いろいろ

●どうにも

こうにも、いかぬ。

いまいち本調子になりませぬ。

どうしてじゃ。

熱は下がったものの、咳がなかなか抜けなくてのう。

くう。

困ったものじゃ。







●TBのお題から

「お掃除は好きですか?」

うんにゃ。

あんまし。

特にきらいではないけど、得意ではない。

必要最低限、やらないと人間としてイケナイ程度はこなします。

・・・たぶん。

自信はない。

その「最低限」自体が、きれい好きな人には許せないレベルかもしれないけど。

じゃあ、キタナイ耐性があるかっていうと、そうでもない。

清潔が好きではある。

(あたりまえか。)

やるとなるととことん、という傾向もある。

ひょっとして矛盾してますね。


ちなみに>>

わたしの中では 「掃除」 と 「整理整頓」 は別のカテゴリです。

このふたつのコンセプトに、オーバーラップする部分があるかもしれない、とは思う。

思うけど、やっぱり別の概念だなあ。

ゴミを片づけ、汚れやシミを落とし、埃を拭いて、身の回りの環境を清潔に保つのが、お掃除

いわば、マイナス状態をニュートラルに持ってくる感じ。

整理整頓(お片づけ)は、その次のステップ。

快適な生活を送るために収納やディスプレイを工夫し、要るものと要らないものを選別するのが、整理整頓

いってみれば、ニュートラル状態をさらにプラスに改善する感じ。

・・・ですよね?

ちがう?

そもそも掃除があまり得意でない人間は、整理整頓のほうまでなかなか手が回らない。

ことのほうが多い。

・・・ってのが持論ですが、さて。

どうなんでしょうね・・・(汗)。







●最近

読んだ/読んでいる本。

※再読を含む。


華の碑文 (杉本苑子

世阿弥元清の生涯をつづった時代小説。

能の世界の幽玄の真髄に迫る名作。

おもしろいよ。

室町三代将軍足利義満との関係は、もちろん真正面から描かれています。

(ばかりか、稚児カルチャーというか、そういったものが頻繁に登場する。)

ただし、萌え要素はほぼない(笑)。

世阿弥を理想化する視点で描かれているため、高尚で生真面目な筆致。

義満との関係に限っていえば、将軍さまの片思いに近い。

それはそれでやるせないけど。

観阿弥、世阿弥の能にかける情熱。

それが、筆者自身の能への愛というプリズムを経てゆたかに描かれています。



傾く滝 (杉本苑子

八代目市川団十郎の生と死を赤裸々につづった時代小説。

江戸時代後期の市井の様子から、当時の歌舞伎役者の生活まで。

生き生きと描かれていて大変におもしろく、かつ読みやすい。

類まれなる美貌と奔放な性格の八代目団十郎の、身を焦がすような恋。

生涯ただ一度の恋。

その相手というのが、仇に追われて江戸市中に潜伏するワケアリの浪人。

こちらははっきりと、萌え要素が中心です。

ある意味、古典的な意味での「びーえる」ですね。

(まだBLという言葉がなく、耽美系とかJUNE系とか、そういうふうに呼ばれていた時代のあの雰囲気ね。)

いや、これはヤオイじゃなくて、れっきとした時代小説なんだけど。

せつない、やるせない、もどかしい、そしてひたすらに哀しい。

破滅にひた向かう悲恋を淡々と、精緻に描いています。

あっさりした表現が、ときにぐさりと来る。

最初に読むときはもちろん、ひとりの男とひとりの美少年の物語として。

二度目以降は、ほかの登場人物の視点や心情を中心に。

いろいろな読み方があると思うし、意外と奥が深い。



隻眼の少女 (麻耶雄嵩

久しぶりに読んだ麻耶雄嵩(まやゆたか)。

現代の日本ミステリ界の異端児というか、寵児というか、そういう人。

常に問題作を発表し、つねに話題の中心になるよなあ。

で、この本。

舞台設定は、拍子抜けするほどストレートな新本格風味です。

とある僻地の、不思議な言い伝えの残る因習の村落。

次々と起きる陰惨な連続殺人。

そこに登場する、白い水干姿の謎の美少女。

・・・ねえ。

上っ面だけ眺めたら、横溝的とか、三津田信三的とか言われるような世界観。

やりすぎ感すらあるほど、伝奇ロマン、懐古趣味てんこもり。

が、そこが麻耶雄嵩だ。

淡々と、そう、実に淡々とした筆致で、さらりと読者を欺いてみせる。

(あっさり描写が多いので、殺人の様子などにグロ表現はほぼない。そういう意味では気が楽。)

「なんか、彼らしくない陳腐さがない・・・?」

読者の予断をすり抜けて、あっさり不可解な超展開を見せてくれる。

なんだろう。

結果として、たしかにおどろいた。

おもしろかった。

驚いたけど、だけど・・・どこか予測してもいたんだよね(笑)。

(トリックを読めてしまった自分スゴイ、といいたいわけではない。念のため。)

実によく出来たミステリなんだけど、よく出来ているだけに、

「そう来たか!」

に、意外なほど意外性が・・・ない・・・ような・・・???

うむむ。

しつこいですが、とてもよく出来た小説です。

おもしろい。

いろんな賞を取ったというのも頷ける、傑作だと思う。

ただ、麻耶雄嵩の「毒」はおとなしめ。

彼の真髄は、もっと不条理なワケワカメ小説だと思うので(笑)。

そういうことかもしれません。

破綻なく、よく出来ているために、返ってこじんまりまとまって見えるというか。

おかしいですね(笑)。

破綻なくスムーズなミステリって、誉め言葉のはずなのに(笑)。



照柿 (高村薫

読みかけです。

なんだこれ。

かの「マークスの山」の後、さんざん悩んだ挙句、

「やっぱり、合田雄一郎シリーズは全部はじめから読もう!」

と決心して購入。

今ごろになってようやく手をつけました。

なんだこれ。

淡々と描写が進行するスタイルは前作と同じなのに、ものすごく観念的。

説明的。

ねっとりへばりつくような、しつこい筆致。

うざったい、不快な登場人物たち。

なんかずいぶん様子がちがう。

変だなあと思いつつ、だけど止められない(笑)。

うまいんだよなあ。

結局、ついつい乗せられてしまう。

まだ半分ほどしか読んでいないので、感想はナシ。


しかし、Aさま。

仰る通りですね、これ。

たしかにこの小説は、うだるような真夏に読むべきでした。

羽根布団にくるまって読むと、どこか、「照柿」の灼熱がとおい。

じんわりと不愉快な汗が首筋をつたうあの感覚を、リアルに思い起こせないのが残念。

うむむ。







●というわけで

では、またね。。。


【09/10/2015 21:51】 書籍・マンガ | Comments (0)
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
雑想記☆カウンタ
(counting since 3 Dec 2006)
Tokyo station clock
ゆすらうめ☆カレンダー
降順 昇順 年別 プルダウン

06月 | 2017年07月 | 08月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
恋する香藤くん鯉の池
ゆすらうめ☆タグクラウド

Tohaku collection
お天気は?
プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

ブログ内検索
案内板




『春抱き』を大好きな方なら、どなたでもご自由にお持ち帰りください。リンク用バナーではありませんので、ご連絡不要。直リンクはご遠慮くださいね。
ブロとも申請フォーム
ヒマつぶしゲーム