漫然と・・・ (ちょっと『コンパニオン・プランツ』雑感)

●妙に

寒いような、あったかいような。

微妙なぬるさ加減ですね。

へんな感じ。



DSCF1635mssss.jpg



ゆうべ、海老蔵の密着ドキュメンタリーが放送されたみたいですね。

お正月恒例のやつ。

ダイジェストをちらっと見たけど、勸玄くんスペシャルみたいだった。

先年十一月の初お目見え。

ちいさな彼にとっても、彼の両親にとっても、成田屋にとっても大事なイベントだったもんなあ。

そりゃ、番組の目玉になりますね。

じっさい彼、ものすごくがんばった。

物怖じしないし、声がよく通る。

まだ2歳児だけど、将来を期待させるのに十分だったと思う。

文句なしにかわいいしね。

(そして子供を育てながら成長する海老蔵夫妻の姿も、見どころなんだろうと思う。)

そのお陰なのか、視聴率もかなりよかったと聞きました。

やれ、めでたい。

おそらく密着取材は、ずっとこれからも続くのでしょう。

10年、20年のスパンで。

かつて勘九郎(はじめは勘太郎)と七之助がそうだったように。

歌舞伎の家に生まれた男の子の人生を、リアルタイムで覗き見。

つねに追われるほうは大変でしょうけど、ファンにはありたがい企画です。

順調にながく続きますように。



DSCF1621effected001sss.jpg



『コンパニオン・プランツ』の感想。

うーん。

書こうと思ってはいるのですが、まだ考えがまとまりません。

あの、たった32ページで、何をどう書けというのか。

むずかしいね。

みなさんからのコメントも読みました。

感じかたは人それぞれですが、なんというか、

「ああ、『春抱き』は永遠に変わってしまったのだな・・・」

という感慨をお持ちの方がちらほら。

たぶんそれが、わたしの気持ちに近いと思います。

批判でも、愚痴でもない。

今この展開しつつある話がいやだというわけでもない。

でも、子供の存在は『春抱き』を変えた。

否応ない変質。

それは実感だなあ。



DSCF1655mmsss.jpg



端的に、翔くんの存在は重たい。

ずっしり重たい。

どのくらい重たいかというと、

「今まで二人だけで完結していた世界が、もはや完結し得ない」

ってことだろうと思います。

ふたりの関係がゆらぐとか揺らがないとか、そんなことじゃない。

そこはあんまり心配してない。

ときどき見当違いの嫉妬をする岩城さんが可愛いねえ、と思うくらい(笑)。

翔くんは、ふたりの間の「楔」ではないのよ。

そういう立ち位置じゃないのよね。

なぜなら彼は、岩城さんにとって第三者ではないから。

よそもの、じゃないからねえ。



香藤くんから見ると、なんていうの?

今までは、岩城さんという単体が相手だった。

それ以外のすべては、たとえ新潟の家族であっても、岩城さんの一部ではなかった。

親兄弟であり、血という絆で繋がっていてすら、岩城さんとは別個の存在だった。

切り離して考えることができた。

でも、翔くんはちがう。

少なくとも、岩城さんの意識の中ではちがう。

今の香藤くんは相手にしているのは、

「翔くんという息子がいる岩城さん」

です。

息子の存在は岩城さんの一部であり、岩城さんという人間を定義する要素であり、不可分である。

岩城さんという単体は、もはや存在しない。

―――といっても過言じゃないかも。

これ、大変なことです。

どうすんだ、という感じ。



ちょっと微妙な例かもしれないけど、たとえばね?

バツイチ子供ありの女性がひとり、いるとしましょう。

今は独身だから恋愛は自由だし、できれば再婚もしたいかもしれない。

気になる男性といい感じになってたりするかもしれない。

(母なら100%母であるべきだ、次の男のことなんか考えるな・・・って人もいるでしょうけど、それは極端だと思うの。)

でも彼女は、なんというか、女性としての幸せばかりを追い求めるわけにいかないですよね。

母親だから。

だれかの彼女や妻であると同時に、つねに、母親であることを意識する。

人生の選択をする際に、かならず子供の利益がついて回る。

子供のためにいいことか、そうではないか。

相手の男性にとっても、その子供は、彼女と不可分の存在になる。

・・・ですよね?

条件や価値観はさまざまだけど、

「男と女の合意」

だけではたぶん、この手の関係はうまくいかない。



香藤くんがいま直面しているのは、そういう複雑な状況ではないかと思います。

いや、うん。

事情も順番もずいぶん違うけど、でも本質的には、そういうことじゃない・・・?

翔くん問題は、香藤くんと岩城さんの関係にずっとついて回る。

香藤くんが抱きしめるのは、「翔くんという息子をもった岩城さん」。

それに気づいているのか、否か。

そこに認識の齟齬があることに、岩城さんは気づいているのか。

うだうだしちゃうよね。

もう。



DSCF1282m01sss.jpg



考えるときりがないのよね、これ。

その日によって明るく受け流せる気がしたり、なんかどんより沈んだり。

わたし自身、ふらふらしてます(笑)。

「どうすんだ、これ」

ねえ。

どうなるんでしょうね。

正直にいうと、カバがなにを企んでようとどーでもいい(笑)。

何度も書きますが、岩城さんのキャリアが終わるような事態にはならないだろうから。

かりに一時的にヒット食らっても、なんとかなる。

そりゃあ苦しむかもしれないけど、今回の場合、その苦しみは翔くんゆえ。

つまり、まあキツイいい方をすれば、岩城さんの自業自得です(笑)。

無責任だった下半身の責任ぐらいとりなさい、ってなもんです。

香藤くんはどっちにしろ、そばにいてくれるしね。

問題はむしろ、長期的な展望です。

うむむ。

先が読めない。

春抱き』だから、それで当然なんですけどね。







●というわけで

では、またね。。。


【04/01/2016 18:07】 春を抱いていた | Comments (2)
このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2016/01/05 02:59 ] [ 編集 ]
このコメントは管理者の承認待ちです
[ 2016/01/04 20:07 ] [ 編集 ]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
雑想記☆カウンタ
(counting since 3 Dec 2006)
ゆすらうめ☆カレンダー
降順 昇順 年別 プルダウン

08月 | 2023年09月 | 10月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ゆすらうめ☆タグクラウド

プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

ブログ内検索
案内板




『春抱き』を大好きな方なら、どなたでもご自由にお持ち帰りください。リンク用バナーではありませんので、ご連絡不要。直リンクはご遠慮くださいね。