霙 そして『真田丸』 (追記あり)

●うひゃ・・・

ひどい。

東京都心など関東平野部でも積雪

都心6センチの積雪 交通乱れる 19日以降も強い冬型の気圧配置

みなさま大丈夫でしたか。



WS001021.jpg



WS001022.jpg



早朝。

うちのあたりはから霙(みぞれ)でした。

そして

つめたーい

南関東の平野部で「氷」という言葉を使うことはめったにないけど、今日はまさにそれ。

震えが来ました。



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寒い

というかちゃっぷい。

(((((((;´д`)))))))

都心は積で、大混乱でした。

数センチでも、東京じゃ大雪ですものね。

東京都心などで積雪 交通影響などに注意

通勤の足は乱れ・・・というか、もうめちゃくちゃ。

首都圏の駅は大混乱だったようです。

10時になっても↓これ↓だもの。



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不幸中の幸いは、センター試験が終わっていたことぐらい・・・?

ああ、でも。

今日だって、どこかで入試の人はいるよね。

大変だ・・・。

雪の影響 関東地方で93人けが

暖冬だと「大雪が降る」って言われるのは何でなの?

暖冬だと、ふだん降らない地域で大雪になるとか。

そうかあ。

ありがたくない話だ。



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雲は去りつつある・・・のか???

なんか、さっきからまた霙っぽいけど。

気温が上がってないみたいですね。

いやな感じだ。

そろそろ晴れてくれますように。







真田丸

第2回。

視聴率が、ひさびさに20%を超えたそうですね。

めでたい。

「真田丸」第2話視聴率は20・1%!初回上回り、3年ぶり大台超え

純粋に、よかったよ。

役者も脚本も、音楽もいいけど、何よりあれだ。

ドラマの根本である、ものがたり自体が面白いのだと思います。

よく知ってる、というかさんざん(ドラマで)語り尽くされた感のある戦国時代。

だけど、真田氏の視点で見るとかなり新鮮です。

主家(武田氏)を失って、さあどうする?

武田の遺臣たちは、てんでばらばらに散ってしまった。

だれにも頼らず、独りで織田や徳川と覇権を争うほどの兵力は、真田にはない。

伸るか反るか。

一族が生きるか死ぬか。

それがすべて、自分の胸ひとつで決まる。

いつ誰が裏切るかわからない。

なかなか苛烈な生涯です。

いってみれば、中小企業のサバイバル物語なんですよね。

大企業(織田とか豊臣とか徳川)のサクセス・ストーリーではない、そこがいい。

そして武田氏の滅亡に象徴されるとおり、弱者というか敗者の物語でもある。

だから新鮮だし、どうなるかわからなくてハラハラどきどき。

「(真田)昌幸は、これから先どうするの?」

その興味だけでも、しばらくは引っ張っていけるでしょうね。



大河ドラマ『真田丸』に『コナン』の高木刑事が出陣中!?

声優さん(もやってる人)だったのか。

それを知らなくて、『コナン』のHPを見に行ったわ・・・(笑)。

初回も今回も、この人はとても存在感があったよね。

顔の表情だけで、たっぷりと感情表現をして見せてた。

ふつうに、いい役者だなあと思ってました。



今回のイチオシは、お兄ちゃん(真田信之)の

「ためらうな!」

の怒号で決まり。

真田の一行が野盗に襲われ、よりによって姉がさらわれそうになる。

追いついた真田信繁が姉を奪い返し、相手に向かって刀を構えたところ。

(しつこいですが、この時この兄弟は、今でいう高校生ぐらいの年齢。)

もしかして実戦で敵を斬ったこと、なかったのかな。

15歳ぐらいだから、そうかもしれない。

相手がおびえた表情を見せていたので、迷いが生まれたのか。

息の根を止めようとして、ふと止まってしまった。

つまり、敵に隙を見せてしまった。

そこにざざっと駆け込んで来て、真一文字に相手を斬って捨てるお兄ちゃん。

「ためらうな!」

は、振り返って弟を叱責する言葉です。

いやあ、しびれた(笑)。

もともと美声のお人ですが、この台詞ひとつが超かっこよかった。

それ以外のシーンでは、あいかわらず

「あ、うん・・・」

天パっぽくて、お目々まんまる。

どうしてもコミカルなんだけどね(笑)。



そして、前回いちばん人気だった(?)武田勝頼。

平岳大(ひらたけひろ)。

慕いつづけ焦がれ続け、追いつこうとして永遠に追いつけなかった父親。

武田信玄(のまぼろし)を前にした悲痛な台詞にふと、

「いけずやね・・・」

思ってしまった。

いけずなのはもちろん、脚本の三谷幸喜ですよ。

平岳大さんがそれをやると、どうしたって平幹二朗の顔が浮かぶでしょう?

その連想は避けようがない。

偉大な、偉大すぎる父親。

その影を追いかけ続ける息子。

武田信玄ー勝頼。

平幹二朗ー岳大。

ねえ。

リンクさせるなってほうが無理だ。

おまけに、勝頼最期のシーン。

幻影のようにぬっと現れる、甲冑姿の父親。

あれはなんとも、『ハムレット』の有名なシーンを彷彿とさせます。

戯曲『ハムレット』。

ご存知でしょうか。

亡霊となった父親が、(ファザコンの)ハムレットの前に姿をあらわす場面があるの。

ハムレットといえば、もちろん平幹二朗の当たり役です。

代表作といってもいいぐらい。

こういうこと全部、どうしても連想しちゃうからなあ。

平岳大さん、よくこの役をやったなあと思ってしまう。

え、深読みしすぎ・・・?

いや多分、そんなことないと思う。

けど。

うう。



追記。

(1月19日 4:30)

書くまでもないから書きませんでしたが、


①堺雅人。

子供・・・というか少年っぽさを感じさせる演技、ホントすごいよね。

あれで42歳とか。

びっくり。

細かいところだけど、敵に襲われて危機一髪!

ってところで、お父さんが助けに来ますよね。

(ここはなんつうか、正義のヒーローの登場シーンのようにカッコいい。)

「父上!」

ほっとして馬上の父に駆け寄るシーンで、彼は抜いた刀を持ってるんですよ。

その瞬間まで敵と戦っていましたから、あたりまえなんですが。

で、父親の傍に立つとき。

その刀をぐっと後ろ手に回して、身体の脇(背中)に引きつけている。

身内に刃を向けない、という意味の仕草かな。

細かいところだけど、演出にこだわりを感じました。


②お父さん。

真田昌幸を演じる草刈正雄が陰の(陰?)スターなのはまちがいない。

断然、おもしろいもの。

ひょうひょうと大胆不敵に、豪快に、かつ知的に。

真田家の当主を怪演してると思います。

したたかなところ、懐の深いところ。

家族への愛情。

ユーモラスに見せつつ、ときに不安や迷いの表情も覗かせる。

なんだろう、たまらなく魅力的です。

(つぶやく声が小さくて、たまに聞き取りにくいのが困るけど。)

この人がこんなにいい役者だったなんて、といったら失礼ですよね。

わかってるんですけど、この縦横無尽さ。

スケールの大きさが頼もしい。

今回のラストシーン。

俺は決めた、と口にして不敵ににやり。

にんまり、かな。

いいねえ。

たまりませんでした(笑)。

先日ちょっとした機会があって、ドラマ『真田太平記』を見たんですよ。

ええ、NHKが制作したあの名作です。

伝説の、(大河じゃないけど)幻の大河ドラマみたいに言われてますね。

原作はもちろん、池波正太郎

真田幸村を演じる草刈正雄、若いわかい。

どシリアスで、超イケメン。

「なるほど・・・」

この下地を踏まえての、今の昌幸像なのか。

かつて子の役を演じた俳優さんが、長じてその父親の役をやる。

歌舞伎ならあたりまえの話ですが、たしかに、一般的には珍しいのかも。

昌幸劇場は、これからもしばらく続きます。

大河ドラマ的にはおそらく、夏ぐらいまではそうじゃない?

彼がぐいぐい引っ張ってくれるものと、期待してます。








●というわけで

では、またね。。。


【19/01/2016 04:51】 オペラ・演劇・映画 | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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