寝る。

●ごめん

こんな悲しくてつらい事件、できれば考えたくない。

読むのもいやだと思うのに、無視できない。

なんの関係もない、ただの野次馬です。

そんな自分ですら、なんでしょう。

しんどくて、ふと涙がこぼれたりする。

こんなに惨い話題、ないのに。



【詳報】「車内を振り返ってみなかった」重なった“4つのミス”

今日は最低だった。

朝からいきなり、水筒が空っぽだったというニュース。

それが何を意味するか。

その瞬間に、涙腺が崩壊しちゃった。

その次に読んだのは、保護者への説明会の速報。

謝罪とか説明以前に、女の子の名前をまちがえたんだってね。

何度もちがう名前で、その子のことを呼んだとか。

なんだよそれ。

火山が噴火するような憤りを感じてしまった。

ありえない。

自分がちゃんとやるべきことをしていたら、誰もしななかった。

・・・とは、思ってないんですね。

知床の観光船の会社の例の船長とおなじだ。

説明会の途中で、なんと13人の保護者が救急搬送されたという。

どんだけ異様な空気だったんだろう。

このこども園は終わったな、とも思った。

こんなところに、子どもの命を預ける気になる親はもういないだろう。



バスに乗った子と降りた子の点呼をしてない。

あんなちいちゃなバスなのに、振り返って確認するのを怠った。

寝ちゃった子や忘れものチェックとか、窓の施錠確認とか、消毒とか。

何ひとつしてない、ってことですね。

振り返って、最後尾まで行って戻るのに、1分もかからないでしょうに。

いい歳の大人が二人いて、危機管理意識はゼロ。

(そもそも、ラッピング塗装で窓から外が見えないバスって?)

登園を記録するシステムはあるものの、適切な運用をしてない。

一括で職員が操作できるんじゃ、個別認識システムの意味がない。

どんなにテクノロジーが進化しても、使うほうの人間がダメダメじゃね。

登園してることになってる、でもそこにいない子ども。

担任も副担任も、その子がいないと気づきながら何もしていない。

(そもそも彼らは、システム上は登園してる、という事実すら確認してない。)

「今日はいないんだ」 って、ええ?

それで終わり?

お昼寝の時間とか、給食の時間とか。

ひとり分、あまるよね?

システム上はいるはずの子が、実際にはいないわけです。

あ、担任たちは、いないと思ってたんだっけ。

じゃあ、いない(はずの)子の分までごはんが用意されてることに、何も思わないの?

―――「事故」 じゃないよね、ここまでいくと。

累積した職務怠慢、無責任、人命軽視。

ミスなんて、そんな生やさしいものじゃない。

おかしいと気づく機会は、何度もなんどもあったはずだ。

「ん?」 がいくつもあって、そのすべてがスルーされた。

そのどこかの時点で、誰かが、実際にうごいて確認していたら。

大勢の子どもの命を預かっているという意識が、ちゃんとあれば。

女の子は助かっていたかもしれない。

そうですよね。



「たぶん誰かが確認するだろう」

「私はそれをしてる暇なんかない」

「きっと(自分じゃない)あの同僚がやってくれてるはず」

安全確認システムがどれだけ立派でも、そこに個々の職員の危機意識がなければ機能しない。

単なる(めんどくさい)ルーティンで終わってしまう。

そもそも安全確認って、99%は何も起きない。

なんの問題もない毎日があたりまえで、退屈で、めんどくさいものかもしれない。

そんな毎日のなか、つねに危機感を維持するのは大変だろう。

でも、いいわけになりません。

自分がやる、自分が確認する。

そうは思わない、思う余裕がない、そのあたりが投げやりな大人たち。

そういう大人たちが、女の子をしなせたのだと感じます。

無責任が積み重なって、小さなこどもをころした。

惨い。



では、またね。。。


【07/09/2022 23:45】 社会・時事ニュース | CM (-)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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