まじめにBL

●現実逃避

でもしないと、やってられません(苦笑)。

ネットのない週末なんて、小鳥さんがタバコを取り上げられるのと同じくらい、辛いんだよ・・・とほほ。がっくりして、活力が湧いてきません。ああ、オタクどっぷり。

・・・てなわけで、「なぜ日本の少女(←精神的にね)はBLを愛するのか」に関するさまざまな識者の見解・・・ってのを、ちょっとリストアップしてみます。

タナトスの子供たち―過剰適応の生態学 タナトスの子供たち―過剰適応の生態学
中島 梓 (2005/05)
筑摩書房

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やおい少女の心理学というか・・・狂った現実社会から逃避するため、ってことでしょうか。適応できなくていい、というか、今の社会に器用に適応できるほうがヘンだよ、って感じ。少年になりたい少女、男性上位社会からの離脱・・・中島梓(栗本薫)さんが書くと、情念まじりの屁理屈だと思いつつ、説得力に押し流れてしまうかも(笑)。

やおい小説論―女性のためのエロス表現 やおい小説論―女性のためのエロス表現
永久保 陽子 (2005/03)
専修大学出版局

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すみません、この本は読んでおりません。だって、値段を見てください・・・おもしろそうなんですけど、なにしろ高すぎる(苦笑)。

そういえばBL作家の榊原史保美さんも、この手の本を出してるそうです。彼女の場合は、「BL総論」じゃなくて、各論(彼女自身の理由)みたいですけど。性同一性障害的というか、要するに男になって男を愛したい心を持った少女が、BLに走る・・・そうです。なるほどとは思いますけど、それはあくまで「一例」だよね。

隠喩としての少年愛―女性の少年愛嗜好という現象 隠喩としての少年愛―女性の少年愛嗜好という現象
水間 碧 (2005/02)
創元社

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実はわたし、「少年愛」というコトバが嫌いです(そもそも「やおい」ってのも嫌いだけど)。

たしかに、日本のBL文化の創成期には、「オトナの男性が、女と見まごうばかりの美少年を愛する」(しかも最後はいつも悲劇!)というパターンが、圧倒的に多かったと思います。今でも、学園ものなど、若くてかわいい男の子が中心になるBLって、すごく人気があるようですけど。

それはそれで、「はいはい、そ~なんですか~」って感じですが、わたしは全然ダメです(笑)。






まあ、これだけ岩城さんと香藤くんを溺愛してるんだから、言わずもがなだと思いますが。わたしは、自分の行動にちゃんと責任を持てる、自分で自分の食いぶちを稼いでる・・・いわば、世間に目が向いてる男性たちの物語が、好きなんですね(笑)。

若い子がダメというより、まだ世間を知らないコドモたちが、まるで罪悪感もなくふつ~に同性と恋をして、あたりまえのように愛欲に溺れてるのを見るのが/読むのがツライ。すっごく、見苦しく感じちゃうんですよ(苦笑)。

Boys, be ambitious!

生来の性格ゆえかもしれませんが、「おい、てめ~ら、そんなことに長ける前に、人間として先に学ぶことがあるだろ~が」って、思ってしまうんですね。たは。

※オトナだからちゃんとオトナらしく・・・とは申しません。そんなこと言ったら、『春抱き』ご夫婦ですら、時にずいぶんあやういですものね~(苦笑)。

世間が見えているからこそ、葛藤があり、後ろめたさがあり、人間の欲望や狡猾さがあり・・・ってね。何かを選ぶことは、何かを捨てることであったり。それでもなお、「おまえが好きだ」って結論に達するところに、わたしは萌えとロマンを感じるようです(ふふ~)。

※同志、募集中です♪

・・・あやや、脱線してますね。要するに、わたしはBL好きだけど、それをどう表現してくれてもいいけど、「少年愛」好き呼ばわりだけは止めてくれ・・・って思います(笑)。


●わたしは

わたしなりに、持論というか・・・「こうじゃないかなあ」って思うことはあります。いつかどこかで、ちゃんとした形にまとめられるといいなあ、とこっそり思ってます(笑)。
【30/04/2007 03:03】 書籍・マンガ | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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