お茶にしましょう

●同人誌通販

3月16日までにご入金が確認できたすべての方に、「Worship」をお送りしました(というか、してもらいました、笑)。お手元に届くまで、もう少しお待ちになってくださいね。


●真面目に(笑)

お茶のお勉強をしようと思って、こんな本を買いました。

best afternoon tea guide 2006

いや、要するにアフタヌーン・ティーのガイドですけどね(笑)。でもお茶の歴史や、精製方法について詳しく載っていて、なかなかためになります。

自称☆お茶好きのわたしは、紅茶も緑茶もウーロン茶も、みんなおんなじ葉っぱから出来てるってことすら、知りませんでした(爆)。・・・む、無知すぎだろ(爆)。加工の過程で、発酵させるかさせないかなどの差で、いろんなお茶になるんですって。

このガイドを監修してる、由緒正しい?お茶専門の団体(その名も「The Tea Council」!)のサイトは、こちら。いや、情報量がすごいです~(笑)。

http://www.tea.co.uk/

ついでに、ロンドンの紅茶・コーヒー博物館のご紹介も(笑)。行ったことはないんですが、友人によれば、とても充実してるそうです。

http://www.teaandcoffeemuseum.co.uk/index_1.html






※ここから先は、あんまし明るい話じゃないので。赤ちゃんの突然死だとか、そういうのを読むのがイヤな人は、飛ばしてくださいね。





●サリー・クラーク

という女性が先日、亡くなりました。42歳。死因はまだ発表されてないけど、自殺・・・なのかなあ、とひそかに思ってます。

もちろん、個人的に知ってる人じゃないんですが、イギリスではおそらく、ものすごく知名度の高い人。ご本人は、まったく有名になんかなりたくなかったと思いますけどね。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/6460669.stm

英語で、「miscarriage of justice」って言うんですが。翻訳は難しいけど、直訳すれば「正義・司法の流産」・・・いや、それじゃ意味が通じませんね。警察・検察の仕事ぶりや、裁判のやりかたのどこかに問題があって、無実の人が有罪の判決を受けることを指します。


●重なる悲劇に

サリー・クラークは弁護士さんでした。旦那さまも弁護士で、夫婦生活は順調。北イングランドの地方都市で、裕福な暮らしをしてました。

そして赤ちゃんが生まれるのですが、不幸にも生後わずか数ヶ月で突然死します。しばらくして授かった二人目の息子も、あっという間に亡くなってしまいました。どちらも、当時は原因不明。

こんなことが自分の身に起きたら、誰だって立ち直れないほどのショック状態に陥ると思いますが。彼女の場合、まもなく警察に逮捕されました。そう、「二人も赤ちゃんが次々に突然死するなんておかしい。これは事故じゃなくて、殺人事件なんじゃないか」・・・と、当局は思ったんですね。

彼女とその家族はひたすら無罪を主張しましたが、その甲斐もなく、彼女は有罪判決を受けます。無力な我が子ふたりを手にかけた残酷な母親として、メディアや社会でさんざん非難され、刑務所内でも相当の虐めにあったようです。

裁判では、とある専門家の証言が決定的でした。その医者は、「中産階級の、タバコを吸わない家庭で、ふたりの赤ん坊が偶然続けて自然死する確率は、7300万分の1に過ぎない」と言ったんですね。要するに、「怪しいに決まってる」って発言したに等しい。(この確率は後に、統計学的に何の根拠もない、デタラメであることが判明してます。)


●数年後

彼女の無実を信じる家族たちが、ようやく、赤ちゃんの死因らしきものを突き止めます。

医学の専門的な内容なので、わたしにはよくわからないけど。要するに、非常にレアなバクテリアに感染してて、それが致死レベルだった・・・ということみたいです。しかもそれ、赤ちゃんたちの検死解剖の段階でわかってた数値なんですね。

検死をするのは、警察や検察と同じく、政府の機関に属するお医者さんです。つまり言ってしまえば、サリー・クラークが無罪かもしれないという証拠を手中にしてたのに、それを弁護側に開示せずに、彼女を訴追した・・・ってことになります。(故意に隠蔽したのか、看過しただけなのかは不明。)

有罪判決を受けてから3年後、再審で無罪の判決を得て、彼女はようやく自由の人に戻りました。2003年のことです。かつてぽっちゃりと丸めだった彼女が、報道陣の前に姿を現したとき、息を呑んだのはわたしだけじゃないと思います。

すっかり頬が削げ落ちて、目がぎょろりと大きく見えて。青白い顔で、「これは勝利ではない。わたしたちすべてが、多大な損失を蒙ったのです」と淡々と話す彼女。なんというか、刑務所での悲惨な日々だけでなく、子供を失い、司法への信頼も失った、ひとりの普通の女性の抜け殻のような姿・・・だったんですね。

どう考えても、「これからは幸せになります」みたいな、能天気な状態じゃなかったのは、明らかでしたが、でも。ひとり、生き残った子供もいるし、献身的な旦那さまもいるし。何よりまだ若いから、人生を少しずつ取り戻していくんだろうって、漫然と思ってました。


●でも

・・・再審判決から4年後の死。

なんていうか、まるで力尽きて、生きることに疲れて、ふっと消えてしまったような感じがします。結局、子供を亡くした痛み、誤った裁判の精神的苦痛から、解放されることはなかったのか・・・みたいな。

司法(国)が間違いを犯したとき、生身の人間にとっては、一生取り返しのつかない傷を与えるんだってこと。それが誰にでも、起こり得るってこと。そんな残酷な現実を、あらためて見せつけられたような気がします。

同情するとか、そんなおこがましいことは申しません。でも、ただひたすら、哀しいと思います。やりきれないです。
【19/03/2007 02:01】 同人誌のご案内 | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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