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椿の
つづき。

ホント、いろんな種類があるんですよね。
その数、一説では数百種類。
園芸種が中心ですが、今でも毎年あたらしい品種が生まれてる。
・・・わかるわけないよ(笑)。
その辺はまあ、バラと同じですね。


上の2枚のようなタイプの
椿は “絞り入り” と呼ぶようです。
なるほど、言われてみればそのとおり(笑)。
なんというか、どこか軽やかでいなせなイメージ。


で、上のようなタイプは “斑(まだら)入り” だそうです。
わたしの感覚でいうと、この斑入りの
椿は、よりいっそう日本的な気がします。
絞り系もそうなんだけど、絞りよりさらにぼってり、しっとり濃厚に和風のイメージ。
日本画や着物の柄に似合いそうな感じね。

こういう柄はさて、絞りなのか斑なのか・・・?
どっちだろうね。
素人目にはちょっと判断がつきません(笑)。
なお>>
今回アップロードした画像のうち、これだけがキヤノンのデジタル一眼レフで撮った
椿。
腕はともかく、画質のちがいにお気づきになりませんか。
(これ以外はほぼ全部、お手軽なコンデジで撮影。お気に入りのカメラではあるけど、描写が雑というか、どこかチープな印象は否定できません。)
ピクセルがみっしり詰まった、よりきめの細かい
写真。
なめらかな描写と、陰影(階調)のうつくしさ。
被写体の質感。
そして何より、ピントの合っていない部分のとろけるようなボケ表現。
こういうのは、
デジイチならでは良さでしょう。
※自分をほめてるんじゃなくて、カメラとレンズの性能をほめてるんですよ。念のため。
編集して縮小して(つまり画像が劣化して)も、これだけの画質の差。
重くて、デカくて、可愛げがなくて、(レンズいちいち換えなくちゃいけないとか)不便な
デジイチ。
最近はトシのせいか、たまに持ち運びすらしんどい(汗)。
でも、やっぱりやめられない。
画質のよさはやっぱり、捨てがたいものがありますね。

基本はやっぱり、赤い
椿。
こういうのが結局、いちばん好きかもしれない(笑)。
ところで>>
椿といえば、圧倒的に多いのが赤、白、ピンク。
濃淡の差こそあれ、それがいちばん多いですよね。
だけど、世の中には黄色い椿も存在します。
今のところ、わたし自身は見たことないけど。
(仮に見かけても、意外すぎて椿だと認識できない・・・かも!?)
それから、紫っぽい色合いの椿もありますね。
紫にも見える・・・という程度のものが多いみたいだけど。
あるいは赤紫のうんと濃いのとか、あるいはえび茶色に見えるのもあります。
ものによっては、「黒椿」と呼ばれたりもします。
(実際には、黒赤系ですけど。)
黒椿は以前、どこかで撮ったことがあるなあ。
光則寺だっけ・・・???
と思ったら、偶然にも見つけました(笑)。

黒赤系、俗にいう黒椿の一種です。
「黒くないじゃん!」
などと言ってはいけない。
青バラが青くないように、黒椿も(たぶん)黒くはない。
厳密には。
でも、それっぽい風情があるからいいの(笑)。
つややかなワインレッド、これはこれで素敵でした。
ちなみに>>
新潟県の県花の
雪椿(ユキツバキ)。
上にご紹介した椿(多くはヤブツバキ)の親戚で、主に日本海側に分布します。
ヤブツバキが、日本海側の厳しい気候や風土に適応し発達した亜種、という説もある。
いずれにせよ、椿の仲間にはちがいないけど、ヤブツバキとはちょっと違う。
そういう認識でいいようです。
ついでに>>
以前にも触れましたが、椿と
山茶花(サザンカ)のちがい。
マジメに検討し始めると、正直キリがないみたいなのよね・・・(笑)。
例外もあるけど、大ざっぱな分類は
椿
晩冬~春に咲く
花ごとポトリと落ちる
山茶花秋~冬に咲く
花びらがバラバラに散る
・・・このあたりが基本です。
「椿って春の花なの!?」
というコメント、いくつかいただきました。
うん、わかるよ。
感覚的になぜか、冬のイメージなんですよね。
(実際、一月ごろから咲く品種もありますし。)
でもさ、漢字を見れば明らかなのよね。
「木」へんに「春」で、つばき。
わお。
ツバキとサザンカの比較サザンカ(山茶花)とツバキ(椿)の見分け方椿と山茶花の違い、見分け方●というわけで
では、またね。。。