歌舞伎の小ネタ

橋之助

中村芝翫(しかん)襲名、だそうですね。

ちょっとびっくりした。

今このタイミングで、というのは想像してなかったから。

一気にえらい人になっちゃう気がするなあ。

橋之助、は呼び捨てしちゃうけど、芝翫、とは呼べないや。

芝翫さん、ですね。

いや、文句はないです(笑)。

とても喜ばしいことです。

このところの橋之助は、貫禄もついて自信もついて、とてもいい感じだった。

もっともっと前面に出て活躍していい役者だと思う。

スターなんだから、本当に。

三人の息子たちと揃っての襲名で、さぞかし賑やかになることでしょう。

まちがいなくおめでたい。

本当よ。



が、しかし。

これは同時に、福助の歌右衛門襲名が(いっそう)遠のいた・・・ってことじゃないのか。

リハビリ、うまく進んでないんだろうか。

少なくとも、歌右衛門襲名の目途が立たない。

当分は実現しそうにない。

―――そういうことではないかと、そう勘繰ってしまうよ(汗)。

だって、あれだけ華やかに襲名の発表をしたんですもの。

福助(橋之助の実兄)が、歌右衛門になる。

これは、めったにない大きな興行になるはずだった。

松竹を挙げてのお祭りのはずだった。

(そして新・歌右衛門が花を添えるかたちで、海老蔵の團十郎襲名を迎える予定だったはず。)

それから頃合いを見て、弟の橋之助芝翫を継ぐ。

そういう筋書きであったはずだし、そのつもりであったろうと思うのです。

それが、福助の発病ですべて白紙になってしまった。

それ以降、続報はない。

だから不安なんですよね。

情報がないから。

復帰の目途が立っているなら、橋之助の襲名を持ちだすわけがない。

歌右衛門芝翫も大名跡なので、両方いっぺんに・・・ってのも多分あり得ない。)

今このタイミングで、芝翫襲名。

イコール、歌右衛門の襲名は当分なし。

だよね?

そう思ってしまうのは、しょうがないことではないかと思う。

あぐぐ。

橋之助のニュース。

手放しでは喜べないのが、もどかしい。







●愛ちゃん

来期のNHK大河ドラマ出演。

それはいいんだ。

まあ、めでたい。

(むこう2~3年の舞台スケジュールが決まってる人なので、よく時間あいてたなあ、とは思うけど。)



しかし、大谷吉継(おおたによしつぐ)ですか。

あまりに意外で、少なからずびっくりしました。

「え? あの大谷吉継? 頭巾かぶって出演するんか・・・?」

なんて思ったりもして。

戦国時代の大きな流れの中では、あまりフィーチャーされることのない武将ではある。

地味といえば地味。

一般的な知名度はいまいちでしょう。

「誰それ?」

知らない人も結構いると思います。

ほんの端役・・・かどうかは、脚本次第なのでなんとも言えない。

愛ちゃんを引っ張り出した以上は、それなりに活躍させるつもりかもしれないしね。

(と同時に、舞台の合間をぬってちょこちょこ撮影できる程度の役、つまり出ずっぱりの役ではないってことか。)



が、かっこいい人だよ。

大谷吉継

ものすごくオトコマエな生きざま、死にざまを見せた武将だ。

簡単に説明すると、こんな人です。

※異説もありますが、ここはおおむね通説を元にしています。



豊臣秀吉の重臣のひとり。

武将としての才能は折り紙つき。

「100万の兵の采配を任せてみたかった」

と秀吉にいわせるほど、知将としての評価は高かった。

病弱でなかったら、もっと華々しい活躍をしてたのかも。

戦上手だっただけでなく、そろばん勘定の方も出来たらしい。

秀吉って、そういうタイプが好きですよね。

おまけに、人心掌握術にも長けていた。

歴史の流れを読む鋭さも持っていた。

ここまでカンペキ。

―――でしょう?



大谷吉継の、結果的には命取りになったのは、石田三成との友情でした。

そう、親友だったんだよ。

それ以上の濃い関係(いわゆる、ええ、アレです)だった、と主張する人もいる。

真相はともかく、三成とは非常に親しかった。

つか、

「おまえは人に対する態度が横柄できらわれがち。残念ながら人望はない」

「おまえは謀略の才能はあるが、いざというとき優柔不断でよくない」

とか、超ストレートに諫言したことで有名です。

正直すぎるのか、空気の読めないタイプなのか(汗)。

冷や汗もんというか、暴言スレスレですよね。

ハラハラしちゃうけど、どうやら三成は、吉継の苦言には耳を傾けたらしい。

ということは、ふたりの間には何を言っても揺るがない絆があったのでしょう。

かっけー。



秀吉の死後、関ヶ原の前。

時代の趨勢を読みとっていた大谷吉継は、どうやら徳川家康側につく気でいたらしい。

なのに、石田三成に必死に説得されたんだよね。

頼むから味方になってくれと懇願され、最後は友情にほだされるような形で、

「わかった・・・」

ええ、そうです。

ここが彼の運命の分岐点でした。

関ヶ原の合戦で西軍(大坂方)についた吉継は、手勢こそ少ないものの、勇敢に戦った。

(ちなみにこの時点で、越前敦賀城主。)

だけど結局、東軍に寝返った(味方のはずの)小早川秀秋らの猛攻を受けて潰走。

これが、天下分け目の関ヶ原のターニング・ポイントになりました。

信じられないほど奮闘したんだけどね、なにしろ多勢に無勢だ。

敵ではなくて、味方に不意打ちを食らったわけだし、この上なく無念だったろうな。

吉継はあえなく戦場に散りました。

享年わずか42歳。

実は関ヶ原で、大名クラスで戦死した人間は意外と少ないのよね。

大谷吉継はそのひとり。

壮烈な死にざまであったと言われています。

(首謀者の)石田三成すら落ちのびたというのに、あまりにも悲惨な最期ではありました。

(その三成も、まあ、半月ほど後に死にましたけど。41歳。)



さて、あれだ。

通説はだいたいこんな感じですが、ねえ。

これじゃ三成、サイテー野郎だ(汗)。

自らの野心のために親友を利用し、その一族を滅ぼしてしまったことになるから。

そういう見方もあるけど、戦国時代だからなあ。

友情だか愛情だかにほだされたにせよ、何らかの計算があったにせよ、

「最終的に西軍に味方することを決めたのは大谷吉継」

本人、なんだよね。

で、このふたり。

もうひとつ、とても有名なエピソードがあります。

上にもちらりとほのめかしたけど、吉継は病気でした。

諸説あるけど、一般的にはハンセン病であったと推測されています。

(ご存知のとおり伝染病ですが、現代では治療法が確立しています。ちゃんと治るし、感染源になることもない。いまだに差別する輩もいるらしいけど、それは完全なる無知と偏見でしかないよ。)

医療技術の進歩と教育の恩恵のある現代はともかく、戦国時代ですからね。

吉継が病気のせいでどれほどの差別を受けたのか、想像に難くない。

あるとき、大坂城で茶会が催された。

ひとつの茶碗で、招待された武将たちが茶を回し飲むわけですが、その中に大谷吉継もいた。

彼が口をつけた茶碗。

(実はそれ以上のことがあるのですが、ここでは割愛。ウィキ先生には書いてあります。)

誰もが触るのすらためらうのを、石田三成はぐいっと奪い、お茶を飲み干したと言われています。

感染の仕組みすらわかっていなかった時代のことです。

これがいかに豪胆な振る舞いか、わかるというもの。

吉継がこれに感激したのはいうまでもありません。



あれ・・・?

ここまで書いて思ったけど、あれね。

今まで特に気づかなかったけど、石田三成と大谷吉継。

なんかすごく、ものすごーく濃い人間関係だわね(汗)。

意識してなかったなあ。

もともと、大坂方にあまり思い入れがなかったからだろうか。

うむむ。

おおまかに「いい話だ」ぐらいにしか、認識してなかったわ。

不覚。

深い友情どころか、愛だろ、愛。

もしかしなくても、とてつもない愛情と信頼で結びついていた・・・???

ああ、迂闊だった。

三成と吉継。

これ、びーえる要素満載なんだわ(爆)。

うわあ。



以下、スーパー邪推。

※完全に腐女子の妄想です。

そういうことか!

それでようやく腑に落ちました。

NHKの配役。

山本耕史が石田三成を、愛ちゃんが大谷吉継を。

なるほどねえ。

深謀遠慮ってやつ・・・?

「これって・・・これって、もしかして・・・?」

そういうこと、なのか。

どっちも男色シーンOK(経験あり)の役者なんですが、それって偶然なの?

OKも何も、愛ちゃんの場合、人生の大半を男性同士の絡みに費やしてるしね。

ψ(`∇´)ψ

まさかって思うでしょう?

ψ(`∇´)ψ

でも山本耕史に至っては、すでに大河で堂々と衆道シーンかましてるのでは。

だよね?

いや、おい、ちょっと待て。

妄想が暴走してないか(汗)。

いや、でも、しかし。

別にあからさまにそういうシーンじゃなくっても、いいと思うの。

皆様のえねーちけーだし。

だけどそれっぽい雰囲気で、ものすごく親密で、

「え? え? なんなのこの雰囲気? この二人って、まさか・・・」

タダナラヌ関係。

二人、視線を交わすだけでわかりあってる感じ。

まさかね?

気のせい?

それとも・・・えええっ!?

そう憶測や誤解を呼ぶような、あいまいなシーンでいいのさ(笑)。

アラフォーのおっさん二人が、そういうキワドイ場面をねっとり、しっぽり、嬉々として演じるのか。

・・・たまらん。

じゅる。

(してその場合、どっちがどっちなんでしょうね???)

うほほほーい♪

ヾ(〃^∇^)ノ♪♪♪



おっと。

なんか本当にアホな暴走しそうなので、このへんでやめておこう。

以上、あくまで自分勝手な妄想でした。

あまり本気にしないように。







●では、

またね。。。


【26/09/2015 08:12】 歌舞伎2013~ | Comments (0)
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
雑想記☆カウンタ
(counting since 3 Dec 2006)
Tokyo station clock
ゆすらうめ☆カレンダー
降順 昇順 年別 プルダウン

06月 | 2017年07月 | 08月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
恋する香藤くん鯉の池
ゆすらうめ☆タグクラウド

Tohaku collection
お天気は?
プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

ブログ内検索
案内板




『春抱き』を大好きな方なら、どなたでもご自由にお持ち帰りください。リンク用バナーではありませんので、ご連絡不要。直リンクはご遠慮くださいね。
ブロとも申請フォーム
ヒマつぶしゲーム