簡単な答えはない

●若い娘さんの

都会の夜のバイト先(変な意味じゃないですよ)として、これ以上安心できるところは、そうないんじゃないかと思います。。。

駅ビル書店で2人刺され1人死亡 33歳男逮捕 八王子

煌々と明るい駅ビルの上階の本屋さん。。。一般的なイメージとしては、明るいし清潔だし、ストリートに直接面してるわけじゃないし、常に人がいるだろうし、安全な場所という気がしますよね。むしろバイトが終わった後、自転車に乗って自宅まで戻る、その暗い夜道のほうが心配・・・みたいな(あくまでイメージです)。

それだけに、この事件には衝撃を受けてしまいました。八王子をちょっと知ってるからなのか、あるいは、駅ビルの上の本屋さんという事件現場が、あまりにも日常的な、どこにでもある、ごくごくありふれた場所に思えるからなのかな。

まさか、という言葉はこういうときに不適切なのかもしれませんが、でも、そうとしか表現できない感じですよね。こういう場所で通り魔事件が起きる世の中だなんて、文字通りどこを歩いても、「ここなら大丈夫」って思えなくなります。

先般、白昼の秋葉原であれだけのことが起きたのだから、どこで何が起きてもおかしくない。・・・そう考えていたはずなんですが、心の中ではやはり、「あんな異常な事件が、そうそう繰り返されるわけがない」と、わたしは思い込んでいたのかもしれません。

八王子殺傷 容疑者「両親が相談にのってくれず」

誰でもよかった、で命を奪われてしまったお嬢さんのご家族のことを思うと、本当にやりきれないよ。。。ふだんあまり言わないのですが、「日本、どうなっちゃってるの?」って、思ってしまいますよね。


●で、こっちは

さらに若い女の子が、加害者になった事件。

猟奇殺人の漫画が犯行に影響か…埼玉・川口の父親刺殺事件

警察・検察が「犯行の動機」を探すのは当然のことですし、15歳の少女という、ある意味大人になってしまった人間には理解できない心理状態、ロジックで動いている被疑者を前に、いろいろ調べるのはいいのですが、しかし。。。

また、マンガとかアニメとかゲームがやり玉に上がってるみたいですね。世の中にふつうに市販されている商品で、それもひどく人気のある作品だったりしたら、それを持ってる人、読んでる/見ている人はそれこそ何万人、何十万人といるでしょうに。

その中でごくごく少数の人間が、仮に本当に「影響されて」事件を起こしたとしたら(それすら仮定ですが)、それはその人たちのどこか・・・心とか脳とか、どこか内面にもともと問題があるのだと思います。

だって冷静に考えてみて、「ふつうの人間」は、猟奇的な殺人を扱った本を読んだくらいでは、猟奇的な殺人を起こさないですもの。

もし、残忍な内容のものがたりに興味を示すことと、犯罪などを起こすことに相関関係があるなら、この世の中からはとっくの昔に、ミステリー小説もホラー映画も消えているはずです。それどころか、残酷なシーンの登場する歴史もの(西太后の話とか)や、下手をしたら聖書ですら、発売禁止にしなくちゃいけなくなりますよ。。。だって犯罪を誘発するんだから、禁止されるはずですよね?

ひどく残酷な内容のおはなしを好むことが、趣味がいいかどうかは別・・・ですが、これすら個人の好みの範疇ですよね。

実はわたしは、「ひぐらし」を知らないのですが(ウィキで内容を調べた程度)、昔からある怪奇ホラーもの、オカルトものと、そこまで違うようには思えない(苦笑)。たとえば、横溝正史の「八つ墓村」あたりを連想しちゃうんですが、的外れでしょうか?

テレビのせい、マンガのせい、ゲームのせい。

少女が起こした大きな犯罪に直面して、わかりやすい外的要因、責任を転嫁できるスケープ・ゴートを探してるだけのような気がします。大人が納得できる理由づけをしたいのはわかるけど、どうも少々安易だという印象は拭えません。。。







●あんまりにも

くだらないと思いつつ、笑いがこみ上げてきたので(笑)。

きのこの山よりたけのこの里の方が…って本当?

いやあ、どっちがより売れているかなんて、考えたこともありませんでした(笑)。どうやら世間では、「たけのこの里」に軍配が上がるようです。暮らしにほとんど役に立たない、どうでもいい情報だとは思いますが、おもしろいものですね。

ちなみにわたしは、昔からなぜか「たけのこ」派です。・・・って、これもさらに輪をかけて、どうでもいい情報ですね(苦笑)。

ところで今回、きのこだろうとたけのこだろうと、「どっちにしてもヒワイじゃん」とうっかり考えてしまった、腐りに腐った自分の(ほもえろ字書き仕様の)脳みそのほうが、はるかに問題ではないかと気づきました・・・(爆)。

【23/07/2008 14:04】 社会・時事ニュース | Comments (0)
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プロフィール

藤乃めい

Author:藤乃めい
ロンドン在住の自称☆ヘタレ甘々ほもえろ字書き(兼エッセイ&レビュー書き)。別名=ましゅまろんどん。

2008年秋より、出向で六本木に島流し中。

純愛☆官能大河ドラマ『春を抱いていた』をこよなく、果てしなく愛してます(笑)。岩城さん至上主義。寝ても醒めても岩城京介氏のことしか考えられず、日常生活に支障が出ることもしばしば(爆)。・・・いや、マジで。

常に人生破綻の危機に怯えつつ、今日も愛の溢れる純文学☆ほもえろ道の探求に精進してます(笑)。

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