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寒いときは
天気図を見ても、ものすごく寒そうに見えます。
ひい!
・・・と思わず、言ってしまうほど。

西高東低、つまり冬型の気圧配置。
等圧線の幅が狭くて数が多い = 風がつよい、ということ。
日本海の上で、等圧線がぐにゃりと曲がっていますよね。
これはどうやら、そこに前線があるサインらしいです。

気象衛星の写真を見ても、やっぱり寒そう。

そして、かなり広範囲で雪の予報です。
ところで>>
ちょっとしたクイズ。
昨日、日本でいちばん気温が高かったのは、都道府県でいうとどこでしょう。
わかりますか?

クイズの答え。
それは沖縄・・・では、ありません。
正解は、東京都。
「ええ?」
って思いますよね(笑)。
実は昨日、
小笠原諸島の父島で、約24度を記録しています。
東京都の離島情報大島、新島、三宅島、八丈島、父島、母島。
ほかにもありますが、このあたりの離島は全部、東京都に属します。
(ものすごく関連性のない情報ですが、彼らのクルマのナンバーは「品川」です。)

小さすぎて見えないけど、この↑上↑の赤いピンのあるのが父島。
とても遠い。
東京から南にだいたい1000キロ!
これだけ南にあると、夏みたいな陽気だというのも頷けます。
http://www.tokyo-islands.com/http://www.ogasawaramura.com/小笠原諸島、実はいつか行ってみたい。
とっても行ってみたい。
でも、ものすごーく遠いのですよ。
飛行場がないので、船で行くしかないんだけど、片道25時間ちょっとかかる。
(
おがさわら丸、だいたい週に一便。1000キロもあるから当然だけど、運賃も安くはない。)
その半分の12~13時間もあれば、ふつうにヨーロッパに行ける(飛行機で)。
NYだって、14時間くらいじゃない? (飛行機で)
25時間あれば、南米でもだいたい行けちゃう(飛行機で)。
ガラパゴス諸島・・・は、さすがに無理か(笑)。
日本国内、それも東京都内なのに、船で25時間あまり。
そんなに長い船旅をした経験はないなあ。
何とどう比較するかにもよりますが、非常に長く、ちょっと心細く感じます。
でも、行ってみたい・・・(笑)。
日本はけっこう広い。
東京も、実はとても広い。
それを実感します。
●TBのお題から
「最近ビックリしたこと」
じ、自分の年齢・・・(爆)。
あらためて数字を目にすると、 今さらながら愕然とします。
マジですか。
うん。
・・・もう、ね(笑)。
●最近の読書
うすうす、気づいていらっしゃる方もいるかとは思いますが。
ここ半年あまり、 「
鬼平犯科帳」 ばっかりでした(笑)。
文庫で全24巻。
言うまでもなく、池波正太郎の代表作です。
わたしの知る限り、小鳥さんのもっとも愛する小説。
それをですね、1巻から23巻まで、くり返しダラダラと読んでいました。
なぜ24巻を避けるのかというと、アホな理由です。
「全24巻」 と書きましたけど、実際には未完なのですね。
執筆の最中に作者が亡くなったので、最後の作品はホントに途中。
文章の途中でぷっつり、途絶えているらしい。
どうでもよい作品なら、特にこだわらずに、その「ぷっつり」まで読めばいい。
結末がわからないのはもやもやするだろうけど、それは仕方のないことです。
でも、ねー。
なまじ好きな作品だけに、その 「ぷっつり」 を目にする勇気が出ない(笑)。
悔しいとか、悲しいとか、もどかしいとか。
続きが知りたくて知りたくて、葛藤するとか。
―――そういうのが容易に想像されるので、なんかね、避けてしまってます。
アホですね。
とはいえ、23巻まで行ってはストップする、というのも実際はバカらしい(笑)。
「よし、今度はきっと・・・!」
そろそろ諦めて(笑)、24巻を読もうとは思っています。
なお、「鬼平」のレビューは、実はまだまっとうに書いてない。
カビくさい時代物でも、「捕り物」系でもない、実に飄々とおもしろい小説です。
あえていえば、ハードボイルド。
そして意外と、というかびっくりするほど現代小説っぽい。
・・・いや、ホントに(笑)。
いずれレビューを書きます。
☆
もうひとつは、 「
マークスの山」 です。
こちらもかなり今さら感のある、
高村薫の代表作。
ミステリーというよりサスペンス、そして警察小説。
10数年前にいちど読んだはず、なのですが、幸か不幸かほぼ忘れていました(汗)。
非常に漠然とした、
“なんかとっても緻密で、すごくおもしろかったような”
という程度の記憶しかなかった。
ここ何年か、わたしにはぼんやりとしたプロジェクト、めいたものがありまして(笑)。
いや、そんな大層なものじゃないか。
過去の 『この
ミステリーがすごい!』 で高評価を得ている作品を順々に読むという、それだけの話です。
順番に読むわけじゃないし、もちろん、全部よもうとも思ってない。
どれだけ評価が高くても、好みでなければ読みたいと思えないし、読む必要もない。
玉石混交の
ミステリー/エンタメ作品の中で、ある程度ふるいにかけられたショートリスト。
好みはあるけど、おおむねクオリティの保証をしてくれる。
その中から、好みのものを探せばいい。
わたしにとって 『このミス』 は、そういう位置づけです。
(『このミス』完全読破を目指している読書家のブログなんかも、ときに目にしますが、皮肉ではなくすごいと思う。好ききらいなく何でも読んでみようと思える、苦手なジャンルだからと食わず嫌いをしない、って姿勢は真似できない。なあ。)
そうそう、で、 「
マークスの山」 ね(笑)。
1994年度版の『このミス』ランキングで、第一位。
超がつくほどのメジャーな作品だし、今さら何も・・・とも思ったけど。
でも、やっぱり気になって、あらためて読んでみました。
新潮文庫版。
※作者は本が出るたびに大幅に加筆・修正することで知られており、雑誌掲載当初、単行本、文庫(はじめは講談社)、さらに改訂版の文庫(新潮)と、媒体が変わるごとに内容が変化している、らしい。
ひとことでいうと、非常におもしろい。
詳細に言うことは、たくさんありすぎるので別の機会に。
高村薫作品というと、いわゆる、うん、あれだ。
腐レーダーが反応する要素があるというのは、有名な話ですよね・・・?
そっちに関しても、また今度。
ところで、ミステリーのランキング/ガイドブックは他にもあります。
「本格ミステリ・ベスト10」とか、「ミステリーが読みたい!」とか。
週刊文春のミステリーベスト10が、いちばん古いんだっけ・・・???
他にもいろいろ。
(なぜミステリの世界のみ、こんなにランキング企画が氾濫してるのか、それはナゾです。)
なぜわたしが 『このミス』派 なのかというと、特に理由はありません(汗)。
(派、とかいうほど、派閥があるとも思えませんが。)
今から10年くらい前にたまたま、ホントに偶然、本屋さんで手にした。
表紙が派手で目をひいたのか、あるいは値段がいちばん安かったのか(笑)。
ともあれ、以来ずっと(惰性で?)買っています。
●では、
またね。。。