・(笑)。
年齢とポジションに相応しく成長している彼を寿ぎつつ、またいつかどこかで、うだうだとしょうもないことで悩む岩城さんを見たいわたしです。
てへv
●さて
ここまで書いて、アレですよね。
今回、派手にフィーチャーされている佐和さんと雪人くんについて、ひと言も触れてないってのも不自然でしょうか(汗)。
うぐぐ、困ったなあ、という感じ。
(このふたりの関係にはなかなか入っていけないものがあるので、これまでと同じく、どうも苦手な存在なのです。)
「わお、まさかの佐和さんネタなの!?」
そう来るかあ、と唸りましたね。
飛び道具的に登場したのか、もっと他に理由があるのか。
若い恋人の成長と自らに忍び寄る老いの陰に怯え、疑心暗鬼に陥ってしまう佐和さん。
ホント、彼女の「自衛」手段は(昔から)しょうもないんですけど、それでも彼女の抱く大いなる不安は、きりりと胸に迫ります。
対等の恋人でありたいという雪人くんの思いを、本気で受けとめられるのか。
愛玩動物のように愛した相手を、対等の人格として認められるのか。
無様な自分を、そのまま肯定できるのか。
愛を、愛だけを信じて生きるのは、時にぞっとするほど恐ろしいですからね。
彼女が、本当の恋愛を知るのはこれから・・・なのかもしれません。
続編に、期待します。
そうそう、飛び道具?といえば・・・(笑)。
久しぶりにお会いしたサンライズの社長さんには、にんまりしました。
相変わらずあの超ミニスカートで、お歳を感じさせない脚線美。
―――あはは、好きなんですよね、彼女。
いつか、美貌のインタープロ社長と正面から相まみえるシーンを見たいです(笑)。
●そして
あの、うるうるえっちね(笑)。
がっつりではないけど、久々に楽しかったですね。
色っぽくて、フツーで、せつない。
これについては、別の機会に書く・・・かも(爆)。
ごめんなさい。。。
●以上
生煮えのレビューで、本当に申し訳ない。
しかし、強烈な信長岩城さんの眦の色気にやられたわたしでした・・・(汗)。
2012年4月28日
ましゅまろんどん。