●いい加減
めちゃくちゃに疲れた・・・!(笑)
疲労困憊です。
体力的にも、精神的にも。
目が痛いわ、腰が痛いわ、肩が凝るわ。
この三日間は、寝ても醒めても文字通り『
春抱き』どっぷり。
誇張抜きです。
もう何回、最新話を読み返したことでしょう。
(いつだって雑誌に掲載されるたびに何度も読み返しますが、今回はいつもの比じゃない。)
どこにでも持っていくので、GOLDはすでによれよれ気味。
表紙のきれいな
岩城さんに、ごめんね、と謝っちゃうほど。
ぐるぐるエンドレスに考えて、考えて、考えて。
考えすぎて、脳みそが沸騰しそう。
思考回路もショート気味です。
なんか、もうね。
「あのさ、あのとき
岩城さんがさ―――」
どんなときでも、他の話の途中でも、いきなり『
春抱き』を語り始めるので、
「はいー!?」
小鳥さんも目をぱちくり。
・・・すみません。
彼女のしてる話、実はほとんど聞いていません(汗)。
頻繁に会話が成立しない。
ごめんなさい。
レビューを書くほうも、なんかノリがおかしいですよね。
寝落ちしてばっかりで、いつまでも終わらないし。
「もうヤダ!!」
「やめよう!! もう書けない!!」
そう思って放り出しては、また書きかけのブログに戻ってくる。
それの繰り返しです。
あぐぐぐぐ。
もーやだー。
年末にこんなに神経すり減らすなんて、冗談じゃない(苦笑)。
掃除もお正月の支度も全部ストップしたままで、ホント、どうしましょう。
岩城京介。
テ メ ー の せ い だ よ !・・・はい、逆ギレです(汗)。
ああ、
香藤くんの気持ちがわかるわ。
ホントに。
彼の深い愛と尋常ならざる忍耐力に、心からの敬意を捧げます。
合掌。
●そういうわけで
レビューっぽい何かはさらに続きます。
バカみたいに長い。
呆れを通り越して、終わらなくてイライラしてます。
それにもかかわらず、読んでくださってありがとうございます。
感想もいろいろ頂いています。
おおむね好意的に受け止めてくださって、ホッとしています。
拍手ひとつひとつが励みです。
感謝。
※以下、ネタバレを含みます。
※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。
※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。
※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???
※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。↓
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シーン3 (ラスト)(大阪のホテル室内)
霧胡さんについて。
数多くのコメントをいただいています。
彼女にはいろいろと、考えさせられますよね。
おもしろいことに、というか自分でも意外だけど、わりと彼女に共感してるのよね。
やや僭越な言いかたをすると、
「彼女の心情、手に取るほどわかる気がする・・・」
とすら思う。
世の中には、二種類の女性がいる。
わたしは常々そう思っています。
「女であること」を武器にすることを躊躇わない(当然の権利として行使する)タイプ。
「女であること」で得をしたりうまく責任逃れするのを、極端に嫌うタイプ。
―――ね?
で、これはわたしの憶測だけど、腐女子には圧倒的に後者のタイプが多い(笑)。
自分に自信がないってのもあるけど、それだけじゃないのよね。
女性であることをメリットと考える、その特権を享受して当然だと考える人。
そういう人は、なぜかBLにはハマりにくい。
BLにはまる人は得てして、もちろん例外もありますけど、
“女性であることにどこか居心地の悪さ、決まり悪さを覚えたことがある”
女性が多い―――。
そう思うのですが、いかがでしょうか。
自分の女性性を120%謳歌したことがない、する気になれない。
とでも申しましょうか。
言うまでもなく、霧胡さんは前者です。
つまり、わたしとは正反対のタイプだ(笑)。
そもそも女優志望という時点で、世界観がちがう。
彼女はおそらく、容姿にそれなりの自信があったんだろうね。
(そういう人に限って、容姿のささいな欠点を非常に気に悩んだりしがちだけど。)
おまけに、誰かと寝ることで利益を享受できるなら、それをやっても構わないと思える人だった。
(それを進んで、楽しんでやってたかどうかは別。)
その作戦が通じるのは若くて魅力的な女性(たまに男性)だけだから、
「利用できるものなら利用して当然でしょ」
ぐらいは、思っていたかもしれません。
なんかこう書くと身も蓋もないけど、わたし、そういう女性はきらいじゃないよ。
(かといって好きでもないし、身近にいてもあまり気が合わないだろうけど!)
目的のためには手段を選ばない。
ってのは、まあモラルは別にして、なかなかできることじゃない。
すげえ、と思わないこともないのです。
ただし、ね。
それだけだったら、霧胡さんに同情も共感もしないと思う。
イジワルを言おうとすれば、言えるんですよ(笑)。
手段を選ばない?
「それが本当なら、石に齧りついてでも女優になっていたんでは?」
彼女には、悪魔に魂を売り渡してでも女優になってやる、というほどの覚悟はなかった。
どこか途中で足がすくんで、怖くなって立ち止まってしまった。
中途半端な保身。
それが彼女が挫折し、
岩城さんが夢を成し遂げた理由だ。
(その
岩城さんだって、
香藤くんとの出会いがなければ、霧胡さんと似たような境遇で終わっていたかもしれない。)
あきらめずに夢を追いかけ続けたかどうか。
それが差を生んだのだと思います。
でも、それでバッサリ彼女を敗者と決めつけるのは酷でしょう。
女だからね。
若さと美貌は、いつまでもあるわけじゃない。
結婚して子供もほしい。
迷いがあったのは、当然だと思う。
そして不思議なことに、霧胡さん。
女であることを武器に生きて来たわりには、恋愛下手だったのですね。
不器用というか、なんというか。
いや、ちょっと違うか。
お金や権力を持った男との関係なら、ノウハウを知りつくしていたかもしれない。
でも、
岩城さん相手となるとね・・・?(笑)
勝手がちがいすぎて、どうしていいかわからなかったのでしょう。
というか、前にも書いたとおり、
「あり得ない!」
とばかりに、自分自身の思いを封印して/否定して来たんじゃないかねえ。
要するに彼女は、自分に負けたんじゃないでしょうか。
プライドが邪魔して、素直になれなかった。
その時点で、負け。
あんな若い子相手に、この私が魅かれてるとか!?
バカバカしい!
今さら、どのツラさげて!?
・・・って。
とてもマネージャーと所属タレントとは思えないくらい、彼女の態度は高飛車だったでしょう?
ハタから見たら、高慢ちきな性悪女だ(笑)。
コントロールできない気持ちに、イライラしてたのかもね。
「餞別と思って精子を・・・」
って、バカかおまえ。
それじゃ
岩城さんに通じないよ。
そういうときは、
「最後に一度だけでいいから、(生で)抱いて」
って言うんだよ。
年齢差とか忘れなさい。
つけないでいいから、とか、中で出していいから、とか。
最中にいくらでも(マイルドな)言いようがあるじゃんか・・・!(汗)
・・・って、あれ?
なんかおかしいですね、わたし。
霧胡さんを応援してどうするよ(爆)。
『
春抱き』じゃんか、これ(爆)。
でも、さー。
もどかしすぎるんだよ。
この男の子供を孕んでもいい(孕みたい)と思うって、スゴイことでしょう?
どうでもいい相手に対して、そんなこと思うわけがない。
(もし岩城さんがお金持ちで権力もあって・・・なら、まあ、欲得ずくのデキ婚作戦もあり得るけど。)
岩城さんはキレイな子だったけど、お金もコネも(ゆえに将来の見込みも)ない。
霧胡さんみたいなタイプが、本気になっても得しない相手だ。
というか、それ以前に、彼女を恋愛対象として見てない。
確率ゼロ。
でも、彼女は惚れてたんだよ。
どうしてもそう思えてしまう。
あれは、捨て身のアピールだったんだと思う。
ヘタというか、不器用すぎたけど。
自分の気持ちに素直になって、ダメ元でぶつかって、振られてればよかったよね。
そうしたら、20年も引きずらなかったのに。
きちんと振られてないから、ふっ切れない。
忘れられないし、前に進めないのだと思います。
もっとも、結局あれで妊娠したわけだ。
それがわかったとき、彼女にはもう一回だけチャンスがあったのだと思う。
「あんたの子供よ。責任を取ってちょうだい」
そう迫ったら、岩城さんは拒まなかった(断れなかった)でしょう。
例の、仕事を取ってきた手段を暴露したあとじゃ、なおさら。
だけど、彼女はそれをしなかった。
できなかったんじゃなくて、しなかったんだと思いたいなあ。
なぜって、そりゃアナタ。
岩城さんと結婚したところで、ビンボー生活が待ってるだけ・・・って、おい。
いや、確かにそれもあると思うけど(汗)。
そこに愛がないから、ではないでしょうか。
脅して、というか恩に着せて結婚してもらうなんて、惨めすぎるでしょう?
そして、自分とお腹の子供が、彼の負担になるのもいやだったんだと思う。
妻子を養わなくちゃいけないとなったら、岩城さんのことだ。
安定した収入のために夢をあきらめた・・・かもしれないよね。
・・・などと。
ああ、いかん。
ダメですね。
想像が暴走して、なんだか創作の領域に入ってます(汗)。
どうも霧胡さんは、わたしの妄想を刺激するようです。
バカな女だ。
だけど、気の毒でもある。
うぐぐ。
ところで、ふたりの関係について。
「あのときの、あの一回だけ」
だったのだと、そう解釈する方も少なからずいるだろうと思います。
『
春抱き』ファンとしては、まぐれ当たりの事故みたいなものだったと思いたい。
継続的に身体の関係があったとは、できれば思いたくない。
それには完全に同意です。
わたしが、それでも尚そういう関係だったのでは・・・?
と疑ったのは、半分は確率論みたいなもの(苦笑)。
(一発ヒットって、さすがは岩城さんのセイシ! 活きの良さが違うね! ・・・とかイヤだもん。)
それから避妊云々という、霧胡さんの台詞が理由です。
表現は微妙だけど、たった一度しかSEXしていないようには感じられなかったので。
うむむ。
こう書くと、根拠は弱いかも(汗)。
以上、霧胡さん論でした。
話を、大阪のホテルに戻します。
長い昔話を終え、ひとつ息をついた後。
岩城さんはすっかり落ち着きをとりもどし、
紫衣翔くんと向き合います。
DNA鑑定の手続きの話。
「あのっ」
目が腫れぼったいままの紫衣くん。
結果を知るのが怖くはないのか、と尋ねます。
彼は怖いのでしょうね。
それは当然だ。
彼の父親(霧胡さんの夫)の気持ちを慮れば、冷静ではいられない。
「香藤さんの方が動揺してるように見えました・・・」
岩城さんの答えが、超ツボでした。
(今回、ここが最初の萌えポイントか。・・・シリアスすぎて、萌えに走りにくいから。)
「俺達、お互い相手がピンチの時のほうが慌てるんだよ」
あー、うん。
たしかにそうだ。
似たようなこと、
香藤くんが中東ロケに出発する前にもありましたね。
でも、岩城さん。
照れくさそうな顔、かわいいけどさ。
息子かもしれない紫衣くんの前で、そんなノロケみたいなこと・・・(汗)。
「少し前に病気をしてね」
と、岩城さん。
それで人生観が変わったから、怖いとは感じなかった。
―――ここ、重要(笑)。
「真実から目を背けても、良いことなんて起こらないよ」
さらりと言ってるけど、いい言葉だなあ。
岩城さんの迷いのなさ。
妙に達観しちゃった感じがよくわかります。
真実から目を背けても、かあ。
霧胡さんがそれを聞いたら、なんて言うでしょうね。
あの人の20年は、真実から逃げ続けた20年だったから。
うむむ。
最後のカット。
岩城さんたちが京都に戻ったあと、紫衣くんがひとり残ります。
覚悟ができた、そんな顔か。
スマートフォンを取り出し、電話をかける相手は―――?
●ってところで、
今回はこの辺で。
いい加減、マラソンれびゅーも終わらせないとなあ。
今回は霧胡さんネタばっかりでしたね(汗)。
次回いよいよ、お待ちかね、です。
た、たぶん・・・(笑)。