●これは
いいアイディアですね。
プロの養成ではなく、あくまで「習い事」なんでしょうけど。
こども歌舞伎スクール「寺子屋」4月開校のお知らせ楽しそう!
というか、歌舞伎座で稽古できるってだけで羨ましい(笑)。
もっとも、子供の対象年齢からいって、どうしても親の趣味・・・になりそうな気もします。
一般的に、お子さんに着つけや日舞を習わせたい親御さんって、どのくらいいるのかなあ。
「あわよくば、うちの子を歌舞伎役者に」
なんて人も、もしかしていたりする・・・?
いや、それはめったにないかな。
親御さんが歌舞伎を好きで、よく知っていればいるほど、生半可な覚悟じゃできないってわかるでしょうしね。
(ポスターに愛之助がいるので、それが目当ての人もいたりして。ふふ。)
どっちにしても、こういう教室はいいなあと思います。
伝統芸能に小さい頃から触れる人がひとりでも増えれば、それだけめでたい。
そう思います。
●昔は
これ、テレビが敵でしたよね。
子供にテレビを見せちゃいけない、って。
“スマホに子守させないで”今はスマートフォンかあ。
そりゃ、そうですよね。
たしかに、小さな子供のテレビやDVDへの食いつきってスゴイものがあります。
子供の年齢にもよるけど、ホントに魂を奪われてしまう感じ。
手を止め足を止め、お腹が空いたのもおしっこ行きたいのも忘れて、じ~っと魅入るもの。
集中してる、なんて可愛いもんじゃありません。
(・・・よね?)
テレビ番組にもアニメにも良いものはいっぱいあるし、全否定するのはおかしい。
それも貴重な体験のひとつ。
でも、やっぱり「ほどほど」がいいですよね。
外からの刺激や、人とのかかわり。
飛んだり跳ねたり、走ったり転んだり。
嬉しかったり、怖かったり、悲しかったり、痛かったり。
感情をゆさぶられたり、思う通りにいかなくて喚いたり。
そういうのをたっぷり体験して、子供は成長していくのだと思います。
(・・・よね?)
そういえば先日、電車の中で逆のケースを目撃しました。
ガラガラに空いた夕方の電車で、優先席に若い夫婦と幼児がひとり。
小鳥さんとわたしの真向かいです。
子供は推定、1歳半~2歳前くらいかなあ。
(歩けはするだろうけど、まだしゃべれない月齢。)
ベビーカーに乗って、大人しくジュースを飲んでました。
ときどきバタバタ、ニコニコしてたので、機嫌は悪くない様子。
まあ、ここまではいい。
その両親が、イマドキのスマホ中毒・・・に見えました(汗)。
子供のとなりで、お父さんはタブレットに夢中。
高価そうな革のタブレットカバーが印象的でした。
子供が伸ばして来た小さな手を払って、ほとんど顔も上げずに何か読んでる。
といっても邪険にしてるわけじゃなくて、たまたま飛び込んできた蝶ちょでも追い払う感じ・・・?
何と言うか、完全にタブレット画面に魅入られてました。
その隣で、お母さんはiPhone。
ずっと俯いて、ひたすら何か入力してました。
髪の毛がバッサリ垂れ下がっている状態なので、子供の顔も見えてない・・・かもね?
子供はときどき、親の関心を引こうとするんだけど。
何も反応が返って来ないので、やがて他のことに気を取られていました。
そのすべてが、無音。
・・・うむむ。
わたしたちが見たのは、それだけ。
そこが優先席であったのは、まあこの際、置いておきます。
「うむむ」
なんかね、微妙に複雑な気持ちになりました。
わたしたちが見たのはその10分か20分だけで、彼らを知ってるわけじゃない。
いつもはそうじゃないのかもしれない。
偶然というか、タイミングが悪かっただけかもしれない。
(そもそも、育児についてコメントできる立場じゃない。)
でもなあ。
土曜日の夕方。
家族三人でお出かけの帰り、だったんだろうと思います。
それなのに会話もなく、アイ・コンタクトもなく、体が触れ合うこともなく。
お父さんはお父さんの世界に、お母さんはお母さんの世界に、それぞれ無言で没頭してる。
それに慣れちゃって、あたりまえのように黙って受け止めている小さな子供。
・・・いいのか、ありなのか。
いまどきはそういうの、フツーなのか。
(んなわけあるかい。)
なんでしょうね、そのバラバラ感がうすら寒く感じられました。
誰に迷惑、かけてるわけでもないのにね。
「今だけ、ちょっとだけ自分だけの時間」
だったのかもしれないけど、もちろん。
外野から見たら、それは異様な光景に見えてしまいました。
スマートフォンに夢中の大人なんか、いくらでもいます。
普段はいちいち、そんなの気にしません。
でも、乳幼児連れの場合は、どうしても気になる。
子供の発達だけが問題じゃないですよね。
ほんの一瞬、目を離したすきに何が起こるかわからない。
そっちのほうが怖いと思います。
「・・・いいのか?」
「でも、何もできないし」
「そだね・・・」
子連れのお出かけはこうあるべき、という幻想を押しつけてるだけなのか・・・?
勝手な思い込みなのか・・・?
いや、そんなことはないよね・・・?
なんとも、モヤモヤしてしまいました。
●つまり
絞れなかったのね(笑)。
新語・流行語大賞「じぇじぇじぇ」「倍返し」など4語ホンモノの「じぇじぇじぇ」、聞いたことないのです(笑)。
六月の「助六」で、三津五郎さんがそれをネタにしてたのが、唯一の遭遇。
ことほどさように、同じ流行語といっても、ずいぶん印象は違います。
それでも、少なくとも全部知ってはいる。
それだけでも、例年よりマシな気がしています(笑)。
「依然としてテレビの影響力が・・・云々」
という解説もありますが、どうだろうなあ。
たしかにテレビ発だけど、人気に火がつくかどうかは、ネットでの扱いに左右される気もします。
あるドラマが面白いと、ネットで話題になる。
ネットでネタ(パロディ素材)になったら、それで「勝ち」です(笑)。
そうして噂がどんどん拡散されて、より多くの人が「見てみようか」となる。
「いいドラマだから」見るんじゃなくて、「みんなが話題にしてるから」見る。
「共有」がキーワードのソーシャルメディアの威力ですよね。
そして、それがやがて視聴率に跳ね返ってくる。
その数字がスゴイと話題になり、さらにネットで・・・の繰り返し。
そんな「勝ち馬に乗る」構造になってると思うのですが、いかがでしょうか。
●では、
また。。。