主観の問題?

●通勤の

しかたが、イマイチよくわかりません(笑)。

まだ新居から出勤するようになって3日なので、しょうがないかもしれません。(じん帯さえ完全に直ってれば、オフィスまで歩いたって30分くらい、のハズなんですけどね・・・!)

いや、それでもバスで行けるはずなんですけど、どこから乗るんだろう、とか。乗換えできっと時間、ロスするんだろうなあ、とか。地下鉄はキライなので、どうしたら乗らずに済むか、とか。朝うだうだと考えながら、結局めんどくさくて、通りすがりのタクシーを捕まえてたりします。

う~ん、優柔不断。っていうか軟弱(爆)。

そういえば、東京で家を探すときは、××線沿線とか、××駅から徒歩圏内とか、そういう絞り込み方をしますよね。ロンドンでももちろん、そういうのはあるかと思いますけど・・・わたしにとっては、ロケーション自体は大事でも、交通の便は、「なんとかなる」程度の関心しかないようです(苦笑)。

これもおそらく、「なんとかなっちゃう」都心だからでしょうけど。


●そういえば

「人種差別されたことがありますか?」

という、ある意味びっくり仰天するような質問をされました。

これってたぶん、イギリスという(とりあえずは)白人社会の中で、東洋人のわたしが、偏見の犠牲というか、蔑視されたことがあるか・・・ってことだよね。

う~ん。ひとことで言えば、ないです。これといった記憶は皆無(笑)。

でもこれって、微妙な問題をいろいろ内包してる気がします。まずは、目に見える形での、あからさまな差別ね。それに関しては、ない、と断言してもいいんじゃないかなあ。

同僚や友人たち、クライアントや、わたしが社会生活する上で出会ういろいろな人たち・・・大家さんとか、引越し業者とか、お店のスタッフとか。自分がどう映っていようと、相手が白人だろうと黒人だろうと、表面的な部分での差別ってのは、まず遭遇しないと思います。

イギリス人はそういうところ、実によくできてるんですよ。よく言えば啓蒙されてるし、悪く言えば、真意を隠して表向ききれいなおつきあいをするのが上手・・・と、言えなくもないかも。(日本人のいう「本音と建て前」に近い発想ですね。もっともわたしが個人的に、いやな思いをしたことはないけど。)

ヨーロッパ大陸では、もっとあからさまな差別が存在します。自分が被害にあったことはないけど、でもショッキングなことは何度も目撃してます(どこの国とは言わないけど)。

だから、イギリスはそういう意味では、非・白人にやさしい、って言えるかも? (ヨーロッパ人に言わせると、「かっこつけて本音を隠してるだけ」だそうですけどね。)






●でももっと

微妙な差別って、あるかもしれません。

これは実体験というより、人に聞いた話ですけどね。たとえば、ちゃんとテーブルを予約して、人気の高級レストランに行ったとします。もちろん事前に、「××記念日だから」とかね、特別な夜だってことを説明してたとして。

だけど、リクエストしてた夜景のきれいな窓側の席じゃなくて、トイレの前の、スタッフの目も届かないような末席に案内された・・・としましょう(笑)。

この場合、差別なのかどうか・・・?

この話をわたしにしてくれた知り合いは、「文句もろくに言えないオリエンタルだと思って、馬鹿にされた」と怒ってました。本当にそうかもしれません。お店の人が、混んでる夜に、そういうお客さんの優劣をつけた可能性は、あると思います。

でも、そうじゃないかもしれないよね?

たとえばすごい人気のお店の場合、予約時間に遅れると、その場でテーブルがあくのを待ってる飛込みのお客さんを、通してしまうことがあります。

あるいは、現れたお客さんの服装が、そのお店の格式にふさわしくない場合、人目につかない奥の席をあてがわれることがあります。失礼といえば失礼ですが、ドレスコードを無視するほうが悪い(苦笑)。ドレスコードって、その場にいる人全員が、そのお店の雰囲気をつくり、盛り上げるために存在するので、ぶち壊しはマナー違反なんですよね。

あるいは本当に、したはずの予約が通ってなくて、お店のほうで慌てて席を作ったのかもしれません。それってもちろんお店サイドのミスですが、少なくとも、意図的な差別とは関係ない・・・はずですよね。

要するに、何が言いたいのかというと(笑)。

自分がマイノリティになる環境で生活していて、不愉快な思いをしたときに。気の持ちようと、周囲がどのくらい見えているか次第で、人種差別はあったりなかったりし得る・・・ということです。

「ひっど~い、なあに、それ? わたしが日本人だから!?」

というリアクションが、正しいときも、正しくないときもある。ある意味、すべてを肌の色のせいにしてしまうのは簡単です。自分に落ち度はないって思えるわけだから、案外、傷つかないですんだりします。

だってほら、「あんな仕打ちを受けたのは、ひょっとしたら自分が悪いのかも?」って考えるほうが、つらいですよね。

と、そんなわけで。

わたしはもう何年もイギリスに住んでるけど、差別を経験したことはありません。っていうか、肌の色を気にしたことすらほとんどありません。・・・脳天気な性格のせいで(鈍感?)、誰かの悪意に気づかなかっただけ、という可能性がないとは言いませんが・・・(笑)。


●いいかも(笑)

うっかり読み始めてしまいました・・・。あわわ。

黒羽と鵙目 黒羽と鵙目
花郎 藤子 (1996/08)
白泉社

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古い・・・! 第1話が書かれたのは、なんと1990年だそうです。大昔ちょっと読んだときは、なんてハードなお話なんだ、と思ったものですが。今読むと、ずいぶん可愛いというか、あっさりというか。

『春抱き』基準でものを見ると、すべて違って見えます(笑)。
【05/04/2007 08:26】 London Life | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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