●今日の
最高気温は、20度くらい。
いきなりガクンと冷えた感じでしたねえ。
都心では10月中旬並みの気温だったそうです。
ずうっと雨だし・・・いやあ、びっくり(笑)。
朝方は数か月ぶりに、もこもこ綿毛布などをかぶってしまいました。
(夏の間、わたしはなんにもかぶらずに寝ます。なにもかぶれない、というのが正確。)
お陰さまでこの週末は、モヤシたっぷりラーメンや、シーフード・シチューなぞつくっちゃったし。
ほんの数日前まで、キッチンで火を使うこと自体が苦痛だったのにね。
「お料理たのしい♪ 暑くない~♪」
「それはよかった」
「このまんま、涼しい季節になってくれないかしら♪」
「いや、無理じゃない?」
「・・・」
ええ、明日はまた、30度に戻るんですってね(涙)。
なまじ涼しさを味わってしまっただけに、しんどいなあ。
●さてさて
すでにもう、何週間か前のことですが。
ふと魔がさして、わりと安易にお茶をしに出かけました。
日比谷のザ・ペニンシュラです。

ものすごくお洒落な空間ですが・・・ホントにこれ、ロビーなんですよね(笑)。
正面エントランスから入って、もうすぐそこ。
お茶するエリアと人が行き交う通路が、ほぼ混じり合ってる感じでした。

とはいえ、もちろん、ゆったり贅沢なつくりですし。
特に騒々しいとか、落ち着かないとかいうことはありませんでした。
高級ホテルを行き交う人々ウォッチングもまた楽しい、とは言えるかもしれません(笑)。

お茶、ホント好きだよなあ・・・(笑)。
年に何度とない贅沢ですが、アフタヌーン・ティー。
まあ、いいもんです(笑)。
(ちなみに香港のペニンシュラでは、その昔お茶をしたことがあります。)
このロビー、意外とテーブル数が多い。
そして、わりと混んでいました。
お金持ちっぽい中年女性・・・もとい、美魔女もどきがたくさん(笑)。
高い天井とシンプルなインテリア。
適度なざわめき、これはゆったりしたお茶には必須です。
(BGMはときどき生演奏が聞こえる程度。これも控えめでいい感じです。)

伝統の英国式アフタヌーン・ティー、だそうです。
ケーキ類・・・ものすごく美味しかった!
スコーン・・・正直あと一歩、オーセンティックに足りない感じ。これはこれで美味しかったけど。
サンドイッチ類・・・いちばん美味(笑)だけど、あまりにも量が少なかった。
(イギリスなら、食べ物いくらでもおかわりできるんですけど、日本ではダメなんですよねえ。)
スコーンの味なら、フォーシーズンズ椿山荘のほうが美味しかったですね~。
ザ・ペニンシュラですので、「ホンモノを知らない」んじゃなくて、意図的にこういう味なんでしょう。
クロテッドクリームの味は、可もなく不可もない感じ。
・・・あ、なんだか偉そう・・・(汗)。
もちろん、肝心なのはお茶です。
茶葉の種類は、そんなに多くはない。
ハウスブレンド、ハウスブレックファスト、ハウスアフタヌーン、ダージリン、アッサム、アールグレイ。
それ以外は中国茶系、日本茶系。
それからむろん、コーヒーやハーブティーの類もあります。
お茶類はすべておかわり自由、というか、茶葉を変えたり、途中でコーヒーを注文したりもアリ。
これは、なかなか良い仕組みです(笑)。

で、お茶ね~。
ものすごく美味しかったです。
ええ、こればっかりは、文句なしの二重丸(笑)。
日本では色のうす~い、したがって味もうす~い、最初から出がらしみたいな寂しい紅茶が主流ですよね。
それも、ほんのちょっとしかもらえない・・・(汗)。
たっぷり濃い目の、これでもかってぐらい(カップの底が見えないほど)しっかり淹れたお茶って、なかなか巡り合えません。
「うわあ、お茶が黒い!」
※誉め言葉です。
そう思えたのは、ホント、わたしにとっては嬉しいことでした。
これ以上ないくらいシンプルな銀のティーポットも、ほぼ無地の食器も好みです(笑)。
ティーストレイナーに至っては、本気で譲ってもらおうかと思ったくらい。
がっしり大きくて使いやすいんですもの、これは欲しくなったなあ。
「いいね、ここ!」
そう、美味しい紅茶さえたっぷりもらえるのなら、あとは些細なことです。

そして、こんなハプニングも。
茶葉を替えて、おかわりを頼んだときのことです。
小鳥さんはたしかアフタヌーンブレンド、わたしがダージリンでした。
しずしずとポットが運ばれて来て、最初にまず、わたしのカップにお茶がそそがれました。
(最初の一杯は、こうやってお姉さんがサービスしてくれます。あとは自分のペースで。)
「・・・あれ・・・?」
燃えるようなコッパー色のお茶に、ちょっと首をかしげたわたし。
ええ、お好きな方はご存知のとおり、ダージリンって、やや色が薄いものですよね。
明るい、ちょっと黄色ぎみのお茶。
「これ、ダージリンですよね?」
「さようでございます」
でもまあ、個体差というか、色味もいろいろあるんだろうし。
その場で香りをかいで確かめるのも失礼な気がして、そこはそのままスルーしました。
ウェイトレスさんは次に、小鳥さんのお茶をサーブ。
「・・・!」
黄金色の、明るいお茶。
アッサムが中心のブレンドなら、もっともっと赤く濃いはずです。
「ああ、きっとこれ、取り違えてるんだな」
小鳥さんと顔を見合わせて、なるほど、と頷きました。
(ポットにはお茶の種類などのタグはいっさいなし。・・・当然か。)
どうしようかと思ったけど・・・今考えれば、自分たちで交換してもよかったのかもしれないけど。
だけど、もしかしたら、全然べつのお茶かもしれないし。
テーブルまちがいだったりしたら、そもそも何のお茶かもわからない(笑)。
・・・と思って、なるべく丁寧に聞いてみました。
どうも、見た目では茶葉がちがうように思うんですけど、って。
それぞれのお茶の名前、確認したいんですけどって。
ウェイトレスさん、こちらが申し訳なくなるほど、びっくりしていました。
余計なこと、言っちゃったんでしょうね・・・(汗)。
すぐにポットもカップもすべて回収されてしまって、今度はこちらがびっくり。
黙って、出されたものを飲めばよかったのかな?
なんのお茶だろうと、たぶん美味しいことに変わりはないんだから・・・?
持ってきたものを突き返したみたいに、思われてしまったのかも。
騒ぎ立てたつもりじゃないけど・・・こういうのって、悶々としますね。

じきに、謝罪とともに、あらためてふたつのポットがやって来ました。
とても丁寧な対応で、気持ちがよかった。
今度はわたしのお茶、見事な黄金カラーです。
独特の香りもちゃんとダージリンで、やっともやもやが晴れた感じ。
「うん、美味しい!」
・・・い、一件落着・・・?
あ、ちなみに、上のぼや~っとした照明の写真ね。
1枚目の写真にある天井のゴージャスな灯りを、わざとピンぼけに撮影しました。
点光源がいっぱいある場合、ピントをはずすと、こんなふうに綺麗なボケになります。
クリスマスのイルミネーションなんか、こうやって撮ると華やかですよね(笑)。

今回はじめて、ダンボーをうちの外に出しました。
「ペニンシュラに持って行くの・・・???」
「ヤバいかな?」
「ダメじゃないけど、オタクすぎでは・・・」
「あ、やっぱり・・・(爆)」
お上品な周囲にばれないように、こっそりと記念撮影です(苦笑)。
結局、お茶、飲みまくりました(笑)。
メジャーなお茶を全部ためして、どれもとっても美味しかった。
お安くはありませんが、このクオリティは貴重ですね。
以上、やけに長いレポートでした。
●それでは
また。。。