人間の人間たる所以

●しかし・・・

コロナって残酷だ。

感染拡大を防ぐために、いろいろと我慢する。

それはもう、しょうがないと思う。

日本はまだ (世界からみて) 恵まれていて、おおむねご飯は食べられる。

きれいな水道水があり、ガスも電気も通信も異常はない。

衛生的で、医療レベルもそこそこ高い。

命があってなんぼ。

それは本当だよね。

今は、そこが最優先。

それはみんなわかってると思う。



だけどさ、人間はそういう 「最低限」 だけじゃ生きられない。

生命を維持するだけでは、まっとうな社会生活とはいえない。

娯楽とか息抜きとか、なんていうの?

生きる糧というか、よすがというか、人生の彩りというか。

必要最低限以外の何か、が必要なんですよね。

よくばり、ではない。

本質的に、人間が動物とちがうのはそこじゃないかなあ。

(動物にも、娯楽が必要な種類もあるのかもしれないけど。)

高尚なものばっかりじゃなくて、ときにそれは猥雑だったりもする。

ときにはおしゃべりとか、単なるご飯だったりもする。

いっとき消費されるだけの、そういう楽しみの存在。

それが奪われるのってつらい。

それにかかわる、それを提供する人たちは、大変な目に遭ってる。

音楽や、お芝居や、テレビ番組。

各種スポーツ。

提供する側は、それができないことで甚大な損失をこうむっている。

享受する側は、それがないことで精神的に非常につらい。

単につまらない、じゃないと思うのね。

ひいきの役者を観れないとか、好きな歌手のライブに行けないとか。

応援してるスポーツ選手の活躍を見られないとか。

あるいはもっとシンプルに、友だちとごはんに行けないってのも。

子供たちにとっては、部活ができないってのも。

塾やお稽古に行けないのも、同じだね。

ソーシャルな生物である人間が、そのソーシャルな部分を奪われている。

生きる楽しみ、慶び。

生きる目的。

生きがい。

そういうもの一切をあきらめて、生命の維持だけに集中しろって。

そういわれてるのが、現状だ。



戦争にたとえるのはあんまり好きじゃないけど、たまに本当かもしれないと思う。

自分が、家族が、コミュニティが生き残ることだけを考えろ。

楽しみなんか望むな。

贅沢は敵。

毎日サバイバルできたらそれでいい。

―――ねえ。

そういう価値観に生きろ、っていわれてるみたい。

戦時中か。



ひとが集うこと、ひとが愉しむことをひとつひとつ潰す。

命を奪うのは稀でも、ソーシャルな社会のコアを奪う。

人間の人間たる所以を殺しにかかる。

コロナは悪魔だ。

死ねよウィルス。

マジで。







●コロナは

わたしから、歌舞伎を奪った。

4月の新橋演舞場と、もしかすると5月の團十郎の襲名披露。

メジャーリーグも、日本のプロ野球も奪った。

どちらも今や、今シーズンが開幕するかどうかもわからない。

『半沢直樹』も、その他のドラマも収録が遅れていてはじまらない。

カメラを持って散歩する自由すら、制限してくる。

そして何より、お茶会。

5月のお茶会は決行する気でいるけど、暗雲が立ち込めている。



上記はわたしの場合ですが、みなさまにもたくさんあるでしょう。

キャンセルになったイベントや、行けなかった場所。

会えない人。

本当にしんどい。

しんどい。

恐怖にさいなまれながら生活を維持するのは大変だけど、それ以上に。

心が死んでしまう。



では、またね。。。


【07/04/2020 11:39】 社会・時事ニュース | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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