やっと来たか

●遅い

とは思うけど、

"Better late than never" (遅くってもやらないよりはマシ)

だものね。



(最新) 東京五輪エンブレム 使用中止を決定

(NHKまとめ) 佐野氏のデザインを巡る問題


東京五輪エンブレム使用中止 組織委方針 佐野氏が制作

東京五輪エンブレム、使用中止の方針…組織委



驚きはないなあ。

むしろ、ようやく重い腰をあげたか、という気がします。

どうしようもなくなってからではあるけど、決断しないよりはいい。

傷は浅くて済む。

「パクリ?」

最初にネットで疑いが持たれてからの、その後の展開はすさまじかった。

いわゆる炎上とか、祭りとかいわれる状態。

中には誹謗中傷もあったし、こじつけやデマもあった(ように見えた)。

無知や偏見からくる罵詈雑言もあった。

でも指摘された「疑惑」自体は、おおむね事実なんだよね。

あれも、これも。

結局、あとでちゃんと証明されたことのほうが多い印象。

「やっぱりパクリなんじゃん・・・」

って、いったい何度思ったことか。

既存のマスコミは常に後追いで、ネットの騒ぎを拾い上げてるだけに見えた。

匿名の掲示板でわーわー盛り上がっているのを、嫌悪を持って冷ややかに見ながら、美味しいネタを探してるような。

バカにするわりには、寄生してるようにも見えるんだよなあ。

オリンピック組織委員会。

世界の大企業がバックアップする巨大なエスタブリッシュメント。

そういう権威と権力に対して、及び腰なのは誰なのか?

独自の視点で検証し、批判する姿勢を持っていたのは誰なのか。

なんかね、いろいろ考えさせられました。



東京五輪エンブレム 使用中止の方針固める

佐野氏 使用例の画像 無断転用認める

デザイン業界の暗部

トートバッグデザインパクリ事件で学ぶ著作権侵害の基礎



今回の件で、

「ねえ、デザイナーっていったい何をする人たちなの?」

根本的な部分に疑問を持った人は多いと思います。

「日本でトップクラス」のはずのデザイナーが、

「あっちこっちの画像を無断で拝借し、切り貼りして、つなげて、はめ込み合成して」

それで成功してるっていうんだもの、そりゃあ懐疑的にもなる。

デザイナーって何する人なの?

画像編集ソフトの技巧に長けていればいいのかよ?

そういうのに、いったいどれだけの報酬を払うわけ?

そもそも、クリエイティビティとは何ぞや。

・・・なんて、言いたくもなる。

みんながみんなそうではない、とは思う。

デザインを職業として、日々マジメに研鑽してるひとたち。

苦しみながらアイディアを生みだしてる人たちからすれば、許しがたい話でしょう。



そして、モヤモヤするもうひとつの理由は、

「それにしてもどうして、そういう(濃厚なパクリ疑惑のある)人が選ばれたのか」

という点ではないでしょうか。

数学や漢字のテストとちがって、デザインの優劣はどうつけるのか。

選出基準にはどうしても、主観性や不透明性が伴います。

コンペの実態や、審査員の構成。

その審査員たち自身が、どういう経緯でそのパネルに座っているのか。

疑問を差し挟もうとすれば、いくらでも出来ちゃう。

もっともこれを言いだすと、すべての芸術分野での評価を疑わなくちゃいけなくなる。

絵画だろうがピアノだろうが、舞踊だろうが、

「どういう基準でこっちがいい、あっちがいいと判断するのか?」

ってのに、素人が口をはさみ始めるとめんどくさいことになる・・・かもしれない。

芸術系のコンクールの場合は、まだアレです。

審査するほうの顔ぶれが、その分野の大家だったりするからね。

それが一種の保証になるんだろうな、と思います。

商業デザインの場合はどうなんだろう。

よりダイレクトにお金に結びつくぶん、

「選ぶ側と選ばれる側の関係性」

が気になるのかもしれません。

今回の件ではせまい業界の中での癒着とか、「持ちつ持たれつ」の構図が問題にもなりました。

そのへん、これからもっと掘り下げて精査されるんだろうか。

されなそうな気がするけど、どうなんでしょうね。



デカイ仕事だったから、かなあ。

そう思うときはあります。

ひとつのデザインがこんなに話題になることなんて、実はめったにない。

デザイナーの顔や名前がこれだけ一般に知られることも、あんまりない(と思う)。

東京オリンピック

それが大ごとだからこそ、これだけ注目されたんでしょう。



そして、もうひとつ。

発表されたエンブレムが、ものすごーく素敵だったら・・・?

大勢の人がパッと見ていいと思うような、魅力的なデザインだったら。

もしそうだったら、多分こんな騒ぎは起きていないかも。

・・・そういう気がしないではない。

あ、もちろん、アレです。

超がつくほど素敵なエンブレムだったとしても、パクリが許されるわけじゃない。

そういう意味じゃありません。

仮に、かりにね、エンブレムが日本人に大受けしたとしても。

そこに著作権の侵害があれば、権利を持つ人がアクションを起こすのは当然です。

だけど、みんなのリアクションは違ってくるんじゃないかしら。

単なる想像ですが、そんな気がします。

「え、あのデザインだめなの? すごく素敵なのに・・・」

という反応なら、デザイナーの釈明への反応もちがったかもしれない。

ま、甘い期待かもしれないけど(苦笑)。

あのエンブレムを最初に見たときに、なんとなーく覚えた違和感。

ありませんでした・・・?

わたしだけじゃない、と思うんだよなあ。

オシャレかもしれないけど温かみに欠け、カッコいいけど判読しづらい。

そしてそのどこにも、日本らしさを感じない。

「ふうん・・・」

最初から、へーそうですか、って反応しかなかった(笑)。



ネットでの炎上さわぎには、いつも根底に二つの潮流があると思います。

ひとつはただ単に、弱いところを露呈した他人を徹底的に叩きのめしたい、という衝動。

これはイジメの心理というか、嗜虐嗜好みたいなもの。

自分を安全な場所に置きつつ他者を攻撃する、卑怯な感情です。

そしてもうひとつ。

社会正義的に正しいことだから叩く、というまちがった正義感。

コイツは悪いことをした、社会が裁かないのなら俺が抹殺する・・・という、なんだろう。

闇の仕事人的な高揚感、義侠心みたいなものの暴走。

このふたつの潮流がどっちも発動されるとき、ネットの大炎上は起こるんだと思う。

いや、ちょっとちがうかな。

ひとつめの衝動は言いたくないけど、おそらく大勢の人間がひそかに持っているもの。

サディスティックな欲望。

ひとによって強弱はあるし、通常は理性で抑えているので発現しない。

それが、ふたつめの(誤った)正義感がトリガーになって暴発する・・・そんな感じじゃないかな。

いや、正義感だけじゃないか。

成功者への嫉妬や羨望が、正義という大義名分を得て大暴れするのかも。



ともあれ、その攻撃の対象になったほうは大変です。

ヘタをすると徹底的にキャリアをぶち壊される。

今回まさにそういう方向に行ってると思います。



で・・・?

東京オリンピック、すでに傷だらけじゃないだろうか(汗)。

新国立競技場(メインスタジアム)で、あのすったもんだの騒ぎ。

その上にコレです。

エンブレムの使用中止。

おいおい、日本の売りは “safe pair of hands” じゃなかったのか。

任せて安心、堅実でトラブルの少ない大会運営。

「初っ端からつまずいてるような気がするけど、大丈夫か・・・?」

世界中でそう思われてるだろうなあ。

今からこれじゃ、先が思いやられる?

雨降って地固まる・・・?

あと5年。

どうなることやら。







●では、

またね。。。


【01/09/2015 18:09】 社会・時事ニュース | Comments (0)
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藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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