Tender Greens (be-boy GOLD2015年02月号) No.13.2 追記あり

☆二本目です☆

※大幅に追記しています。




●ふと

思ったのは、あれだ。

8月までの『テンダー・グリーン』での、わたしの予想。

「いやいやいやいや、ホントに岩城さんの息子のわけないじゃん!」

―――って。

そらもう、自信たっぷりに公言してたもんです(笑)。

で、思いっきりはずれちゃった。

あぐぐ。

惨敗です。

ナンテコト。



未練がましいことを書くと、ね?

霧胡さんの過去とか、岩城さんとのかかわりとか。

ストーリーの骨格というか、大ざっぱなラインは合ってたと思うの(笑)。

※つよがりです。

※単なるつよがりです。

※完全につよがりなので、つつかないでね(笑)。

おおまかな予想は外れてなかったように思うけど、なんせアレだ。

「結論」がまちがってたんだから、どうしようもない。

ぐうの音も出ない、って感じです(笑)。



で、その予想外の結果を受けて、ファンがびっくり!

まさかの展開にあ然、呆然、阿鼻叫喚。

どよめきは全国、津々浦々にとどろきました。

今でもわたしのところには、このお話をどう受け止めたらいいのか、って。

さまざまに思い乱れる読者さんからのコメントが、たくさん寄せられます。

もう何十人分だろう。

そのくらい、衝撃だった。



でもなんか、ふと思ったのよね。

もし仮に、『テンダー・グリーン』の結果が、

「なーんだ! やっぱり違うんじゃん!」

「よかったー!」

だったとしましょう。

泣いたり喚いたり飛んだり跳ねたり、傷ついたり暴れたり。

えろえろあり、うだうだあり、ハラハラあり。

すったもんだの挙句に、元のふたりに戻る。

はっぴーらぶらぶ、絶好調!

ふたりの関係は前とまったく同じ!

・・・という終局を迎えたとしたら、どうだろう。

大山鳴動してネズミ一匹。

いわくありげに登場した紫衣翔くんは、元の木阿弥。

それはそれで、『春抱き』の黄金パターンにはちがいない。

ファンは喜ぶと思います。



でもそれって、なんていうの?

まるっきり今まで(10巻くらいまで)と、同じことの繰り返しなんじゃないか。

予定調和。

すでに答えのわかっている練習問題。

ファンの予想を裏切らないといえば聞こえはいいけど、同時にマンネリでもある。

あるいは、別の言いかたをしましょう。

隠し子騒動が持ち上がって大騒ぎしたけど、結局なにかの間違いだった。

世の中は元通り。

―――って話を書くなら、二次創作でも用は足ります(笑)。

なんせ 「想定の範囲内」 なんだから、ファンでも似たような話はつくれちゃうもの。



黄金パターンは黄金パターンで、それはそれで素晴らしい。

でもそれは、「水戸黄門」ルートでもある。

手を変え品を変え、小手先の変化を加えたところで、結局は王道ワンパターン。

それでいいのか。

春抱き』は心地よいポジションに落ち着き、ずっとそこに停滞するのか・・・?

(そのポジションには安定した人気と、売り上げと、固定ファンがついてくるわけですが。)



でもさ、ここ数年の『春抱き』を見ていればわかる。

あのふたりは今日も明日も生き続け、生きてる限り、前に進み続ける。

岩城さんは社長になり、もう若くはないことを痛感する事態になった。

ふてぶてしい自信が身について、後進の育成にも意識が行きはじめてる。

(だいたいアストンマーチンほしがるなんて、オッサンの証拠さ!)

香藤くんはいつの間にかトラウマを乗り越え、今では押しも押されぬ事務所の看板になってる。

もともと敏い人だったけど、彼の目配りと脳みその回転スピードは驚異的だ。

小さかった洋介くんは、自分の意志で芸能界にやって来た。

そういえば、雅彦お兄さんもずいぶん歳をとったよなあ。

もう50代ですよね。

(しみじみ。)



そういうふうに俯瞰してみると、今回の騒動も違う目で見られる気がしませんか(笑)。

ああ、これが『春抱き』なんだなあって。

やってくれるよ、まったく(笑)。

今さらながら、センセは凄いや。

いつだって予想のはるかナナメ上を行く超展開。

今回は特に、攻めてる気がします。

ファン受けがいいのがわかってる必勝パターンに依存せず、あっさりファンの予想の裏をかいてくれる。

あらたな難関を用意して、岩城さん香藤くんの人生にさらに負荷をかける。

わたしたちは、翻弄されまくりです。

まったくもって心臓に悪い!

ファンが悲鳴を上げて右往左往するのを、きっとね、にんまり眺めてると思うんだ(笑)。

してやったり、的な黒い笑いで。

(ファンも高齢化してますので、センセ、是非ともお手柔らかに・・・!)

ぐぬぬ。



と、まあ。

ふと考えたわけでした。

それでいいんだなあ、って。

お粗末さま。




追記>>

便宜上、「隠し子」騒動と表現していますが、アレです。

隠し子っていうのはふつう、「その子供の存在を父親が公にして(認めて)いない」って意味ですよね。

結婚せずに別れた彼女が産んだ子とか、既婚者なら愛人に産ませた子とか。

今回の岩城さんのケースのように、

「産んだ張本人が口をつぐみ、子供の存在を実の父親に知らせることなく離れて行った」

場合は、どう足掻いたって、父親はその子の存在を知りようがない。

そういうのは隠し子とは言えないよなあ、と思います。

(しいていえば、「隠され子」じゃないかしら。変な言葉だけど。)

知らなかったんだもの、責任も罪悪感も持ちようがない。


この辺、しみじみと思うのよ。

妊娠と出産って、男性にとってはまったくの「他人事」たりえるんだなあって。

男性の性と女性の性は根本的にちがう。

・・・って、あたりまえなんですけどね(汗)。

種を提供するほうの性は、お下品な言いかたをすれば、出したらそれで終わり。

(出すという意味では自○とかと同じで、その行為は日常生活の一部=特別なイベントでも何でもない。)

男性が妊娠や出産に特別の意味を見いだせるのは、それが自分の愛した女性のことだから。

特別な女性と自分との間に生まれる命だから。

他ならぬ自分の妻のことだからこそ、はじめてそこに継続的なかかわりを持てるってことか・・・?

(それですら世間では、妊娠した妻への配慮が足りない夫の問題がよく取り沙汰されますが。)


まして、岩城さんの場合。

まだ未熟でお子さまメンタリティで、世間もろくに知らず、考えも浅薄だったころの話です。

そんな若者はザラにいるので責める気にはなりませんが、まあ、無責任だったのよね。

セックス=気持ちいい。

その程度の意識だったろうと思います。

相手は当時のマネージャーで、職場の先輩的な立場。

岩城さんの昔語りを聞くかぎり、けっこうプライベートに立ち入った関係ですよね。

なにくれとなく面倒を見てくれる姉御的な人。

相談相手であり、愚痴聞き役であり。

上京して友だちのいない/人付き合いのうまくない岩城さん(推定)にとって、安心して本音をさらけ出せる唯一の、年上の友人・・・みたいな部分もあったんじゃなかろうか。

一種の同志で、頼れるお姉さん。

・・・ね?

わたしが、カラダの関係が一度っきりじゃなかったんじゃないかと推測するのは、この辺が理由です。

当時の岩城さん。

本人は自力で必死で生きてるつもりだったと思うけど、けっこう心理的に、霧胡さんに頼っていたんじゃないか。

そこから一線を越えるのは、あんまり高いハードルだとは思えないのです(汗)。

(その頃の彼らが棲息していた芸能界の底辺あたりの性道徳とか、はなはだいい加減だったと思うし、今の岩城さんからは考えられないくらい性的にだらしなかった、と思ってます。)

もっともこの点に関しては、わたしは完全にマイノリティのようです。

「たった一度のあやまち」説がファンの間では、たぶん主流でしょう。

(センセですらそういうふうに描いてるフシがありますし。)


あ、すみません。

脱線しちゃった・・・(^~^;) 。

岩城さんと霧胡さんの関係の本質でしたね(汗)。

どこか似た者同士だったと思うし、まあグダグダの部分もあったかもしれないけど、あれだ。

それでも岩城さんにとって、彼女は恋愛の対象じゃなかったんだろうなあ。

さんざん一緒にいて世話にもなって、彼女の女性としての魅力も見えているのに。

どういうわけか 「恋愛相手として見る」 という観点だけがすっぽり抜けていた。

―――そんな気がするの。

今なお岩城さんは、彼女を恩人と言って憚らない。

よくよく考えれば、すっごい的外れというか、間抜けな話です(苦笑)。

たしかに彼女は、彼によく尽くしてくれた。

でも、自分でスカウトしてきたタレント(=若くてお人よしの田舎者、ただし美形)に手をつけて、勝手に子供まで産んじゃうトンデモ女性だよ?

今ごろになって秘密をもらして自分の人生を脅かすんだもの、岩城さんにしてみれば、

「騙された」

って怒ってもいいような状況でしょう。

「大恩ある霧胡さん」なんて、ホント、よく思えるもんだ・・・(笑)。

でもそれが、岩城さんなんだよなあ。

香藤くんも苦労するよね、こういう嫁さんもらっちゃうと!)

そういう人なんだ。


そして同時に、それが岩城さんの霧胡さん認識の限界なのでしょう。

恩人。

恋愛感情が当時カケラでもあれば、そして今それが少しでも残っていれば、こんなふうに言わない気がする。

(わずかでも)恋人関係だったという認識があれば、逆に恨みつらみも出て来ようってもんです。

“俺も考えなしだったとは思うけど、貴女だってずいぶん酷いじゃないか”

って感じの。

(恋人であれば年齢差も立場も超えてイーブンになるだろうし、もっと感覚が近いだろうと思うので。)

でも、きれいさっぱり、ないんですよね(笑)。

その昔、俺が世間知らずだったせいで申し訳ないことをした、って。

ホントにそこしか覚えてない岩城さん。

ある意味、彼女にとってこれ以上に残酷なことはない。

女性としての彼女は、まるっきり見えてなかったわけだから。

「そんなんじゃないよ。昔お世話になった人だ」

って香藤くんにいったときの、あの穏やかな笑顔が思い出されます。

そういえば昔そういう人がいたなあ・・・っていう、遠い記憶。

完全に過去の人。

20年ちかく会ってないんだから、それも当然ですよね。

うむむ。

この事実を霧胡さんが知ったら、よけい面倒くさいことになりそう。


なお、翔くんですが。

どなたかの質問にあったけど、彼は自分で 「母親似」 だと言ってますよ。

香藤くんは彼を見てもいっさい反応しなかった。

綺麗な顔してる、と思ったくらい。

(もっともモッチーの好きそうなタイプだとも言ってるので、間接的に、岩城さん系のルックスだと認めてはいるのかも。)

岩城さんは翔くんを見て、霧胡さんの面影をみとめた。

でもそこ止まりで、自分との関係性など疑いもしなかった。

こうした事実をまとめると、翔くんの容姿。

岩城さんには似ていないのだと思います。

今後の展開でたとえば、そうねー。

もしも雅彦お兄さんと会わせる機会があったら、ちょっと面白いかもしれない。

高校生のころの岩城さんの面影があるのかどうか。

それがわかるのは、お兄ちゃんぐらいでしょう。

そして香藤くんにとっては、あんまりありがたくない状況よね。

今後どうなるのか知らないけど、岩城さんと翔くんの「つきあい」はずっと続く。

徐々に親しくなったり、家に遊びに来たりすることもあるかもしれない。

そのたびにそこに、霧胡さんの面影を見るわけです。

どれだけ割り切ろうとしても、やっぱり複雑だろうなあ。

事務所の後輩としてつきあう程度なら我慢できても、それ以上はね。

やっぱり香藤くんの受難は続く・・・(汗)。


ついでに、もうひとつ。

翔くんが「源氏物語」の薫や匂宮になったら・・・というくだりね。

ご質問をいただいて、まどろっこしい言いかたをしたと反省しました(笑)。

あれはもちろん、将来的なスピンオフの可能性を指しています。

春抱き』版 「宇治十帖」 がいつか出るかもしれない、という意味。

主人公たちの高齢化(笑)にともない、『春抱き』にも後継者問題が生じている。

(とファンは思っていないかもしれないけど、作者や編集者はそう感じているのでは?)

翔くんや洋介くんの登場は、『春抱き』若返りプロジェクトの一環でしょう。

どういうカタチのスピンオフにせよ、あれだ。

『春抱き』関連作品として世に出すなら、岩城さんや香藤くんとのつながりは必須です。

だから、実の息子なんじゃない?

(香藤くんには気の毒だけど、彼のほうにも隠し子が・・・! という展開はさすがにあざといので、甥っ子くんで代用してるのだと思います。)

この先どうなるか、そちらも気になりますね。







●えっと・・・

以下、英語で。

And before I shoot off to bed tonight, S-san from China sent me a few questions.

I hope to deal with your queries some other time - don't know when - but do let me know
if you prefer to have them explained in English or in Japanese.

On the translation front, I set out below what I consider to be a fair representation of
what Iwakisan and Kato-kun each said in the 4th and final instalment of Tender Greens.

「お前に一途過ぎていっそ笑える・・・」 (岩城さんのセリフ)
"I have to laugh at myself for being so desperately crazy about you."

「こればっかりは分からないよ、子育てなんてした事ないし」 (香藤くんのセリフ)
"I have no idea what I would do if I were in your shoes and suddenly faced with 'my own
[biological] son' totally out of the blue. It's not as if I have ever brought up a child, you know,
[so I don't know what it's like to be a parent to begin with]."


以上、日本語理解の助けになりますでしょうか(笑)。






●では、

またね。。。


【15/01/2015 21:51】 春を抱いていた | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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