ここにも高齢化の波?

●最近

気になるのが、ここ湘南の海で見かけるサーファーの高齢化。

・・・うぐぐ(笑)。

かつて、これこそいかにも昭和バブル的、かもしれませんが、流行を気にする若者(←この言い方がすでに古くさい!)はこぞって夏はサーフィン、冬はスキーに興じたものです。

(と、思ってるんですが、もしかしてこの前提がすでに間違ってるかも?)

クルマと、サークルと、スキーと、サーフィン。

あああ、なんてバブルな時代だったんでしょうね~(笑)。

たまたま湘南に暮らしていて、週末の浜辺(と周辺の道路)の混雑ぶりを目の当たりにし、家々の軒先に干されたボードやウェットスーツをあたりまえのように見ていたので、そう思っただけかもしれません。

(以前も書いたと思いますが、ハーフパンツ+上半身ハダカのお兄ちゃんが、街中をうようよと闊歩していても当然すぎて、特に何も感じないというのは、この辺の住民の特徴です。小鳥さんあたりは、それはオカシイと指摘していますが。)

だってほら、誰だって、自分が育った環境が普通だと思いますものね(笑)。

まあ、そんなわけで。

駅前でも海でも、正直にいうと季節を問わず、数多くのサーファーを見かけますが、さて。

※ローカル的に「正統な」サーファーは、背中のジッパーを下ろしたウェットスーツ姿のまま、悠然とチャリでボードを海に運びます。自転車にはボード専用のキャリアが取りつけられています。

若いお兄ちゃんたちが圧倒的に多かったはずのサーファー集団が、気がついたら、なんだかみんなオッサンになっていました(苦笑)。

お腹がぽこんと出ていたり、限りなくうっすらとした髪の毛を海風になびかせていたり。

小学生くらいの子供を連れて、一緒にやってくるサーファーも多いですね。

日に焼けた赤銅色の笑顔は、年齢にかかわらずまぶしいけど、そこに刻まれた深い皺は・・・やっぱり、寄る年波を感じさせます。

あ、もちろん、オッサンがいけないって言いたいわけじゃないですよ?

サーフィンに年齢制限があるわけじゃありません、あたりまえですが。

(性別による制限もありませんが、女性サーファーを見かける確率はかなり低いです。)

でも、上に書いたとおり、顕著な高齢化を感じるのはホント。

要するに、イマドキの若いもんがサーフィンをしていないように見える、それが気になるんですね。

どこに行っても、いつ行っても、見かけるのは元気な中年サーファーばかり。

(写真を撮りによく出かけるので、サーファーの多いスポットはけっこう知ってるつもりです。)

若い人たちは、どこか他の場所でサーフィンしてるのか?

それとも、そもそも今はサーフィンなんて流行ってないのか?

お金がかかるスポーツだし、道具の置き場所にも困るだろうし、(海のあるところに)遠征しなくちゃいけないからクルマも要るので、たしかにイマドキの感覚に合わないのかも?

っていうか、実際のところ、浜辺に行っても若者ってあんまりいないのよね・・・くう。

ビーチ・リゾートとか、マリン・スポーツ自体がイマドキじゃないのかな?

・・・なんて、とりとめもなく考えていたりします。



●文句なしに

面白いです、これ。


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(2008/12)
篠田 節子

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たしか昨年か一昨年か、「このミステリーがすごい!」で上位にランクインしていて、そのときから気になっていたんですよね。

※内容的にはミステリーというよりも、社会派サスペンスです。

今回、やっと文庫化されたので、さっそく買って読み始めました。

上下巻あわせて相当なボリュームがあるのですが(最近は文庫も高いし!)、なにしろ面白くて、恐ろしくて、圧倒的なリーダビリティがあるので、やめられない止まらない、の世界でした。

中身は、「宗教」です。

・・・って書くと、それだけで敬遠する人がいそうですが、思想・哲学の話ではなくって、「宗教ビジネス」をめぐるきわめて生臭い詐欺師のお話です。

金もうけのために、ネットでエセ宗教集団を立ち上げた中年の男がふたり。

テキトーに名前を決め、教義をつくり、それらしくあやしげな祭壇を準備して、まるでクモの巣にかかってくる獲物を待つように、少しずつやってくる「何かを探している人たち」から、お布施をまきあげる。

最初は1000円、2000円なんですけどね。

やがて「教団」は思わぬ発展を遂げ、詐欺師たちは大金を手にするようになるわけですが・・・ねえ、そのまま、済むわけがないでしょう?(笑)

病んだ心、怯えた心、救いを求めるどこか壊れた人間を多数、抱えているわけだから―――そこには、リアルな人間がいるわけだから。

いかにもともとが「虚業」であっても、人の心を弄んだ以上、「教祖」がコントロールしきれないモンスターがそこに生まれても、文句を言えないだろうという感じです。

そういう実体を持った集団が、狂気に蝕まれたらどうなるか・・・?

なんというかね、読んでいて、「フランケンシュタイン」を連想しました。

お話がリアリズムに徹しているうえに、主人公たちが、これが笑っちゃうほどの「常識人」なんですよ。

元をただせばセコイ詐欺師ではあるけど、教祖がいちばん社会が、現実が見えている(読者は彼の感覚に共感できる)・・・というのが、実に皮肉です。

不透明な宗教ビジネスの恐ろしさ。

そしてそれ以上に、人間の心の闇みたいなもの。

なまじのホラー小説よりも、よほど怖いと思いました。

「社会派サスペンス」ってナニよ? という人にも、十分に楽しめる内容だと思いますので、ご興味がありましたらぜひご一読を。

夢中になって読んで、気づいたら夜が明けた・・・なんてことになりませんように(笑)。



【02/07/2011 23:57】 書籍・マンガ | Comments (0)
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藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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