●黄金のエミリアーノ
というのは、ハロッズの名物レストラン「ジョージアン」のウェイターです。
(ジョージアン・レストランは、以前にも小鳥さんの写真つきでご紹介しました。ゆったり優雅なランチや、贅沢なアフタヌーン・ティーが売り物の、実にエレガントな場所です。よろしかったら、お買い物のついでにどうぞ~☆)
正社員というより、夏休みのバイトくんっぽいかなあ。金髪で、ちょっと頼りない感じの笑顔の青年で、歳はせいぜい20代はじめでしょうか。美形と呼ぶほどの外見じゃないけど、ちょっとかわいいタイプ、かもしれない(笑)。・・・あんまり賢そうじゃ、ないけどね(爆)。
(『春抱き』フリーク、それも岩城さんフリークにはあまり見られない傾向ですが。女性によっては、彼を「母性本能をくすぐられるタイプ」、なんて形容するかもしれません。あはは~。)
ま、要するに先日、『春抱き』パラレル☆ツアーのみなさまと一緒に、ジョージアン・レストランにお茶をしに行ったんですね。
その席で、5人がけの大きな丸テーブルの給仕担当だったのが、この青年でした。もっともハロッズの場合、オーダー担当のちょっとマネジャーらしき人や、客席を歩いてまわって、問題がないかどうかチェックする人など、イマドキのレストランにしては珍しいくらい、たくさん人を使ってますから。そのうちのひとり、って感じなんですけどね。
(そういえば、ハロッズの店員採用に、人種差別があるとかないとかで、一時ニュースになったことがあります。ひょっとして、訴訟になったりしたかも。たしかに、ヨーロッパ系・・・要するに白人がほとんどで、黒人やインド系の店員を見かけることはあんまりありません。イギリスのリテイル産業では、全般的にマイノリティの比率が高いのに、ハロッズでは少ないよな~・・・。)
・・・まあ、それは、ともかく。
何しろハロッズといえば、天下の高級デパートです。社員の接客教育も、なかなかよくできてます・・・ふつうはね(笑)。だからこの、イタリア訛りの英語を話す若い青年も、ニコニコと腰が低く、せっせとテーブルに通ってきては、わたしたちにおかわりのお茶を淹れてくれました。がんばってるよ~、って感じ?(笑)
・・・かわいい男の子にうやうやしく世話をしてもらって、「マダム」って呼ばれて、のん気なオバサンたちは、いい気になっていたんだね(笑)。
「あの子、なんて名前だろ?」
「ネームプレート、いまいちよく見えないんだよね~」
「エミ・・・なんとか?」
「エミリオかな?」
「すぐ脇に立ってくれちゃうから、読めないってば」
「・・・ぜったい受けだよね(爆)」
「うんうん」
なんて、下世話な話をしてたのは、もちろん秘密です(笑)。
●薔薇のマルコ
もうひとり、オーダーを担当する格上らしき青年も、イタリア人でした(笑)。こっちはちょっと背が低め、黒髪で、なめらかな口調のマルコ。不器用な素人さが残る金髪の青年に比べると、たぶん少し年上で、経験も長いのか、ずっと堂々としています。
「どえ~」
「どしたの?」
「マルコ・ディ・ローザ、だって、彼の名前!」
「ローザって、薔薇・・・?」
「その名は、薔薇のマルコ・・・!」
「(爆)」
「・・・すっげーな」
「でもあの顔は、攻めだよね~」
「うんうん」
・・・あはは。高級レストランで、優雅なイングリッシュ・アフタヌーン・ティーをいただきながら、わたしたちの妄想は、果てしなくヤバイ方向へ・・・!
「あのふたりさ、きっと・・・」
「うほ?」
「イタリアから一緒に、ロンドンにやってきて・・・」
「いや、血の繋がらない兄弟だったりして?」
「いいねえ、それ~」
「それぞれの親の連れ子でさー」
「マルコ攻めで、金髪のほうが(←名前はこの時点ではまだわかってません)受け?」
「そうそう!」
う~ん。お兄ちゃんたち、日本語がわからなくてよかったなあ(笑)。
※この続きは、のちほど追記で・・・!!