●わお・・・
ごめんなさい。
今朝、雪の降ったところがあるそうです。
(普段ならこんな時期にはもう降らないはずの地方、ね。)
「ましゅまさんの予言、大当たり!」
と言われて、偶然とはいえ申し訳ない気持ちに・・・(汗)。
春の雪。
文字にして書くときれいですが、実際には大変でしょう。
ただでさえ、季節の変わり目で体調を崩しやすいですし。
みなさま、どうぞご自愛ください。
●本日の
一枚は、これ。

数年前の3月10日に撮影したものです。
手づくりスコーンで、優雅なティータイム。
カップ&ソーサーはすべて、英国バッキンガム宮殿などで買い求めたものです。
(英国王室がいわばお小遣い稼ぎに、「ロイヤル・コレクション」と称してギフトショップで販売しています。優美なデザインはすべて、宮殿内の内装の意匠を模しています。)
ちなみに、スコーン。
かの林望氏のレシピで、父がつくります。
こねるのに非常に力が要るので、あれは “男の仕事” だそうな。
見た目はけっこう大ざっぱですが、ハッキリ言って美味しい。
その辺のどこで食べるスコーンよりも本格的です。
リンボウ先生がイギリスの留学先でおばちゃんに教わったレシピなので、本格的なのも当然ですね。
日本ではむしろ、美味しいクロテッド・クリームを入手するほうが大変かも。
ま、こういう日もあるよね・・・?
●接客って
ほんとうに大変な仕事ですよね。
「売れる販売員が絶対言わない接客の言葉」で「OKワード」を紹介いつも思うのよ。
販売の最前線にいるのって、大変なことだと思う。
それが高級デパートでも、庶民的なファストフード店でも。
ファッションブランドでも、携帯ショップでも。
自分の態度ひとつで、売り上げが変わってしまうわけでしょう?
お客さんの心をつかむコトバ。
お客さんの気持ちを一瞬で萎えさせるコトバ。
・・・と書くと簡単だけど、ひとによって違うもんねえ。
そのお客さんに適したコトバを、うまいタイミングで口にする。
あるいは、あえて口にしない。
仮にマニュアルがあったとしても、それだけで済むわけじゃない。
ケース・バイ・ケース。
ものすごーく人間力というか、洞察力、相手の気持ちを慮るチカラが要る。
応用能力、適応能力も。
大変な割には、あんまりスキルの高い仕事だと認識されてないよなあ。
たとえば、服屋さん(という古風な言いかたしか思いつかない)と美容室。
「店員に話しかけてもらいたくない」
「放っておいて」
と思うお客さんが多いことで、知られています。
ネットの掲示板などでも、その手の議論は目にするし。
わたしも実際、そう思うことは結構ある。
若いころほど、そのへん神経質/自意識過剰ではなくなったけど(汗)。
販売員はもちろん、やらなくちゃいけないから声をかけてるんですよね。
店長に言われてるんだろうし、ノルマもあるでしょう。
それは知ってるけど、それでも
「いや、いいから。見てるだけだから・・・!」
やめてくれよ、と思うときもある。
なるべく気持ち良くうんうん頷こうと思うけど、できないときもある。
場合によっては、あんまりうるさくてお店を出てしまうことも。
わたしのキライな(聞くだけでげんなりする)店員の言葉というと、
「それ、わたしも持ってるんですよー」
(だから何だよ? わたしがアナタとのペアルックを喜ぶとでも?)
「すごい出てて、それが最後の一枚になってましてー」
(焦らせて買わせようという魂胆が見え見えすぎる。あるいは、たくさん売れている=同じものを持ってる人間がいっぱいいる、という情報がマイナスに働く可能性を考えてないなあ、と思ってしまう。)
「大きなサイズもございますのでー」
(・・・いや、自分のものを買おうとしてるとは、限らないわけで・・・!)
あるある、ではないでしょうか。
でもね。
接客のうまい人って、ホントに上手いんだよねえ。
さりげなく、すうっと、心のうちに滑り込んでくる感じ?
距離の取り方がうまいのと、妙に媚びたりしないのと。
気がつくと、その人と気安くおしゃべりしてるの(笑)。
どこがどうちがうのか。
不毛なお世辞は言わない。
こっちが欲しいと思ってる情報をくれる。
すすめて来る商品が、どういうわけかわたしの好みにぴったり合う。
以前にその店でわたしが何を買ったのか、ちゃんと覚えている。
すごいよね。
本当にすごい。
気づいたら、自分から勝手に懐いてしまいます(笑)。
その、わたしの知ってるスーパー販売員のおばちゃん。
横浜のデパートのベテランさんですが、
「あ、今日はいいのがないかも・・・」
って、わたしの顔を見た途端に言ったりするんですよ。
(念のために申し添えると、もちろん、きちんと挨拶などを交わした後のことです。)
数ヶ月ぶりに訪れた客に、
「貴女におすすめできる商品が今は手元にない(ような気がする)」
と言っちゃえるって、よほど自信がないと出来ないと思うのです。
で、実際にぶらぶら見て回ると、ホントに欲しいのがない(笑)。
彼女の目はたしかです。
で、
「こういうのが欲しいのですが・・・」
漠然としたイメージを伝えておくと、そういう商品が入荷したら取っておいてくれる。
(特定のものの取り置きではなく、彼女の判断で、よさそうなものを見つくろってキープしてるようです。)
「こういうの、好きじゃない?」
って、次にそのお店に行ったときに出されるわけです。
(いつ来るかもわからないのにね。)
だからといって、特別な「買え!」プレッシャーもない。
試着して気に入れば買うし、気に入らなければ買わないだけのことです。
あたりまえですね。
パッと見た目で気に入っても、試着するとビミョーな場合もあるでしょう?
そういうとき、彼女は
「あらら・・・うーん」
イメージとちょっと違いますね、とか。
似合わないときは、そうやって正直に言うんだよね(苦笑)。
それも、わたしが彼女を信頼する理由になっています。
ああいう人をプロっていうんでしょうね。
もちろん、相性もあるでしょう。
目がいくら確かでも、彼女と合わないって性格のお客さんもいるだろうとは思います。
個性的な分、反発する人もいるんじゃないかなあ。
そういえば、美容師さんとも相性ってありますね。
販売員じゃないけど、接客の極意にはどこか共通点があるんじゃないかしら。
相手の性格や、そのときの気分を敏感に読む。
それが出来ないと、きっと指名客は増えないと思うから。
いずれにしても、接客業。
この歳までまともにやったことがないせいか、どこか憧れがあります。
実際にはきっと、ものすごくしんどいんだろうと思いますが。
●では、
またね。。。