●台風一過?
投稿事件で被害届、京大に抗議殺到 同志社は学内対応いざ冷静になってみると・・・ってことでしょうね。
たしかに、みんな(わたし自身もそうですが)大騒ぎしすぎた。
マスコミも、大学側も。
まるで、インターネットや携帯端末を利用した今回の不正行為が、まるで世界初の椿事であったかのように。
まるで、大企業のトップシークレットを暴く驚異の産業スパイが暗躍したかのように。
まるで、極悪非道の重罪みたいに。
「前代未聞の不祥事!」
と息巻く大学関係者を見て、何を今さら、とひそかに笑っていた受験生・元受験生もけっこういたりして?
(ケータイを利用したカンニングがどのくらい行われているのか、見当もつかないですけど。)
まあ、なんというか、わたしのような野次馬からすると、好奇心をいたく刺激する事件だったのはホントなんですけどね(笑)。
なぜそんなに気になったのかというと、それはもちろん、「試験会場での厳しい監督の目をかいくぐって、どうやって?」という、素朴な疑問があったから。
そう、「受験生がこっそりデスクの下でケータイをいじる」なんてまず出来るわけない、という前提があってのことなんですよね。
だからこそ、誰も単独犯だとは思わなかった。
外部に協力者がいるとか、よほど特殊な機能を持ったケータイ端末なんだろうとか、いろいろな憶測が飛び交ったわけです(笑)。
でも、ふたを開けてみたら、どうやら単に監視がゆるかっただけ―――みたい。
そうなると途端に、事件の見方も変わってきますよね。
もちろん、不正は不正です。
たまたまできる状況だったからカンニングをした、というのは言い訳にも免罪符にもなりませんが、受験の監督体制がきちんとしていれば、防げた事態ではあるわけです。
「落ち度はなかった」という大学側の抗弁が、むなしく聞こえてしまうのはやむを得ません。
(今回の京大のリアクションはいかにもお役所的で、「これまでと同じ監視体制」=問題はなかった、の一点張り。テクノロジーの発達に合わせて監視のあり方を常時アップデートしてきたのか、その辺が気になります。)
カンニングはダメ、それは当然。
だけど19歳の予備校生のした愚かな行為が、果たして警察に逮捕・身柄拘束されるに値するほどのことだったのか・・・この答えは、簡単には出ませんね。
●では、
あまりに眠いので(薬のせい?)、この辺で。。。