●コメントと拍手
たくさん、本当にありがとうございます。
いつも楽しく読んでいます。
「危機感がない」というのは、ときどき言われます(汗)。
すみません。
自己管理、できていません。
そういうのきっちりできる性格だったら、いいんですけどね・・・(汗)。
●うれしかったこと
まーくんのマダックス。
ォ━━(#゚Д゚#)━━!!
いやあ、すごすぎて顎が外れるかと思ったわ。
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
ボストン・レッドソックス相手に散発3安打、97球。
うちストライク72球。
(これは驚かない。)
もちろん無四死球。
(これも驚かない。)
完全に、相手チームを手玉に取ったといっていいでしょう。
しかも舞台が、相手の本拠地のフェンウェイ・パーク。
もっというと、相手のピッチャーが超エース。
クリス・セールという、メジャーを代表するピッチャーのひとりです。
「セールに投げ勝った!」
ってね、これ以上ないぐらいの完勝。
ヽ(´▽`*)人(*´▽`)人(´▽`*)人(*´▽`)ノ
やったね
まーくん。
開幕試合では絶望したけど、よくぞ持ち直してきた。
さっすが。
(開幕投手だった
まーくんがボコボコに打たれたのは、わたしにとっても悪夢でしたわ。)
マダックスというのは、あれだ。
人名です。
メジャーリーグで殿堂入りしてる、すごく偉大なピッチャー。
そのひとが何度も成し遂げているからその名がついた「マダックス」とは、
『先発ピッチャーが、投球数100以下(未満かも)で完封すること』
・・・だそうですよ。
知らなかったけど(笑)。
(完封というのは、9回まで投げて相手チームに一点も取られず、勝ち投手になることね。)
今の世の中、そもそも完投自体が少ない。
完投っていうのは、試合終了までひとりのピッチャーが投げて勝つことね。
(そう。たとえ最後までひとりで投げても、負け投手になってしまったら、それは完投とは呼ばれない。)
昔はそれがふつうだった。
それでこそエース、みたいな風潮だった。
でも、時代は変わりました。
今は先発がいて、中継ぎがいて、抑えがいるという、投手の分業制が確立してるからね。
「ピッチャーの肩は消耗品」
(ひどい言い方ですが、要は、使えば使うほど減っていく=壊れるということ。)
という考え方が浸透してます。
だから、先発投手には「100球ルール」があります。
先発投手の投球数が100球を超えたら、時期を見て交代。
試合の流れやチーム事情にもよるかもしれないけど、だいたいそんな感じ。
いい投手なら、だいたい100球前後で7回までは投げる。
それが大ざっぱな指標です。
まーくんはもともとコントロールがいいし、無駄に遊び玉をつかわないタイプ。
だから球数すくなめの、効率的なピッチングが持ち味ではあります。
省エネ投法、とか。
そんなふうにも言われますね(笑)。
でもさー。
97球で完封はやっぱりすごい。
ヽ(・∀・)ノ
日本でもすごいが、メジャーならなおさらすごい。
めったにできるもんではありません。
(2桁ピッチングで完封ってのを13度もやったマダックスって、どんだけスゴイんだか。)
ちなみに昨シーズン、メジャーでの「マダックス」は3回だけ。
たったの3回です。
今年は、
まーくんが初めて。
♪(´∀`σ)σ
「97球完封はすごいが、三振数が少ないのがなあ」
って思うひとはいるでしょう。
9回まで投げて97球で済んでるってことは、凡打の山を築いたってこと。
相手が早打ち、かつゴロやフライでのアウトが多かったってことになります。
(ヤンキーズの守備陣がちゃんと仕事した、ということでもある。)
いわゆる「打たせて取るピッチング」。
まだカウントが若い(そのバッター相手に投げた球数が少ない)うちに、
「お、いけそうじゃん!」
バッターがついつい手を出しちゃう(そしてひっかけてゴロやフライになる)球を、うま~く投げていた。
―――そういうことになります。
技の冴えですね。
コントロールがよくないと、こういうことはできない。
(〃^ー^〃)
そもそも相手チームのバッターが早打ちに走ること自体、
「このピッチャーはコントロールがいい。あっという間にツーストライクに追い込まれるから、その前に打とう」
という心理がはたらくからです。
(まあ、そもそもメジャーの打者は早打ちの傾向があるけど。)
制球のいいピッチャーって、マウンドにいるだけで相手にプレッシャーを与えるんですね。
びゅんびゅん剛速球で、バッタバッタと相手を三振に切ってとる!
・・・のは、たしかにカッコいい。
エースとしての華がありますよね。
そういう
まーくんも、もちろん見たい。
見たいが、簡単な算数の話です。
三振をとるためには、最低でも3球は投げなくてはならない。
あたりまえね。
ときにはボール球もあろうし、ファウルを打たれたりもする。
つまり三振でアウトをひとつとるのに、平均して5球とか、7球とか。
そのぐらい球数が要ることになる。
少なめに見積もってひとり5球だとして、1イニング3アウトをとるのに15球。
それを9回まで続けたとすると、135球です。
チーン。
100球ルールがありますから、これでは完投できません。
7回までがやっと(105球)。
※念のためにいうと、7回終わって100球ちょっとならいいほうです。かなり。
メジャーに移籍した当初のまーくんは、そんな感じでした。
一方、97球で9回を投げ終えるためには、1イニング10球ほど。
ひとりあたり、せいぜい3球。
これでは奪三振ショーはむり。
内野ゴロと凡フライの山になるはずです。
初球や2球目にさっさと、相手がつい振りたくなる/打てそうに見える誘い球を、うま~く投げてる。
そういうことだ。
まだ28歳にして、この老獪さ(笑)。
たいしたもんだ。
この試合では、ストレートが最速151キロだったとも聞きました。
正直、あんまり早くない。
実に微妙な数字です(笑)。
もともと彼の最速が155キロぐらいなので、そこから見ると落ちてるともいえる。
でも、どうだろうなあ。
今までのまーくんを見てると、速球を使い分けてる気がするのです。
昨日のマダックスみたいなときは、完全に技巧派。
だけどときと場合にによっては、そこそこ速球派にもなれる。
実際、打者の目には(数字以上に)うんと早く見える球って、あるらしいですし。
時速165キロの球を投げても、大谷くんはときどき打たれるしね・・・(汗)。
※このあたりは、「球辞苑」の知識(笑)。
というわけで、あれだ。
球速が出ないから衰えたとか、もうダメだとか。
そういうわけでもなさそうですよ。
効率のよいピッチングを追求していたら、もしかして、
「あれ? 必死で155キロなんか出さなくても、ちゃんとアウト取れてね?」
とか、気づいたのかもしれない(笑)。
以上。
まーくんネタになると長いですね。
すんまへん。
ほかにも野球ネタは腐るほどありますが、自重します。
●かなしかったこと
・・・かな?
哀しくはないか。
羽生三冠が負けた!14歳プロ藤井四段が快挙...非公式戦で格上棋士つぎつぎ、なぎ倒す羽生善治さんはいうまでもなく、史上おそらく最強の棋士です。
46歳。
生きるレジェンド(バリバリの現役だけど)。
最盛期はすぎたものの、今でも実力ナンバーワン。
いったいいつになったら羽生は衰えるのか?
羽生世代はいつまで棋界を牛耳るつもりなんだ?
・・・なんて、真面目に言われるほど。
その羽生さんを、14歳の最年少プロ棋士が破ったとか。
聞いたこちらがびっくりしました。
わお。
すげえ。
ヤフーのトップニュースにも出てましたね。
なんだろう。
「イチローが落球!」
みたいなもんかな、と思いました。
あまりにも想定外の、まるで起こりえないことが起きたからニュースになる。
それを地で行く気がします。
ちなみに、あれは故意じゃないかと思うけど、ネットニュースの記事タイトル。
「天才羽生が14歳の新星に敗れる大波乱!」
みたいなヘッドラインだったので、どきっとしました。
「・・・羽生善治のことか? それとも羽生結弦くんのほうなの?(汗)」
まぎらわしい記事はやめれ。
しかし、羽生さんに勝つってすごいなあ。
そりゃ羽生さんだって負けます。
今もってるのが三冠で、かつて七冠だったんだから、それだけ負けてるのよね。
あたりまえです。
天才だろうと史上最強だろうと、それは100%勝つという意味じゃない。
とはいえ、やっぱりね。
中学生に負けたとなると、おや、とは思います。
いよいよ世代交代か。
その彼自身も中学生でプロになって、どんどん大人を倒してきたわけですから。
将来たのしみな子ですね。
羽生さんに勝った!というのが、変なプレッシャーにならないといいけど。
●では、
またね。。。