Somebody to love - and did you?

●こないだ

「あ、そうか」

って。

前触れもなく、唐突に気づきました。

遅い。

うん、そうだと思う。

あー。

そうかー。

そういうことかー。

納得。

なるほどね。



ォ━━(#゚Д゚#)━━!!

Eureka!



※以下、映画ボヘミアン・ラプソディ』のネタバレを含みます。

さすがに映画が公開されてから、7週間。

もうよかろう。



簡潔に書きます。

この映画には、クイーンの伝説の「ライヴ・エイド」のはじまりが2度、描かれます。

正確にいうと、ライヴ会場の楽屋から、大歓声の待つウェンブリーの舞台に出ていく場面。

冒頭の部分と、最後のクライマックス。

白いタンクトップと薄青デニム。

ひと目でそれとわかる、フレディ・マーキュリーの後ろ姿。

予告編でもさんざん流れているから、みなさんどこかで見たことでしょう。

映画のイントロでは、フレディが目を覚ますところから始まります。

印象的な背中。

(この背中の張りつめた美しさだけで、たぶんブログ3回は書けるけど、今日はパス。)

革ジャンを着て、玄関から外に出る。

車に乗って去ってゆく。

猫たちがそれを見送る。

ウェンブリーで、出を待つフレディ。

しなやかな肢体。

ぴょん、と飛ぶ仕草。

ここまでずっと、ずっと背中だけ。

そして、いよいよ、舞台に上がる―――。

このとき、彼はひとりです。

フレディの背中。

ひとりで、大観衆と向き合うのか。

かかっている音楽は Somebody to love という名曲。

誰か ぼくに 心から愛せる人を探してくれ

という歌詞です。

愛を求める。

そういえないこともないけど、歌の要旨は、愛したい。

愛したいんだ、と。

愛する人がほしい。

そう聞こえます。



そして、このシーンから2時間後。

映画は、ふたたび (ほぼ)同じシーンを描きます。

ライヴ・エイド当日。

その日、フレディがしたこと。

ジム・ハットン(恋人)を伴って、実家に 「お茶を」 しにいく。

詳細は書きませんが、家族とのとても印象的なシーンがあります。

そして、ウェンブリーへ。

そこにはもちろん、クイーンのメンバー全員が揃っています。

みんな一台のトレイラーの中にいる。

舞台の袖には、ジムも、フレディの最愛の女性メアリーもいる。

クイーンと、彼らにとって大事な人たちがみんな。

出番を待つ。

出番が来る。

フレディを先頭に、4人が舞台に出ていく。

まばゆい光と、何万人ものオーディエンスの前へ。

そして、伝説は始まる―――。



なんか、ね。

小雨の降る渋谷の公園通りを歩いているときに、気づいたの(笑)。

ああ、なるほど。

これは隠喩なんだ。

映画の冒頭。

誰かを信じたい、愛したいと願っていた、孤高のフレディ。

ひとりだった。

仲間がほしい。

愛せるひとがほしい。

それが彼の魂の叫びだった。

それが、同じシーンの再現では、ほら。

ジョンも、ロジャーも、ブライアンもいる。

ジムも、メアリーも、マイアミ・ビーチも。

テレビを介して、フレディのお父さんも、お母さんもいる。

そしてもちろん、その日ウェンブリーにいた人たちも。

みんな、フレディのそばにいる。

独りじゃない。

みんな彼を愛している。

彼も、気づいたらこんなにたくさん、愛する仲間が、家族がいる。

ああ。

そういうことか、と。

やっと、思いました。

だから舞台に駆け上がる場面が、2度あるんだなあ。

ひとりじゃない。

一緒にいる仲間がいる。

愛している、愛されている。

そういうメッセージなんだなあ。



うは。

12月23日、4回目に『ボヘミアン・ラプソディ』をみて、やっと。

思い至った次第です。







●では、

またね。。。


【28/12/2018 01:58】 オペラ・演劇・映画 | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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