●さて
日曜日の朝。
惰眠をむさぼり、ようやく起きたのは午後1時すぎでした。
・・・朝じゃないじゃん(汗)。
いや、11時ごろに一度は起きたと思うけど。
アラームも鳴ったけど。
でもまあ、ダメでした(笑)。
ゆうべお茶会から帰宅したのが、11時いくらか過ぎ。
その後のダラダラと、ブログ書きと、写真の整理。
それだけであっという間に、午前3時くらいになりました。
(その日に撮った写真はその日のうちに吸い出してデータベースに落とす、という作業だけはサボったことがない! ・・・って、自慢になるんだろうか。)
なんというかね、お茶会の夜は、精神が高揚状態なのです。
10時間に及ぶ『
春抱き』おしゃべりの余韻を引きずって、テンション高止まり。
それを段々と落ち着かせる、クールダウンする時間が要る。
だらだらタイム、けっこう必要なのです。
(という言い訳。)
結局、ベッドにもぐり込んだ頃には窓の外は明るかった(笑)。
だらだらぐずぐず、もたもたうだうだ全開です。
まあ、そんな日もあるよね。
たぶん。
●拍手とコメント
たくさん、ありがとうございました。
激励のお言葉は本当にありがたい。
ワクワクのご期待はちょっとコワイ。
GOLDを読んだ方からの甘酸っぱい、複雑な思いのあれこれも拝見しました。
凄い、と。
そういう感想が多かった。
それは納得です。
たしかに、圧巻だったもの。
ちなみに、このブログ。
年末年始やお盆など、長期の休暇期間にはPVがガクッと落ちる傾向があります。
(PV=ページビュー。ブログを訪れたのべ人数、というか。)
もう何年も、だいたいそう。
ご家庭を持った主婦の方が多いからだろうなあ、と推察しています。
だけどさすがに、GOLD発売日の直後はちがいますね。
カウンタの数字、跳ね上がっています。
うぬぼれですが、多分みなさん、感想を覗きに来てくださってるんだろうなあ。
(昔はレビューをあっちこっちで読めたけど、今は書いてる人、少ないものね。)
気ままに、個人的な妄想を垂れ流してるだけだけど、それでも。
ありがたいことだと思っています。
しっかし!
今回の『
春抱き』なー。
うむむ。
どうするかなー。
何をどう書いていいのか、自分でもわからん(笑)。
レビューは無理かも、とすら思う。
・・・うぐ。
難しいけど、でも、なんか書きます。
書いてみます。
●というわけで
恒例の? 超ダラダラ感想です。
ストーリーを追いかけつつ。
とりあえず、書けるところまで書くつもりで。
※以下、ネタバレを含みます。
※いつものことですが、レビューは個人の主観的な、勝手な、自由な感想です。
※時と場合にもよりますが、愛にあふれるボケやツッコミ、矛盾や疑問点の指摘など、なんでもあり。
※稀にですが、自分自身が以前に書いたレビューとビミョーに食い違うことを、しれっと書いたりも???
※そういうのが苦手な方は、この辺で読むのをやめたほうがいいかも・・・(汗)。↓
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シーン1(野外ロケ地)
前回の最終シーン、そのまま。
「俺の本当の父さんなんですか」
訴えるような表情の
紫衣翔くん。
コートの裾をひるがえして、立ち尽くす
岩城さん。
その彼の後ろに、
香藤くんと
洋介くん。
岩城さん以外は全員、『婆娑羅』ロケの衣装のままです。
誰かに聞かれやしないか、
香藤くんは周囲を見渡します。
ふと、人の気配。
振り向いた
香藤くん、顔色が変わります。
「ごめんごめん、立ち聞きするつもりじゃなかったんだけどねー」
カバ、こと千葉さん登場。
あー、もう。
なんかもう、リアルすぎてムカつく・・・(笑)。
ものすごーくイヤなヤツなんだけど、こういう男いるいる!
その生々しい(不快な)リアル感ときたら(汗)。
かるーい口調なんだろうなあ。
わざとらしい、申し訳なさそうな、善人ぶった(いやー、ほんの偶然だよー)表情。
(ときどきいるじゃない? 深刻な場面で深刻なふりすらできない、うわべだけの浅い感情表現しかできないタイプ。ああいう感じだと思うの。)
香藤くんに口止めされても、
「あ、そうなの? オッケーオッケー」
まるで心に届いていないのが丸わかりの、軽薄そうな言葉。
そのわりには、ぐいっと。
ねちっこい蛇のような視線で紫衣くんを見る。
(枕営業の獲物に肝心のところで逃げられて、「俺サマをおちょくっとんのかこのガキ」状態だものね。)
いや、むしろ蝦蟇(ガマガエル)か。
「将来ある紫衣くんにはヘビィな話だから、ねえ?」
って、やらしいのやらしくないの。
岩城さんたちの弱みを握ったことを知って、ご満悦の舌舐めずり。
態度も超えらそう。
(いや、まあ、もともとこの世界ではそこそこ権力を持ってるわけですが。)
「岩城くん、ピンチ過ぎて声も出ないって感じ?」
からかうような声、脳裏に再現できる気すらする。
社長のスキャンダルが、事務所の経営にどれだけマイナスになるか。
―――ねえ?
って言わんばかりのドヤ顔です。
もちろんこれは、強烈な当てこすりだ。
インタープロが、ここ数年どれだけ醜聞にまみれて来たか。
会社乗っ取り、狙撃事件、麻薬スキャンダル。
存続が危ぶまれるほどの危機を乗り越えて、やっと(おそらく)安定しはじめた、その矢先です。
「アンタの事務所、つぶすことも出来ちゃうのよ、俺?」
って、
カバはそう言ったに等しい。
愕然とする
岩城さん、
香藤くん。
言うだけいって、ひらりと
カバ退場。
あっさりと引いてみせるあたり、ホント、腹立つくらいソツがない。
カバは大きらいだし、彼の行動原理は唾棄すべきものだと思うけど。
でも、アレだ。
このえげつない業界を上手く泳ぎわたるってのは、こういうことなんだろうな。
たっぷり甘い汁を吸いつつ、決してそれだけの卑劣漢じゃなくて、実際にやり手なんだろうねえ。
(ある意味)勝ち組なんだろうな、って。
そう思わせるシーンです。
「なんで口に出した・・・っ」
香藤くん、紫衣くんに激怒します。
漏れたらマズイって、あれだけ注意したじゃないかって。
「だって・・・お二人が先にっ・・・!」
青ざめる紫衣くん。
脳内で、
岩城さんと香藤くんの(前回で交わした)会話を反芻します。
「答えがそこにしか行き着かなかった」
「そこに行き着いたってことは―――」
なるほどなあ。
うまい。
前回のあの夫婦の会話。
疑惑の核心に切り込んでいるわけですが、たしかに二人とも、「そこ」としか言ってない。
(そこ=紫衣くんが
岩城さんの隠し子かもしれない、という疑惑。)
一を言えば十を知る、夫婦ならではの呼吸。
こんな巧妙な伏線が張ってあったとは。
誰かに聞かれては困るから、というのもさりながら。
その場に
洋介くんがいたから、という部分が大きかったかもしれません。
絶対に子供に聞かせる話じゃないもの。
実際、かわいそうに
洋介くん。
まだ小学生なのに、大人にだってキツイ修羅場を目の当たりにしてしまった。
呆然とするの、あたりまえだよなあ。
岩城さんと香藤くんの会話だけだったら、
洋介くんは理解できなかったかもしれない。
「そこ」
が何を意味するのか、察するほどおとなではないでしょう。
(各種の状況証拠から、
洋介くんはまだ、性的な知識をあまり持ち合わせていないのではないか、と推察します。男女間の性行為の意味とか、それを岩城さんと “洋二くん” が男同士でやってるだとか、そういうのをわかってるとは思えない。)
でも、紫衣くんは直球を投げたからねえ。
怒髪天!の香藤くんの動揺っぷりも、目の前で見てる。
さすがの
洋介くんも、震えあがったみたい。
「頼む香藤、落ち着いてくれ」
このセリフ、好きだなあ。
渦中の人、岩城さん。
興味深いことに、彼がいちばん冷静でした。
いちばん周囲が見えてるし、何をすべきか考えている。
こうなったらハッキリさせる他ない、と。
紫衣くんに、宮城県の実家から母親を呼び寄せるように要請します。
DNA鑑定をするにせよ、まずは彼女の意図が知りたい。
用心のために京都ではなく、別の場所(大阪)で会うことにしよう。
「事実であれば受け入れよう」
毅然とした態度の岩城さん。
かっこいいなあ、と思う。
そしてそう言われた紫衣くんに、いささか同情もしてしまった。
これ、覚悟の言葉ではあるけど。
あたりまえだけど、岩城さんのいう 「受け入れよう」 は、紫衣くんがほんのり夢想していた、
“血を分けた実の父親との感動の出会い”
とはまったく違う。
義務とか責任とか、ケジメとか。
そういう話であって、肉親への愛情から出た言葉ではないもんなあ。
岩城さんが薄情だとか、配慮が足りないとかって話じゃないですよ?
今日の今日まで、その存在を知らなかった/望んですらいなかった 「息子」 の可能性。
いきなりそれにぶち当たって、どう反応しろというのか。
誠意をもって対応します、というのがやっとでしょう。
愛情って、オートマティックに湧いてくるわけじゃないもんね。
大いなる葛藤のただ中にいる紫衣くん。
彼の修羅場は続きます。
(
カバの前で)うっかり口を滑らせたのはたしかに彼のミスだけど、なにしろ18歳だ。
あんまり責められないよなあ。
実の母親に出生の秘密を暴露されてからというもの、ひたすら悩み苦しんだことでしょう。
岩城さんがホントの父親!?
都合よくいいところだけ見て、憧れる部分もある。
だけど香藤くんが指摘したとおり、それは紫衣くんの家庭の崩壊をも意味する。
うまく行ってるらしい父親との関係。
考えれば考えるほど、何が正しいかわからないよね。
今の状況。
全員が幸せになる方法は、たぶんない。
円満解決があるとは思えない。
だからキツイのだと思います。
シーン2(JR京都駅)
撮影が終わった洋介くん、東京に戻ることになりました。
新幹線のホームには、岩城さんとふたり。
洋介くんは沈みがち。
言葉も少ないし、岩城さんの顔をまともに見ようとしない。
京都に来たときは、遠足気分でぴょんぴょん跳ねてたのにね。
例のロケ地で、生々しい大人の話にうっかり触れてしまったから。
―――嫌われたのかもしれない、と。
岩城さんは危惧しています。
なにしろ赤ちゃんの頃から、いや生まれる前から、深くかかわって来た子だ。
岩城さんにとっては、目に入れても痛くないほど愛しい存在。
口止めをしなくちゃとは思うものの、どうにもぎこちない。
でも言わなくちゃ、と重い口を開いた途端。
「僕は言わない」
洋介くんはきっぱりとそう宣言します。
岩城さんが困ることなんだと、(香藤くんのあのときの態度で)わかったから。
絶対に言わないから、口止めなんてしてくれるなって。
思ったよりもはるかに敏い洋介くん。
岩城さん、ぐっと涙をこらえます。
「ありがとうな、洋介くん・・・」
うるんだ声が、聞こえてきそう。
こんな小さな子に気を遣わせてしまっている情けなさ、不甲斐なさ。
そもそも、そんな目に遭わせてしまったことへの申し訳なさ。
それから一抹の、こんなにも成長したんだ、という感動。
そんなところでしょうか。
車内に消えた洋介くん。
窓越しにやさしい表情を見せる岩城さん。
万感の思いを湛えて―――なんていうの、これ。
短いけど、とても印象的なシーンでした。
「あのお兄さんとは違う・・・」
洋介くんの呟き。
僕は、岩城さんを困らせたりしないって。
そう誓った彼。
ここね、ちょっとだけ考えちゃったよ。
紫衣翔くんがもし、岩城さんの息子だとしたら・・・?
洋介くんよりも、 “あのお兄さん” のほうが良くなったりしないよね・・・?
それが、洋介くんが抱え込んでしまった漠然とした不安。
これ、いったいどういう意味なんだろう?
あれ?
今まで、単純に考えていたんですよ(笑)。
洋介くんの岩城さんへの気持ち。
それはまあ、きれいなイトコのお姉さんへの憧れとか。
小学校で若い女性教諭にほのかにときめいてみたり、とか。
そういう類のものだと思ってました。
男の子にありがちな、一過性の、大人の女性への憧憬。
いつか卒業していく、幼くせつない感情。
そうだと思ってた。
今回のシーンも、そういうものなのかもしれない。
(岩城さんが女性に見えてるのか、とかいう点はスルーで。)
岩城さんの「最愛の子供ポジション」を奪われる不安に見舞われたのだとしたら、それで正しい。
でも、そうじゃないかもしれない・・・?
ひょっとしたら、ひょっとしちゃうの???
それはなんか、うーんと、困ったな。
―――いや、たぶん違うんだと思う。
考えすぎだよね。
邪推しすぎ。
香藤家のDNAが云々ってのは、ネタとしては面白いけど、それ以上はちょっと困りますもの。
うん。
・・・などと、ちょっと歯切れが悪いですね(苦笑)。
もっとも>>
センセのコメントは受けた!
(いや、そういう意味の受けじゃなくって!)
というか泣いた(笑)。
あの新幹線のシーン、ね。
ふと、思わず口をついて出たのが、まさに!
♪汽車はー 闇を抜ーけて ひかーりのうーみへー
だったからです・・・(汗)。
(この世代で知らない人はいないと思いますが、念のため、気になった方は
こちら をどうぞ。)
岩城さん=メーテル幻想は、正しかったのか・・・!
衝撃だったわ。
少年の日の幻影かあ。
そういうことなら、わたしのひそかな懸念はアホなカン違いですね。
そっか、うん(笑)。
さらに>>
※超くだらないです。
車窓の向こうの、マリアの微笑みの岩城さん。
声は聞こえないけど、洋介くんへのねぎらいの言葉は伝わったらしい。
じっと見つめる洋介くん。
―――という、あの素敵なシーンで。
うかつにもわたしは、ええ、連想してしまいましたよ(汗)。
「お も て な し♪」
・・・(爆)。
ダメだ、なんか似合う。
バカじゃないの。
岩城さんがアレをやるところ、想像してしまった(汗)。
ご、ごめんなさい。
●以上
出だしの10ページ程度で、こんなに書き殴ってしまった。
申し訳ない。
佳境はこれから、です。。。