あの日から、七年。

●とても

そんなに経ったとは思えない。

そのぐらい、気持ちの上ではついこの間です。

だけど同時に、もうそんなに、とも思う。

生まれたばかりの赤ちゃんが、小学生になるぐらいの時間。

そう考えると、決して短くはないですよね。



あのときのあれこれは、どうしたって忘れるわけがないから、

「忘れない」

とはいわない。

あえていう必要がないほど、脳裏に刻み込まれているから。

でもそれは、個人としての感想。

もっともっと広い意味で、

「忘れさせてはいけない」

というのが、表現としてはおこがましいですが、より真実に近いかもしれません。



最近、福島の浜通り(出身)の子供たちが、

「漁業を知らない。漁師さんを見たことがない」

という記事を見かけました。

漁業の町が、津波と原発事故の果てに、ほぼ潰えてしまったという話でした。

ひとつの産業が、文化が、このままでは死んでしまう、という。

それは町の終わり・・・にも等しい。

もちろん、それを再興しようと懸命に努力するひとたちはいる。

子供たちに、漁業と触れ合う機会を持たせる企画もある。

この記事を読んで、なるほど、

「忘れてはいけないのは、地震の教訓だけではなく、それまでの暮らしぶりという歴史なのだ」

と、しみじみ思ったものです。

今までの暮らし。

ふるさとの歴史

その記憶自体が失われていく。

そういう危機感は、切実であろうと思います。

ある意味、決してその日々が帰らないからこそ、忘れてはならない。

そう痛感します。



その一方で、さらに深刻な問題もある。

「小学生への教育も大事だが、今すぐに人材がほしい。後継者がいない」

という厳しい現実がある、ということでした。

それは・・・なんというか。

努力ではどうすることもできない、かもしれない。

20代、30代といった若い世代。

そのひとたちが仕事を選ぶときに、何を基準にするか?

いくらもらえるのか。

その仕事に将来性はあるのか。

考えるな、というほうが無理でしょう。

ある程度の安定性が見込めなければ、若者はそりゃあ尻込みします。

家族がいればなおさら。

震災で避難していったひとたちにも、生活があります。

昔どおりの操業ができない海。

安定した収入を他に求めて、海を離れていくのはやむを得ない。

今は、親のやっている仕事を子供が継ぐのが当然、という時代ではないから。

わたしがその地域の生まれだったとして、どうでしょう。

あるいは息子や娘がいたとして、どうでしょう。

とても意義のある大事な仕事だから、伝統を守るためにぜひそれをしなさい、と言えるだろうか。

難しいですよね。







●いずれにしても

震災から7年。

亡くなった方々のご冥福をあらためてお祈りします。

と同時に、生きている方々が、これからの暮らしに希望を見出していますように。

平穏な日常が、少しでもおとずれていますように。

では、またね。。。



【11/03/2018 15:30】 社会・時事ニュース | Comments (0)
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藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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