☆二本目の記事です☆
ゆうべ書きかけで放置した記事を、少し手直ししています。
ちょい古いけどご容赦。
●また雨・・・
雨がまた降ってますね。
もうじき六月だし、梅雨間近ってことかあ。
あーあ。
昨日だかおとといだか、近所の川の水位が上がっててびっくりしました。
別に危ないわけではありませんが、いかにも「たっぷんたっぷん」な感じ。
「・・・あれ、なんでこんなに?」
一瞬そう思ったけど、このところ雨が多いですものね。
あたりまえなのかも。
「雨は大事だけどさ、でも・・・」
うだうだしています(笑)。
●例の
ファンとの握手会のイベント最中に、切りつけられた女の子たち。
手術後、退院して東京に戻ったそうで、ちょっとほっとしました。
想像してみてください。
まだ10代の女の子ですよ?
(自分たちのファンだと思ってた)見知らぬ男性に、いきなり刃物を向けられて、どれだけ怖かったか。
足がすくんで動けなかったかもしれないし、目の前で起きてることが信じられなかったでしょう。
そのときの驚愕より、あとで思い返すほうは恐怖かもしれない。
本当にかわいそうだ。
(その後の報道であんまり聞かないけど、彼女たちを助けようとしたスタッフ?バイト?の男性は、大丈夫だったんだろうか。ノコギリを素手で受け止めたときいて、血の気が引きました。)
えーけーびーが好きか嫌いかとか、関係ないですよ。
いわゆるAKB商法(握手券とか投票券とか)についてどう思ってるかも、実は関係ない。
(世間のリアクションは、そっちがメインみたいに見えますが。)
ひとの大勢あつまるイベントに、凶器を持った男がまぎれ込んだ。
その男は、無差別にその凶器をふるった。
―――そういう事件です。
問題は、セキュリティでしょう。
金属探知機もなく、手荷物チェックもろくになかった。
その時点ですでに、警備に穴があった(甘かった)と言われてもしかたない。
馴れが油断を生んだ側面もあるでしょう。
本来ならばほのぼのとした?楽しいファンイベントであるはずだけど、でも。
不特定多数のファンを相手にする以上、「おかしな人」が混ざる可能性はある。
確率は低くても、絶対にある。
そういうときのために、警備会社とも契約してるでしょう。
「最悪の事態」に備えたセキュリティ態勢が、あったのか???
そこが焦点だと思います。
ファンとの距離が近いことを売りにする芸能人(をマネージする側)にとって、ガチガチの警備は不本意だ。
お金もかかるし、ファンを犯罪者予備軍みたいに扱いたくはない。
でも、タレント(および来てくれるファンたち自身)の安全が大事なのはいうまでもない。
・・・という中での、バランスの問題ですよね。
費用(=警備コスト、ファンの反発)対効果(=イベントの安全な開催)を考えた落とし所。
そう考えると、非常にビジネスライクな判断になってしまうのかも。
たまたま岩手だったけど、東京でも大阪でも起こりえた。
たまたまAKBだったけど、他のアイドルグループのイベントでも起こり得る。
いや、アイドルに限りませんよね。
歌手でも俳優でも政治家でもスポーツ選手でも、ひとが集まるイベントなら可能性はある。
コンサートでも、大きなスポーツの試合でも。
ふつうなら手荷物チェックや金属探知機、あるんじゃないでしょうか・・・?
(ロンドンではそれがあたりまえだったけど、あれ、日本はそこまでやってないのか?)
そういえば、歌舞伎座はないですね(汗)。
えーけーびー(現象)を批判したくなる心理は(ものすごく)わかるのよ。
でも個人的には、そこが争点ではないような気がしているんですよね。
あこぎな商売、うん。
総選挙だなんだって騒いでるのを、バカじゃないの、と思ってる人も多いでしょう。
(どうでもいいと、冷めた目で見てる人も少なくないけど。)
ごく一部の熱狂的なファンが、握手券ほしさに何千枚もCDを買うとか聞くと、なんかね。
それでいいのか、とは思う。
それを搾取と呼ぶ人もいるけど、される側は好きでやってるしなあ。
ある意味、悪魔的にうまい商売だもの。
眉をひそめたくなる人もいるだろうけど、でもさ。
それでも今のところ、被疑者は
「誰でもよかった。大勢の人を殺したかった」
と供述してるんですよね・・・?
(個人的には、県警が傷害事件ではなく、殺人未遂で逮捕したのは正しいと思う。)
それが本当なら、AKBが偶然そこにいたからターゲットにされた、ということでは。
そこにいたのが他のタレントなら、その人が狙われたのではないでしょうか。
報道によれば、被疑者は無職で、自宅に引きこもり気味の若い青年だ。
冷静になれば、誰でも気づくと思います。
このセリフ(動機)、聞いたことがある。
この青年の生活環境も、どこかで知ってる気がする。
秋葉原の例の事件とか。
他にも、類似の事件はいくつもありました。
「あー、そういうことか・・・」
昨今の犯罪の、ひとつの典型例ではないでしょうか。
おとなしい(というより社会的にあまり存在感のない)青年が、鬱屈した不満を抱える。
肥大化した自己承認欲求と、それが満たされない不安、不満、怒り。
社会からの孤立もありそう。
その孤独を、自分のプライドを守るために、自ら選んだ「孤高」だと思い込む。
「どこにも所属しない自分」を選択したと、自分に言い訳する。
でも、結局それでは、疎外感が増すだけ。
ふとしたきっかけで、あるいはこれといったきっかけすらなく、それが外に向かって爆発する。
暴発、か。
もとから希薄な社会との繋がりを、そうやってみずから派手にぶった切ってしまうのでしょう。
(逆にいうと、社会とのつながりが濃い=失うものが多い人は、こういう行為に出ないと思う。)
破壊と自滅の衝動みたいなもの。
そういうものを抱えている人間は多いから。
・・・そういうパターンに見えるのですが、いかがでしょうか。
これで被疑者の「ネットでの過激な書き込み」が判明したら、ますますその疑いは強まるでしょう。
彼らの鬱屈した心理をあえて言葉にすると、
「俺の人生、こんなはずじゃなかった」
で始まるのでは。
「アメリカなら銃の乱射事件になってた」
という意見もよく聞きます。
それ、秋葉原の事件のときも言われてましたね。
簡単にいうなよ、と思いつつ、どこか頷いてしまったりもする。
根っこは同じなのかもしれないなあ。
大学生に見る若者の「承認」欲求の現在こういうのも、ちょっと思い出してしまいました。
PC遠隔操作事件の例の被疑者も、どこか似たものを感じさせる。
彼は引きこもりでも無職でもなかったけど、社会とのかかわり合い方がぎこちなかった。
ソーシャルメディアで、いかにたくさんの人と繋がっているかが「勝ち組」と「負け組」を分ける時代。
そういう社会に適応できないひとは辛い。
できないなら諦めるとか、自分なりの小さなコミュニティで生きられればいいんだけど。
それもうまくいかないと、逃げ場がなくなるのかもね。
・・・などと。
考えているうちに、「AKBは関係なくない?」と思うようになりました(汗)。
あ、もちろん。
関係ないといっても、彼女たちが人気グループである以上、リスクはある。
勝手に憧れたり、妄想の対象になったり、憎悪のターゲットになったりもしやすい。
目立つし、華やかだし、いかにも「リア充」の象徴ですものね。
それを快く思わない人間にとっては、格好の標的になるかもしれない。
警備体制の見直し。
今回、これが最重要課題でしょう。
ちなみに>>
彼女たちの熱心なファンが「オタク」と呼ばれ、特殊なイメージがあるのも原因かもなあ。
オタクと、ニートと、引きこもり。
全部まったくちがう概念なんだけど、混同する人も多いですね。
同義語として使われてるのをみると、なんか心配になります。
好ましいか否かに関係なく、アイドルおたくは引きこもりじゃないでしょう(笑)。
「会いに行けるアイドル」に会いに行くのが幸せな人は、絶対に引きこもりではない。
大量にCDを買ってアイドルを支えるオタたちが、無職=無収入のわけがない。
(親の金や遺産をつぎ込んでる人もいるかもしれないけど、例外的でしょう。)
わたしのイメージは、なぜかマーくんです(笑)。
彼が某アイドルの熱狂的なファンだというのは、有名な話だ。
彼女たちと一緒にテレビに出演したときの映像なんか、見てるこっちが恥ずかしくなるくらい。
まだ若いのに、デレデレ鼻の下のばしたオッサンみたいなんだもの(笑)。
「あのさあ・・・」
あんな美人の(しかもアイドル出身の)お嫁さんいるのに、それかい!
まあ、アイドルおたくなんだなあ、と思うしかない。
でもマーくんのどこを見ても、引きこもりやニート要素のカケラもないでしょう(笑)。
むしろ、そういう人たちの対極にある。
えーけーびーを好きなオタたちも、スケールの差こそあれ、似たようなもんじゃないでしょうか。
新聞や雑誌での取り上げられ方を見てると、
「これ絶対に、記者が彼女たちのファンだから書いてるよね・・・」
と感じるものも多いしね。
・・・あ、なんか脱線してきましたね(汗)。
この辺でやめておきます。
最後に、「会いにいけるアイドル」。
あざといとは思うけど、それを喜ぶファンがあれだけいるんだもん。
ビジネスの仕方としては、空前の成功でしょう。
●では、
またね。。。