●なんだか・・・
疲れたあ。
さすがに疲れました。
ε=(o;´ρ`)o-3ハァ
目は痛いわ、肩は凝るわ・・・これだからトシはとりたくない。
ここ2週間ぐらい、がんばりすぎた(笑)。
そろそろいつものペースに戻さなくちゃ、と思います。
●言葉のこだわり
えらそうに何か言えるような身分ではありませんが、でも。
いいとこセミプロのへぼ字書きはヘボなりに、こだわりはあります(笑)。
言葉の選びかた。
・・・についての質問がありましたので、書いてみますね。
文章を書くのは好きです。
子供のころから。
むろんカンペキにはほど遠いと思いますし、誤字や脱字もあるでしょう。
でも一語一語、それなりに考えて選んでいますよ。
常にベストを目指してはいます。
「好き」
という言葉ひとつを書くにしても、理由があってその言葉を選んでいます。
「
岩城さんが好き」
「鶏のから揚げが好き」
「地元の海が好き」
「冬の朝のきーんと冷たく乾いた空気が好き」
「薔薇の花ならマチルダか早春かピエール・ド・ロンサールが好き」
・・・などなど(笑)。
「好き」の意味をちゃんと解説したほうがよいと思えば、別の言葉で言い換えてもいます。
どういうふうに好きか、って話ですね。
同じじゃない。
「好き」にもいろいろありますから、誤解を招かないように。
ちなみに>>
「好き」の拡大解釈は、あまりありがたくない。
たとえば子供はたいてい好きだし、甥っ子ちゃんも溺愛してますが、
「ああましゅまさん、本当はご自分の子供がほしいんですね・・・(涙)」
などと言われた日には、返答に窮します。
ど、どうしてそうなるんだ(汗)。
そんなこと、一度も言って(書いて)ないと思うけどなあ。
一般的に子供好きってのと、自分の子供がほしいとは、まるで別物だと思う。
(のですが、世間では一種の「代償行為」とみなされるのかもね?)
薔薇の写真をいくら撮っても、バラを実際に育てたくなるわけじゃないのと同じ。
・・・じゃない???
岩城さんが「好き」。
この「好き」は、
香藤くんが
岩城さんにいう「好き」と同種のものです。
ブログにもサイトにも、そう書いてます(笑)。
そうでなかったら、「ゆすらうめ異聞」はそもそも存在していない。
が、理解されないことは案外と多いですね。
「え? だって、女性なのに?」
そう仰られても、うむむ。
脳内妄想では思いっきりオトコ(つか
香藤くん)で、
岩城さんを押し倒すわけですよ(汗)。
そういう不埒な想像をするキケンな腐女子もいるのさ(開き直り)。
「え? れずなの?」
・・・なんでそうなる(爆)。
いつも心にマグナムを、って言ってるじゃありませんか(汗)。
叶うものなら
香藤くんになって、
岩城さんとイイコトをむにゃむにゃ・・・ですよ?
(´∀`σ)σ
そんなアホな妄想をしちゃう人間が、女性に意識が向くことなんかあるとお思い?
もうね、金輪際ありませんって(笑)。
でも、まあ、それはまだいいや。
ここからが問題(笑)。
「好きではない」
「キライ」
「嫌だ」
「苦手です」
「好きでも嫌いでもない、どうでもいい」
「考えたくない」
などなど。
「好き」とは逆の方向にむかう気持ちを表現する言葉は、たくさんありますよね。
そのすべて、意味がちがう。
そのうちのひとつを選ぶのには、ちゃんと意味があります。
たとえば、タバコの煙。
わたしははっきりと「嫌い」です。
(ひらがなやカタカナじゃなくて、漢字で書いちゃうくらい。)
世の中からタバコがなくなればいいのに、とも思う。
でも喫煙は合法ですからねえ。
喫煙者にはタバコを吸う権利があると思うので、喫煙が許可されてる場所なら文句は言わない。
嫌なら自分が立ち去る。
もしマナー違反があるのなら指摘する(か、面倒ならやっぱり立ち去るかも)。
あたりまえのようですが、喫煙可のスペースでも苦情をいう人がいますよね。
それは行きすぎではないか、とは思います。
(もっとも今の東京はどこもかしこも禁煙だから、心にゆとりがあってそう思えるのかも。)
きらいじゃないけど苦手、ってありますよね。
好きなのにダメなもの、もある。
そのへんのニュアンスも、正しく伝えたいと思います。
たとえば小鳥さんは「犬」がきらいではないけど苦手、らしいです。
可愛い犬を見ればかわいいと思うし、別に嫌う謂われもない。
でもなんとなく恐怖感があって、あえて近づきたくはない。
そういうのって、わかりますよね。
(そういえばわたしはらっきょう漬けが苦手ですが、きらいだと思ったことはないなあ。)
好きなのにダメな(受けつけない)ものっていうと、たとえばアレルギー関連でしょうか。
牡蠣とかお酒とか、お蕎麦とか。
好きなのに(味を知ってるのに)食べられなくなっちゃった、って人は結構います。
気の毒ですよね。
食べられないから食べない(我慢してる)のに、それを「きらい」なのだと思われたら悲しいでしょう。
慎重に言葉を選んだつもりでも、正確な意図が伝わらないこともある。
難しいですね。
たとえば、霧胡さん。
先日のレビューでわたしは、霧胡さんを「きらいじゃない」と書いた。
好きじゃないけど嫌いにもなれない、とかそんな感じで。
それはね、そのままの意味です(笑)。
彼女が好きだ、とは一度も言ってない(はず)。
好きなら好きだと書きますが、そうじゃないんだからしょうがない。
あくまで、完全にきらいにはなれない、という程度。
それなのにね、
「ましゅまさんはあんな怖い女性を好きになれるんですね!」
などと言われてしまうと、おいおいちょっと待ってくれよ、という気にもなります(汗)。
そうじゃない、そうじゃないのよ。
あるいは、
紫衣翔くんのこと。
決して嫌いではありませんが、特に好きとか可愛いとか思わないですね。
彼を評した
香藤くんの言葉、ホント的確だと思うの。
よくも悪くも普通―――ホント、それだけ(笑)。
正直にいうと、さして関心がありません。
と書くと冷たいようですが、無理に気になるそぶりをしても白々しいだけでしょう?
(もともとわたしは、BL作品に登場する未成年にあまり興味がないのです。)
岩城さんの血を引くとわかってから、連載4回分をすべて読み返しました。
でも、だからといって急に愛着が湧く・・・はずもなかった(笑)。
きれいな顔してるよね、とか。
よく見るとけっこう丁寧に描かれているよなあ、とか。
―――感心はしたけど、そこ止まりですね(汗)。
要するに、今のところわたしの反応は極めてぬるい。
ですが、「きらい」ではないですよ?
きらいだと表現したことは、一度もないはずです。
きらいになる理由がないから。
苦手でもない。
好きな性格でもないけど、でも今回の彼は、人生最大の危機に陥ってテンパってる真っ最中でしょう?
本来はもうちょっと、違うキャラかもしれない。
ふだんの彼が見えて来ない以上、現時点で「好きじゃない」はアンフェアだと思ってます(笑)。
いずれ彼は、レギュラーキャラになっていくのかな。
もしそうなら読者も徐々に彼に慣れるだろうし、いつか可愛いと思うこともあるかもしれない。
とりあえずは幸せになってほしい。
・・・これって、岩城さんの今の心境と同じですね(笑)。
そういえば、かつて。
宮坂くんや小野塚くんも、最初は「まあどうでもいい」キャラでした(汗)。
※ファンの方ごめんね!
出てきた時点では、こんなに継続して絡むようになるとは思わなかったし。
でも、今はそこそこ好きですよ(笑)。
(小説を書くときにけっこう便利っていうのもある。あはは。)
登場しなくなったら悲しい・・・?
とまでは言わないものの、適度に愛いヤツらだなあとは思ってます。
時間が経って馴染んできた、ということでしょう。
翔くんは今後、どうなるのか。
まさかと思うけど、「源氏物語」の薫/匂宮みたいな役まわりだったりする・・・?
それはできれば、ご勘弁を(汗)。
●ところで
なぜ霧胡さんを嫌いになれないのか?
つらつらと考えてみました。
※以下、完全に脱線です。
※というか『テンダー・グリーン』感想つづきっぽい(汗)。最初に読んだときから思ったけど、彼女はなんというか、非常に重たい。
その重たい理由の一部は、
“(認めたくはないが)自分の中にもこういう「女の業」みたいなドロドロした部分がある”
という、非常に不愉快な真実を突きつけられた気がするから、でしょう。
(念のためにつまらないことを書いておくと、別にヤクザもんの愛人になった過去があるとか、仕事を得るために好きでもないオッサンと寝たことがあるとか、そういう意味ではないですよ?)
彼女の中にひそむ強烈な自己承認要求。
嫉妬や羨望。
自己弁護と自己憐憫。
責任転嫁と八つ当たり。
そして、破壊衝動。
―――こういうの、まるっきり身に覚えがない女性っているんでしょうか?(汗)
(え? いるの??? どわあ。)
彼女とわたしが、同じタイプだと言ってるわけじゃないのです。
「ああ、これは自分だ!」
と思ったわけではない。
だけど彼女の心に巣食ってる闇には、どこか既視感がある。
女の厭らしい部分が暴かれる感じ?
たぶんそれが、霧胡さんから目をそむけたくなる理由です。
女性にとっては、いろいろと生々しいんでしょうね。
できることなら、知らんぷりしたい(笑)。
もっと単純な悪役キャラだったら、こっちはうだうだ悩まなくて済んだのに・・・!(笑)
こういう女性は、自らの失敗を認めたくない。
いや、絶対に認められない(と心に決めている)、かな。
才能や努力が足りなくて挫折したわけですが、それを認識するのを拒否する。
私が悪いんじゃない。
「悪い男に騙されなければ」
「もっといい事務所に所属していたら」
「お金さえ十分にあれば」
私だって成功者になれたはずなんだ、って。
―――たぶんね、本気でそう思ってるんじゃないかしら。
最初は自分を慰めるためのいいわけだったのに、やがてそれを自分でも信じるようになったりする。
都合のいい自己暗示、ですね。
こういう人の思考回路の特徴は 「ずるい」 です。
それがキーワード。
私みたいに男の慰みものにならずに済んだ貴方はずるい。
私に与えられなかったチャンスをうまく手に入れた貴方はずるい。
AVなんかやってたくせに、芸能界でちやほやされてる貴方はずるい。
―――なんつうか、いません?
こういう考えかたをする人。
自分と他者は、生まれも育ちも容姿も環境も運も才能も、すべてが違うってことに気づいてない。
(あるいは、あらゆる相違点をきれいに無視する。)
そもそも共通点なんかほとんどない、赤の他人なのに。
その人の人生と自分の人生との間には、なんの相関関係もないのに。
でも、どういうわけか、「ある」と思っちゃうんですよね。
どっかですれ違いざまに袖が触れ合った程度でも、「同じ人種」だと思ってしまう。
出発点が同じだと思うから、比べてしまう。
その人だけが「抜け駆けして」上手くいったのが、「ずるい」と感じる。
自分「だけ」なんで取り残されるのか、と理不尽な恨みを抱く。
―――いや、もう、ホントに。
そういう人っているんですよねえ。
ネガティブ思考にはまり過ぎて、抜け出せなくなってるのかも。
で、霧胡さん。
彼女が実際に、岩城さんの活躍を妬んで 「ずるい」 と言ったかどうかは知りません。
でも彼女は、あの頃は二人とも同じように泥にまみれていたのに、
「あの子が一人だけ眩しい場所にいる」
って言ってますよね。
これ、要するに 「ずるい」 って意味でしょう?(笑)
自分だってその場所にいられたかもしれないのに、って。
悪くすると、貴方のその場所は私のものだった(かもしれない)のに、って飛躍して考えるかも。
そのうえ、
「どうせもう私の事なんて忘れてるんでしょ」
とも言ってます。
ここからは自己承認要求が透けて見える。
嫉妬とコンプレックスがこじれまくり、自己憐憫をも併発しています。
で、傷つけたい、と思ってしまった。
刹那的な、破壊の衝動だったのかもしれません。
だから自分の息子に、言ってはならないこと=出生の秘密を暴露してしまった。
ここの部分だけは許せない、とわたしはレビューに書きました。
母親として、子供や家庭を第一に考えたら、こんなこと言えないはずだから。
それは正論なんですが、でもねー。
霧胡さんはさ、理想の母親像ではないのよね(苦笑)。
そんなのはじめっからわかってることなんで、そこを非難してもしょうがないかな、とも思います。
彼女がよき妻よき母だったら、そもそも今回の騒動は起きてない(笑)。
なんというか、想像にすぎないんですけど、ね?
彼女はながーい間ずーっと、脳内でシミュレーションしてたんじゃないかと思うの。
復讐のシナリオを。
(おっと、なんか2時間サスペンスみたいなノリに・・・!)
岩城さんがTVに出て来ないうちは、まだ良かった。
でも翔くんが成長するにつれて、岩城さんは東京で有名になって行ったでしょう?
最初に連ドラ版『
春抱き』の役がついたとき、翔くんは小学校一年生くらい??
(このへんはマジメに計算すると矛盾しちゃう部分もあるので、大雑把です。)
あとの活躍は、今さら言うまでもない。
ドラマに映画に大活躍の岩城さんです。
当時は
香藤くんとのスキャンダルもあって、華やかな?私生活もさんざん芸能ニュースになった。
子育てに忙しく暮らしながら、霧胡さんは視界の隅でいつも、岩城さんの活躍を見てたわけです。
避けようと思っても、情報は入って来ちゃったでしょう。
どんどん成功していく岩城さん。
心に屈託を抱えながら、地方でひっそり主婦をやっている自分。
彼女の目の前には、その人気役者の(種だと思われる)子供。
―――たまらないだろうなあ、と思いませんか。
妊娠も出産も彼女の勝手なんだけど、それでもしんどかったでしょうね。
古傷(=東京での挫折)が癒えるところか、じくじくと疼き続けたと思うわ。
円満に別れた昔の恋人だったなら、こんなに引きずらない。
それなら過去として割り切りやすいし、コンプレックスを刺激されることもない。
(「別れてなかったら今ごろ私は人気俳優のセレブな奥さんだったのに、ちっくしょー!」とか、そのぐらいは思うかも。ふつうに恋人だったならね。)
でも霧胡さんの事情は、はるかに複雑です。
おおむね自業自得ではあるけど。
かつて同じ場所にいた人間が成功している、という妬みや嫉み。
自分は日の目を見なかった、という忸怩(じくじ)たる思い。
報われなかった(相手が知りもしなかった)ひそかな恋情と、それを認めたくない気持ち。
こっちはアンタの子供を育っててやってんのに、という場違いな憤り。
(まさに逆恨み!)
そういうさまざまな感情がないまぜになって、破壊的な衝動が生まれたんじゃないかしら。
脳内で何度も、シミュレーションするんですよ。
「私には岩城京介の息子がいる。これがマスコミに知られたら―――」
かつて、芸能界の隅っこにいた彼女です。
自分が抱えている爆弾の威力は、百も承知だったでしょう。
売れっ子の岩城京介を、特大スキャンダルで破滅させられるのは自分だけ。
彼の生殺与奪のカギを自分が握っているという、奇妙な優越感。
どういうふうにマスコミに暴露しよう。
どうするのがいちばん効果的だろう。
そのとき彼は、どんな顔をするんだろう。
―――ってね、ひたすら夢想していたんじゃないかしら。
復讐の甘い誘惑、というか。
(岩城さんには復讐される謂われはないと思うけど、まあ、彼女の脳内では正当化されてたでしょう。)
病んでるっていえば、病んでるかもね・・・(汗)。
でも彼女は、そう考えることで心のバランスを保っていた。
何もかもぶち壊す妄想で満足して、実際に行動に移さずに済んでいた。
なぜかっていうと、彼女もそこまで狂ってるわけじゃないから。
理性が残っていたから、でしょう。
この爆弾をほんとうに爆破させたら、自分ばかりか夫や息子も無傷では済まない。
こっちも痛い思いをするのがわかるから、思いとどまっていられた。
(夫と息子のためを思う程度には愛情があったのだと、そう考えたいところです。)
なのに、今回。
ついに爆弾の導火線に火をつけてしまった(=翔くんへの暴露)。
いったん口に出したら最後だってわかっていたのに、みずから封印を解いてしまった。
どうしてか?
それはきっと息子が、東京に行って役者になりたい、と宣言したからでしょう。
彼女は大反対したけど、翔くんは頑として譲らなかった。
“血は争えない”
って、彼女は内心で思ったでしょうねえ。
愕然としただろうし、運命の糸に操られてる・・・みたいに感じたかもしれない。
それと同時に、例の暗い破壊衝動が、戻って来たのかもしれないなあ。
岩城さんを傷つけるなら、これは絶好の機会だもの。
これ以上にショッキングな醜聞はないもの。
そして、もうひとつ。
芸能界を夢見る若くて純真な息子に対して、思いがけない妬みや憎しみを感じたのでは・・・?
自分はその道を行きたくて行けずに失敗し、汚れた負け犬になった。
母親のその古傷を知らない息子のきれいな野望がいまいましい、許せない。
そんな気持ちがなかったか。
うーん。
考えすぎ?
で、結局なにが言いたいのか(汗)。
というと、ふりだしに戻ります。
霧胡さんを嫌いになれない理由。
それは何というか、彼女の心の葛藤がわかる気がするからです。
いやな女だ。
執念深すぎるし、正直こわいよ。
特に母親として、どうかと思う。
でも、もし自分が彼女のポジションにいたら、同じような真似をしないと言えるか・・・?
ってところで、はたと考えてしまうのよ(汗)。
彼女を非難するのはカンタンだ。
だけどこういう黒い過去を引きずっていたら、こんなふうになっちゃうのかもしれない。
いじけて、ねじくれて、いい歳していろいろこじらせて。
自己中心的で、プライドは高いくせに自虐的。
成長しそこねて、50歳(推定)になっても心は娘時代のまま凍ってる。
醜い姿だと言えなくもないけど、自分は絶対にこうならないなんて言える・・・?
それが、不快感の理由なのです。
女のエゴ。
共感していいはずがないのに、できなくもないから困るんだと思う(苦笑)。
だからといって、彼女の言動を支持するつもりはないけどね。
というわけで!
しまった。
またしても延々と、霧胡さん論になってしまいました。
ちゃんちゃん。
●では、
またね。。。