痛みがわかるはずなのに

●弱点をつかれた感じ・・・?

なのかな、とふと思いました。ロンドンとグラスゴーで続いた、自動車爆弾による自爆?テロ未遂事件のことです。

今日までに、イギリスの国内外であわせて8人、容疑者が逮捕されてるんですが、その全員が、なんとイギリスの国民保険サービス(NHS)の関係者。そのほとんどがお医者さんなんですって。(あくまで容疑者なので、まだ罪を犯したって決まったわけじゃないですけど!)

日本では、お医者さんというと「究極の資格」というか、「エリート」「お金持ち~」ってイメージが強いですが(笑)。イギリスでは、そういう認識はありません。っていうか、NHSって要するに、税金でまかなわれている巨大な国家機関なので・・・いわば、お医者さん=公務員、って感じですね。

(プライヴェート・プラクティスと呼ばれる、NHSに属さないお医者さんももちろんいますが、全体的にみれば、すっごく少数です。)

だから、お医者さんって、資格を取るのに何年もかかって大変なわりには、地味だし、お給料も低い。そのわりには、過酷な仕事ですし、なにしろ人の命にかかわることだから、ストレスもひときわでしょう。(低賃金といっても、もちろん、ほかのどんな職種と比較するかにもよりますけどね。一般的に、「リッチ!」なイメージはまったくありません。尊い職業で、手堅いけど・・・。)

そのせいか、イギリスはもう何年も、深刻なお医者さん不足に陥っています。お医者さんだけじゃなくて、看護士さんや、たとえばレントゲン技師など、医療にかかわるスペシャリスト全般、なり手がなくて困っています。

だから、海外からリクルートするんですが・・・アジアとかアフリカが、中心なんですよね。(そのせいで、イギリスにお医者さんを奪われてしまう国にとっては、それも迷惑な話だったりするんですけど、それはまた、別の話題ですね。)


●今回の

容疑者は、ヨルダンやイラクでお医者さんの資格をとった人たち。

移民の条件がきびしくて、特に中東からは、なかなか入って来れないイギリス。そこをくぐり抜けるのに、医者という免許は、さぞ都合がいいことでしょう。どこの病院も、喉から手が出るほどほしい人材だけに、労働許可の手続きも、もしかしてスムーズに行くのかもしれない。

・・・これがホントなら、イギリスの弱点をたくみについた、巧妙な手段だということですね。

彼らが、医者の資格があると偽った・・・んだったら、まだいいなあ、と思います。いい、ってのは変な表現ですが、免許やパスポートを偽造したり、そういうのに、テロ組織が絡んでいるならまだわかる。

でも、ホントにお医者さんだったら?

正真正銘のお医者さんが、人の命を助けるのが仕事のはずのお医者さんが、テロリストだったら。・・・なんだか、ものすごく薄ら寒いものを感じますよね。

もともと無差別の殺人を計画できるって時点で、人として、どこかはずれているんだろうけど。でも、医者としての矜持とか、誇りは、どこにいったんだろう。ほんとうの医者だとしたら、戦火の祖国で、テロの被害者の手当てをしたことも、あったかもしれない。それこそ敵・味方の区別なく、懸命に誰かの命を助けたことも、あったりしないんだろうか・・・?

それでも、何の罪もない人たちを殺せるんだ。・・・って考えると、心底こわいです。

【04/07/2007 02:36】 社会・時事ニュース | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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