コマンドゥール、ですって

●いきなり

朗報が。

坂東玉三郎さん、仏「コマンドゥール」受章へ

フランスの芸術文化勲章だそうです。

そういえば玉さま、今月はフランスで公演中でした。

リストを見ると(ウィキ情報のみ)、歌舞伎役者でもらっている人が何人か。

そのうちで、最高位にあたる「コマンドゥール」を受勲しているのは、亡くなったばかりの團十郎丈のみ。

・・・のようです。

(女形ではなし。)

(日本人でこの「文化芸術勲章」をもらっている人は大勢いるようですが、コマンドゥールは数人。)

なんであれ、海外でも評価されるのは嬉しいことです。

そっか、玉三郎がコマンドゥール(騎士団長)なんだ・・・(笑)。

ところで>>

歌舞伎界に試練の時 相次ぐ悲報がこけら落としに痛手 期待は若手の発奮に

二枚看板失った歌舞伎界 苦境ばねに進むか世代交代

こういうの、わかるんですけど。

コアの部分は専門家のコメントを引用してるわけですし、間違ってはいないんですけど。

でも、ときどきビミョーです。

書き手がどのくらい歌舞伎を知っているのか・・・と思っちゃうんですね。

あ、決して、

「天下の孝夫ちゃんをスルーしてる、ムキーッ!」

というわけでもないですよ(笑)。



●でもほら、

芸能レポーターの歌舞伎報道って、ホントがっくりくる事が多いから・・・(汗)。

ひとつに、女形の存在を軽視しがちなこと。

どうしてもスポットライトが、立役に当たりがちなんですね。

(ちなみに、ここに名の挙がっている藤十郎や菊五郎。どちらも、女形を演じることも多いのですが、その辺を理解していない/単に知らないで書いてるんじゃないの? って記事、よく見かけます。)

もうひとつは、マスコミ露出の多い役者さんに、興味が集中すること。

これはまあ、あたりまえなんですけど(苦笑)。

でも、歌舞伎以外のお芝居にずいぶん出ている、あるいはTV露出が多い。

(だからこそ、芸能ニュースに登場する機会も多い。)

・・・ってことは、それだけ、歌舞伎をやってない時間が多い、ってことです。

そこも、なんとなく理解されていないような。

それから、更にもうひとつ、関西の役者を別物みたいに扱うこと。

別枠、があるわけじゃないのに。

ほぼ関西ベースの役者さんもいるけど、「全国区」の人のほうが、今は多いのにね。

ここに、仁左衛門や愛之助が入ります。

孝夫ちゃんがどれだけ東京で、というか日本中どこでもお客さんを呼べるのか、わかってない気はします(笑)。

名跡を調べて、「ああ、関西の人じゃん」で終わってるのでは・・・?

―――と思うのは、被害妄想ではないはず(笑)。

江戸歌舞伎の伝統は、たしかに大事です。

でも、上方歌舞伎の存在だって、ものすごく重要なのにね。



●現在の

歌舞伎のホントの「危機」は、

「玉三郎がひとり、人気も実力も突出しているけど、彼以外の女形(おんながた)は・・・?」

ってことだと、わたしは思ってます。

いわゆる、「立女形」(たておやま)不足問題。

(立女形というのは、女形専門で、舞台の主役をつとめることのできる役者さんです。)

立女形がいないと、お芝居は成り立ちません。

今はまだ、ザ・立女形の玉さまがいるからいい。

でも、いくら彼女がバケモノなみに美しく、奇跡の若さを保っているといっても、もう60歳を超えています。

あの人の性格から言って、芝居に姿(見た目)が伴わなくなったら、あっさり、

「もう、やめるわ」

って、(主役の)お姫さま役をやらなくなりそう・・・(汗)。

玉さまの次の「女王の座」を襲えるような人、誰がいます・・・?

実質、玉さまにしかできない役が、多すぎるとも思います。

福助も時蔵もきれいだし、素敵なんですけど、玉さまとの距離があきすぎている。

その下となると、菊之助や七之助。

これから大輪の花ともなろうという人たちですが、まだまだ30歳前後です。

歌舞伎の世界では、ひよっこ扱い。

玉さまがいつか抜けたときの、穴を埋められるわけじゃない。

(特に菊之助は、いずれ菊五郎を襲名する都合上、徐々に立役としての仕事も増やしていくものと思われます。つまり、純粋な女形ではない、ということ。)

待ったなしの危機だと、わたしは思うけどなあ。



●立役はね、

数が多いからまだいいんです。

勘ちゃんと団ちゃんがいないのは痛いけれど、他にも立役のスターはいる。

ただしここも、今の第一線が退いた後、ぽっかり穴があく可能性はありますね。

※ニュースでよく言う「世代交代」というのは、このこと。

現在40代後半から50代の世代がね、なんというか・・・深刻な人材不足。

勘ちゃんがそこでは燦然と輝く巨星だったけど、後は・・・?

(狭い世界のことなので、単にその世代の人数、分母が少ないのかも。)

三津五郎さんには正直、もうちょっと伸びてほしかった(今後、化けるのに期待)。

あとはもう、橋之助くらいかなあ。

いまだに主役でがんばってるジイサマたちを蹴落とす気まんまんの、次世代スターが少ないのが悩みです。

だから、「世代交代が進む」って言われるんですね。

その下、30代~40代組が、とても華やかなので。

(海老蔵も染五郎も、菊之助も、勘九郎&七之助も、獅童も松緑も、愛ちゃんも孝太郎も、だいたいこの世代に入ります。猿之助もそうか。)

立役って、上手くてカッコいいだけじゃなくて、客を呼べないといけない。

コンスタントに客席を埋められてナンボ、です。

その意味でも、今30代の彼らに期待するものは多いですね。



●なんか、もう

まとまりのない文章ですみません(汗)。

グアムの件とか、大分のバス事故とか。

他のネタまで及ばないうちに力尽きてしまいました・・・とほほ。

最後に>>

歌舞伎座の外観ライトアップが初点灯

期間限定ですが、これも幸い、話題になっているようです。

きれいですねえ、ホント。


【19/02/2013 03:15】 歌舞伎2013~ | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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