Vanity

●なかなか

うまく訳せない、説明できない単語のひとつ。

"vanity"

・・・うむむ。

辞書で調べると、虚栄とか、虚飾とか。

うぬぼれとか出てくる。

まあそうなんですけど、それじゃ日常的に使うような言葉じゃないよね。



"Vanity, thy name is woman!"

という、セリフがあります。

英語圏に暮らしていると、たぶんどこかで必ずめぐり合う慣用句みたいなもの。

直訳すると、 「虚栄よ、汝の名は女なり」 です。

それでは意味が通じないので意訳すると、女とはなんとも虚栄に満ちたものだ、みたいな感じ・・・?

(^~^;)

ひどいわ~(笑)。



原典はシェイクスピアだって誤解してる人も多いようですが、それはまちがい。

完全にまちがい。

偉大なシェイクスピア大先生が実際に書いたセリフは、

"Frailty, thy name is woman!"

のほうです。

これは『ハムレット』の中に出てくる、超がつくほど有名なセリフ。

日本語に訳すと 「脆き者よ、汝の名は女なり」 って感じかしらね。

その昔、坪内逍遥大先輩が 「弱き者よ」 と訳したから、そっちのほうが有名です。

でも、なんつうか、微妙にちがいますよね・・・(汗)。

|||(-_-;)||||||

「Frailty」のニュアンスは、弱いんじゃなくて、もろいの。

似てるけどちがう。



このセリフをいうのは、悲劇のハムレット自身です。

自分の父親が死んでまだ間もないというのに、母親が再婚するという。

それも再婚相手というのが、父親の弟クローディアス。

ハムレットのおじさんですね。

ちなみに父親はデンマーク王で、母親はその妃です。

つまり、ハムレットはデンマーク王子だ。

彼が、義理の弟と再婚するという自分の母親を非難していうのが、

"Frailty, thy name is woman!"

で、これは要するに、誘惑に脆いということ。

亡き夫への貞操観念とか、忠義心はないのかよ、という悲痛な叫びでもある。

あまり頭がよくない、という意味もあるかもしれない。

いずれにしても、痛烈な言葉です。

その後ハムレットは、実は父親を殺したのは、他ならぬクローディアスだと知らされる。

ここにおいて、上記のセリフ。

いっそう激しい憎悪と嫌悪の意味を持ちます。

夫の命を奪った男と、どの面下げてのうのうと結婚するのか。

というか、そもそも自分の母親は義理の弟と謀って、父親を殺したのか。

ハムレットの苦悩。

そりゃあその立場に置かれたら、誰だっておかしくなります。



・・・ううう、あれ。

また脱線しまくってしまった(汗)。

すみません。

ハムレットの話をしたかったんじゃなくて、ですね。

わたしは 「vanity」 の話をしたかったのです(笑)。



虚栄。

あえて意訳すると、(女の)心の奥底にある、自分を飾りたい、きれいでいたい欲望。

他人に褒めそやされたい、認められたい、ちやほやされたい気持ち。

自己愛要素は必須です。

軽薄でもあり、深層心理でもあって、誰もが強く望んでるわけではないと思う。

でも、できることならそういう素敵な自分でありたい、という願望めいたもの。

女に限ったことじゃないんですけど、とくに女性に顕著な気がするんだよなあ。

客観的に見た、他人の目に映る自分を、「盛りたい」気持ち。

それを全面的に肯定して、押しすすめていく人もいる。

そういう見栄を張りたい自分を制し、あるいは否定し、積極的には求めない人もいる。

程度はいろいろですが、みんな持ってる。

それが 「vanity」 じゃないかと思います。



で、それが何につながるかっていうと、先日の美容室の話ね(笑)。

あは、やっとオチまでたどり着いた。

ヾ(´▽`;)ゝ

つまり、仕方なく美容室に行くっていうひと。

つまり、わたしのような人間です。

若くも、美人でも、オシャレでもない。

オシャレや美容に、真剣に時間やお金を投資してるわけでもない。

根っからそこは目指してない。

(もっというと、うんと若いころに、そういう熾烈な女の戦いの一線から 「降りて」 しまった感じですかね。)

オタクだっていう自覚もあって、オバチャンだと自虐もしてみせる。

男性の視線を奪いたいとか思ってないない。

恋愛やファッションやお化粧に悩みまくった、あの若い日々はもうはるか昔(笑)。

だけど、ではなぜ、白髪のままではダメなんでしょう?

めんどうだから、髪を染めるのをあきらめてもよさそうなものなのに、なんで?

真っ白の髪をひっつめたオバハンに・・・なぜ、甘んじないんだろう?(笑)

社会人として最低限の身だしなみ。

職場におけるマナー。

それはたしかにありますが、白髪イコール不潔、ではないよね。

お風呂に入らない同僚は論外ですが、髪の毛を染めるのをやめた同僚は・・・迷惑ですか???

ちがうよなあ。

髪の毛ボサボサでヤマンバみたいなら、そりゃあNGでしょう。

だけどカットして、洗って、きちんとまとめていたら、問題はなくない?(笑)

就業規則に、髪の毛の色は規定されてないよねえ。

(--;)

と考えていくと、あれです。

「定期的に美容院に行かないと、髪の毛が真っ白になってヤバい!」

といやいや通っているわたしは、その実、いやいやではない。

やむを得ないといいながら美容院に通うのは、心のどこかに、あるからです。

虚栄。

ちょっとでも、わずかでも、できる範囲でいいから、若くきれいに見られたいという思い。

自分の中に多少はある 「vanity」 のなせるワザ、ってことになります。

((((ノ ̄▽ ̄;)ノ







●では、

またね。。。


【03/10/2017 23:35】 雑談☆日々のあれこれ | Comments (0)
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藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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